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暴れん坊583系2007(ひばりーヒルズ2007) [プラットホーム2007]

★2002年9月21・22日(土・日曜日)

2002年9月21日(土曜日)、JR東日本上野へ。知人らに「ひばりーヒルズ」とメールを出して誘ったものの、乗り込んできたのは私だけだった。


仙台を12時25分に発車した東北本線、583系9両編成(全車指定席)の臨時特急〈ひばり〉は白石、福島、郡山、宇都宮、大宮へ停車し、18時05分、定刻通り、終点上野16番線に到着した。

上野16・17番線は在来線特急用で、新幹線でもないのにホームへ入るだけでも入場券が必要という厳戒態勢ぶり。やむなく130円を投資して入場券を購入したが、乗るわけではないし、天下の583系だから、ためらいもなかった。



気になるヘッドマークだが、1号車は文字だけ、9号車は絵入り。方向幕は明らかなツクリモノで、間近でみると、「回送」の文字が浮かび上がっていた。



残念なのはボディーが傷んでおり、メンテナンスに疑問を感じるが、青森運転所(2004年4月1日、「青森車両センター」に改称)に所属する583系は東北新幹線〈はやて〉誕生後、1編成が廃車され、もう1編成は南秋田運転所(2004年4月1日、「秋田車両センター」に改称)へ移籍して、余生を過ごすとのこと。その後、仙台支社は廃車予定の1編成を引き取り、再生した。

翌日(2002年9月22日)も上野へ。前日に比べると、アベックレールファンをチラホラ見かけ、家族そろってレールファンもいた。また、女の子2人組は通りすがりなのか、カメラつき携帯電話で“便乗撮影”していた。



この日は14番線からの発車とあってか、撮影エリアが分散する文字だけのヘッドマークはゆったり撮影することができたが、絵入りヘッドマークは1か所に集中しているため、イラつくほど混んでいた(毎回そうだけど…)。



9時11分、仙台に向けて旅立った(終点仙台は14時54分に到着)。

★2003年10月13日(月曜日・体育の日)

2003年10月13日(月曜日・体育の日)、2002年に大暴れした583系が“〈ひばり〉ーヒルズリターンズ”こと、臨時特急〈特急ひばり〉が北の玄関口、JR東日本東北本線上野に帰ってくる!!

「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ」

日暮里-上野間はそんな感じで撮影隊スタンバイOK!! ちなみに私は正午に上野入りした。

仙台を8時04分に発車し、白石、福島、郡山、宇都宮、大宮の順に停まってゆくのだが、途中、自治医大-小金井間、蓮田-東大宮間で車両点検をするアクシデントに見舞われ、定刻より25分遅れの13時10分、終点上野13番線に到着。

知らぬうちにレールファンがあふれて、やはり撮影困難状態。2002年9月21・22日(土・日曜日)にも583系の臨時特急〈ひばり〉が運転されていたが、それに比べると、絵入りヘッドマークと方向幕があらかじめ入っているなど、今後も運行する可能性を期待させるものの、シートカバーがないという、特急のあるまじき営業姿勢にガッカリした。




まずは過去に行なわれた“583系ひばりーヒルズ”の総集編を御覧いただいたが、2007年12月15日(土曜日)12時10分頃、JR東日本上野へ。  

“北の玄関口”の象徴といえる東北本線の地平ホームに下りると、15・16番線側に人が集まっている。運転日とダイヤ以外はほとんど調べていないため、どちらに止まるのか見当がつかない。  

つかさず改札内にあるみどりの窓口に行くと、見送りだけでも入場券が必要な16番線に到着することが判明。16・17番線は優等列車ホームで、中間改札付近では、入場券を意固地でも払わない面々が待ち構えているわけだが、私はポーンと即決。Suicaと入場券のダブル利用となる。

 

16・17番線に入ると、17番線には12時30分発の特急〈フレッシュひたち25号〉勝田行きが止まっているが、車内の整備・点検のため、利用客はまだ乗ることができない。また、車体には10周年記念のステッカーを貼っていた。E653系が入団して10年経過したが、特急〈いなほ〉〈北越〉にも投入して欲しい車両だ。ちなみに特急〈フレッシュひたち25号〉勝田行きの車体腰部カラーは1~7号車がヤクルトブルー、8~11号車はジャイアンツオレンジである。

「側灯よし、お待たせしました」  

と清掃軍団が集結し、7号車自由席を利用するお客に一礼し、12時23分、ドアが開く。  



地平ホームは13~17番線にあるが、特急〈フレッシュひたち25号〉勝田行き以外はホームに電車がなく、閑古鳥のありさまである。のどかな光景なのだろうが、“北の玄関口”が死語のようになりつつある現状を物語っている。  

むなしくチャイムが鳴り響き、12時30分、特急〈フレッシュひたち25号〉勝田行きが発車。地平ホームに列車が1つもなくなった。

「黄色い線、ずぅーと下がってください」  

12時32分、駅員4人が「警戒」の腕章をつけて、日暮里寄りへ歩く。こういう展開になるということは、臨時特急〈ひばり〉のお目見えが近いという証。胸の鼓動が高まってゆく。  

