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芝山鉄道開幕戦 [汽車旅2002番外編]

2002年10月27日(日曜日)、帝都高速度交通営団(2004年4月1日から「東京地下鉄」に改称)日比谷線上野へ。自動改札を出て、京成電鉄(次からは「京成」と略す)への連絡通路を初めて通るが、閑古鳥で変質者が出そうな雰囲気だ。活気がないのである。

京成本線上野へ。JR東日本と帝都高速度交通営団とは位置が離れており、歩いても駅の存在に気づかないのではないかと思わせるほど。今回は連絡通路でダイレクトにたどり着くことができたものの、20世紀中、京成の上野はどこにあるのかまったくわからなかった。



〈スカイライナー15号〉成田空港行きへ。パスネットがだんまりなければ運賃のみで乗れる特急成田空港行きに乗っていただろう。ちなみに特急成田空港行きに乗っていたら、高砂で〈スカイライナー15号〉成田空港行きに抜かれる。〈スカイライナー〉は種別がないものの、“超特急”という位置づけなのだろう。

〈スカイライナー15号〉成田空港行きはAE100系トップナンバー車で、ブルー系のリクライニングシートを見ると、リニューアル車のようである(当時、悪党党の浜田幸一幹事長がビール業者のCMに出演。〈スカイライナー〉に乗っているが、シートモケットは茶色だった)。

〈スカイライナー15号〉は終点成田空港(京成は「第1旅客ターミナル」と案内)に到着し、本線全線完乗達成!!



その後、下車して、第2ターミナル行きのタダバスに乗り、途中の東成田駅前で下車。東成田は京成東成田線の駅で、かつては「成田空港」と名乗っていたが、成田新幹線として作られた敷地にJR東日本が新規参入(成田線の支線となる)。また、京成本線は移転することになった。そのため、本線は成田から先のルートが変更になり、既存線は平成3年(1991年)3月16日(土曜日)から「東成田線」に改称されたのである。

この日、芝山鉄道(芝山鉄道線)が開業し、起点は東成田。京成でまだ乗っていない路線は東成田線だけとなったので、完全制覇に王手がかかった。

地下ホームに下りると、すぐさま各駅停車芝山千代田行きが到着し、すれすれセーフで飛び乗る(ドアが閉まりかけてからの駆け込み乗車ではありません)。



発車すると、ヘンテコなカーブが続き、地上に出て、終点芝山千代田に到着。ホームは1面1線しかなく、“日本一、短い鉄道”という肩書きを持つ芝山鉄道全線完乗を達成した。



方向幕は「普通(東成田)芝山」となっており、成田で乗り換えていたら、「各駅停車東成田方面芝山千代田行き」と書いていただろう。

芝山鉄道の難点は自動改札があるにもかかわらず、パスネットが使えないことで、精算客が多く、下車客には花束をプレゼント。ちなみに芝山鉄道の運賃は190円。東成田線の自動改札にパスネットを入れると、京成のは初乗り運賃200円が引かれる難点があるため、現金が必要である。

折り返し時間があり、各駅停車成田行きに乗り、東成田から京成東成田線に入るが、次は終点成田。こちらも1区間で東成田線全線完乗及び、京成完全制覇を達成した。



本線の快速羽田空港行きに乗り換え、ユーカリが丘で山万ユーカリが丘線中学校方面行きに乗り換え。ユーカリが丘線は“9の字”による一方通行の循環運転である。



『こあら3号』に乗り、公園から単線となり、中学校で下車。昼食をとったあと、再び『こあら3号』へ。

車内は“サイレンスカー”状態で、公園に戻り、全線完乗を達成!!



車内の化粧板と車両番号プレートは大阪市交通局10系なみだが、車体は色あせ、照明をつけない暗い車内が気になった。

終点ユーカリが丘に到着し、京成本線の快速羽田空港行きに乗り換え、船橋でJR東日本総武本線の快速久里浜行きへ。運よく、ボックスシートをGETし、帰京した。

★備考

①京成電鉄ホームページは
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②京成電鉄本線は一般的に「京成線」と呼ばれている。

③芝山鉄道ホームページは
こちらにクリック!!

④フリー百科事典『Wikipedia「京成東成田線」』はこちらにクリック!!

