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2008年の汽車旅1-9 [汽車旅2008]
佐世保で佐世保線13時31分発の快速〈シーサイドライナー〉市布経由長崎行きワンマン列車(キハ200-12)に乗り換える。
佐世保は2001年12月26日(水曜日)に高架化されているが、ホームの一部は東京ドームのような上屋となっている。近年は東京急行電鉄が駅の改良工事などでよく採用しているが、JR西日本桜島線ユニバーサルシティにも帆のような上屋が存在する。
乗車車両はキハ200系で青々としたブルーにドアは赤でメリハリがある。元々、キハ200系は赤い車体だが、指宿枕崎線用は黄色になっており、運行路線によって、色分けをしている。青いキハ200系は赤い車体の名残なのか、冷房機は赤かったが、ディーゼルエンジンの排煙の影響か、黒ずんでいるのが気になる。
車内は転換クロスシート(一部固定座席)を採用しており、居住性はよく、また、シートモケットはカラフルになっており、ワクワク感のする車内となっている。ちなみにトイレには便器への空き缶を入れることを禁止するステッカーが貼ってあった。そんなことをするお客がいるのだろうか。
13時31分に発車。大村線ハウステンボスまで各駅に停まるが、日宇で817系の普通電車佐世保行きワンマン列車と行き違う。
次の大塔へ向かう途中、進行方向右側の道路は青と緑にちょっと染まっている。舗装したあとに塗料をまぶしたようだが、いったいなんなのかと思ったら、青い道路は国道35号線伊万里・有田方面、緑の道路は右折したら国道205号線ハウステンボス・大村・長崎方面へ向かうというサインだった。これはわかりやすくていいが、国道205号線沿いに西九州自動車道佐世保大塔インターもあり、その案内も兼ねている。
大塔でも快速〈シーサイドライナー〉佐世保行きワンマン列車と行き違い、13時44分、早岐1番のりばに到着。ここで5分停車し、大村線に入るが、佐世保線はここで進行方向を変える。初めて佐世保線に乗った時、早岐で進行方向が変わることを知らず、向きが変わったことに気づくと、あわててしまったことを思い出す。
1・2番のりばのあいだの留置線は783系“ハウステンボス編成”が留置している。
783系はJRグループ初の特急形車両として、昭和63年(1988年)に入団してから、ちょうど20年。“ハイパーサルーン”という車両愛称、MAX130㎞/hやドアを車体中央に設置したデザインは斬新かつ衝撃的だったが、わずか4年後に787系が入団したため、JR九州のエースになることができなかった。また、787系も九州新幹線の開業により、ウリであったビュッフェが座席に変わり、エースは800系に変わったように思えるが、全通するとJR西日本山陽新幹線直通車両に交代するかもしれない。
九州新幹線が全通すると、800系は山陽新幹線に乗り入れない予定で、787系はおそらく、日豊本線にコンバートされ、残る485系シリーズを置き換えるものと思われる。
4番のりばには大村線14時03分発、キハ200系の普通列車長与経由長崎行きワンマン列車が発車を待っており、外側にある留置線ではキハ67系が休んでいる。
キハ67系は篠栗線に投入された2ドア転換クロスシート装備の車両で、JR西日本やJR東海で活躍する117系シリーズはそれをベースにしたように思えるものがある。車体側面の構造が若干の違いはあるけど、そっくりなんだよね。
篠栗線の電化にともない、大村線にコンバートされたわけだが、塗装変更を行なっており、快適さを向上しているものの、JR九州の国鉄産気動車はJR四国から移籍したキハ185系や自社のキハ183系1000番台以外、車内リニューアルはまったくしないため、差が激し過ぎる難点がある。キハ67系と117系シリーズの大きな違いは車内の内装で前者は寒色系、後者は暖色系を採用している。
さて、快速〈シーサイドライナー〉の種別幕は「快速ワンマン(市布経由)」となっているが、これは長崎本線喜々津-浦上間は支線もあるためである。しかし、快速〈シーサイドライナー〉は市布に停車することはない。また、大村線の普通列車は長崎本線の支線を走ることになっている。
13時49分に発車し、ここから大村線へ。次のハウステンボスまでは電化されており、エル特急〈ハウステンボス〉のみが走る。
車内の運賃表でハウステンボスは「H・テンボス」となっており、略した恰好となっているが、7文字入りきれなかったようである。
長崎オランダ村ハウステンボスが見えると、ハウステンボスへ。ちなみにハウステンボスはオランダ語で、日本語に訳すと「森の家」である。また、敷地面積は152萬平方メートルで、これは東京ディズニーランドの約2倍、東京ドーム33個分と広い。
