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JR東日本E233系試乗 [汽車旅2007番外編]
2007年6月16日(土曜日)、JR東日本東京1・2番線へ。このところ、このホームで、レールファンを見なかった日はほとんどない。
1・2番線は“中央線ホーム”で、何度も書いているが、東京-神田間は東北本線、代々木-新宿間は山手線、神田-代々木間と新宿以遠は中央本線を走る電車のことである。JR東日本の“二重戸籍解消政策”により、中央本線はブツ切りにされたものの、利用することに、まったく影響はない。また、今回は“日常用語”の「中央線」と記す。
2007年5月29日(火曜日)、所用で中央線を利用したが、ラッキーなことに201系量産車第1・2号編成だった。第1号編成は4両、第2号編成は6両で、いわば分割併合運転が可能な車両である。こういう車両が中央線に多いのが特長で、サハ201形にお目にかかる機会は多くない。
2006年12月26日(火曜日)、中央線にE233系がデビュー。“国鉄初の省エネ電車”として、話題だった201系がついに置き換えられることになった。103系が首都圏から消えて1年もたたないうちに今度は201系が消滅の危機にある(『四季彩』は除く)。同じ時期、JR西日本は201系がスカイブルーからオレンジに塗り替え、大阪環状線に移籍しており、“入れ替わり”のような皮肉な現象が起きている。
E233系投入以後も中央線は何度か利用しているが、さいわい、来た電車は幸運にも201系だったので、ためらいもなく乗った。
しかし、6月のある日、夕ラッシュ時に中央線を利用したら、E233系が5本連続で入線。201系に乗りたい私はずいぶん待って、ようやく通勤快速青梅行きに乗った。この時、“これはいかん”と思った。この先、201系が中央線を走る機会は減るワケで、E233系に乗らなければならないと反省した。しかし、乗るのであれば、記事にすべきだと思った。自分自身に課した“けじめ”である。“今後、E233系が来ても、ためらいもなく乗るように”と。
さて、ホームにやって来る電車は201系ばかりだが、すべて快速。E233系の乗車は特別快速以外、乗らないことに決めていたが、最初の特別快速である中央特快大月行きはあっさりE233系が入線してきたため、即決。但し、当初は大月まで乗るかどうか悩んでいた。201系でさえ、高尾-大月間の利用はないのである。
折り返し時間は少なく、中央特快大月行き(10号車クハE232-10:豊田から女性運転士乗務)にあわただしく乗り込む。
特別快速(立川から各駅停車)大月行き編成表 | ||||
乗車区間 | 号車 | 車両番号 | 禁煙 | 備考 |
大月 | 10 | クハE232-10 | ○ | なし |
9 | モハE232-410 | ○ | なし | |
8 | モハE233-410 | ○ | なし | |
7 | サハE233-10 | ○ | なし | |
6 | サハE233-510 | ○ | なし | |
5 | モハE232-210 | ○ | なし | |
4 | モハE233-210 | ○ | 弱冷房車 | |
3 | モハE232-10 | ○ | なし | |
2 | モハE233-10 | ○ | なし | |
東京 | 1 | クハE233-10 | ○ | 女性専用車 |
女性専用車は平日上り7時30分から9時30分まで、 | ||||
新宿に到着する東京行きの電車に適用される。 |
なお、私は特別快速を「特快」と略すことに違和感があるので、ここから先は「特別快速」と記す。国鉄時代からJR東日本の創世紀までは特別快速だったのだから。
特別快速大月行きは12時38分に発車。車内は209系やE231系と違い、暖色系が特長。シートモケットはE531系、キハE130系とよく似ている。また、E531系から車内を寒色系から暖色系に改めたようだ。ちなみに209系は国鉄時代に逆戻りをしたような印象を持っていた。また、209系以降の首都圏電車では先頭車に1か所、中間車に2か所、コンセントがあり、ノートパソコンやケータイの充電ができる(但し、優先席では電源OFF)。
