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JR東日本常磐線E231系快速デビュー!! [汽車旅2002番外編]
2002年3月3日(日曜日)10時過ぎ、JR東日本上野へ。この日、ダイヤ改正を待たずにE231系通勤形タイプが常磐線に投入され、長いこと大活躍した103系シリーズもお役御免になろうとしている。残念ながら、私が思い描いていた常磐線快速のE501系化はかなわぬ願いとなってしまった。
12番線に快速取手行き(10号車クハE231-43)がE231系通勤形タイプで入線してきたが、ひと目見て、驚く。2002年2月9日(土曜日)に行なわれた展示会では帯はエメラルドグリーンだけだったのが、なんと下部にちょっぴり黄緑を入れているではないか!! ちょっとした“おめかし”に意表をつかれるが、展示会で見せたエメラルドグリーン1色の姿は貴重なワンショットになることは確かである(画像上段は展示会、画像下段はこれから乗る快速取手行き)。
例によって、例の如くだが、先頭10号車は早くもレールファンのタマリバとなっている。209系と同様、前面展望のよさには定評があるため、注目度が集まるからだ。
余談だが、私は京浜東北線209系に乗って、ぜーったいにクリアしたくて、『電車でGO!』の運転区間を注視。加速よりも、どこでノッチ(お笑いコンビのことではありません)を切り、どこでブレーキをかけるかを目視していた。ちなみに『笑っていいとも! 増刊号』で、タモリは山手線全区間制覇を成し遂げたことがある。
常磐線用のE231系通勤形タイプは自動放送装置を取り付け、ドア上のLED情報案内装置が2段式になった。
ドア上のLED情報案内装置は209系から装備しているものだが、表示が単調で、いまひとつなものを感じるが、1段増やして内容を充実させるのはいい。ただ、1行全角6文字しか入らない姿勢に変わりはなく、1行全角11文字にして欲しい。
11時10分に発車すると、意外だったが、自動放送の声は女性である。てっきり、堺正幸フジテレビアナウンサー(2005年7月、アナウンス室室長に昇格)だと思っていただけに、意表をつかれた。
ドア上のLED情報案内装置では携帯電話の英訳を「mobile phones.」と案内。この表示がものすごく新鮮で、ちょっとした英語の授業にはなるだろう。快速取手行き編成表 快速上野行き編成表 乗車区間 号車 車両番号 禁煙 備考 取手 10 クハE231- 43 ○ 取手行きで乗車 9 サハE231- 127 ○ なし 8 モハE231- 85 ○ なし 7 モハE230- 85 ○ なし 6 サハE231- 128 ○ なし 5 サハE231- 129 ○ なし 4 サハE231- 130 ○ 弱冷房車 3 モハE231- 86 ○ なし 2 モハE230- 86 ○ なし 上野 1 クハE230- 43 ○ 上野行きで乗車
まもなく、日暮里に到着するが、ドア上のLED情報案内装置の上段は「こちら側のドアが開きます」「反対側のドアが開きます」と表示するものの、1行全角6文字しか入らないため、半角のキュークツな表示になっている。
下段は「まもなくxです。xの次はyに停車いたします」とスクロール表示される。
三河島を発車すると、次の南千住は「地下鉄日比谷線はお乗り換えです」と案内。今まで常磐線と帝都高速度交通営団日比谷線に南千住という駅はあっても、“乗り換え駅”という認識はなく、北千住が一般的である。後日、日比谷線に乗る機会があったものの、「常磐線はお乗り換えです」という案内はなかった。しかし、2005年8月24日(水曜日)に首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線が開業すると、3社とも南千住は“乗り換え駅”に認定されていた。また、南千住は荒川区、北千住は足立区にある、ちなみに「千住駅」は東武鉄道千住線(貨物線)が昭和62年(1987年)4月30日(木曜日)に消えたため、存在しない。
南千住-北千住間は首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線の工事が行なわれていたため、上り線は新線切り替え工事中であったため、上下線の位置が離れていた。
北千住では日比谷線の乗り換え案内はせず、発車すると快速の本領発揮。103系シリーズは「ウォーン」とうなっていたが、E231系通勤形タイプは静かである。
車掌は乗り越し精算に務めるも、なぜか10号車の前から3つ目のドアで折り返してしまった。“レールファンのタマリバ”になってしまったという影響もあるのだろうが、最後まで歩くものだろう。
快走するものの、ドア上のLED情報案内装置下段は「車内は禁煙です。車内での携帯電話の使用はご遠慮下さい」のスクロール表示がやたらと多いのが気に食わない。JR西日本221系みたいに自社の宣伝をしてもいいだろう。ドア上のLED情報案内装置の使い方がヘタクソで、うんざりする。
松戸を発車し、優先席の案内をしていたが、途中で自動放送が途切れてしまい、あとから車掌は「次は柏です」と案内。鉄道車両でよく耳にする初期故障のようである。
快速通過駅では撮影隊が多く、注目度の高さをうかがえるも、柏を発車しても、自動放送がまた途切れ、聞き取りづらい。
ようやく自動放送装置は復旧し、11時42分、終点取手4番線に到着した。
折り返し、12時02分発の快速上野行き(1号車クハE230-43)に乗り、下りは座席に坐っていたが、今度は前面展望。下りほどの数ではなく、落ち着いて眺めることができる。
天王台到着前に103系1000番台の快速取手行きとすれ違う。大きな窓なので、見やすくていい。
我孫子で乗務員室に運転士1人が乗り込むも、補助椅子の引き出し方がわからず、立ちんぼ。ちなみに運転席の椅子は高さ調節が可能である。
我孫子発車後、もう1本のE231系通勤形タイプの快速取手行きとすれ違うものの、うしろから通話の声が…
「あ、今、電車。あとでかけ直すから」
と子連れの母が携帯電話を切るが、今後の鉄道車両は車内の携帯電話の電波をシャットアウトし、マナー、モラル、エチケットの向上した空間にしてもらわなければ困る。
12時47分、終点上野12番線に到着した。E231系通勤形タイプは静かだが、E501系のほうがいいような感じがする。あの独特のVVVFインバータ音がいつまでも耳に残るからであろう。
★快速取手行き・上野行き編成表
10号車クハE231-43 :取手行きで乗車
9号車サハE231-127
8号車モハE231-85
7号車モハE230-85
6号車サハE231-128
5号車サハE231-129
4号車サハE231-130:弱冷房車
3号車モハE231-86
2号車モハE230-86
1号車クハE230-43 :上野行きで乗車
★備考
①「JR東日本常磐線E231系通勤形タイプお披露目の儀」も合わせて、御覧下さい。
②E231系について、くわしくお知りになりたい方はこちらにクリックして下さい。
③常磐線103系シリーズは2006年4月で姿を消した。JR東日本の103系は仙石線が最後の活躍舞台となっている。
④帝都高速度交通営団(営団地下鉄)は2004年4月1日(木曜日)から「東京地下鉄(東京メトロ)」に改称している。
★お知らせ
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こんにちは!
サポーター記事、益々頑張ってくださいね!
サポーターばかりの中での(くらし)ランキングで、
岸田様は☆第三位☆に輝いております。
さらなるプロライター氏として頑張ってくださいませ。
お若くて、未来ある貴方です。
応援しておりますよ!!
また、お花も見てやってくださいね!
by みゆき生け花教室 (2007-02-19 08:20)
エッ、そういうランキングがあるとは知りませんでした。ありがとうございます。
30過ぎれば若くはありませんが、これからも常に若々しく頑張ります。
by 岸田法眼 (2007-02-19 19:32)