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臨時快速〈ムーンライト九州〉〈ムーンライト松山〉〈ムーンライト高知〉フォーエヴァー-関西発着の夜行快速は切り捨てられていた!!- [鉄道評論]
JRグループの春の臨時列車で、ブログ上でかなり話題になっている臨時快速〈ムーンライト九州〉〈ムーンライト松山〉〈ムーンライト高知〉だが、実は切り捨てられていたことが明らかになった。
これはプレスリリースに目を通したあと、私は“運行主催者”と言えるJR西日本お客様センターに問い合わせたところ、衝撃的な回答に絶句した。
「臨時列車の〈ムーンライト九州、高知・松山〉につきましては、近年、高速交通網の整備や低廉な移動手段の充実、安価なホテルの台頭により列車の使命が年々薄れてきていることから、この春より設定しないこととなりました。ご理解をお願いいたします」
これにより、臨時快速〈ムーンライト松山〉は2009年1月5日(月曜日)、臨時快速〈ムーンライト九州〉〈ムーンライト高知〉は2009年1月6日(火曜日)の終点到着を持って、運行終了ということになる。しかし、このような理由で運行終了ということに疑問がある。また、理解できないから、こうやって問い合わせているのに、「ご理解をお願いいたします」というのはいかがなものだろうか?(どこの企業でも言えることだが)
私は臨時快速〈ムーンライト九州〉を10回以上は乗っており、2001年10月以外は常に満席という状況だった。事実上、最後に利用した2008年8月3日(日曜日)は急な予定変更により、2008年7月29日(火曜日)に幸運にも指定席券を購入した。3日前の2008年7月25日(金曜日)では満席で買えなかった。
臨時快速〈ムーンライト九州〉は長らく、京都-博多間の運行で、年末年始は臨時快速〈ふるさとライナー九州〉という名で運行していた。そして、年末年始も臨時快速〈ムーンライト九州〉となり、愛称は統一。また、2005年夏から新大阪-博多間に短縮されている。
臨時快速〈ムーンライト九州〉は一時期、自由席を連結していたこともあった。始発の京都では長蛇の列で、12系を連結。翌朝、下関で覗いてみたら、坐れなかった利用客もいるほどの盛況だった。また、展望車をつけたこともあったが、レールファンのタマリバ的な印象は戦力外になるまで、ぬぐえなかった。さらにJR九州鹿児島本線下りでは平日と土休ではダイヤが異なり、後者の場合、電車のスピードに押され、通過待ちが多く、上りは途中駅の運転停車で普通電車を先に通させるダイヤには唖然(Azen-n)とした。
車両も30年以上が経過し、そろそろ683系をまわして、スピードアップをはかって利便性を向上して欲しいと思っていたが、JR西日本お客様センターの回答には釈然としないものがある。青春18きっぷシーズンに運行し、好評なのだから。それに指定席料金510円で泊まれるのは低廉なのにね。
一方、臨時快速〈ムーンライト高知〉は2回、臨時快速〈ムーンライト松山〉は1回しか利用したことがなく、いずれも青春18きっぷシーズンは満席で、グリーン車は数日前でも空席があるほどだった。グリーン車を利用したことがないが、ヨコになれるバージョンもあった。
青春18きっぷで乗れる強い味方が消えてしまうのは腹立たしい。車両を変えれば、まだまだ運行できるし、需要もある。もし、定期運行だったら、どのくらいの需要があるのかはわからないが、使命は終えていないはずだ。
今回の回答により、“関門海峡の風物詩”といえる客車列車の電気機関車のチェンジは寝台特急〈はやぶさ・富士〉で見納めとなる。
今後、四国や九州方面の青春18きっぷ旅に大きな影響が出るのは間違いなく、まず、出版社は情報を1から見直さなければならず、修正が余儀なくされる。また、インターネットカフェで一夜を明かす旅人が激増することが予想され、満席を理由に断られる可能性がある。そうなると、野宿になってしまい、こんなことが現実になると、“青春18きっぷ難民”と言われかねない。
今回の回答が“誤答”であることを願っている。JR西日本、JR四国、JR九州に皆様の熱いラブコールを送り、そして、ココロを動かして、夏には晴れて再開されることを願っているが、夜行列車削減が深度化しているこの御時勢では厳しいのかもしれない。
★備考
①JR西日本ホームページはこちらにクリック!!(プレスリリースはこちらにクリック!!)