209系500番台からはロングシートの肌触りを変え、E231系に継承していたが、E233系は座面の位置を201系なみに戻した(巻尺を持参していないので、こういう記述になる)。209系は日本人の体格の向上により、座面の位置を高くしていたものの、背の低いお客には不評だったようである(低過ぎもよくないが)。
ドア上の情報案内装置はE231系500番台と同様、LCD(音声のない液晶モニター)2台とし、左側は無音声CM(その代わり、テロップをつけているものもある)や“ムダ知識”情報を流し、右側は次駅案内や遅延情報などを流す。
中央線は快速、特別快速(中央特快と青梅特快)、通勤快速(下りのみ)、通勤特快(上りのみ)と種別が多く、レインボーのような停車駅案内がLCDに表示。更に立川から先、中央線以外の路線も表示しており、“2ページ分”も流す。種別が細分化されていることから、E233系の方向LEDはフルカラーLEDを採用している。ただ、中央線201系の方向幕にはない「快速」を表示していることに違和感がある。また、中央線201系は「各駅停車x」の方向幕があり、JRの通勤形電車で、こういう表示をするのは中央線だけだろう。
E233系フルカラー |
LED表示種別 |
中央特快…青 |
青梅特快…緑 |
通勤特快…赤 |
通勤快速…パープル |
快 速…オレンジ |
E233系フルカラーLEDの特長をあげると、先頭車は種別だけ表示することがある。これは通過駅に効果的だろう。特に中央線201系とは違い、種別用のヘッドマークがないため、フルカラーLEDで種別をデカデカと表示しないと特別快速などの通過駅では、到着するとカン違いするお客が現れることを想定しているようだ。ただ、駅の案内表示に「通過」がないのは困ったもので、今後はそちらのほうも改善してもらいたいものだ。
車体側面は2段表示となっており、上下段は種別、上段は行先、下段は停車駅を表示しているが、方向LEDのサイズはE231系シリーズと変わらないため、2段表示にはムリがあるように思う。詰め込み過ぎのような感じを受ける。JR西日本221系なみのサイズが求められる。
E233系LCDの遅延情報では京浜急行電鉄が運転を見合わせることを表示していたが、JR東日本首都圏管内から他社線も拡大した模様である。また、現在時刻も表示され、わかりやすくなった。ちなみに現在時刻がついた特急以外の車両に遭遇するのはJR西日本221系とJR東海311系以来である。
ドアは半自動ドア対応となった。201系ではなかった設備だが、元旦に各駅停車高尾行きを利用したさい、三鷹で少々停車。暖房をかき消すほどの寒風が201系の車内を襲っていたから、今後は半自動ドアが活躍する機会が増えるだろう。また、ドアの窓は四角形に近いデザインとなり、シール広告が貼りやすい構造になっているが、車内の景観を損ねるような気がしてならない。少子高齢化による人口減少で、収入を確保するには“エキナカショッピング”や、なりふりかまわず広告収入で補うようである。
御茶ノ水で利用客が増え、新宿12番線に到着。以前は9・10番線が中央線下りのりばであったが、改良工事により、移動した。新宿は利用客が東京より多く、出口がどこなのかわからないほど、迷路のようになっている。
中野に到着する頃、立客のオバサンが親子連れの母親(若作りをしたおばあちゃんかもしれない)に突拍子もないことを尋ねた。
「吉祥寺へ行く時、三鷹でバックしたほうがいいんですかねぇー?」
当然、きかれた側は回答のしようがなく、俺にきけば「中野で乗り換えて下さい」とキッパリ言う。 オバサンは中野で後続の快速に乗り換えることに決め、降りていった。この日は休日ダイヤのため、高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪の中央線ホームは休業。したがって、イエローカラーの“総武線各駅停車”に乗り換えることになるが、中野-三鷹間はどちらもホームがあるのが理解できない。中央線は中野-三鷹間、終日通過にしたほうがいいのだ。
中野を発車し、スピードはペースダウン。吉祥寺を通過すると、ダッシュして三鷹に到着。201系の各駅停車高尾行きに接続する。なお、中央線の平日は中野、休日は吉祥寺から種別は快速から各駅停車に変わる。
各駅停車高尾行きでは10号車乗務員室寄りにビデオカメラを持ったレールファンがいた。2007年7月1日(日曜日)、三鷹-国分寺間の下り線が高架に変わるため、地平の車窓を撮るのである。
