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ときわ路パス2007-最終回 [汽車旅2007番外編]

オマタセ、ベイベー。イッツ・ショータイム。アーンドゥ、クライマックス!!

気を取り直し、下菅谷18時52分発の普通列車水戸行きワンマンカー(キハ110-138)へ。車内は携帯電話の通話に、携帯ゲーム機の音もれで騒々しい。こういった道具の普及と進化は日本をダメにしている。

普通列車水戸行きワンマンカー編成表  
乗車区間 号車 車両番号 禁煙 備考
水戸 なし キハ110-138 なし
下菅谷 なし キハ110-134 なし

19時05分、終点水戸1番腺に到着。6番線にまわり、普通電車土浦行き(2号車モハE500-3)に乗り換え、19時10分に発車。方向幕の取り替え後、及び新天地になってからは初めての利用となる。

普通電車土浦行き編成表    
乗車区間 号車 車両番号 禁煙 備考
土浦 1 クハE500-1001 なし
  2 モハE500-3 なし
  3 モハE501-3 なし
  4 サハE501-4 なし
  5 サハE501-3 なし
  6 サハE500-1 なし
  7 モハE500-2 なし
  8 モハE501-2 弱冷房車
  9 サハE501-2 なし
水戸 10 クハE501-1 なし


新天地でほかに目立つ点は、車内広告の減少と弱冷房車を4号車から8号車に変更にしたことである。これはE531系入団当初、弱冷房車は4号車だったが、グリーン車の連結にともない、8号車に変更され、E501系もそれに合わせたのであろう。ちなみに快速で使うE231系通勤形タイプも4号車から8号車に変更している。

  

面白いのはもう上野へ行かないにもかかわらず、東京近郊路線図を掲示していること。付属編成は水戸線を受け持つことになったが、東京近郊路線図に載っているものの、常磐線の最北は日立までである。  

付属編成はVVVFインバータを日本製に変えてしまったが、基本編成は「ドレミファソラシドー(ミとシは♭)」のまま。クセになりそうな発進時と停止時の音だが、今までとは違い、電車の運行本数が過密ではないことから、ビュンビュン飛ばしており、E501系の最高速度である120㎞/h運転をしているのかもしれない。

  

石岡3番線に到着し、特急〈スーパーひたち58号〉上野行きの通過待ち。かつての鹿島鉄道の敷地には『花ごよみ』と車体側面に書かれている気動車1両が残されていた。E501系とのツーショット撮影をすることに成功したが、私のデジカメでは初めて、上デキな夜景撮影をすることができた。  

今まで、夜の撮影は夜景ポートレートを使っていたが、マックラだと効果はなく、フラッシュを使っても、役に立たない。それを解消するには夜景モードにすることだが、シャッタースピードが遅いせいか、三脚がないと確実にブレてしまう。  

三脚は持っていないが、2番線のサクの上にデジカメを置き、撮影に成功したのである。

  

20時04分、終点土浦3番線に到着。今も昔もE501系は「土浦行き」で、そこから先へ向かうことはない(昔は水戸方面、今は上野行き)。ちなみに方向幕は回送になったが、こちらも群青色で白の抜き文字になっていた。

  

2分の接続で2番線から発車する普通電車(取手から快速)上野行き(1号車クハE530-3:セミクロスシート。勝田-水戸間で乗車した編成)に乗り換えるが、同じ10両編成なのにE501系はホーム上野寄り先端に止まり、E531系は中ほどに止まっているのが気に食わない。1号車の停止位置を合わせるべきではないか。もしかしたら、平日は15両編成で運行しているのかもしれないが、見直して欲しい。

普通電車(取手から快速)上野行き        編成表

 
乗車区間 号車 車両番号 禁煙 備考
取手 1 クハE530-3 セミクロスシート
  2 モハE531-3 セミクロスシート
  3 モハE531-1003 ロングシート
  4 サロE530-9 2階建てグリーン車
  5 サロE531-9 2階建てグリーン車
  6 サハE530-2003 ロングシート
  7 モハE530-2003 ロングシート
  8 モハE531-2003 ロングシート。弱冷房車
  9 サハE531-2003 ロングシート
土浦 10 クハE531-3 セミクロスシート

20時06分に発車。運転士は何度かタイフォンを鳴らすが、その音色は大阪市交通局(大阪市営地下鉄)10系オリジナル車に近いものの、高速走行時、ドアがバタバタしているのが気になった。ちなみに10系も走行時はドアがバタバタしており、リニューアル車でも改善されていない。  

20時32分、取手3番線に到着し、乗り換え自動改札を渡り、関東鉄道常総線へ。

  

今回、常総線を利用することはなかったが、8番線には下妻行きが発車を待っているものの、常磐線に比べると、近代的なものがなく、昭和の雰囲気が漂う。  

JR東日本から譲り受けたような感じもする、旧式の自動改札を出ようとしたら、なんと「区間外」の表示!! あわてて有人改札へ向かうと、どうもここの自動改札はときわ路パスに対応していないらしく、ベテランの男性係員はカウンターのボタンをカチャと押したあと、出さしてもらった。ときわ路パスの意外な盲点で、常総線に乗る場合は常磐線の自動改札に入り、そのあと乗り換え自動改札を通らなければならないのである。  

ときわ路パスは水戸支社の商品で、取手は東京支社の駅にあたる。取手は“お情け販売”をしていることで、ほかの首都圏の駅で買えないのは残念だが、2,000円という破格の安さは魅力だ。  

茨城県は“遠い、東北地方とカン違いされやすい”というイメージがあるけど、上野から茨城県の最南端駅(東北本線は古河、常磐線は取手)まで1時間もかからない。また、青春18きっぷと違って、特急券を払えば、特急〈フレッシュひたち〉にも乗れる(特急〈スーパーひたち〉は上野-水戸間ノンストップが多い)。1日で利用できるエリアを乗りつぶすのはキツイし、やろうとは思わないけど、2008年もときわ路パスを発売することを願っている。できることなら、土休と春・夏・冬休み期間中も使えるようにして、ホリデー・パスの対抗馬になることを願う。

★備考

①岸田法眼のRailway Blog.「Forever Railway 2007.3.31総集編」はこちらにクリック!!

