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上越新幹線開業20周年(上野ハロープロジェクト第10弾、臨時快速〈ときリレー号〉上野行き) [プラットホーム2002]

2002年11月16日(土曜日)、JR東日本大宮へ。前日、上越新幹線開業20周年を迎えているが、平日のため、この日に記念列車を運行することになった。



寒い16番線に臨時〈復活とき号〉新潟行きが入線。12両編成で、綺麗にお色直ししているものの、特性ヘッドマークがないのが残念なところ。

〈やまびこ9号・こまち9号〉盛岡・秋田行きが発車する頃、〈あさま3号〉長野行きが通過。新幹線では唯一のノンストップ便で、開業前は“倍速79分”をアピールしていたが、2002年12月1日(日曜日)のダイヤ改正で、すべて途中駅に停まるようになる。大宮も今や、さいたま市の中心となり、通過が許されなくなるほどの地位に躍進したということになるだろう。また、通過駅なのに可動式ホーム柵が設置されておらず、安全面で誰かに指摘を受けていたのかもしれない。



臨時〈復活とき号〉新潟行きだが、これはオープン戦のようなもので、2002年12月1日(日曜日)から不死鳥の如く、よみがえる。その代わり、〈あさひ〉〈Maxあさひ〉がフォーエヴァー。理由は〈あさひ〉と〈あさま〉を誤って乗るお客が多く、苦情が多かったという。そこで一旦、お蔵入りになった〈とき〉〈Maxとき〉を復活させることになった。鳥のほうの朱鷺(Toki)を絶滅させないためにも、“再登板”することには大賛成だ。

昭和37年(1962年)3月10日(土曜日)、上野-新潟間に特急〈とき〉が誕生。当時から絶滅の危機にあった鳥の朱鷺にちなんだもので、昭和42年(1967年)10月1日(日曜日)には一部が東京発着となる。そして、昭和47年(1972年)10月1日(日曜日)からエル特急に昇格する。

昭和48年(1973年)4月1日(日曜日)、東北新幹線の用地確保のため、東京発着はなくなり、冬季になると故障が頻発(Hinpatsu)して評判の悪い181系は昭和49年(1974年)12月28日(土曜日)から、一部を183系1000番台に置き換えられることになる。181系は“キハ81形の電車版”といえるだろう。ちなみに181系はエル特急〈とき〉の運行が終了すると、フォーエヴァー。一部は他形式に改造された。また、実物は鉄道博物館に展示されている。



昭和57年(1972年)11月15日(月曜日)、上越新幹線が開業し、〈とき〉が採用されたものの、なぜか各駅停車タイプであった。

思えば、〈こだま〉も在来線時代は東京-大阪間の花形特急でありながら、東海道新幹線の愛称に転身すると、各駅停車タイプとなり、スターは東海道本線で走った実績のない〈ひかり〉になり、のちに〈のぞみ〉へと変わってゆく。

運転区間も昭和60年(1985年)3月14日(木曜日)に上野、平成3年(1991年)6月20日(木曜日)には東京へ南下。〈やまびこ〉〈とき〉は18年ぶりに東京発着が復活したことになる。ちなみに上越新幹線は大宮-新潟間で、開業時から全通している唯一の新幹線路線である。



平成6年(1994年)7月15日(金曜日)、E1系初代Maxの投入により、〈Maxあさひ〉〈Maxとき〉が誕生。オール2階建て新幹線はたちまち人気が沸騰するものの、わずか3年後に2代目MaxとなるE4系が入団した。

平成9年(1997年)9月30日(火曜日)、〈とき〉〈Maxとき〉は北陸新幹線開業にともなう、運行再編成のため、〈あおば〉〈Maxあおば〉と共にフォーエヴァー。翌日、東京-新潟間は〈あさひ〉〈Maxあさひ〉、東京-高崎・越後湯沢間は〈たにがわ〉〈Maxたにがわ〉に統一された。また、東北新幹線の東京-仙台・盛岡間は〈やまびこ〉〈Maxやまびこ〉、東京-那須塩原・郡山間は〈なすの〉〈Maxなすの〉に統一されている。



あれから5年たち、出発セレモニーが終わると、10時44分、臨時〈復活とき号〉新潟行きが発車。空席が多いのが気になるが、途中駅から乗ってくるのだろう。ビュフェは盛況していた。



