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多摩モノレール基地見学会2006 [汽車旅2006番外編]

2006年11月5日(日曜日)、JR東日本東京2番線から11時21分発の特別快速高尾行き(10号車クハ200-100)に乗る。久しぶりに乗った“中央線”の201系は心地よかった。ボディーは少々傷んでいたが、まだまだ活躍できるはずの車両だ。ちなみに201系は2005年12月から廃車が始まっており、2006年10月18日(水曜日)には中央線用にも飛び火し、E233系の世代交代は急速に進んでゆくだろう。JR西日本はまだまだ活躍するだけに残念だ(ぜーんぶJR西日本に譲渡して、体質改善車以外の103系を廃車したほうがいいように思える)。

中野を発車すると、E231系試作車(旧209系950番台)の各駅停車中野行きを抜く。この日は休日ダイヤなので、高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪は終日通過となってはいるものの、荻窪-西荻窪間でE231系の各駅停車三鷹行きに抜かれるヘマをおかした。先行電車に接近するため、ノロノロ運転になっている。

西荻窪で抜き返し、三鷹から快走!! 進行方向左側には高架工事区間を走るが、完成すると東京-立川間は踏切が1つもないことになるものの、三鷹-立川間が複々線にならないのは疑問だ。

立川で下車して、昼食をとったあと、多摩都市モノレール(多摩都市モノレール線)[立川北駅]へ。上北台行き(1407:ワンマン)に乗るが、シートモケットは青から紅葉色に変わっていた。開業から8年しかたっていないが、次の高松(JR四国にも同じ駅があるので、まぎわらしい)を降りた時に中間車はセミクロスシート(ボックスシート&ロングシート)ロングシートに改造されていたことに気づいた。もったいない。

多摩都市モノレールの1000系は平成9年(1997年)に入団。モノレール初のVVVFインバータ制御を採用し、自動運転ができる。また、平成の東京を走る鉄道では“異例”ともいえるセミクロスシートを採用した。ちなみに第2・3・16編成はイベント対応車となっている。

平成10年(1998年)11月27日(金曜日)、立川北-上北台間が開業し、平成11年(1999年)4月28日(木曜日・みどりの日)に皇太子御夫妻がお乗りになった。

2000年1月10日(月曜日・成人の日)に多摩センター-立川北間が延伸し、全通。そのお祝いに“お染ブラザーズ”が営業に現れ、いつもの「おめでとうございまーす」で祝福した。ちなみに私は開業日に乗っており、今回の利用は2000年1月10日(月曜日・成人の日)以来、6年ぶりとなる。

2000年7月31日(月曜日)に乗客2000万人、2004年11月15日(月曜日)には1億人を突破。立川南で記念式典が行なわれている。

しかし、2004年8月5日(木曜日)から一部車両のロングシート化を開始。現在、展望席以外、ロングシートの車両は第2・3・11~13・16編成(第16編成は新製時からで、行先表示もLEDに変更)。中間車のみロングシートは第1・4~10編成。オリジナルのセミクロスシートは第14・15編成のみで、シートモケットはオリジナルの青である。これは今回、初めて知った。

歩いて10分ほどのところにある多摩都市モノレール運営基地へ。この日は『多摩モノレール基地見学会』が行なわれ、家族連れやレールファンでにぎわっていた。特に小学生以下のお子様向けのアトラクション(整理券が必要とするモノ、スタンプラリー、塗り絵など)が多く、レールファンはターゲットにしていないような雰囲気がある。レールファン以外の人にも乗ってもらいたいという意気込みがあるのだろう。ちなみに運営基地の一部はトミンハイム立川泉町の下にあるが、そこに在住している方の多くは“車両基地を駅にしてもいいじゃん”と思っているのではないだろうか。

多摩都市モノレールの制服で記念撮影をするアトラクションは人気のマトで、子供用を用意する周到ぶり。バックとなる車両は3種類用意され、レールファン向けの車両撮影会も兼ねている。そのトップバッターは第5編成“夢塗装車”である。

付近ではポイントの転換実演が行なわれる。モノレールはコンクリートの太いヤツが命綱。その動きを食い入るようにギャラリーは見ていた。私はモノレールの前面展望席に坐って、何度か見ているが、かなり大掛かりな作業で、クネクネ曲がるのが不思議なぐらいだ。初めて見た時、スプーン曲げを思い出した。

検修庫では車両の展示及び、床下機器の公開が行なわれた。特に台車の構造には関心があり、サイズは違えどタイヤを10本も使っていた。どれかパンクをしたら致命的なことを招くわけで、一般的な鉄道よりもかなりデリケートであることを実感する。ちなみに沖縄都市モノレールの運営基地には東京モノレールで廃車になった台車をケースに入れたうえで、屋外展示。その先を進むと、ゆいレール記念館がある。

本社棟へ移動。1階は物品販売が行なわれ、吊り革500円や案内板を販売。意外と吊り革や案内板は寿命が短いようである。また、大型商品は代金着払いの宅配便で送るサービスもあった。ちなみに私は自社制作のDVDを購入。普段、鉄道DVDは買わないが、500円というお安いお値段だから買った。ちなみに吊り革を見て、「どこへ飾ればいいんだろう?」と悩む保護者がいた。レールファンでもわかりません(洗濯ロープに吊るして、“おうち電車でGo!!”をする方法もあるんだろうが…)

