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2003年の汽車旅6-2 [汽車旅2003]

2003年8月14日(水曜日)、臨時快速〈ムーンライト山陽・ムーンライト高知・ムーンライト松山〉下関・高知・松山行きは山陽本線の岡山に到着。ここで臨時快速〈ムーンライト山陽〉下関行きと切り離し、先に発車。臨時快速〈ムーンライト高知・ムーンライト松山〉高知・松山行きは引き続き、“お手々をつなぐ”ことになっている。

ノドがかわき、たまらずホームの自販機へ。ポカリスエットを購入すると、一気に飲み干した。

隣りのホームには臨時快速〈ムーンライト山陽・ムーンライト高知・ムーンライト松山〉京都行きが停まっており、先に発車。俺の推測だが、岡山まで牽引したディーゼル機関車は休むヒマもなく、すぐに折り返し、臨時快速〈ムーンライト高知・ムーンライト松山〉高知・松山行きの任務に就くと思われる。

DE10 1094が連結され、発車。宇野線へ進む。なお、途中の多度津で、臨時快速〈ムーンライト松山〉松山行きと切り離し、別のディーゼル機関車をつけることになっているが、時刻表では通過扱いの運転停車となっている。

快速〈マリンライナー〉とすれ違うことはないから、意外と早く進み(それでもMAX95㎞/hだが…)、茶屋町から本四備讃線に入り、児島で運転停車。ホームにあかりは灯っておらず、乗務員はJR西日本からJR四国にチェンジ。こんな時間に起きてしまうと、瀬戸大橋を渡りきるまでは寝られないという心境におちいってしまう。

児島を発車すると、ガタッとスピードが落ち、瀬戸大橋に突入!! ゆっくり走っているのは騒音対策である。

瀬戸大橋の夜景を見ている者はそうそういるワケもなく、みんな夢の中だ。

瀬戸大橋を渡り終えたところで、予讃線に入り、再び眠りにつき、気がついたら、土讃線の土佐北川に止まっていた。ここでエル特急〈南風2号〉岡山行き“アンパンマン列車”と行き違った。

7時19分、臨時快速〈ムーンライト高知〉は定刻通り、終点高知に到着した。

休憩後、前回の汽車旅で大阪駅のワーププラザ(JR四国の旅行代理店)で購入したバースデイきっぷを使い、エル特急〈あしずり1号〉宿毛行き(1号車グリーン車・指定席2011:グリーン車に乗車。窪川から女性車掌乗務)へ。4両の車内は満員御礼で、入線前の自由席のりばは長蛇の列だったが、よく収まったものである(ちなみに4号車はN2000系)。

8時19分に発車。私は1号車グリーン車の最前列に坐るが、うしろ1列以外、埋まった。

最前列で前面展望ができるかと思いきや、そうでもない。

3人の男性がデッキで、仁王立ちして前面展望をするものの、伊野到着前、車掌が現れ、座席に坐るよう、指示を出したようである。ちなみに3人の男性はあえなく退散したが、グリーン券は持っていなかった模様。

伊野発車後、グリーン車では車内検札。ベージュのさわやかな制服を身にまとった車掌がおしぼりを配る。スーツのポケットに無造作に入れているのはいかがと思うが、業務上、やむをえないところか。ちなみに乗務員室にはバスケットがあったが、すべての車両にまわる都合上、効率の悪いことはしたくないのかもしれない。

前面展望は2人掛けの1A・B席がよく、夫婦が楽しんでいる様子。こちらは1人掛けで、乗務員室の左側の窓が小さいため、運転士の動作を見るのみだが、気ままに過ごせるのはいい。しかし、禁煙車なのに、ひじかけの灰皿が開くのはもってのほかだが、こういうのはJR四国以外にもあるため、困り果てている。

ひじかけにテーブルがないというのは意外だが、背面のテーブルでこと足りるのであろう。向かい合わせにした時は食事の面で苦労するに違いない。

ひじかけは革張り。床はカーペットが敷いてあり、高級感を演出。坐り心地は申し分なしにいい。また、背もたれが高い。

カーブでもスピードは落ちず、ダイナミックに進むも、このルポをする前の週の台風で、稲はかなり曲がっていて、見ていて気の毒だ。農家の人たちが汗水たらし、心を込めてはぐくませた稲を収穫まで、あと少しのところで、自然の猛威でダメにしちゃったのだから、ムゴい。

須崎を発車すると、子供の兄妹が展望デッキへ。グリーン車利用の家族連れは2組いて、1組は指定席が取れなかったとグチをこぼしていた。たいてい、親子連れだとうるさくてしょうがないところが多いのだが、グチはこぼしても、静かに過ごしていた。ちなみにグリーン車は大人・子供同額なので、子供が乗る車両ではない。報酬を得た大人が乗る車両ではないだろうか。

しばらくして、進行方向左側に土佐湾が見えた。“土佐湾オーシャンショー”で、鈍行ならば徐行して、サービスをしたかもしれないが、先を急ぐ特急はそうもいかない。

土佐久礼(Tosa-Kure)を発車すると、トンネル連発!! それでも運転士はカーテンを下ろさず、前面展望を楽しませるが、振子車両に強い体質ではないせいか、少し気分が悪くなる。目が回りそうな感じで、のりもの酔い止めのクスリを用意すべきだったかもしれない。

