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暴れん坊583系2002(臨時寝台特急〈はくつる81号〉青森行き) [プラットホーム2002]

2002年8月12日(月曜日)、JR東日本上野へ。2002年まで“夏の風物詩”といえる列車があった。それは臨時寝台特急〈はくつる81号〉青森行きである。

東北本線14番線に臨時寝台特急〈はくつる81号〉青森行きが入線。この当時、寝台特急〈はくつる〉は東北新幹線八戸延伸にともない、フォーエヴァーが決まっていた。“もしかしたら、583系で運行する臨時寝台特急〈はくつる81号〉青森行きは、最後の晴れ舞台になるのかもしれない”と思い、心して目に焼きつけようと上野に乗り込んだわけである。

上野の地平ホームは長距離列車がよく似合うホームで、東北・上越新幹線が開業するまでは“特急街道”と言ってもおかしくなかった。高架ホームの下に地平ホームがあるため、暗く、これが“汽車の旅立ち”にふさわしかった。

入場券を所持していないので、車内に入ってみる。

583系は3段式B寝台を基本としているが、モハネ582形はパンタグラフを装備している関係で、一部が上段抜きの2段式になっている。中段寝台が下段よりも高さがあるものの、窓はささやかな小窓。2007年7月1日(日曜日)にデビューした新幹線のN700系よりも小さい。寝るためにあるので、“車窓は不要”ということなのだろう。それに窓を大きくしていたら、普段は収納しているという、“舞台裏”を見せびらかすことになるため、好ましくないと判断したのであろう。

グリーン車はリニューアルされており、高い天井は吊り天井によって、低くしていた。座席も背面のテーブルがついており、居住性はいいのだろうが、583系の寝台特急の運行ならば、多くのお客は3段式B寝台を選ぶだろう。ちなみにJR東日本所属の583系グリーン車は2002年12月でたった1両となってしまい、2006年で廃車されてしまっている。これにより、JR東日本の583系は6両編成×2の12両に減少され、“絶滅の危機”であるが、いずれも修繕工事を行なっているので、不慮の事故が起こらない限り、しばらくは健在であろう。

14・15番線にはお相撲さんが2人いた。どうやら、角界にもレールファンがいたということになるが、この2人の力士は幕下以下のようである。

583系はベネシアンブラインドを採用した数少ない車両で、入線時からしめっぱなし。ブルートレインを含めた寝台車はカーテンやベネシアンブラインドは下ろした状態でお客様を迎えている。ホームから寝ている姿を見られないようにするという配慮なのだろう。

21時45分、青森に向けて、羽ばたいた。

★備考

①583系の備考全集はこちらにクリック!!

②オーミヤの鉄道日誌「地平ホームにも通勤型」はこちらにクリック!!

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③2007年7月22日(日曜日)で観客動員数は14萬7000人を突破しました。どうもありがとうございます。


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コメント 12

kikuzou

583系ですか!懐かしいです。
581系の月光には乗ったことあるんですが、東北方面のは乗ったこと無いです。
続きが楽しみです。
by kikuzou (2007-07-22 10:01) 

岸田法眼

どうもありがとうございます。この記事を作っている私も懐かしいです。

カテゴリーは「プラットホーム2002」なので、乗っておりませんが、この年は583系が大暴れしました。その模様は8月下旬以降の掲載予定となっておりますので、しばらくお待ち下さい。また、備考一覧は乗車ルポも一部ありますので、そちらも御覧いただければ、さいわいです。
by 岸田法眼 (2007-07-22 11:15) 

UZ

上野駅と言えば石川啄木の短歌、井沢八郎の「ああ上野駅」のように、長距離列車のターミナルというイメージが強かったのですが、現在はショッピングセンターが入居した拠点駅という感じしますね。東北、上越方面の列車は新幹線に置換えられており、それも東京に向かいますから。

583系の隣には中電ですから時代の移ろいを感じますね。こんな事を言っている私もトシかな.....
by UZ (2007-07-22 14:45) 

岸田法眼

UZさん、どうもありがとうございます。

上野は“北の玄関口”という代名詞がありますが、今ではムリヤリ改装して、アトレ上野がオープン。高架ホームの上の通路もショッピング施設で、すっかり“エキナカショッピング”と化しています。

地平ホームに近郊形電車は似合わないですね。掲載はしておりませんが、13番線に415系鋼製車が止まっているシーンもありました。
by 岸田法眼 (2007-07-22 15:30) 

オーミヤ

トラックバックありがとうございました。

通常よりも高さのある中段・・・。指名買いする方も多い、人気の段でしたよね。が、パンタが立っておる方で寝ますと擦り音が聞こえてしまうかもしれません。
しかし、B寝台は3段である583系の中で、A寝台並みの2段を持っておるモハネ582のパンタ下中段はこれから先も注目の的でしょうね。
by オーミヤ (2007-07-22 20:43) 

しおつ

自分も地平ホームで583系の撮影したなあ。
独特の雰囲気がいいですよね、地平ホームは。
by しおつ (2007-07-22 22:06) 

岸田法眼

オーミヤさん、どうもありがとうございます。

おトクな中段の席番はわからないのですが、数年前の『旅と鉄道』で、〈きたぐに〉では出張の際、そこを指名する人がいるそうですよ。“組織ぐるみ”のようですね。
by 岸田法眼 (2007-07-22 22:44) 

岸田法眼

しおつさん、どうもありがとうございます。

北の玄関口ですから、風情かつ始発駅の雰囲気が漂っておりますよね。高架は通勤・通学、地平は旅向けといったところでしょうか。
by 岸田法眼 (2007-07-22 22:45) 

こんにちは!
583系、20年近く前に、急行"津軽"で乗った覚えがあります。
この時は寝台ではなかったのですが、ちっとも寝られなかったなぁ。。
by (2007-07-24 12:23) 

岸田法眼

うたにさん、どうもありがとうございます。

583系はかつて急行〈津軽〉でも運行されておりましたが、全車座席で寝台がセッティングされていなかったんですよね。山形で進行方向が変わる都合上、車両運用の関係でそうなったらしいです。ただ、定期運行では3年ほどの短期間でした。
by 岸田法眼 (2007-07-24 21:45) 

ご訪問、niceありがとうございました。小生は特別詳しくはないですけど、鉄道好きです。寝台特急は、昔「出雲」の個室に乗ったことがあります。
by (2007-07-25 00:34) 

岸田法眼

atsushiさん、どうもありがとうございます。

鉄道はくわしくなくてもかまいませんよ。鉄道のよさ、レールファンの底辺拡大と偏見をなくすことに邁進しているRailway Blogです。

私は〈出雲〉に乗ったことはありませんが、記事はあります。http://blog.so-net.ne.jp/railway583/2006-03-17にアクセスしていただければ、さいわいです。
by 岸田法眼 (2007-07-25 00:47) 

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