ハウステンボスを発車すると、大村湾オーシャンショーだが、大海原を見ているうちに昼寝をしてしまい、気がついたら諫早に到着していた。
14時43分に発車し、ここから長崎本線へ。運転停車の現川(Utsutsugawa)で783系のエル特急〈かもめ30号〉博多行きと行き違う。ちなみにここは寝台特急〈あかつき〉長崎行きが運転停車をして、エル特急〈かもめ1号〉長崎行きに抜かれるところである(この光景は2008年3月14日で終了)。
現川を発車し、長ーい長崎トンネルへ。その途中、肥前三川信号場で817系の普通電車諫早行きワンマン列車を待たせ、行き違う。
長崎トンネルを抜けると、大きな雄たけびをあげて、支線に合流。単線並列の複線となる。本線部は電化されているが、支線は電化されていない。
浦上で完全たる複線となり、15時13分、終点長崎1番のりばに到着したが、完全に降りきっていないのに乗り込むお客の姿勢に疑問を持つ。
1・2番のりばの浦上寄りにはカヌーらしき船とドラが展示されている。ホームが長いが、列車は短いため、人目につかないようなところに置いているのかもしれないけど、かつて川か海に浮かべていたのだろう。また、改札口寄りには春の長崎港まつりで使う御朱印船が展示されている。あのカヌーも長崎港まつりで使うのだろうか?
意外と思われるかもしれないが長崎で下車するのは初めてで、1時間近く、ちょいとブラブラ。そのあと、SEATTLE’S BEST COFFEE長崎支店で16時30分発、885系のエル特急〈かもめ36号〉博多行きを見ながら、注文した品物を飲む。うーん、うまい。
「うまいコーヒーはポッカ」
という柴田恭兵のCMと『あぶない刑事』シリーズの影響で、ポッカの缶コーヒーを好んで飲む私だが、コーヒーショップのコーヒーも格別である。
16時15分過ぎ、長崎電気軌道本線長崎駅前(27)へ向かい、3号系統赤迫行き(303:ワンマン)へ。運賃は100円均一となっており、これは100円ショップよりも安い(大半の100円ショップは税込価格105円だから)。
乗車車両は昭和28年(1953年)7月に新製された55年の大ベテランで、路面電車はなぜかオシャレな現代風よりも、古風がよく似合っているような気がする。現在は超低床式車両の投入が進む路面電車だが、果たして、50年以上、活躍できるかどうかが注目だ。
これだけ長持ちなのはスピードが遅いということもあるのだろうが、やはり手入れがいいのだろう。心地よい走行音だが、通過する電停が多く、途中で1号系統赤迫行き(ワンマン)に追いついてしまった。
浜口町(Hamaguchi Machi.20)で道路と別れ、大橋(18)に到着し、下車。路面電車にも踏切が存在するものの、警報機がなければ遮断機もないありさまだが、道行く人とドライバーは交通ルールを守っている。つまり、長崎電気軌道の運転士と踏切を渡る人とドライバー、それぞれ空気が読めないと事故が発生する確率が高いということになる。ちなみに広島電鉄宮島線の踏切は警報機と遮断棒がついている。
ここでは銭湯を利用。長崎駅の観光案内所で尋ねたところ、そこへ案内されたのだが、最寄りは1つ先の浦上車庫前(17)が近かった。そのため、道に迷い、到着するのに時間がかかってしまった。
浦上車庫前(17)はズラリと車両が休んでいるが、そのあと、超低床式車両、3000形が登場。一旦、電停の赤迫方面のりばに着いたあと、進行方向を変えて、浦上車庫の別のレールへ移動した。ここでも踏切があっても、なにもないので運転士は慎重になる。
路面電車には乗らず、平和公園へ。初めて立ち寄るが、シンボルの平和祈念像を見ると、心が引き締まる。広島の平和記念公園とは違った雰囲気があり、いつかは「8月9日」という日にもう1度、行きたいと思っている。
18時を過ぎ、平和公園の最寄り電停、松山町(19)から1号系統正覚寺下行き(1506:ワンマン。夢塗装車)へ。車内の吊り革が長いものや短いものなど様々。1両運行のため、混雑時に上背のないお客が持ちやすいようにしているのだろう。
長崎電気軌道は2008年3月20日(木曜日・春分の日)からICカード回数券システムを導入した。いよいよ、ICカード乗車券の波は九州にも広がっており、JR九州もSUGOCAを投入する予定である。
当分は16両に設置するが、2009年3月末までに全車に取りつけたあと、ICカード定期券の導入を予定している。これでSuicaなどと共通利用ができればいいなと思う。
暗闇が近くなる頃、長崎駅前(27)へ到着。18時30分過ぎ、少々早いが長崎の駅ビルへ行き、長崎ちゃんぽんで晩メシ。そのあと、コンビニで準備万端に買って、この旅の“大一番”を迎える。
★備考
①長崎電気軌道ホームページはこちらにクリック!!