臨時特急〈ひばり〉上野行きは仙台を8時04分に出発。途中、福島、郡山、黒磯、宇都宮、大宮に停まり、終点には12時47分の到着予定となっている。おカネのある人は仙台で撮影後、東北新幹線で上野へ先回りしているのかもしれない。

 

12時36分、17番線に特急〈スーパーひたち26号〉が到着。折り返し、13時00分発、特急〈スーパーひたち27号〉仙台行きとなる。車体には2年連続で『うつくしま浜街道キャンペーン』が行なわれており、巨大なステッカーを貼っている。  

16番線には徐々にレールファンが黄色い線の内側で、“マイポディション”につく。レールが途切れた先にはレールファンの数が増え、あふれているようにも思える。また、隣りの15番線でもレールファンが増えて待ち構える。高架ホームを支える柱が撮影のジャマになるのだけど、おかまいなしのようで、“撮ることができればいい”という感じのようだが、野望を打ち砕くかのように211系3000番台の普通電車が到着した。この電車は折り返し、普通電車高崎行きとなる。  

ホンモノの警備員も16番線に立ち、厳戒態勢のピリピリムード。しかし、12時47分になっても臨時特急〈ひばり〉は現れない。

「10分だね」  

警戒腕章の駅員がサービスマネージャーに伝える。10分の遅れは583系に10分長く乗れるということだ。上野から先、用事のない利用客には「このしあわせモノ」と冷やかしたくなる。  

13番線に211系3000番台の普通電車が到着。ホームは少し、華やかさが取り戻しつつあるようで、臨時特急〈ひばり〉への“お膳立て”といったところだろう。

「ヴィーン!!」  

という雄たけびが聞こえた。117系と同じタイフォンに衝撃を受けたが、12時57分、臨時特急〈ひばり〉が到着。6号車は車掌が2人おり、乗務員室ドアと運転台から目視。こういう光景は初めて見た。安全を確認する重大な業務とはいえ、イキな演出である。

 



もっとイキなのは1号車が絵入りヘッドマークなのに対し、6号車は文字だけの“2002年スタイル”で運行。決定的な違いは2002年運行時がヘッドマークと方向幕はシールで貼りつけていたのに対し、今回は最初から装備されていたことだ。2003年に廃車の危機を脱して、美しい姿を取り戻した時に装備していたが、文字だけのヘッドマークがあるとは知らなかった(2003年運行時は1・6号車とも絵入りヘッドマークだった)。 

 

1・6号車は混雑が集中し、10分遅れということもあり、あわただしく回送した。  

入場券を持っているので、東北新幹線ホームへ。久しぶりに下りてみるが、安全サクは車両が在来線規格の〈つばさ〉〈こまち〉が停まる位置に設けており、中途半端な感じを受けるものの、JR東海の東海道新幹線ホームに比べると、ピリピリした雰囲気がないのがいい。但し、上野を通過する便は存在するので、ホーム全体にあったほうがいいように思う。

  

200系はリニューアル車だけとなり、〈なすの257号〉郡山行きはE3系とE2系1000番台の合体編成で運行。この組み合わせは〈はやて・こまち〉とカン違いして乗り間違えるお客がいなければいいが。

 

驚いたのは22番線に到着した〈たにがわ410号〉東京行きの車両が国鉄色に復元した200系リニューアル車だった。この色はまだまだ走るようである。いつまでかはわからないが…



翌日(2007年12月16日)、9時50分頃に上野へ着いたが、15番線側では『東北本線開業120周年記念ひばり号出発式』が行なわれていた。式典が終わると、絶妙なタイミングで14番線に臨時特急〈ひばり〉仙台行きが入線した。地平ホームの13~15番線は高架ホーム下にあるため、地下鉄のホームと錯覚しそうで、暗いのだが、天下の暴れん坊583系がやって来ると、一気に明るく、華やかになる。  

今回はJR東日本の旅行代理店、びゅうが臨時特急〈ひばり〉ツアーを開催し、4号車56席、5号車60席、6号車52席を確保。仙台-大宮間は臨時特急〈ひばり〉で往復し、鉄道博物館へ入り、近くにある大宮大成鉄道村で宿泊という“Raikwayざんまい”である。

 

14番線の行き止まり側は撮影しやすく、13番線に寝台特急〈北斗星2号〉が止まっている。グレードの高い寝台特急〈北斗星〉と寝台座席兼用電車583系、共に人気で、“世紀の顔合わせ”である。また、15番線に特急〈草津3号・水上3号〉万座・鹿沢口&水上行き、16番線に特急〈スーパーひたち15号〉原ノ町行きが共に10時ちょうどの発車を待っており、かつての隆盛がよみがえった雰囲気がある(その後、9時59分に特急〈フレッシュひたち17号〉勝田行きが入線した)

 