新幹線ホームの下、すなわち地平の在来線側では山手線で活躍していた205系の南武線転用工事が進んでいた。

翌日(2002年11月17日)、2日続けて大宮へ。



新幹線ホームでは400系第3編成の回送が到着。一部のヘッドライトはハヤリのパールホワイト(高輝度放電灯)にチェンジ。また、〈こまち11号〉秋田行きのE3系は試作車だった。並結しているE2系の〈やまびこ11号〉盛岡行きだが、飛雲(Hiun)ホワイトと紫苑(Shion)ブルーの中央の細い帯は赤からピンクに変わり、“〈はやて〉仕様”が完了したようである。



11時50分、〈復活とき号〉が大宮に戻ってきた。「おかえりー」と言いたくなるほどだが、利用客と撮影客は前日より下回った。



到着後は臨時快速〈ときリレー号〉(〈新幹線リレー号〉と車掌は案内)上野行きが待っており、185系200番台の田町所属車と新前橋所属車の混結。私は11号車自由席禁煙車へ。意外にも喫煙車があり、グリーン車の入りはよかった。



初めて新前橋車に乗るが、リニューアルは客室だけのありさまで、これは田町所属車と変わらない(トイレと洗面所は国鉄時代のまま)。

なにはともあれ、30分以内の乗車だが、リクライニングシートにくつろぎ、終点上野に到着した。

★備考

①フリー百科事典『Wikipedia「とき(列車)」』はこちらにクリック!!

②フリー百科事典『Wikipedia「上越新幹線」』はこちらにクリック!!

③フリー百科事典『Wikipedia「新幹線リレー号」』はこちらにクリック!!

④フリー百科事典『Wikipedia「国鉄183系電車」』はこちらにクリック!!

⑤フリー百科事典『Wikipedia「国鉄181系電車」』はこちらにクリック!!

⑥岸田法眼のRailway Blog.「東北新幹線開業20周年」はこちらにクリック!!

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④2007年11月24日(土曜日)の観客動員数は1099人でした。また、「nice!」を押した方が100人となりました(1人目はひでくんさん、100人目はのっつーさん)。どうもありがとうございます。


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サットン

200系のオリジナルデザイン、懐かしいです。開業から25年経ち車両がかわり、ターミナルも上野、東京と移り時の流れの早さを痛感します。
185系もなかなか長持ちしていますね。登場したときは「これで特急料金とるのか」と思ったもんですが。
by サットン (2007-11-25 18:56) 

パルの大冒険

E系もいいですが、やっぱり0系・100系・200系が並んだら最高のショットだすね!!もう一度0系ビュッフェのアナログスピードメーターで210Kmを指してるとこ見てみたいっす。大窓の0系は存在するのでしょうか?
by パルの大冒険 (2007-11-25 22:26) 

新・タビネズミ

先日は訪問ありがとうございました。
鉄道の記事が多いですね。私も、鉄道は大好きなんですよ。ただ、なかなか乗りにいけなくて・・。
少し記事をよませていただきますね。
by 新・タビネズミ (2007-11-25 22:30) 

岸田法眼

サットンさん、どうもありがとうございます。

185系はいまだ特急料金を払って乗ったことがありませんが、転換クロスシートからリクライニングシートになったので、ためらいや抵抗もなく特急料金が払えそうです。でも、リニューアルが客室だけというのはどういう事情があったのでしょう? 疑問です。
by 岸田法眼 (2007-11-25 23:48) 

岸田法眼

パルの大冒険さん、どうもありがとうございます。

0系の大窓車はたぶん、ないと思います。そこまでくわしくありませんが、http://blog.so-net.ne.jp/railway583/2007-03-11に0系の記事がありますので、御覧いただければ、さいわいです。
by 岸田法眼 (2007-11-25 23:51) 

岸田法眼

新・タビネズミさん、どうもありがとうございます。

基本的にほとんど鉄道の記事しかありませんが、こだわりをもって、これからも更新していきますよ。

パルの大冒険さん共々、またのお越しをお待ちしております。
by 岸田法眼 (2007-11-25 23:53) 

オーミヤ

今考えると、200系の原型車は、もう全廃されてしまったのですよね。先日、神田駅で東北・上越新幹線開業25周年を記念して復活した原色編成を目に致しましたが、それも改装工事を受けたK編成の塗り替えですし・・・。ほぼJR世代の車両へと主役が代わった気が致します。
by オーミヤ (2007-11-26 16:18) 

岸田法眼

オーミヤさん、どうもありがとうございます。

200系はリニューアル車だけとなり、東北新幹線新青森延伸になると、消えることになるでしょう。

そうですね、新幹線や特急の多くはJR世代が主流となっておりますが、それは都市に限られているような気がします。ローカル線の多くは国鉄産車両がまだまだ活躍しておりますので、都市と田舎では“格差社会”になってしまっているのではないでしょうか。
by 岸田法眼 (2007-11-26 19:42) 

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