②UZ's View「名脇役JR九州783系【2/22】」はこちらにクリック!!
③参考文献として、鉄道ジャーナル社刊行、『鉄道ジャーナル1992年8月号』を使用。
★お知らせ
世界遺産にしたい車両を1つ選んでください(こちらにクリック!!)。
私がノミネートした「世界遺産にしたい車両」がついに頂上決戦?! 皆様の1票をお待ちしております(「世界遺産にしたい車両」の数々はこちらにクリック!!)。
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佐世保は2001年12月26日(水曜日)に高架化されているが、ホームの一部は東京ドームのような上屋となっている。近年は東京急行電鉄が駅の改良工事などでよく採用しているが、JR西日本桜島線ユニバーサルシティにも帆のような上屋が存在する。
乗車車両はキハ200系で青々としたブルーにドアは赤でメリハリがある。元々、キハ200系は赤い車体だが、指宿枕崎線用は黄色になっており、運行路線によって、色分けをしている。青いキハ200系は赤い車体の名残なのか、冷房機は赤かったが、ディーゼルエンジンの排煙の影響か、黒ずんでいるのが気になる。
車内は転換クロスシート(一部固定座席)を採用しており、居住性はよく、また、シートモケットはカラフルになっており、ワクワク感のする車内となっている。ちなみにトイレには便器への空き缶を入れることを禁止するステッカーが貼ってあった。そんなことをするお客がいるのだろうか。
13時31分に発車。大村線ハウステンボスまで各駅に停まるが、日宇で817系の普通電車佐世保行きワンマン列車と行き違う。
次の大塔へ向かう途中、進行方向右側の道路は青と緑にちょっと染まっている。舗装したあとに塗料をまぶしたようだが、いったいなんなのかと思ったら、青い道路は国道35号線伊万里・有田方面、緑の道路は右折したら国道205号線ハウステンボス・大村・長崎方面へ向かうというサインだった。これはわかりやすくていいが、国道205号線沿いに西九州自動車道佐世保大塔インターもあり、その案内も兼ねている。
快速〈シーサイドライナー〉市布経由 | |||||
長崎行きワンマン列車編成表 | |||||
乗車区間 | 号車 | 車両番号 | 禁煙 | 備考 | |
長崎 | なし | キハ200- | 12 | ○ | なし |
佐世保 | なし | キハ200- | 1012 | ○ | なし |
大塔でも快速〈シーサイドライナー〉佐世保行きワンマン列車と行き違い、13時44分、早岐1番のりばに到着。ここで5分停車し、大村線に入るが、佐世保線はここで進行方向を変える。初めて佐世保線に乗った時、早岐で進行方向が変わることを知らず、向きが変わったことに気づくと、あわててしまったことを思い出す。
1・2番のりばのあいだの留置線は783系“ハウステンボス編成”が留置している。
783系はJRグループ初の特急形車両として、昭和63年(1988年)に入団してから、ちょうど20年。“ハイパーサルーン”という車両愛称、MAX130㎞/hやドアを車体中央に設置したデザインは斬新かつ衝撃的だったが、わずか4年後に787系が入団したため、JR九州のエースになることができなかった。また、787系も九州新幹線の開業により、ウリであったビュッフェが座席に変わり、エースは800系に変わったように思えるが、全通するとJR西日本山陽新幹線直通車両に交代するかもしれない。
九州新幹線が全通すると、800系は山陽新幹線に乗り入れない予定で、787系はおそらく、日豊本線にコンバートされ、残る485系シリーズを置き換えるものと思われる。
4番のりばには大村線14時03分発、キハ200系の普通列車長与経由長崎行きワンマン列車が発車を待っており、外側にある留置線ではキハ67系が休んでいる。