三鷹を発車すると、次から次へとポイントを渡り、2007年7月1日(日曜日)以降、進行方向左側にある三鷹電車区の途中から高架を登ることになる。
武蔵境を通過。西武鉄道多摩川線乗り換え駅だが、こちらはひと足早い2006年12月8日(金曜日)に高架へ切り替えた。
「まもなく、国分寺…」
と自動放送がかかると、下り線の高架が地平に下り、国分寺へ。201系の各駅停車豊田行きと接続。
13時18分、立川7番線に到着。車内のLCDは立川から先、虹色の種別がオレンジと赤だけに減っている。1分停車なので、一旦降りると、頭上には多摩都市モノレールが立川北へ向かっていた。7番線の高尾寄りは撮影するにはもってこいの場所だろう。あとはタイミングだけだ。
フルカラーLEDは「中央特快」が消えて、「大月」だけの表示に変わった。ここから先は「各駅停車大月行き」となるわけだが、201系は起点から終点まで、ずーっと「中央特快」のままなので、戸惑いと違和感がある。これだけ徹底するのがE233系の方針を打ち出していることになる。ちなみに湘南新宿ラインで運行するE231系近郊形タイプだと起点から終点まで、方向LEDは「新宿経由」を表示するので、うっとうしい。LEDの長所を生かしていない。
13時26分、豊田に到着。運転士は女性に変わり、特急〈あずさ19号〉松本行きの通過待ち。なぜ、次の八王子まで待てないのかが疑問だ。八王子の中央線下りホームは3・4番線があるのだから。効率よく使って欲しい。
13時43分、高尾3番線に到着。4番線には201系の快速東京行きが発車。ボディーが傷みかけているのが容易にわかる。ちなみに中央線上りは始発の時点から、快速、特別快速、通勤特快と案内している。
高尾では2分停車し、10号車乗務員室では中央の窓にカーテンが下ろされる。高尾から先は山間部へ入り、勾配、カーブ、トンネルが中心となる。
余談だが、私は中央線の次世代車両は“振子通勤形電車”になるものと思っていた。東京-新宿間もカーブが多いからで、所要時間を短縮させるには振子通勤形電車を開発する以外、ほかに方法はないだろうと思っていたが、E257系の投入以前から“振子はムリ”と判断したのだろう。MAX120㎞/hのE233系で若干の所要時間短縮ができる車両となった。
空席が目立ってきたので、改めて車内を見てみよう。
E233系で目立つのは優先席。握り棒を1つ増やし、一部を黄色にして目立たせた。床も濃いピンクと薄いピンクのシマシマ模様としている。また、化粧板をクリーム色にして、わかりやすくしている。これほど、徹底しているのも「優先席付近では電源OFF」の姿勢を強く打ち出しているものと思うが、そんなことでルールを守るヤツがいるとは、到底思えない。何度も述べていることだが、携帯電話の車内使用厳禁、電源OFFの姿勢を打ち出すべきなのだ。
優先席の化粧板がクリームで思い出すのは、6月8・9日(金・土曜日)の巨人-楽天戦で、巨人の選手はV9時代のユニホームでプレーしていたこと。V9時代のホームゲームユニホームは白ではなく、クリームを基調にしていたのである。そして、中央線のラインカラーはオレンジだから、E233系は“V9電車”と言いたくなる。但し、中央線の快速以上の電車は東京ドーム最寄り駅の水道橋には停まらない。早朝深夜のみ運行の各駅停車だけが停まることになる。
四方津(Shiotsu)を発車すると、中央線が信号トラブルで運転見合わせの情報がLCDに飛び込む。ツイてなーい、In a Jam!!(和訳すると「とても困っている」)
「新緑を快走」
と言えるかどうかはわからないが、E233系は走る。209系のガラスはまさしく、サングラスで、E231系シリーズはグリーンガラスを採用。今回のE233系もグリーンガラスだが、乗務員室側のみグレー。そして、ドアはなにも施されておらず、オリジナルの車窓はドアでしか楽しめないことになる。
猿橋を発車すると、車掌の肉声放送が入り、八王子で信号故障があったことを流し、後続の電車に遅れが出る可能性があることを示唆する。その影響で八高線も遅れていた。
最後は自動放送がかからず、車掌の肉声だったが、14時23分、終点大月4番線に到着。思ったより、快適な車両だった。
★備考
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③岸田法眼のRailway Blog.「元旦終夜運転2007」はこちらにクリック!!
