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ときわ路パス2007-1 [汽車旅2007番外編]
2007年5月3日(木曜日・憲法記念日)、10時過ぎにJR東日本常磐線取手へ。みどりの窓口で、ときわ路パス(2,000円)を購入。JR東日本水戸支社限定きっぷのため、取手までSuicaを利用した(PASMOでもいいけど…)。
みどりの窓口の左側には荷物を置く台があり、ささやかな思いやり。券売機には、案内補助の女性係員がきっぷの買い方などがわからないお客を待っている。東京地下鉄(東京メトロ)発足時、主要駅にはサービスマネージャーを券売機に配置していたが、いつのまにか見かけなくなった。
ときわ路パスは茨城県内限定のきっぷで、JR東日本のほか、私鉄3社で使えるもので、2006年も春・秋シーズン限定で販売していた。また、2007年バージョンは3月31日(土曜日)まで鹿島鉄道も使えた。おそらく、ときわ路パスで鹿島鉄道の惜別乗車をしたレールファンもいることであろう。
ときわ路パス利用可能区間
鉄道会社名
路線名
利用区間
JR東日本
常磐線
取手-大津港
水戸線
小田林-友部
水郡線
水戸-下野宮・常陸太田
鹿島線
潮来-鹿島サッカースタジアム
関東鉄道
常総線
全線
鹿島臨海鉄道
大洗鹿島線
全線
茨城交通
湊線
全線
※備考:2007年3月31日(土曜日)まで鹿島鉄道も利用できた
取手周辺は常磐線の東京直通運転を願うカンバンがたっており、JR東日本も東北新幹線の高架上に重層高架を建てる模様だが、そこまでする必要性があるのかなと思う。要望が多いのかどうかは知らないが、大地震で崩壊したら、復旧費用は膨大になることは確実。ムリして作る必要もあるまい。
自動改札に入り、6番線から10時34分に発車する普通電車水戸行き(9号車サハE531-2003:ロングシート)へ。2007年3月18日(日曜日)のダイヤ改正で、上野-友部間は各駅停車以外の定期便の車両は“JR世代”に統一された。ちなみに各駅停車も2008年から新型車両が投入され、2010年までに203系シリーズと207系を取り替えるという。
普通電車水戸行き編成表 | ||||
乗車区間 | 号車 | 車両番号 | 禁煙 | 備考 |
土浦 | 10 | クハE531-14 | ○ | セミクロスシート |
9 | サハE531-2003 | ○ | ロングシート | |
8 | モハE531-2014 | ○ | ロングシート。弱冷房車 | |
7 | モハE531-2014 | ○ | ロングシート | |
6 | サハE530-2011 | ○ | ロングシート | |
5 | サロE531-7 | ○ | 2階建てグリーン車 | |
4 | サロE530-7 | ○ | 2階建てグリーン車 | |
3 | モハE531-1014 | ○ | ロングシート | |
2 | モハE531-14 | ○ | セミクロスシート | |
取手 | 1 | クハE530-14 | ○ | セミクロスシート |
アンダーラインは筆者が乗車した車両 |
常磐線取手-土浦間の普通電車はE531系に統一され、2007年3月18日(日曜日)のダイヤ改正で、特別快速の特権である130㎞/hにスピードアップ。所要時間も若干短縮された。また、上野-土浦間の快速(取手から先は普通電車)は15両編成と10両編成に統一され、わかりやすくなった。一部の駅では10両編成の停止位置を変更している。
取手発車時では坐れなかったが、一部のドア上にある「常磐線・水戸線ご案内」は都県境まで表示されており、キメ細かい。ちなみに常磐線はいわきまで表示されているが、E531系は上野-高萩間、E501系は土浦-いわき間と水戸線の運行エリアとなっている。
直流電化から交流電化に変わり、小貝川を渡る藤代-佐貫間は強風対策を施している。
2005年12月25日(日曜日)に発生した、特急〈いなほ14号〉新潟行きの脱線事故で、強風対策に乗り出しているが、JR東日本は“やる時は徹底的にやる”という印象がある。その一例として、ベテラン国鉄車両の取り替えをあげると、103系は仙石線に1編成を残すだけとなり、ほぼ駆逐。201系も『四季彩』以外はぜーんぶ取り替えるという。