キハ67系は篠栗線に投入された2ドア転換クロスシート装備の車両で、JR西日本やJR東海で活躍する117系シリーズはそれをベースにしたように思えるものがある。車体側面の構造が若干の違いはあるけど、そっくりなんだよね。
篠栗線の電化にともない、大村線にコンバートされたわけだが、塗装変更を行なっており、快適さを向上しているものの、JR九州の国鉄産気動車はJR四国から移籍したキハ185系や自社のキハ183系1000番台以外、車内リニューアルはまったくしないため、差が激し過ぎる難点がある。キハ67系と117系シリーズの大きな違いは車内の内装で前者は寒色系、後者は暖色系を採用している。
さて、快速〈シーサイドライナー〉の種別幕は「快速ワンマン(市布経由)」となっているが、これは長崎本線喜々津-浦上間は支線もあるためである。しかし、快速〈シーサイドライナー〉は市布に停車することはない。また、大村線の普通列車は長崎本線の支線を走ることになっている。
13時49分に発車し、ここから大村線へ。次のハウステンボスまでは電化されており、エル特急〈ハウステンボス〉のみが走る。
車内の運賃表でハウステンボスは「H・テンボス」となっており、略した恰好となっているが、7文字入りきれなかったようである。
長崎オランダ村ハウステンボスが見えると、ハウステンボスへ。ちなみにハウステンボスはオランダ語で、日本語に訳すと「森の家」である。また、敷地面積は152萬平方メートルで、これは東京ディズニーランドの約2倍、東京ドーム33個分と広い。
ハウステンボスを発車すると、大村湾オーシャンショーだが、大海原を見ているうちに昼寝をしてしまい、気がついたら諫早に到着していた。
14時43分に発車し、ここから長崎本線へ。運転停車の現川(Utsutsugawa)で783系のエル特急〈かもめ30号〉博多行きと行き違う。ちなみにここは寝台特急〈あかつき〉長崎行きが運転停車をして、エル特急〈かもめ1号〉長崎行きに抜かれるところである(この光景は2008年3月14日で終了)。
現川を発車し、長ーい長崎トンネルへ。その途中、肥前三川信号場で817系の普通電車諫早行きワンマン列車を待たせ、行き違う。
長崎トンネルを抜けると、大きな雄たけびをあげて、支線に合流。単線並列の複線となる。本線部は電化されているが、支線は電化されていない。
浦上で完全たる複線となり、15時13分、終点長崎1番のりばに到着したが、完全に降りきっていないのに乗り込むお客の姿勢に疑問を持つ。
1・2番のりばの浦上寄りにはカヌーらしき船とドラが展示されている。ホームが長いが、列車は短いため、人目につかないようなところに置いているのかもしれないけど、かつて川か海に浮かべていたのだろう。また、改札口寄りには春の長崎港まつりで使う御朱印船が展示されている。あのカヌーも長崎港まつりで使うのだろうか?
意外と思われるかもしれないが長崎で下車するのは初めてで、1時間近く、ちょいとブラブラ。そのあと、SEATTLE’S BEST COFFEE長崎支店で16時30分発、885系のエル特急〈かもめ36号〉博多行きを見ながら、注文した品物を飲む。うーん、うまい。
「うまいコーヒーはポッカ」
という柴田恭兵のCMと『あぶない刑事』シリーズの影響で、ポッカの缶コーヒーを好んで飲む私だが、コーヒーショップのコーヒーも格別である。
16時15分過ぎ、長崎電気軌道本線長崎駅前(27)へ向かい、3号系統赤迫行き(303:ワンマン)へ。運賃は100円均一となっており、これは100円ショップよりも安い(大半の100円ショップは税込価格105円だから)。
乗車車両は昭和28年(1953年)7月に新製された55年の大ベテランで、路面電車はなぜかオシャレな現代風よりも、古風がよく似合っているような気がする。現在は超低床式車両の投入が進む路面電車だが、果たして、50年以上、活躍できるかどうかが注目だ。