★お知らせ
①『Yahoo! セカンドライフ「世界遺産にしたい車両-JR東日本・JR西日本583系-」』 もぜひ御覧下さい(「おすすめする」にクリックしていただければ、さいわいです)。御意見、御感想はこちらにお願いします。
②『Yahoo! セカンドライフ』のコラム一覧はこちらにクリック!!
③2007年6月18日(月曜日)で観客動員数13萬4000人を突破しました。ありがとうございます。
中央線201系、青春18切符で北海道へ旅行した時に
往復使いましたね。高尾から横須賀色115系で一気に上諏訪まで
乗って駅の中の温泉で汗を流して再び移動でした。
高尾を過ぎると、一気に山間部になりますね。
JR西日本管内では、201系の職場が変わっただけで
廃車はそれほど出ていないようです。
大阪環状線や大和路線の103系とバトンタッチですね。
E233系は、私の地元神戸の川崎重工でも製造され
東日本へ旅立っていったと聞きます。
by (2007-06-19 15:26)
どうもありがとうございます。
JR西日本は1両の廃車を出さない見込みですね。すべてを体質改善車にして、他線へコンバート。103系は40年以上たっても走り続けている車両がありますので、移籍しても共存ということになるでしょう。
川崎重工はE231系近郊形タイプも製造しております。実際に山陽本線の鷹取あたりでしたか、上り新快速の車窓から見たことがあります。
E233系は10両貫通タイプが自社の新津で、6+4の編成は車両メーカーに発注しているときいております。
さて、コメントの回数が10回となりました。RSS登録いたしましたので、今後とも、よろしくお願いします。
by 岸田法眼 (2007-06-19 19:30)
こんにちは。
LED表示の件はなかなか鋭いご指摘ですね。これはE233系に限らず、地下鉄直通のJR車両が地下鉄線内を走っている時に「地下鉄東西線直通」などという表記を出している事もよく見かけ、JREは全体的にLED活用に消極的な気がします(だからこそ車内LEDも、次駅を漢字・カタカナ・ローマ字で表示するだけというものがゴロゴロしているのですが…)ので、確かに改善してもらいたいものです。
またE233系はJR西日本の新型通勤車(321系)などに比べるとグレードは劣る気がしますが、それでも従前のJRE通勤型車両から見ると随分改善された車両という気がします。
この点は高級な車両を入れる代わりに代替ペースが遅くなるか、多少質が落ちても安価なコストで迅速な車両代替を進めるかという部分にもつながりますので、どちらが良いかは微妙な所ですが…
あとE233系は中央線高尾以遠へ乗り入れる場合、乗車時間も結構長くなりますし、列車本数も少なくなりますので、一部編成だけでもトイレ設置をして欲しかった気がします。
(そうすれば大月より更に先、甲府辺りまで行く列車に充当されても許せるかと…現在主力となっている115系も古いですし、中央本線普通列車の今後がどの様になるのかも気になります)
都心から大月方面へ行く場合は直通列車ではなく、高尾まで京王線を利用し、高尾以遠へ向かう列車の乗車前に用を済ませて欲しいというのなら話は別ですが…
by MAKIKYU (2007-06-20 10:49)
JR東日本の新車投入は比較的短期間で行いますね。
先月東京へ所用で出かけた際に中央線を利用しましたが、E233系が増えましたね。私が注目しているのは、扉上部の液晶の案内表示です。所要時間、出口案内など初めての方でも比較的利用しやすいですね。ただ、多くの乗客をさばくことに主眼を置いているせいか、関西の電車になれているものにとっては、どうも.....ですね。
E233系は京浜東北線にも投入されることが決まっています。今後のバリエーションが楽しみです。
by UZ (2007-06-20 11:07)
こんにちは
以前中央線、荻窪、阿佐ヶ谷に住んでいたので中央線の動向は気になります。
201系はもっとも長い期間利用しただけにもっとも惜しまれる車輌です。
登場して乗ったとき車内のアコモデーションがオレンジの暖色系で暖かさを感じました。特に冬の寒いときには。
E233系は雑誌だけでまだ現物見てもいません。