窪川に到着。ここから第3セクター、土佐くろしお鉄道中村線に入り、乗務員もチェンジ。運転士と車掌、各2名が乗り込む。

チャイムは同じだが、自動放送から女性車掌(感じは今風の子っぽかったが、キビキビしていた)のナマ声に代わった(自動放送もあるが)。ちなみに控え運転士と男性車掌はなぜかセミログヘアー。

いつのまにかJR四国予土線と分岐し、女性車掌も車内巡回。気がつけば、1号車の乗務員室は“トサクロだよ! 全員集合”となり、数分後、男性車掌は4号車へ移動した。

土佐佐賀を発車すると、土佐湾オーシャンショーで、トンネルへ。この日はあいにくの曇り空なのが残念だが、社名通り、くろしおの海が楽しめる。

土佐上川口は行き違いのない無人駅で、土佐湾オーシャンショーは終わりを告げ、土佐入野へ。ここも行き違い設備はない。

土佐入野を発車し、女性車掌は4号車へ移動。JR西日本の車掌のように、一礼をして車内を通る。

中村1番のりばに到着。足摺岬(Ashizuri a cape)へ向かうバスと接続しているせいかどうかは定かではないが、下車客が多く、まずは中村線全線完乗を達成。ここから宿毛線に入る。

中村を発車すると、ベラボーに速くなり、カーブも少なく、直線主体。隣りの1A・B席が空いていたので、前面展望を兼ねて移動するが、ここにはコンセントがあり、とっさに携帯電話を充電をする。

終点宿毛に到着し、宿毛線全線完乗達成。

下車して、旅行貯金を志すものの、2キロでは折り返し、エル特急〈南風14号〉岡山行きに間に合わないと判断し、断念。ちなみに先ほどと同じ車両に乗った。

JR四国土讃線に戻り、高知から車販のお姉ちゃんが乗車。ちなみに現在では車販とテレホンカードの公衆電話は採算が合わないことを理由になくなっている。

後免で下車し、昼食。近くに郵便局さえもなく、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線へ。ちなみに乗れなかったが、展望デッキ車両に遭遇した。

快速奈半利行きワンマン列車(For Nahari.9640-8)に乗ると、転換クロスシートは背もたれが高く、高架から“土佐湾オーシャンショー”。おまけに駅名にギャグを添えるなど、“トサクロはSHOW by ショーバイ!!” or “経営も一生けんめい”のどちらかだろう。

安芸では阪神タイガースを身にまとった9640系夢塗装車が留置。

終点奈半利に到着し、土佐くろしお鉄道完全制覇達成!!

奈半利郵便局



終点奈半利で下車して、徒歩3分30秒のところにある奈半利郵便局で旅行貯金。そのあと、甲浦行き(For Kan-noura)の路線バスを見送り、先ほどと同じ車両の快速高知行きワンマン列車で後免町へ向かうはずが、安芸から疲労による爆睡により、乗り越すヘマをしてしまった。後免町で土佐電氣鐵道後免線に乗り換えるつもりだったのだ。

しかし、終点高知に到着すると、後免線・伊野線ごめん町-いの間は500円75分かかることが発覚!! どっちみち、制限時間内での完全制覇はムリと判明し、今回は桟橋線全線完乗にとどめる。

高知駅前から桟橋通5丁目行き(617:ワンマン)を利用し、桟橋線全線完乗達成。そのあと、高知駅前行き(801:ワンマン)に乗って、はりまや橋で下車。高知市最大の都市とみた。

はりまや橋から高知駅前行き(208:ワンマン)に乗り、終点で下車。徒歩3分17秒のところにある高知中央郵便局で旅行貯金。高知のKioskで『一本釣、漁師のお弁当 土佐のかつおごはん(500円)』を購入し、エル特急〈南風24号〉岡山行き(1号車グリーン車・指定席2009:グリーン車に乗車)に乗り込む。

高知中央郵便局



多度津から予讃線、宇多津から本四備讃線をゆき、特急利用では初めて、瀬戸大橋を渡り、児島で下車。ちなみに2000系グリーン車は定員18人で、毛布が2つしかないのが難点(冷え性でピンクの毛布を使う)。また、半室指定席10C・Dにもコンセントあり!!

児島から快速〈マリンライナー63号〉高松行き(1号車グリーン車クロ212-1)へ。世代交代直前で、グリーン車に乗ることができた。

カーテンを下ろさず発車し、瀬戸大橋はライトアップされており、“夜も一生けんめい”ぶりをアピール。ロマンティックぶりはパールブリッジ(明石海峡大橋)に負けず劣らずであろう。

快速〈マリンライナー63号〉高松行きは瀬戸大橋を80㎞/h台で走り、離島の騒音に配慮。軽やかに進み、私が坐る1番席は広々としている。

荷棚は小さいモノしか載せられないが、座席上にあるライトは夜のロマンティックぶりを演出。グリーン車は意外と利用客が多く、瀬戸大橋はカーブが多いような気がした。

予讃線内は気兼ねなく110㎞/hで走り、ワイドな窓でグリーン車の乗り心地を楽しみ、終点高松に到着した。

このあと、各駅停車多度津行き(キハ65 27:近郊仕様改造車)に乗り、次の香西で下車。インターネットカフェで一夜を明かす。

◆土佐くろしお鉄道ホームページ…http://www.tosakuro.co.jp/

◆土佐電氣鐵道ホームページ…http://www.tosaden.co.jp/top/index.html

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