3号系統赤迫行き(ワンマン)編成表 | ||||
乗車区間 | 号車 | 車両番号 | 禁煙 | 備考 |
長崎駅前→大橋 | なし | 303 | ○ | なし |
これだけ長持ちなのはスピードが遅いということもあるのだろうが、やはり手入れがいいのだろう。心地よい走行音だが、通過する電停が多く、途中で1号系統赤迫行き(ワンマン)に追いついてしまった。
浜口町(Hamaguchi Machi.20)で道路と別れ、大橋(18)に到着し、下車。路面電車にも踏切が存在するものの、警報機がなければ遮断機もないありさまだが、道行く人とドライバーは交通ルールを守っている。つまり、長崎電気軌道の運転士と踏切を渡る人とドライバー、それぞれ空気が読めないと事故が発生する確率が高いということになる。ちなみに広島電鉄宮島線の踏切は警報機と遮断棒がついている。
ここでは銭湯を利用。長崎駅の観光案内所で尋ねたところ、そこへ案内されたのだが、最寄りは1つ先の浦上車庫前(17)が近かった。そのため、道に迷い、到着するのに時間がかかってしまった。
浦上車庫前(17)はズラリと車両が休んでいるが、そのあと、超低床式車両、3000形が登場。一旦、電停の赤迫方面のりばに着いたあと、進行方向を変えて、浦上車庫の別のレールへ移動した。ここでも踏切があっても、なにもないので運転士は慎重になる。
路面電車には乗らず、平和公園へ。初めて立ち寄るが、シンボルの平和祈念像を見ると、心が引き締まる。広島の平和記念公園とは違った雰囲気があり、いつかは「8月9日」という日にもう1度、行きたいと思っている。
18時を過ぎ、平和公園の最寄り電停、松山町(19)から1号系統正覚寺下行き(1506:ワンマン。夢塗装車)へ。車内の吊り革が長いものや短いものなど様々。1両運行のため、混雑時に上背のないお客が持ちやすいようにしているのだろう。
長崎電気軌道は2008年3月20日(木曜日・春分の日)からICカード回数券システムを導入した。いよいよ、ICカード乗車券の波は九州にも広がっており、JR九州もSUGOCAを投入する予定である。
1号系統正覚寺下行き(ワンマン)編成表 | ||||
乗車区間 | 号車 | 車両番号 | 禁煙 | 備考 |
松山町→長崎駅前 | なし | 1506 | ○ | 夢塗装車 |
当分は16両に設置するが、2009年3月末までに全車に取りつけたあと、ICカード定期券の導入を予定している。これでSuicaなどと共通利用ができればいいなと思う。
暗闇が近くなる頃、長崎駅前(27)へ到着。18時30分過ぎ、少々早いが長崎の駅ビルへ行き、長崎ちゃんぽんで晩メシ。そのあと、コンビニで準備万端に買って、この旅の“大一番”を迎える。
★備考
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③参考文献として、鉄道ジャーナル社刊行、『鉄道ジャーナル1992年8月号』を使用。
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座席のカラーリングがとてもきれいですね。
by 飛騨の忍者 ぼぼ影 (2008-03-23 14:07)
飛騨の忍者ぼぼ影さん、どうもありがとうございます。
JR九州はデザインにこるところですから、上質でいいですね。
by 岸田法眼 (2008-03-23 15:48)
ご訪問ありがとうございました。
すごい充実した鉄道ブログですね。
私は鉄道写真はたまに撮る程度なので、車両の知識とか
ど素人なので、専門の方に見られてしまうとちょっと恥ずかしいですね。
ちょっと勉強しようかと思っています。
関西のほうにもおこしになるのですか?