車輌の中の座席がオレンジの暖色系で、引き継がれるのが素晴らしいですね。
いつも丁寧に車内の状況を撮影されてることは素晴らしいです。
噂では、JRE233系のバージョンアップされたものと聞いていますので
中距離区間の東海道線にも投入してほしいと思います。
中央線の73系ー101系ー103系ー201系ー209系と移り行く車輌と僕の人生が重なっちゃいます。
ぜひ、近いうちに試乗したいものです。
by HIRO (2007-06-20 13:48)
失礼しました。噂ではJRE231のバージョンアップされたものが正しいです。
考えてみると中央線は小学校時代のモハ73系で40系と混じり、後部1両の半分が白い帯で駐留軍専用車でのちに二等車、物資不足で発車の車掌の合図を電灯の点滅で表示、窓ガラスは一部木を接ぎ当てたり
座席のモケットは切られていたり、一通り車輌整備が終わったものは
復興整備車と表示されるなど、国鉄モハ73は苦難の歴史でした。
それから高性能車としてオレンジバーミリオンの101が登場、この色当時丸の内のOLから金魚とニックネームがついていました。
当時は旧型国電73系と高性能車101系の混在でよくダイヤが乱れました。
中央線も中野ー立川間が複々線工事が進むなど、時代の流れを感じます。
by HIRO (2007-06-20 14:00)
確かに、E233系の数が増えてまいりました。201系とほぼ同じ頻度で来ますし。省エネ車両であった201系がまた別の車両に置き換えられてゆく光景は何とも難しいものです・・・。
by オーミヤ (2007-06-20 18:41)
MAKIKYUさん、どうもありがとうございます。
E231系800番台もどこでも「地下鉄東西線直通」と表示しますね。あと、ドア上LEDの情報案内装置もうまく使っていない感じを受けます。常磐線E231系は2段表示にしましたが、1行6文字のままなので、キュークツさは変わりません。
トイレですが、豊田電車区は115系も配置されているので、汚物対応施設があると思いますが、武蔵小金井電車区はないと想像できます。それに運用範囲が広いため、“大月限定編成”は車両効率の面から難しいと思います。確かに高尾から先は駅間距離が長く、本数も減りますから、あればいいんですけどね。
なお、321系は1度乗りました。http://blog.so-net.ne.jp/railway583/2006-03-06にアクセスしていただければ、さいわいです。
by 岸田法眼 (2007-06-21 00:24)
HIROさん、どうもありがとうございます。
E233系は“故障に強い車両”であることが特長です。209系・E231系と違い、電動車の数を増やし、“原点”に戻ったような感じでもあります。
中央線は三鷹-立川間の高架化工事(一部区間は地平のままです)が進んでおり、三鷹-国分寺間の下り線はもうすぐ切り替わりますが、なぜか複々線ではありません。複々線高架にして所要時間の大幅な短縮をはかって欲しかったですね。
E233系の近郊形バージョンは投入されるのかどうかはわかりませんが、関東地方に115系が残っているので、気になるところですが、リニューアル車両が多いので、しばらくは続投するかもしれませんね。
by 岸田法眼 (2007-06-21 00:31)
オーミヤさん、どうもありがとうございます。
近年は東急8000系・8500系といったチョッパ制御の車両が置き換えられていますね。201系・203系はJRで唯一のチョッパ制御のため、貴重な存在といえます。また、大阪市営地下鉄10系も今後のリニューアル車はVVVFインバータにチェンジされます。
抵抗制御はしぶとく残っているのに対し、チョッパ制御は切り捨ての傾向にあるのは不思議なことですね。
中央線201系はすべて車番がステンレスの切り文字で、1981~1983年製で占めております。急速に置き換えさせるほどの年数ではないように思いますが、ボディーが傷みかけている車両が多いことにショックはあります。常磐線103系みたく、ボロボロをさらけ出すわけにもいかないのでしょうね。
by 岸田法眼 (2007-06-21 00:37)