5階は資料見学、塗り絵、ビデオ鑑賞など。資料見学ではホームドアの実演が行なわれたが、小さな子供が大騒ぎしてうるさい。また、資料見学の入口ではロングシート化にともない、撤去されたボックスシートやサイン色紙5枚を展示していた。ちなみにサイン色紙は平成10年(1998年)8月8日(土曜日)に間寛平(サイン色紙の右端)、9月に「ひとりよりふたり」と書いた中村さんという方だが、誰なのかはわからない(左から4つ目)。左側3つは2003年12月28日(日曜日)に大河ドラマ『新撰組』に出演した土方歳三、お琴、井上源三郎の役を演じた役者さんのサインである。

本社棟を出て、自販機へ。DyDoの自販機は面白く、ジュース(100円)、ペットボトル(WATER MIUは100円、それ以外は130円)のほかにChip Star(120円)やKit Kat(150円)も販売していた。また、この自販機で買うと、プレステ2が抽選で当たると言うクジ引きにもチャレンジすることができ、買ってやってみるが、ハズレ。爆笑問題田中裕二の大好物といわれる、うまい棒1個をもらう。ちなみに、うまい棒は株式会社やおきんの商品である。

車両撮影会、2番目の車両は第10編成。通常の車両で、しんがりは第15編成“夢塗装車”である。

撮影終了後、運営基地をあとにするが、出口では社員が記念の硬券をプレゼント。近代的なシステムを取り入れている鉄道の思わぬ“かくしダマ”であった。ちなみに多摩都市モノレール線の駅では使えない。

多摩都市モノレールは延伸の構想はあるというが、“夢”で終わる可能性もある。新たな“顧客”確保のためにも、2005年から始まったこのイベントを毎年開催し、延伸の構想を実現してもらいたいものである。

 ◆多摩都市モノレールホームページ…http://www.tama-monorail.co.jp/

◆株式会社やおきんホームページ…http://www.yaokin.com

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コメント 8

mattoh

 こんばんは。TBありがとうございます。

 記念硬券の配布があったようですね。実は1階のグッズ売り場では硬券入場券の販売があり、私も多摩センター駅と立川北駅のものを買ってきました。記憶しているかぎりでは多摩都市モノレールでは硬券きっぷを発売した記憶がありませんが、やはりこうしたものはつい買ってしまいますね。特に最近はセット売りで数千円というのが多いので、ばら売りをしてくれたのはありがたいところでした。
by mattoh (2006-11-06 20:07) 

岸田法眼

どうもありがとうございます。
確かに1階では売っておりましたね。開業記念でも売っていたという記憶はないです。
今後とも、ごひいきのほど、よろしくお願いします。
by 岸田法眼 (2006-11-06 22:09) 

栃木路快速

TBありがとうございます。現在記事編集中につき(爆)、弊ブログからのTBについては、今しばらくお待ち下さい。下書きのため、一時的に記事一覧からも消えております。

午前中、総武流山電鉄の一般公開に行った後、予定より早く見学完了となったため、残り時間で急遽見に行ったのですが、制約の多い会場でありながら、工夫の凝らされた展示が見られ、大満足で会場を後にしました(^^)。

帰り際の記念硬券、いいお土産になりました・・・。
by 栃木路快速 (2006-11-07 12:50) 

む〜さん

多摩都市モノレールと東急田園都市線の町田乗り入れは市議選挙のたびに出る定番のお話。おそらく誰も信じていないと思われます。中央分離帯のある道路には、モノレール予定地の噂が付いていますね。
by む〜さん (2006-11-07 13:38) 

岸田法眼

栃木路快速さん、ありがとうございます。
この日は総武流山電鉄でもあったのですね。秋は鉄道の“裏方”が公開されるシーズンのようですね。
by 岸田法眼 (2006-11-07 22:19) 

岸田法眼

む~さん、ありがとうございます。
町田延伸ですか。田園都市線の急行が土休に限り、南町田に停まっているのは、そのためなのでしょうか。
モノレールの延伸は今後、どうなるのかはわかりませんが、町田はないと思いますよ。立川北・立川南からはモノレールよりも中央線[立川駅]に乗って、八王子で横浜線に乗り換えたほうが早いように思えます。上北台-西武球場前間を延伸する案もあります(プロ野球シーズンだと上北台駅から臨時バスが発着するそうです)。
by 岸田法眼 (2006-11-07 22:25) 

オーミヤ

忙しく中々コメントできずすみません。

中央線といえば「交通博物館の近く」と「オレンジ一色のヤツ」という覚え方をして居ったのですが交通博物館が閉館され、E233系で統一されてしまうと長年覚えてきた「中央線のイメージ」が崩れ去ってしまうとなると今後どのようなイメージを持てば良いのか迷ってしまいます・・・。
by オーミヤ (2006-11-10 20:20) 

岸田法眼

オーミヤさん、ありがとうございます。こちらこそ、訪れる機会が少なくてすいません。

中央線は201系の廃車がもったいない気がしてなりません。国鉄初の省エネ車両として、さっそうと入団して27年。月日がたつのは早いものですが、2008年春までにはお別れをしなければならないのですね。私にとって、201系は国鉄最高の通勤形電車です。

中央線は最近、一般雑誌でも特集を組まれ、車両も紹介されているほどです。10年前にはTHE BOOMだったと思いますが、『中央線』というシングルCDをリリースしています。

中央線は今後もオレンジのイメージは変わりませんが、昔の「巨人、大鵬、卵焼き」ではありませんが、「中央線、巨人、吉野家」といったオレンジでいいのではないでしょうか。
by 岸田法眼 (2006-11-11 00:13) 

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