たしか桜島線のこともご存知でしたので。
by ぷらぷら写真愛好家 (2008-03-23 17:34)
大好きな車両ばかりでした。特に783HuisTenBoschが良いですね。
知り合いの小さなモーターボートで大村湾を走ったときイルカが併走してくれました。
by schnitzer (2008-03-23 19:25)
ぷらぷら写真愛好家さん、どうもありがとうございます。
私も鉄道はすべての知識があるわけではありませんが、わかる範囲は自力で書きますが、わからない部分は載せないか調べるかのどちらかですね。できるだけ利用者目線で作るようにはしております。
関西は年に3~4回前後は行っておりますね。魅力がありますから。
またのお越しをお待ちしております。
by 岸田法眼 (2008-03-23 21:43)
schnitzerさん、どうもありがとうございます。
783系“ハウステンボス編成”はインパクトがありますね。
大村湾にイルカがいるんですか。初めて知りました。
by 岸田法眼 (2008-03-23 21:58)
キハ200系のシートモケットはこうやって見ていますとJR九州独特のデザインですね。車社会の九州においては注目されるデザインでないと乗客が増えないという現状もあります。水戸岡鋭治氏が本格的に製造過程から手がけた787系以降の列車のデザインはそこに帰結してきます。
乗っていても楽しいですし、快適な旅行が出来ますね。佐賀から長崎まで何度か817系で行った事もありますから。
私の拙い記事を紹介頂きまして御礼申し上げます。
by UZ (2008-03-23 22:17)
車両もカラフルなら座席もカラフルですね。
長崎にはだいぶ前にSLの撮影ついでに立ち寄ったのですが、
路面電車しか撮っていませんでした。
もったいなかったなあといまは思います。
by しおつ (2008-03-23 22:19)
UZさん、どうもありがとうございます。
指宿枕崎線のキハ200系は黒いシートモケットで、赤い本家もそうなんですが、海沿いを走る路線とあって、工夫しているようですね。
カラフルなシートモケットが快適だったせいか、30分以上もお昼寝をしてしまいました(早朝から動いていますから)。
817系の転換クロスシートは奇抜ですが、長時間の乗車は少々きついものがあります。魅力的な車両ではあるのですが…
by 岸田法眼 (2008-03-23 23:33)
しおつさん、どうもありがとうございます。
長崎にもSLが走っていたのは初めて知りました(動態保存のSLかそれとも現役時代なのかはわかりませんが)。
長崎の路面電車はようやく乗ることができましたが、車内で1日乗車券は売っていないそうです。次回、乗る時はまず1日乗車券を売っている場所を事前に調べる必要がありそうです。
by 岸田法眼 (2008-03-23 23:35)
長崎の路面電車の運賃は安いですね!
この運賃の安さが書籍にもなっています!
タイトルは…、「長崎のチンチン電車」で私の本棚の中にありました!
あと個人的ですが、平和祈念公園にも行きたいです!
広島は行ったのですが…。
by 鉄道美術館館長♪ (2008-03-24 13:00)
JR九州は個性的なカラーリングの列車が多いですね!
イベント列車みたいです。
by K2 (2008-03-24 19:48)
鉄道美術館館長♪、どうもありがとうございます。
長崎の路面電車は良心的なお値段ですね。待たずに乗れるのも魅力でしょう。
今回、初めて平和公園に行きましたが、憲法9条は永久に不滅、世界遺産であって欲しいものです。
by 岸田法眼 (2008-03-25 00:17)
K2さん、どうもありがとうございます。
JR九州は“SHOW by ショーバイ!!”をウリにしていますから、1度見たら忘れられない車両ばかりですね。その分、国鉄産車両との格差があまりにも大きいです。
by 岸田法眼 (2008-03-25 00:23)
先日はnice!を頂きましてありがとうございます。
長崎は新婚旅行で行ったきりですが、当時走っていた車両と入れ替わってしまったのですね。
市内の情景も、そこだけ昭和で時代が止まってしまったような、ゆったりとした感じが良いです。
また行ってみたくなりました。
by あるば (2008-03-25 06:50)
あるばさん、どうもありがとうございます。
長崎にはそういう思い出があるのですね。今回、長崎県へ足を踏み入れるのは3回目になりますが、長崎駅から先の港湾部分はなにやら大規模な工事が行なわれています。
私もまた行きたいと思っております。
またのお越しをお待ちしております。
by 岸田法眼 (2008-03-25 23:55)
キハ67、まだ健在だったんですね。
エンジンや台車などの初期故障がひどかったと聞きますが、
炭鉱の相次ぐ閉山で沈滞していた筑豊に颯爽と登場した
この車両は実に刺激的でした。
by サットン (2008-03-26 21:36)
サットンさん、どうもありがとうございます。
キハ67系は817系に置き換わるものと思っていましたが、転換クロスシートがさいわいしたのか、現役続行となっておりますね。
私も初めてこの車両を見た時は衝撃的でしたよ。
by 岸田法眼 (2008-03-26 23:57)
長崎のSLは、SL旅博号として長崎本線旧線を走りました。
平成3年頃だったでしょうか。
ちょっと運転区間は失念してしまいました。
by しおつ (2008-03-27 00:06)
しおつさん、どうもありがとうございます。
そういう列車が走っていたとは知りませんでした。平成3年(1991年)というと、雲仙普賢岳が噴火した年ですね。
JR九州のSLはどうやら復帰するようなので、楽しみですね。ちなみにオレンジカードは持っておりますが、実物を見たことはありません。
by 岸田法眼 (2008-03-27 00:59)