UZさん、どうもありがとうございます。そして、当方の見落としで順番が入れ替わってしまい、申し訳ございません。
E233系のLCDは山手線E231系500番台が好評で、なおかつ他社にも普及したため、採用したものと思います。
関東ではドア上にありますが、JR西日本321系はドアとドアのあいだに設置されておりますね。サイズは321系のほうが大きいと思いますし、立客への考慮もあるように思いますが、天井がデコボコしているようなレイアウトが気になるところです。
京浜東北線にE233系が投入されるとは“青天の霹靂”ですが、6ドアの投入は確実です。また、車両編成表を御覧いただければ、おわかりだと思いますが、中央線用は下2ケタは同じ数字にそろえております。6+4の編成はクハが41から始まっており、京浜東北線用は“車番の定義”が気になるところです。
by 岸田法眼 (2007-06-21 00:45)
こんにちは;
いつも楽しく拝見しています。
さて、中央線ネタなのでコメントさせていただきます。
関西から、東京へ赴任してきたときに感じたのは、中央線201系、色はオレンジで大阪環状線と同じですが、戸袋の窓のサイズが半分しか無いことに凄く違和感を覚えました。
関西では、大抵は、戸袋窓は無しか、フルサイズのどちらかだったと思いますが、これって何か言われがあるのでしょうか?
もし、ご存じでしたら、ご教授願います。
by zba03198 (2007-06-24 11:00)
zba03198さん、どうもありがとうございます。
もともと201系は戸袋窓つきで入団しました。また、ドア及び戸袋窓のサイズが半分しかないのは当初からそうなっております。
国鉄が分割民営化してから、JR西日本は103系の戸袋窓をふさぎ、車内広告スペースにあてておりましたが、201系はそのままでした。戸袋窓をふさいだのは腐食を防ぐという目的があったようです。今も古い103系がJR西日本に残っているのはなによりの証でしょう。
2003年からJR西日本所属の201系も体質改善工事を受けることになり、戸袋窓をふさぎました。個人的に戸袋窓のない車両のほうがスッキリしていていいのですが、東京メトロ03系5ドア車のように、レイアウトの都合で、戸袋窓を設けたケースもあります。
201系からドアの窓が小さくなったので、疑問ではありましたが、JR東日本では横浜線用の205系から、JR西日本は207系から“103系レベル”に戻しました(但し、JR九州103系1500番台はドアの窓は小さいです)。ドアの窓は大きいほうが落ち着きがあります。
以上が私の知っている範囲内の回答ですが、これでよろしかったでしょうか?
by 岸田法眼 (2007-06-24 11:35)
岸田法眼さま:
ご丁寧な回答ありがとうございした。
よく理解できました。
そう言えば、昔の東海道線(関西の)のスカイブルーの201系のドア窓は小さかったように思います。
by zba03198 (2007-06-26 00:02)
zba03198さん、どうもありがとうございます。
関西のスカイブルーの201系は4月に高槻に残っておりましたが、3月のダイヤ改正で勇退し、新天地を待っている状態でした。今はどうなっているのでしょうと気になりますね。
今日は所用で中央線を利用しましたが、幸運にも201系でした。
by 岸田法眼 (2007-06-26 01:02)
かなり前の記事ですがE233にコンセントがついているのにいまさら気づき検索しました。参考になりました。一点だけ、
創世記→創成期かと思います。
記事そのものはスピード感ある記述で読んでいて心地よかったですよ。
by ふくしま (2010-01-12 14:05)
ふくしまさん、どうもありがとうございます。
コンセントは209系から標準装備されているのですが、これに気づいたのは2002年でした。JR東日本は「オフィスシート」という案内をしないので、どういう目的であるのかはわかりません。
御指摘の漢字ですが、「創世期」で間違いありません。また、でたらめなURLを入力しないでください。次回以降、コメントの承認はいたしません。
by 岸田法眼 (2010-01-13 23:13)