②フリー百科事典『Wikipedia「JR東日本E501系電車」』はこちらにクリック!!

③岸田法眼のRailway Blog.「JR東日本E501系上野フォーエヴァー」はこちらにクリック!!

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2007年5月10日(木曜日)で観客動員数は11萬3000人を突破しました。ありがとうございます。
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コメント 8

オーミヤ

ときわ路パス、私も使用したことがございます。あれだけのエリアを利用できて値段も安いですからよいですよね。私鉄も利用できるのですからこの上ないです。残念ながら春と秋のみの発売だそうで毎回毎回利用できるわけではないですが是が非でも北へ行く時は日付を合わせてこれを使いたいものですよね。
by オーミヤ (2007-05-11 17:35) 

岸田法眼

どうもありがとうございます。秋にも使えるとは知りませんでしたが、今度使う時は鉄道のことは考えず、気ままに動きたいなと思います。
by 岸田法眼 (2007-05-12 00:20) 

痛勤形酷電

 どうも、初めまして。
 宜しくお願いします。
 登場した時は刺激的だったE501系も、あっと言う間にドサ廻りの対象になってしまいましたね。
5連モノは、単独で運行させると不具合が出易いらしく、そのせいで床下機器を更新したのだとか。。。水戸線で、あのメロが聴けないのは残念ですが、それは常磐線の土浦以北に行った際のお楽しみにしておきます。
 P.S.これからもチョクチョク来ます。どうぞよろしくお願い致します。
by 痛勤形酷電 (2007-05-12 11:54) 

岸田法眼

痛勤形酷電さん、どうもありがとうございます。こちらこそ、よろしくお願いします。

E501系は衝撃的な車両ですが、その魅力といいますか、取り上げた備考③にクリックして下さればさいわいです。

水戸線5両編成は1度見ただけでまだ乗っておりません。機会があれば、乗りたいところですね。

あと、私がトラックバックした御堂筋線の件ですが、お知らせ①にクリックすると、10系をクローズアップした記事がありますので、そちらも御覧いただければ、さいわいです。

なお、nice! はso-net blogユーザー専用ですが、セカンドライフの「おすすめ」は1つのパソコンにつき、1回押せます。

またのお越しをお待ちしております。
by 岸田法眼 (2007-05-12 12:38) 

ONKEN21

岸田法眼さま、お久しぶりです。
ときわ路パスはGWも使えるのでしたよね。
すべて拝見させていただきました。
大変詳しいレポに感謝しています。
特に切符の券面に鹿島鉄道が消えていたこと、石岡駅構内の線路がはがされていたことは寂しかったです。
反面、ときわ路パス新規追加区間の鹿島臨海鉄道・鹿島線の新鉾田~潮来や水郡線の新型車両は興味深く拝見しました。
E531系については先月、銚子電鉄を訪れた際、上野~安孫子間で初めて乗りましたよ。
東京支社の取手でもお情け販売してるのであれば、大宮支社の古河もしくは小山もお情け販売もしてほしいなあ~と埼玉県民の私は思っています。
by ONKEN21 (2007-05-12 13:09) 

岸田法眼

ONKEN21さん、どうもありがとうございます。

エクセルを取り入れたため、前後編で済むものが4回シリーズになってしまいましたが、喜んでいただき、よかったです。

鹿島鉄道の撤収ぶりの早さには驚きましたが、このきっぷにより、茨城県の鉄道を完全制覇することができました。

銚子へは千葉経由よりも常磐線・成田線ルートのほうが近そうですね。あとはダイヤ次第といったところでしょうか。
by 岸田法眼 (2007-05-12 16:19) 

UZ

 ご旅行お疲れさまでした。土浦以北を走行するE501系など私にとって関心のあるものばかりでした。大変詳しい記事で私も見習わないといけませんね(私のブログは画像が主ですし)。

 私は一昨年4月に友部から北千住まで利用したことがあります。それからの変貌ぶりを拝見していて正直驚きました。常磐線は旧型電車が多く走行していましたが今ではすっかり新型車両に統一されていますし、また前の記事では水郡線に新型気動車が投入されていたことも確認しまして、機会があれば行きたくなりました。もっとも私自身東京へ何度も行っていますが、どれも所用ばかりでなかなか茨城への周遊旅行をする時間が取れないのが実情ですが...残念です。
by UZ (2007-05-14 00:08) 

岸田法眼

UZさん、どうもありがとうございます。

常磐線も急速に変わり、2年たてば上野-友部間は貨物と臨時便を除き、国鉄産の車両が消滅します。

E501系は水戸で折り返すのが主流のようで、土浦-友部間に顔を出すのは朝晩だけかもしれません(友部-水戸間は水戸線用のE501系が運行します)。

今後は水戸線E501系に乗りたいですね。付属編成はほとんど乗っていないのですが、VVVFインバータを変えてしまったことに注目します。
by 岸田法眼 (2007-05-14 00:54) 

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