⑤フリー百科事典『Wikipedia「山万ユーカリが丘線」』はこちらにクリック!!

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コメント 8

UZ

お疲れ様です。
成田空港は地元への事前説明もなく建設地が決定され、様々な反対闘争が繰り広げられ、開港した悲劇の空港です。拡張もままならず(完成しても関西空港以下の滑走路)、国際競争にも太刀打ち出来ない状況が続くと予想されます。
政府の無理強い政策のおかげで千葉県では一時期土地収用委員会が開催出来なくなり、東葉高速鉄道の開業が大幅に遅れたり、館山自動車道の全通も大幅に遅れました。ちなみに芝山鉄道の”ヘンテコなカーブ”も反対派の敷地を遠回りした結果です。
私も利用しましたが、関空よりも時間的にも距離的にも遠いことや混み合っていた事に閉口しました。
by UZ (2007-11-03 07:14) 

kikuzou

京成は本線より押上線や金町線が風情があって好きです。
ちなみに、ワタシは本線沿線に住んでます。
京成上野は仰る様に鄙びてますよね(w
by kikuzou (2007-11-03 08:27) 

サットン

元京成本線住民です。
転勤で八千代市内の寮に1987年から1年半住んでいましたが、当時京成はどん底の状態でした。経営不振、労使関係の悪化など見るも無惨でした。
AE100系には良く乗りましたよ。会社帰りにイブニングライナーに乗ってちょっと贅沢な気分になったもんでした。
沿線から転居後も勤務先のホテルが成田空港近くに新規ホテルの開業を控えていたので早朝のスカイライナーで第2ターミナルまで出かけていました。この時も上野では乗り換えが不便なので専ら日暮里で乗り換えておりました。
by サットン (2007-11-03 12:50) 

岸田法眼

UZさん、どうもありがとうございます。

成田空港は波瀾万丈の歴史があり、初代のスカイライナーが車両基地で襲撃されるほどの大変な事態だったと聞いております。

京成及び芝山鉄道の利用はこの日以来、まったくありませんが、どうなっているのでしょうね。成田-芝山間の途中駅は東成田だけですから。
by 岸田法眼 (2007-11-03 18:07) 

岸田法眼

kikuzouさん、どうもありがとうございます。

金町線は確かに沿線は下町情緒にあふれておりますね。

京成の車両はドア上の情報案内装置で、英語の小文字が全角表示であることに違和感があります。
by 岸田法眼 (2007-11-03 18:13) 

岸田法眼

サットンさん、どうもありがとうございます。

〈スカイライナー〉は上野で乗り換えるより、日暮里のほうが近くていいですね。上野だと1度地上に出るか、日比谷線連絡通路を経由しなければならず、かえって遠回りになります。

さて、2008年3月下旬に日暮里・舎人ライナーが開通するので、〈スカイライナー〉や〈イブニングライナー〉の利用が増えるといいですね。

AE100系は都営浅草線と京急線に直通することを視野に入れた車両ですが、実現しそうもない状況です。
by 岸田法眼 (2007-11-03 18:18) 

HIRO

柴山鉄道、その響きが懐かしいです。
って言うか、かなり前ですがコンサルタントで調査をしたことがあります。
当時、成田空港から滑走路、騒音などの見返りに、それとこの地域には交通網がないために鉄道建設計画が持ち上がって九十九里浜までの計画がありましたが、バブルで町の入り口の千代田までになったようですね。
ここにはたしか航空博物館があると思いました。
そんな想い出の芝山鉄道にも乗ってみたい気持ちもあるのですが、なにせ神奈川からでは遠いです。

僕のブログも今回一新しました。遠くへいきた~い➀~➂まで東京駅
上野駅で特急寝台北斗星、東京駅で富士を中心に写真多数掲載しています。
法眼さまのように車内もふくめての乗車体験ではありませんし、ホームで車内に立ち入らないでくださいとの放送があり平凡になりましたがお暇なときに遊びに来てください
by HIRO (2007-11-06 22:43) 

岸田法眼

HIROさん、どうもありがとうございます。

芝山鉄道は京成東成田線の延伸にすればよかったのでしょうが、芝山千代田のホームは階段を下りればすぐ改札です。

あれから5年たちますが、平々凡々な日々であることを願っています。
by 岸田法眼 (2007-11-06 23:45) 

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