SSブログ
『波瀾万丈の車両』、2018年9月7日(金曜日)発売!!

拙著『波瀾万丈の車両』(アルファベータブックス刊)、発売中!! くわしくは、こちらへ

東武鉄道大追跡 カバー.jpg

拙著『東武鉄道大追跡』(アルファベータブックス刊)、2021年2月9日(火曜日)発売!! くわしくは、こちらへ

『大阪の地下鉄大研究』表紙

拙著『大阪の地下鉄大研究』(天夢人刊)、2023年10月3日(火曜日)発売!! くわしくは、こちらへ


●お問い合わせ、御依頼はこちらへ。
     

・Railway Blogのコメント、トラックバック承認制になっておりますので、御了承願います。

・Railway Blogに掲載されている本文、画像などの著作権は、各国の著作権法、各種条約及び、その他の法律で保護されています。これらのデータなどについて、私的使用、その他、法律で明示されている範囲を超えて、許可なく引用、複製、改編、転用、電磁的加工、送信、頒布、二次使用するなどの一切の行為は禁止しております。著作権法に関係なく、ルール、マナー、エチケットをすべて守っていただきますよう、お願いいたします(該当する行為があった場合、当方の顧問弁護士より、賠償金を請求させていただきます。必ずお支払いください)。また、新聞、雑誌など、各種メディア関係者で本文や画像の利用等を希望される場合は、お問い合わせフォームを御利用ください(原則として、本文や画像は有償とさせていただきます)。

暴れん坊583系2007Ⅱ [プラットホーム2007]



2007年12月29日(土曜日)、20時40分過ぎにJR東日本上野へ。この日は2007年が終わることを惜しむかのような雨である。昼にはやんで、路面の一部は乾いたものの、20時過ぎになると再びポツリ。

今回は13番線から臨時特急〈ふるさとゴロンと号〉青森行きを待つが、利用客やレールファンの数は2006年運行時に比べると、多いような気がするものの、“ひばりーヒルズ”に比べると少ない。

15番線では211系3000番台の普通電車小金井行き、16番線では特急〈あかぎ9号〉前橋行き、17番線では特急〈スーパーひたち63号〉いわき行き終電が発車を待っている。年末年始の時期に入ったこともあり、人の数は少ない。



普通電車小金井行きが発車したあと、13番線のホーム頭上には臨時特急〈ふるさとゴロンと号〉青森行きの乗車案内札を発見。2006年の運行時にあったのかどうかは記憶にないのだけど、臨時便でもこういう案内表示は嬉しい。おそらく、JR東日本は臨時特急〈ふるさとゴロンと号〉を“年末の風物詩”にしたい考えなのだろう。

臨時特急〈ふるさとゴロンと号〉は2003年に運行を開始。“寝台特急〈あけぼの〉の電車版”かつサポートをする役割を持っているが、2004年は新潟県中越地震、2005年は羽越本線の脱線事故により、運休という不運に見舞われたものの、2006年は3年ぶりに運行された。

今回は4年ぶりに秋田車両センター所属車の登板となるが、これは本来の姿なのだ。

2002年12月1日(日曜日)、東北新幹線が八戸へ延伸。これにともない、青森運転所(2004年4月1日、「青森車両センター」に改称)の583系は1編成が南秋田運転所(2004年4月1日、「秋田車両センター」に改称)へ移籍。もう1編成は2003年で廃車される予定だったが、2002年12月下旬、郡山-仙台間で運行された臨時快速〈SENDAI光のページェント〉が好評。使い勝手の良さから廃車の危機をまぬがれ、仙台電車区(2004年4月1日、「仙台車両センター」に改称)へ移籍することになったものの、車体があまりにもボロボロだったため、郡山工場(2004年4月1日、「郡山総合車両センター」に改称)で“大手術”を受け、美しさがよみがえった。

秋田車両センター所属の583系は東京ディズニーランド輸送を中心に、青森運転所時代と変わらぬ運用をこなし、正月には輸送力増強のため、一部の特急〈かもしか〉で485系1000番台に代わって、運用されていたが、2006年4月でダウン。秋田総合車両センターで1年に渡る“入院”でオペを受けたが、3両が廃車になり、JR東日本の583系はグリーン車が消えた。また、臨時特急〈ふるさとゴロンと号〉と、一部の特急〈かもしか〉は仙台車両センター所属車が代役を務めた。