〈ひばり〉は意外にも東京-広島間、呉線経由の急行につけられたのが最初。フリー百科事典『Wikipedia「あさかぜ(列車)」』によると、昭和23年(1948年)7月1日(木曜日)、東京-広島間、呉線経由の愛称がない臨時急行が誕生したが、どうやら〈ひばり〉はここからスタートしたようだ。但し、これは国鉄広島鉄道管理局が独自につけた愛称で、公式記録にならない。おまけに当時、“特急は鳥類に限る”という国鉄本局の方針に反していたため、昭和25年(1950年)11月8日(水曜日)、急行〈安芸〉という公式の愛称がつけられることになる。つまり、“まぼろしの臨時急行〈ひばり〉”が走っていたのである。  

昭和36年(1961年)10月1日(日曜日)、上野-仙台間に臨時特急〈ひばり〉が誕生。“公式記録の〈ひばり〉”が誕生したことになるのだが、当時は電化されていたにもかかわらず、交直流の特急形電車が開発されていないため、気動車の運行だった。

  

昭和38年(1963年)10月1日(火曜日)、定期便に昇格し、昭和40年(1965年)10月1日(金曜日)、483系特急形電車にチェンジされ、昭和47年(1972年)10月1日(日曜日)にはエル特急に昇格。昭和48年(1973年)10月1日(月曜日)から昭和53年(1978年)10月1日(日曜日)まで583系で運行する便もあった。それ以後は485系に統一されている。  

昭和57年(1982年)11月14日(日曜日)をもって、定期便は姿を消し、昭和60年(1985年)3月14日(木曜日)の東北新幹線上野延伸まで、臨時特急〈ひばり51・52号〉として、“不死鳥”ぶりをアピールしていた。

 

それから16年後の2001年8月25・26日(土・日曜日)、“♪あーあー、時の流れのようにぃー♪”とささやくかのように臨時特急〈ひばり〉が485系で不死鳥の如く、よみがえった。  



当時、往路は2001年8月25日(土曜日)に上野を9時11分に発車し、終点仙台には14時54分の到着。翌日(2001年8月26日)に復路が運行され、仙台を12時45分に発車し、終点上野には17時45分に到着。使用された485系は先頭車の側面にJNRマークを銀のシールではあるが、取りつけて国鉄の雰囲気を演出。グリーン車は現役当時にはなかった半室タイプのクロハ481形を連結した。



その後の臨時運行では583系が起用されている。

 

寝台特急〈北斗星2号〉が尾久車両センターへ回送され、特急〈スーパーひたち15号〉原ノ町行き、特急〈草津3号・水上3号〉万座・鹿沢口&水上行きが発車して、地平ホームは一気にさびしくなるが、14番線の熱気は衰えず、6号車には駅長や仙台のイメージマスコットが見送りに現れ、発車に向けて、準備万端。これにともない、撮影スペースが制限される恰好となり、レールファンが集中。駅員も殺気だったが、10時03分、無事にはばたき、15時06分に杜(Mori)の都、終点仙台に到着する。
 


この2日間、臨時特急〈ひばり〉を歓迎するかの如く、江戸八百八町は澄み切った美空だった。

★備考

①今回の動画はこちらにクリック!!(うまく再生できなかった場合はこちらを御利用下さい)

②583系備考一覧は
こちらにクリック!!

③フリー百科事典『Wikipedia「ビバリーヒルズ」』はこちらにクリック!!

④フリー百科事典『Wikipedia「あさかぜ(列車)」』はこちらにクリック!!

⑤フリー百科事典『Wikipedia「東北本線優等列車沿革」』は
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⑥びゅうツアーのパンフレットPDFファイルは
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⑦参考文献として、鉄道ジャーナル社刊行、『鉄道ジャーナル2001年11月号』を使用。

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コメント 4

しおつ

動画を見ながら、ブログを読むのもなかなかいいですね。
雰囲気がよく伝わってきます。
東北が好きな自分は、出発地としての雰囲気をよく残す上野もまた好きです。
by しおつ (2007-12-19 22:24) 

岸田法眼

どうもありがとうございます。

デジカメはコンパクトサイズのため、スポーツモードにしてもブレる可能性があるので、動画のほうがいいだろうと判断しました。

デジカメ動画は本年より本格的に導入し、携帯電話で撮ることはなくなりました。映り具合に差があるからですが、その分、やみくもに動画を撮らないようにしております。

私も上野の地平ホーム、阪和線天王寺は始発駅、終着駅の風情を感じるので好きですね。上野は重厚、天王寺は明るいといったところでしょうか。
by 岸田法眼 (2007-12-19 22:37) 

れィ☆

nice!有難う御座いました(*´ω`*)
by れィ☆ (2007-12-20 15:22) 

岸田法眼

reiponnさん、どうもありがとうございます。

ブログ記事に関しないコメントは「お知らせ③」にございますRailway Talkを御利用下さい。実際にアクセスされたかどうかはわかりませんが、画像を貼りつけなくても大丈夫ですよ。

またのお越しをお待ちしております。
by 岸田法眼 (2007-12-20 19:31) 

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