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2006年の汽車旅7-1 [汽車旅2006]



2006年8月19日(土曜日)、JR東日本品川8番線から、東海道本線の臨時快速〈ムーンライトながら91号〉大垣行き(6号車指定席モハ188-21)に乗る。今回は10両全車がリクライニングシートという、“当たり編成”だった。

発車すると、こんな放送が。

「最近、スリや置き引きといった被害が多発しております」

これはいつも流しているのだが、そんなに多いのだろうか? 置き引きと言っても、たいてい着替えしか入っていないので、盗む必要性はないように思う。たとえ盗んだとしても、若者が持ちそうなカバンの中身はオバサンの下着じゃバカバカしいでしょ(失礼しました)。ちなみに当方はスリの対策はちゃんとしているが、企業秘密なので、それは皆様の御想像にお任せしよう。

1つだけ教えられるのは防犯対策のため、消灯することはまずないということだけである。

8月20日(日曜日)、臨時快速〈ムーンライトながら91号〉大垣行きは突然、止まった。アクシデントが発生したようだが、なかなか放送が入ってこない。車内は6号車1番A・B席のレールファン2人組以外、静かである(男2人でそこまでしゃべりまくるか)。

ようやく、車掌から放送が入り、国府津(Kohzu)付近で線路内に人が立ち入ったという防護無線が流れていたとのこと。安全の確認をするため、しばらく止まっていたが、1時10分に運転再開。車掌は「保護しました」と言っているけど、れっきとした犯罪者だ。お客様ではない。

トイレへ行き、洗面台へ。臨時快速〈ムーンライトながら〉は各車両についているので、とても便利だが、せっけんが消えていた。品川入線時にはまだパッケージに入っていたままで、私が取り出して最初に使ったのだが、誰かが勝手に盗んだらしい。スリや置き引きに注意をうながす車掌の放送がよくわかるけど、せっけん泥棒に言いたいのは「ここはホテルじゃない!! せっけんぐらい自分で用意しろ」と怒鳴りつけたい。

小田原4番線に到着。線路内に人が立ち入った影響なのか、車内検札ははかどらない様子。

定刻より、10分遅れて小田原を発車したあとはSleep Time。ちなみに6号車1番A・B席のレールファン2人組はまだしゃべっていた。“人の迷惑かえりみず、やってきました電線音頭”という状態だが、どうも“のめり込み過ぎている人”の口調というものは、“秋葉原系”のような雰囲気がある。近寄りたくないと思う人の心境というものがわかる。

JR東海に入り、岐阜を発車すると、車内は後方に乗っているお客が次々と動き出した。終点大垣が近いことを物語り、普通電車(高槻-明石間は快速)姫路行きに乗り継ぐためである。

終点大垣に到着し、普通電車(高槻-明石間は快速)姫路行き(1号車クハ222-2073:弱冷車)に乗り換え。いつも、ひどい混雑に見舞われているが、今回は意外とゆったりしていた。しかし、米原で増結する車両を大垣に持ってくれば全員坐れただろう。青春18きっぷ期間中はフレキシブルに対応できないものか。

発車すると、進行方向左側に新入団選手、313系5000番台が2本留置していた。行先と種別表示はJR東海の“禁じ手”であったLED(フルカラー対応)を使ったことが特徴。もっとも、N700系試作車が最初の解禁車両であるが…

米原でJR西日本の新快速姫路方面播州赤穂行き(姫路まで11号車、姫路から7号車サハ223-2142:姫路から女性車掌乗務)に乗り換え。

「新快速電車、播州赤穂行き、発車いたしまーす」

と車内は車掌の放送でうるさい。221系が新快速という時代は車外スピーカーで案内していたが、JR西日本は意外にも新幹線とワンマン対応車を除き、自動放送装置は搭載されていない。東京地下鉄みたいに「ウーッ、扉が閉まります。御注意下さい。扉が閉まります。御注意下さい」といった車外ブザーをつけたほうがいい。

大阪で583系オール座席車の団体を発見し、先に発車。神戸から山陽本線に入り、加古川で221系の普通電車姫路行きと待ち合わせ。223系シリーズより、221系がお気に入りの私にとっては乗り換えたいが、ガマンする。

姫路で再び583系の団体と遭遇。ここで新快速姫路行きは1~4号車を切り離す。やるんであれば、姫路より車両基地のある網干のほうが効率がいいのではないかと思うが…

9時07分に発車。進行方向右側にはとっくに廃線になっているモノレールがよーく見える。今までは山陽新幹線新大阪方面のホームでしか見れなかった。また、在来線高架化に支障をきたす山陽電気鉄道本線は新線建設で対処。大がかりな工事であることがうかがえる。

300系の〈ひかり393号〉博多行きも発車し、高架を下りればのどかな景色。

新快速播州赤穂行きは相生2番のりばに到着。向かいの3番のりばから普通電車糸崎行き(モハ114-1153:体質改善車)に乗り換えるが、接続時間はわずか1分。しかも、3両編成というありさま。本来は新快速播州赤穂行きと同時発車だが、普通電車糸崎行きは1分遅れの9時31分、700系3000番台の〈こだま641号〉岡山行きと同時発車した。

余談だが、地元は日中の普通電車は姫路-相生間の運転がなくなり、新快速に変わったことに不満を持っている様子で、以前のような運転形態に戻して欲しいと願っている(姫路の高架化とカンケイしているのかどうかは知らないが…)。姫路-播州赤穂間の新快速は8両編成だったり、4両編成だったりとバラついており、できれば前者に統一してもらいたいところである。

三石からお客が乗り込むが、ほぼ同数が下車したため、乗車率は変わらない。以前の姫路始発時代のダイヤは4両編成だったから、改善する必要がある。特に青春18きっぷのシーズンになると混むのだから、増結する対策が必要だ。

車内のドア寄りでは喪服の熟年女性が足のむくれを防止するためなのか、乗車中は新聞を敷いて、ヒールを脱いで、その上に立っていた。大混雑だというのに、よくやれたものである。普通ならひんしゅくを買うだろう。

岡山7番のりばに到着し、向かいの8番のりばへまわり、快速〈サンライナー〉福山行き(クハ116-17:弱冷車。ワンマン運転)に乗り換え。ちなみに快速〈サンライナー〉の利用は平成10年(1998年)8月以来、8年ぶりとなる。

弱冷車のせいか、せんすで“仰げば尊し”する人もいたが、10時50分に発車すると、117系の性能をフルに発揮。笹岡で先ほど乗った普通電車糸崎行きに追いつき、追い越すものの、どうせならば起点の岡山と福山で接続したほうが快速〈サンライナー〉の速さをアピールでき、所要時間の短縮効果が大きいのではないだろうか。

余談だが、私が乗った10時50分発の快速〈サンライナー〉福山行き(ワンマン運転)は糸崎9時07分発の普通電車岡山行きとして、運行している。尾道の綺麗な瀬戸内海を眺めるには絶好の電車ではないかと思う。

終点福山で下車。福山城をめぐり、福山駅ローズ郵便局は日曜日も郵便窓口が営業していた。なので、ATMで入金して、局名印を押してもらい、日曜日では異例の旅行貯金ができた。


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