②岸田法眼のRailway Blog.「夜行快速に波乱の嵐」はこちらにクリック!!
★おまけ
臨時快速〈ムーンライト九州〉の動画
※来訪御礼のみや記事に関係のないコメントをされる方は上にクリックして下さい(コメントは承認いたしません)。また、我がブログのコメント、トラックバック承認制になっておりますので、御了承願います。
★お知らせ
2008年12月も2者択一サイト、『Unow?』で、「アノ人はなぜハマル?(モハよう著者からの20の質問)」が公開されており、質問28・33・39・43・46で私の画像と解説が掲載されております。ぜひ、アクセスしてみて下さい。
なお、質問を回答するには会員登録が必要となりますので、あらかじめ御了承下さい。
①『Unow?』はこちらにクリック!!(回答するには会員登録が必要となりますので、御注意下さい)
②『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』はこちらにクリック!!
③『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』の質問28はこちらにクリック!!
④『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』の質問33はこちらにクリック!!
⑤『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』の質問39は旧式はこちらにクリック!! そして、新式はこちらにクリック!!
⑥『Unow?「アノ人はなぜハマル?」』の質問43はこちらにクリック!!
⑦『Unow?「アノ人はなぜハマル?」』の質問46はこちらにクリック!!
※「アノ人はなぜハマル?」は2009年1月19日(月曜日)より、「小倉沙耶の鉄道どちらがお好き?」に衣替えをしました)。
これはプレスリリースに目を通したあと、私は“運行主催者”と言えるJR西日本お客様センターに問い合わせたところ、衝撃的な回答に絶句した。
「臨時列車の〈ムーンライト九州、高知・松山〉につきましては、近年、高速交通網の整備や低廉な移動手段の充実、安価なホテルの台頭により列車の使命が年々薄れてきていることから、この春より設定しないこととなりました。ご理解をお願いいたします」
これにより、臨時快速〈ムーンライト松山〉は2009年1月5日(月曜日)、臨時快速〈ムーンライト九州〉〈ムーンライト高知〉は2009年1月6日(火曜日)の終点到着を持って、運行終了ということになる。しかし、このような理由で運行終了ということに疑問がある。また、理解できないから、こうやって問い合わせているのに、「ご理解をお願いいたします」というのはいかがなものだろうか?(どこの企業でも言えることだが)
私は臨時快速〈ムーンライト九州〉を10回以上は乗っており、2001年10月以外は常に満席という状況だった。事実上、最後に利用した2008年8月3日(日曜日)は急な予定変更により、2008年7月29日(火曜日)に幸運にも指定席券を購入した。3日前の2008年7月25日(金曜日)では満席で買えなかった。
臨時快速〈ムーンライト九州〉は長らく、京都-博多間の運行で、年末年始は臨時快速〈ふるさとライナー九州〉という名で運行していた。そして、年末年始も臨時快速〈ムーンライト九州〉となり、愛称は統一。また、2005年夏から新大阪-博多間に短縮されている。
臨時快速〈ムーンライト九州〉は一時期、自由席を連結していたこともあった。始発の京都では長蛇の列で、12系を連結。翌朝、下関で覗いてみたら、坐れなかった利用客もいるほどの盛況だった。また、展望車をつけたこともあったが、レールファンのタマリバ的な印象は戦力外になるまで、ぬぐえなかった。さらにJR九州鹿児島本線下りでは平日と土休ではダイヤが異なり、後者の場合、電車のスピードに押され、通過待ちが多く、上りは途中駅の運転停車で普通電車を先に通させるダイヤには唖然(Azen-n)とした。
車両も30年以上が経過し、そろそろ683系をまわして、スピードアップをはかって利便性を向上して欲しいと思っていたが、JR西日本お客様センターの回答には釈然としないものがある。青春18きっぷシーズンに運行し、好評なのだから。それに指定席料金510円で泊まれるのは低廉なのにね。
一方、臨時快速〈ムーンライト高知〉は2回、臨時快速〈ムーンライト松山〉は1回しか利用したことがなく、いずれも青春18きっぷシーズンは満席で、グリーン車は数日前でも空席があるほどだった。グリーン車を利用したことがないが、ヨコになれるバージョンもあった。
青春18きっぷで乗れる強い味方が消えてしまうのは腹立たしい。車両を変えれば、まだまだ運行できるし、需要もある。もし、定期運行だったら、どのくらいの需要があるのかはわからないが、使命は終えていないはずだ。
今回の回答により、“関門海峡の風物詩”といえる客車列車の電気機関車のチェンジは寝台特急〈はやぶさ・富士〉で見納めとなる。
今後、四国や九州方面の青春18きっぷ旅に大きな影響が出るのは間違いなく、まず、出版社は情報を1から見直さなければならず、修正が余儀なくされる。また、インターネットカフェで一夜を明かす旅人が激増することが予想され、満席を理由に断られる可能性がある。そうなると、野宿になってしまい、こんなことが現実になると、“青春18きっぷ難民”と言われかねない。
今回の回答が“誤答”であることを願っている。JR西日本、JR四国、JR九州に皆様の熱いラブコールを送り、そして、ココロを動かして、夏には晴れて再開されることを願っているが、夜行列車削減が深度化しているこの御時勢では厳しいのかもしれない。
★備考
①JR西日本ホームページはこちらにクリック!!(プレスリリースはこちらにクリック!!)