さて、鉄橋のない区間でも強風対策工事をやっているが、電車の騒音を低減する目的もあるのではないかと思う。国鉄車両の定番、抵抗制御に比べれば、静かになってはいるのだが…
牛久で坐れ、11時02分、土浦1番線に到着。駅のトイレは改修されており、綺麗になったものの、男子トイレは放尿姿が鏡に映る難点があるのは改修前と変わりない。
一旦下車し、券売機で2006年10月に日比谷公園で行なわれた『鉄道フェスティバル』で買ったJR四国のオレンジカードを投入し、自由席特急券(900円)を購入。再び1番線に下りると、特別快速が到着したものの、ガラガラである。
特急〈フレッシュひたち17号〉高萩行き(9号車自由席モハE653-19:勝田止まり)に乗るが、車内はラッシュさながらで、客室へも進めないありさま。あわただしい1分停車で11時15分に発車した。
特急〈フレッシュひたち17号〉高萩行き編成表 | ||||
乗車区間 | 号車 | 車両番号 | 禁煙 | 備考 |
勝田 | 11 | クハE653-103 | ○ | 指定席。勝田止まり |
10 | モハE652-19 | ○ | 指定席。勝田止まり | |
9 | モハE653-19 | ○ | 自由席。勝田止まり | |
8 | クハE652-103 | ○ | 自由席。勝田止まり | |
7 | クハE653-7 | ○ | 自由席 | |
6 | モハE652-13 | ○ | 自由席 | |
5 | モハE653-13 | ○ | 自由席 | |
4 | サハE653-7 | ○ | 指定席 | |
3 | モハE652-14 | ○ | 指定席 | |
2 | モハE653-14 | ○ | 指定席 | |
土浦 | 1 | クハE652-7 | ○ | 指定席 |
※備考①1~7号車の車体腰部はエメラルドグリーン | ||||
※備考②8~11号車の車体腰部はジャイアンツカラー | ||||
※備考③全席ファミコンシート |
特急〈フレッシュひたち17号〉高萩行きは石岡に到着。進行方向右側の奥はかつて、鹿島鉄道鉾田線の起点だったが、2007年3月31日(土曜日)にフォーエヴァーとなってから、1か月たったばかりだというのに、石岡機関区とレールのほとんどは撤去されており、ボロボロのホームが残っている程度だったが、特急〈フレッシュひたち17号〉高萩行き混雑のため、撮影していない。
水戸までこの状態かと思ったが、意外にも友部で大量に降り、デッキの人口圧迫状態が解消され、9号車自由席の立客はほぼ解消。携帯ゲーム機に夢中の青年だけはデッキに残っていた。
自由席混雑の影響で、車販のワゴンは10号車指定席水戸寄りのデッキで足止め。車掌も通れないありさまである。JR東日本は2007年3月18日(日曜日)のダイヤ改正で、管内のみを走る新幹線と特急は全面禁煙となったのだから、今度は全車指定席制にしたらどうだろう。特急料金を払っているにもかかわらず、坐れないようでは“払って損した”と思いたくなる。特急料金を払って乗る以上、必ず坐れるようにして欲しい。
友部を発車すると、進行方向左側の車窓は水田。ゴールデンウイークとはいえ、農家の人々にとっては過酷なシーズンの開幕でもある。
余談だが、いつもは進行方向右側に坐るものの、残念ながら混雑のため、空いた席にありつくのが精一杯だった。
特急〈フレッシュひたち〉でおなじみ、E653系の座席は座面も動かすことのできる“ファミコンシート”で、JR東日本特急普通車の標準座席となっている。ちなみに“ファミコンシート”は私が命名したが、その理由は“ボタンがA・Bボタンみたいだから”である(209系以降、安っぽい座席が多い気がする)。
水戸で立客は完全にいなくなり、那珂川を渡ると、勝田は近い。ちなみに特急〈スーパーひたち〉でおなじみの651系は車内の情報案内装置に「ただいまの速度は130㎞/hです」と速さをアピールしているが、E653系にはない。また、651系は特急〈フレッシュひたち〉で運行する場合もある。
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③今回の記事本文は事前にワードで入力したもので、試験的な掲載をしております。④2007年5月5日(土曜日・こどもの日)は観客動員数738人を記録しました。ありがとうございます。
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