秋田車両センター所属車の583系が美しい姿になって、聖地、上野へ帰ってきたが、仙台車両センター所属車とは異なった雰囲気となった。



仙台車両センター所属車は“国鉄テイスト”にこだわったが、秋田車両センター所属車はそうでもなく、先頭車は非貫通構造がかなり明確になっている(仙台車両センター所属車は非貫通構造だが、切れ目を再現して、貫通構造の雰囲気を醸し出している)。また、車体のJRマークがデカい!! JR創世紀、特急車両はこれが当たり前の姿だったが、“国鉄テイスト”にこだわった仙台車両センター所属車はかなり小型化している。国鉄の分割民営化から20年が経過していることがあり、わざわざJRを主張する必要性が薄らいだこともいえる。



車体下部の中央にある車両番号はステンレスの切り文字から、シールに変更され、アイボリーの色合いが仙台車両センター所属車より、濃いような気がする。



絵入りヘッドマークはシールで貼りつけたままのような気がするものの、方向幕はあらかじめインプットされているのがいい。“たかがこれだけ”と思う人もいるだろうが、これだけでもグレードアップだ。方向幕に「臨時」だけの表示は味気ないし、旅立ちの気分を盛り下げる。





21時06分、定刻通りに発車したものの、12月30日(日曜日)の天気は日本海側で大雪という予報が出ており、先ゆきが心配されるが、JR東日本ホームページにアクセスしたところ、東北エリアは平常通りの運行となっており、臨時特急〈ふるさとゴロンと号〉は無事、終点青森に到着したようである。

★備考

①今回の動画はこちらにクリック!!(うまく再生できない場合はこちらにクリックして下さい)

②583系備考一覧はこちらにクリック!!

にほんブログ村 鉄道ブログへ

ブログクルーザー

★お知らせ

①岸田法眼のRailway Blog.「鉄道の好きな人を『レールファン』と言うのに、どうして変人的な表現でしか呼ばれないのか?」はこちらにクリック!!

ブログ記事以外のコメントなどは『岸田法眼とRailway Talk.』にクリック!!(鉄道の話以外でも大丈夫ですよ)

なお、初めて御利用になられる方はこちらにクリックして下さい。特に来訪御礼だけのコメントはRailway Talkを御利用下さいますよう、お願いいたします。

③“トラバ返し”は固くお断りします。


nice!(7)  コメント(6)  トラックバック(1) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 7

コメント 6

masaking

おはようございます。

ふるさとゴロンと号の絵柄は非常にかわいいですね。
by masaking (2008-01-02 06:58) 

トータン

おはよう御座います
新年早々から583系の走行シーンが見れるなんて最高!
最後に「この先で撮影・・・・」は とても印象的です
by トータン (2008-01-02 08:28) 

岸田法眼

masakingさん、こんにちは。どうもありがとうございます。

このヘッドマークはクマが寝ているようですが、いいですね。寝台車を座席扱いにしているところが、ウケがいいのでしょう。

一部のブロガーさんは大宮まで乗っていたそうです。
by 岸田法眼 (2008-01-02 12:31) 

岸田法眼

トータンさん、こんにちは。どうもありがとうございます。

本来は2007年中に掲載したいところでしたが、“月末恒例記事”を優先したため、新春の掲載となりました。

13番線の大宮寄り先端にあるカンバンですが、国鉄時代からずーっとあるのでしょうね。作りがJRっぽくないですから。
by 岸田法眼 (2008-01-02 12:34) 

kikuzou

やっぱり583系はいいですね~
本格的に復活してくれると嬉しいんですが・・・
by kikuzou (2008-01-03 07:57) 

岸田法眼

kikuzouさん、どうもありがとうございます。

583系の復活ですが、“復刻版”を投入して欲しいところですね。車体はそのままでいいと思いますが、VVVFインバータといった最新技術を使ったものがいいでしょう。

E655系がなにやらジョイフルトレイン的な車両となっておりますので、583系もそういう道を歩んでいるのかもしれません。
by 岸田法眼 (2008-01-03 13:17) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 1

ブロガーの皆様、御登録をお待ちしております。