②岸田法眼のRailway Blog.「夜行快速に波乱の嵐」はこちらにクリック!!
★おまけ
臨時快速〈ムーンライト九州〉の動画
※来訪御礼のみや記事に関係のないコメントをされる方は上にクリックして下さい(コメントは承認いたしません)。また、我がブログのコメント、トラックバック承認制になっておりますので、御了承願います。
★お知らせ
2008年12月も2者択一サイト、『Unow?』で、「アノ人はなぜハマル?(モハよう著者からの20の質問)」が公開されており、質問28・33・39・43・46で私の画像と解説が掲載されております。ぜひ、アクセスしてみて下さい。
なお、質問を回答するには会員登録が必要となりますので、あらかじめ御了承下さい。
①『Unow?』はこちらにクリック!!(回答するには会員登録が必要となりますので、御注意下さい)
②『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』はこちらにクリック!!
③『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』の質問28はこちらにクリック!!
④『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』の質問33はこちらにクリック!!
⑤『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』の質問39は旧式はこちらにクリック!! そして、新式はこちらにクリック!!
⑥『Unow?「アノ人はなぜハマル?」』の質問43はこちらにクリック!!
⑦『Unow?「アノ人はなぜハマル?」』の質問46はこちらにクリック!!
※「アノ人はなぜハマル?」は2009年1月19日(月曜日)より、「小倉沙耶の鉄道どちらがお好き?」に衣替えをしました)。
もしかすると、初めて1番(電車)乗りかな??
「ムーンライト」シリーズは続々と降格処分ですね。
「ながら」もですし。。
近いうちに「富士・はやぶさ」をどこかの駅で撮ってこようかと考えています。
by ひでくん (2009-02-05 04:17)
おはようございます。
最近のJR西日本のやり方は釈然としないことが多過ぎます。なんとか、改善してもらえないか意見してみようと思います。
by masaking (2009-02-05 07:02)
夜行快速は、飛行機と比べ料金が安く、夜行バスのように道路状況に左右されないので時間が読めるという利点があると思います。
また、ホテルと違って寝ている間に目的地に着くので、時間の有効利用にもつながるはずです。
「高速交通網、低廉な移動手段、安価なホテル」というJRの回答には、こう反論できると思います。
by 下総弾正くま (2009-02-05 07:55)
最近は、深夜高速バスを利用される方が多いので、
鉄道を利用される方が減ってきていますね。
時代の流れでしょうか。寂しい気持ちです。
by kinosita (2009-02-05 10:44)
「ムーンライト九州・高知・松山」号は
それなりの人気があると聞かされていましたが
話がだいぶ違うようですね。
JR各社はもっと夜行列車の良さを
アピールすべきではないのでしょうか。
by 新快特 (2009-02-05 13:51)
1番乗りのひでくんさん、どうもありがとうございます。
夜行列車のリストラが快速にも及んでしまいましたが、お休みの日はブルートレインを積極的に撮影されることをオススメします。そうでないと大変なことになります。
ひでくんさんや将軍様もレールファンになりそうな予感がしますね。
by 岸田法眼 (2009-02-05 20:19)
masakingさん、どうもありがとうございます。
JR西日本は福知山線の脱線事故以来、釈然としないことが多いのは確かですね。ぜひ、声を大にしてお客様センターに意見して下さい。また、回答があれば記事にして下さいね。
by 岸田法眼 (2009-02-05 20:21)
下総弾正くまさん、どうもありがとうございます。
夜汽車のメリットは寝ているあいだに目的地へ着くので、効率がいいんですよね。それなのに切り捨てる姿勢に納得がいかない方も多いでしょう。常時満席なので、なおさらです。
