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2008年の汽車旅1-3 [汽車旅2008]

相生に戻ると、2007年12月1日(土曜日)から、2008年3月31日(月曜日)まで、折り返しや待ち合わせ等で2分以上停車する新快速と普通電車は半自動ドア扱いになる貼り紙があった。相生に姿を見せる115系シリーズも体質改善車が増え、221系や223系シリーズを合わせて、半自動ドアボタンの車両が主流になってきたのだろう。

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3番のりばにEF210牽引の貨物列車が通過したあと、折り返し、山陽本線の普通電車三原行き(モハ114-3505:体質改善車。元117系)が入線。115系シリーズの体質改善車で、なおかつ中間2両は2ドアの車両だ。2ドア車は転換クロスシートを装備しているので、迷うことはなかったが、この編成には大きなカラクリがあった。

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それは、クハ115形は体質改善車ではないのだ。なぜ、カラーを体質改善車に合わせたのかは理解できないが、湘南色のままにしたほうがよかったのではないだろうか。

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短時間で体質改善車を見ると、転換クロスシートは117系のオリジナルを踏襲。ドアは取り替えたのか、化粧板がなく、ステンレスの地肌がムキ出しになっている。

体質改善車では一部の通勤形車両を除き、標準装備となっている半自動ボタンを設置。また、車内の化粧板は木目調から223系1000番台調にチェンジした。

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外装は塗装変更のほか、妻面の雨どいはステンレス製に取り替えた。ちなみに外幌はなく、オリジナルの117系シリーズは1両も体質改善車がない。  

東海道本線長岡京-山崎間の踏切故障の影響で、新快速播州赤穂行きは少々遅れて到着。その影響で1分遅れの11時27分に発車した。
 

普通電車三原行き編成表
乗車区間号車車両番号禁煙備考
岡山なしク ハ115-332弱冷車
 なしモ ハ114-3505体質改善車。元117系
 なしモ ハ115-3505体質改善車。元117系
相生なしクモハ115-331なし

上郡で特急〈スーパーいなば3号〉鳥取行きと同時到着。ここから進行方向を変え、智頭急行智頭線を経て、因美線(Inbi Line)を通ることになっているが、キハ187系はたった2両!! 中間車がないのはJR九州にキハ186形が存在するため、重複を避けたのかもしれない。

 

熊山から利用客が増え始め、瀬戸ではなんと117系の回送が止まっている。以前、瀬戸で381系が止まっている姿を見たことがあるけど、岡山の留置線の容量上、ここまで回送しているのだろう。高島に到着する頃にも高速で通過する117系の回送に遭遇した。  

国鉄色に復元されたのか、急行形気動車が止まっている姿を見届け、12時31分、岡山5番のりばに到着。隣りの7番のりばではエル特急〈やくも12号〉の姿があり、編成の一部は国鉄色。まさか、国鉄色があるとは思ってもみなかったが、撮ろうというとき、行っちゃったよ。

P1290103.JPG 

岡山の行先案内板は駅のリニューアルを機に、鈍行は普通電車から各駅停車に表示が変わっている。利用客に浸透しているのかどうかはわからないが、これからの日本の鉄道は「鈍行(正式な列車種別ではない)」と「普通」をなくし、各駅に停まる種別は「各駅停車」、1つでも通過するものには「区間快速」にしたほうがいいと思う。近年ハヤリの言葉、ユニバーサルデザインでわかりやすく、どこへ行っても戸惑わない環境づくりを願いたいものである。

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10番のりばには快速〈マリンライナー31号〉高松行きが発車を待っているが、1号車(JR四国5000系)に瀬戸大橋開業20周年を記念するヘッドマークを装着している(JR西日本223系5000番台には装着していない)。

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20年前の昭和63年(1988年)3月13日(日曜日)に青函トンネル、4月10日(日曜日)に瀬戸大橋が開業し、「一本列島」と呼ばれた。日本の鉄道にとって、革命的な出来事で、それまで鉄道の通れない区間をカバーしていた青函連絡船、宇高連絡船が姿を消した。

いずれの連絡船に乗ることはなかったが、今も民間フェリーで船旅を楽しむことはできる。乗船及び下船場所は異なるが、潮のニオイをかぎ、晴れている日はてぃだ(太陽)の光を浴び、“スローライフ”な船旅を楽しんで、気分転換するのもいいだろう。

青森と北海道を結ぶ道路がないため、フェリーは貴重な足で、宇野と高松はあるわけだが、高速道路の料金がベラボーに高いため、フェリーで交通費を浮かすドライバーは少なくないようだ。

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6番のりばから、12時43分発の各駅停車(西条-岩国間は快速〈シティライナー〉)下関行き(クハ115-607:弱冷車。広島-徳山間は女性車掌乗務)に乗り換えるが、なんと体質改善車ではない!! もし、213系のグリーン車が今も現役バリバリならば、快速〈シティライナー〉にまわしても差しさわりがなかっただろうが、長距離運用には転換クロスシートのほうがいい。また、体質改善車にする予定のない車両は223系6000番台を投入して、置き換えたほうがよいのではないだろうか。山陽本線は海沿いを走ることがあるため、塩害対策として、投入したほうがいいように思うからだ。

 
各駅停車(糸崎-岩国間は快速〈シティライナー〉)
下関行き編成表
乗車区間号車車両番号禁煙備考
下関なしクハ115-607弱冷車
 なしモハ114-6193なし
 なしモハ115-6109なし
岡山なしクハ115-5091リニューアル車

車内は暖房がガンガンに効いて心地よく、下関まで6時間35分の長丁場がまもなく始まる。

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コメント 4

鉄道美術館館長♪

ついに岡山方面ですね!
快速「サンライナー」や快速「マリンライナー」に乗った事あります!
by 鉄道美術館館長♪ (2008-03-12 07:54) 

うたに

スーパーいなば、鳥取に行くときに乗ったことがありますが、その時も2両(指定席車+自由席車)でした。当然のように満席。。
私は指定席車両だったのですが、自由席車はかなり混雑していて、こんなに混むなら増結すればいいのに・・・と思った次第です(^^;)
by うたに (2008-03-12 12:29) 

岸田法眼

鉄道美術館館長♪、どうもありがとうございます。

私のこの2列車に乗ったことがありますが、〈マリンライナー〉は2003年12月以来、ゴブサタになっておりますね。〈サンライナー〉も2回しか乗ったことがありません。

当ブログの検索ワードで入力すれば記事に当たると思いますので、よろしければ御笑覧下さい。
by 岸田法眼 (2008-03-12 22:24) 

岸田法眼

うたにさん、どうもありがとうございます。

私は2001年8月に〈スーパーくにびき〉に乗ったことがありますけど、2両はキツイですね。途中から立客が発生し、ラッシュ時のようなありさまでした。やっぱり3両でないとダメですね。
by 岸田法眼 (2008-03-12 22:27) 

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