夜行バスに乗ったことはありませんが、いずれはそれを選択せざるえない日が来るかもしれません。
by 岸田法眼 (2009-02-05 20:24)
kinositaさん、どうもありがとうございます。
高速バスは昼も夜もそうですが、往復割引を適用しているところがありますので、人気が高いようですね。JR九州は2・4枚きっぷで高速バスに対抗しておりますが、電車は地球環境にいいはずなんですが、これもクルマ社会がそうさせてしまったのでしょうか? JRグループの“負け犬精神”には疑問があります。
by 岸田法眼 (2009-02-05 20:27)
新快特クン、どうもありがとうございます。
昨年は出版社が夜行列車をアピールしておりましたが、結局、読んでも乗ってくれなかったということなのでしょう。青春18きっぷの夜行快速は常時満席なのに、今回の件は不可解ですね。
by 岸田法眼 (2009-02-05 20:29)
ムーンライト高知のカーペットカーに乗ってみたいものですね。
それにしても「負け犬精神」とはぴったりな言葉ですね。
要は高速バス・道路や廉価なホテルには、我々(JR西日本)の力ではとても及びません。負けましたと・・・。
by きよぴ (2009-02-06 20:12)
きよぴさん、どうもありがとうございます。
カーペットカーは〈ミッドナイト〉で乗りましたが、心地よかったですよ。
夜行列車の削減は影響力が大きいようで、恰好のネタになっていることは確かです。皮肉なことですが、仕事が増えることに喜びを感じますね。
夜行バスに乗った私と同年齢の女性の話によると、居心地はよくないのだそうですよ。私は乗ったことがないので、なんとも言えませんが、別の男性は「拘束バス」なんて言っておりましたね。
またのお越しをお待ちしております。
by 岸田法眼 (2009-02-07 00:06)
こんばんは、初めまして。
先日、当方のブログにて関西発着夜行臨時快速”ムーンライト”に纏わることなどを書いているうちに、検索エンジンからこちらの記事に行き当たりました。
私も何度か関西発着”ムーンライト”にお世話になった一人ですが、少なくとも「青春18」で乗った時には常に満席状態だったことを記憶しています《尤も最近では乗ることはありませんでしたが…》。
それだけに、今月の朝日新聞報道(6月22日付『さよなら青春の夜行快速 関西発着の「ムーンライト」』)には正直信じられない気持ちで接していました。
現在充てている「14系客車」の老朽化を運転取りやめの理由にするならば、例えば683系の追加投入ではじき出される485系を充てるとか、運転区間を「京都~下関」間とした上で117系や221系あたりを充てるとか・・・というふうに、いくらでも復活への方策は出てくるはずなのですが、今のJR西日本の取り組みを見ていると、1人旅派や学生などの若年層に冷たくあしらっているような気がしてならないところがあります。
本気で”高速道路通行料金1,000円”に立ち向かうのであれば、こんなことではダメなはずですが・・・復活を祈っています《ただ、既に「14系客車」の廃車回送が始まっているとの話ですので、どのような形であれ、いつか再び運行されるよう祈ります》。
by 南八尾電車区 (2009-06-25 23:32)
南八尾電車区さん、こんばんは。どうもありがとうございます。
私は2001年から、車両が気がかりでした。30年近くたつからです。それでも、14系で運行されていったのですが、まさかの展開になってしまいました。
私はいつの日か、683系に変わるものと思っておりましたが、朝日新聞サイトの記事を見る限り、運行日数が減っているのは、利用客が減っているわけではありません。車両の老朽化を危惧したからだと見ています。青春18きっぷシーズンは常に満席なのですから、すぐにでも復活してもらわないと困る人は大勢いるはずです。
JR西日本は福知山線脱線事故以来、すっかり信用と信頼を落としており、回復の見込みがないと言っていいほどかもしれません。夜行列車の切捨てを車両の老朽化、利用客が入らないという言い訳にしているようではダメです。
私がもし、新聞や雑誌でコメントを求められたら、怒りを全面に出しているでしょう。
またのお越しをお待ちしております。
by 岸田法眼 (2009-06-26 01:48)