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快速〈ムーンライトながら〉総集編2008 [汽車旅2008番外編]

今回は快速〈ムーンライトながら〉2008年の総集編です。2009年3月14日(土曜日)のダイヤ改正で、定期運行がなくなってしまいましたが、高速バスが本当に炎上しているようでは、信頼性が持てませんよね(もっとも、同じことを繰り返したことに、問題はあるのだが)。

定期運行の返り咲きを願う意味でも、快速〈ムーンライトながら〉の魅力を感じていただければ、さいわいです。

◆2008年2月29日(金曜日)と3月1日(土曜日)

10番線に快速〈ムーンライトながら〉大垣行き(①東京-名古屋間は9号車指定席クモハ373-13:豊橋まで指定席。名古屋止まり。②名古屋-大垣間は1号車自由席クハ372-4)が入線。指定席券は完売しているが、先ほどの寝台急行〈銀河〉大阪行きに比べると、利用客は少なめである。


23時10分に発車。静かな旅立ちで、田町で209系の各駅停車桜木町行き(京浜東北線)を抜くが、ラッシュなみの乗車率。昔は「花金」と言われていたが、今も変わらないのであろう。また、日本人は相変わらずの“働きバチ”なのか、それとも遊び好きなのか?(「過労死」は世界の共通語になってしまっている) そういう私もパソコンで原稿を入力するのに2時過ぎまで及んでしまうこともあるのだが…  

品川に到着すると、駅員はこんなアナウンスをした。

「夜行長距離列車、〈ムーンライトながら〉号、大垣行きです」  

思えば、快速〈ムーンライトながら〉は夜行という感覚はあっても、長距離列車という雰囲気はない。東京-大垣間は410キロで、ブルートレインは基本的に長距離を走る。だから、寝台車が連結されているわけだが、ブルートレインの切り捨てが相次いだことにより、長距離列車は少なくなっているし、JR旅客鉄道の地域密着が濃くなってきているようだ。  

車内検札を終え、藤沢を通過すると、いつのまにか眠りについた。23時台に就寝するのは珍しく、旅は“規則正しい生活を送る場”でもある。

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3月1日(土曜日)になり、JR東海の静岡でふと目覚めると、隣席に男がいた。しかし、豊橋停車中に再び目が覚めると、消えていた。リクライニングシートの背もたれの位置は元に戻さないわ、カンガルーポケットにレジ袋とビール缶を放置するというマナーの悪さにあきれる。てめぇー、いったいいくつなんだよ!!(40歳前後と見たが)

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豊橋の停車時間は45分のため、ドアは半自動扱いになるが、ドアチャイムがピコピコ鳴る。デッキと客室の仕切りドアがあっても、音モレは避けられないと思うが、特急形電車にあとからつける必要はあったのだろうか?  

ここから先は全車自由席となり、三河塩津と尾頭橋以外は各駅に停まるが、意外と乗ってくる。わずかな空席を求め、右往左往。野田新町に到着する頃には寝台特急〈はやぶさ・富士〉東京行きとすれ違った。  

路面は濡れており、前日は雨模様だったようだが、眠っていた電車は起き出し、金山では名古屋鉄道の電車がにぎわっている。まさか6時台から快速特急中部国際空港行き『ミュースカイ』が走っているとは思わなかった。  

発車すると、中央本線213系5000番台の普通電車名古屋行きを見る。213系5000番台は以前、関西本線JR東海エリアの主力車両だったが、313系3000番台の投入により、ラッシュ時の応援要員に変わってしまっている。この車両、意外なことにトイレがついていない。  

6時07分、名古屋6番線に到着。ここで7~9号車は切り離される。東京-豊橋間、全車指定席となったため、7~9号車はビンボーくじに当たってしまったようなものである。

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5番線には311系の回送が止まっている。この車両も20年目を迎えたが、パンタグラフはシングルアームにチェンジしていた。クハ310形には車椅子スペースを設けており、乗務員室に近いところにある。

「普通乗車券で御乗車できまーす」  

駅員は、快速〈ムーンライトながら〉大垣行きは気軽に乗れることをアピール(上り東京行きは全区間全車指定席のため、気軽に乗れない)。1号車自由席に移るが、思ったほど混んでいない。  

6時16分、名古屋を発車すると、東海道新幹線では300系の〈こだま〉がスタンバイ中。2011年で300系が東海道新幹線から姿を消す予定になっており、この場所、この時間に止まっている車両が700系に変わる日も近いだろう。

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清洲で117系シリーズの普通電車(名古屋から区間快速)浜松行きを見る。JR東海所属の117系シリーズはどちらかの先頭車に117系100番台(117系200番台もある)が連結されている。これは快速の増発により、6両編成から4両編成に減らしたため、不足する先頭車を新製したのである。JR東海になってから、311系の投入もあって、利用客数が増えたため、慢性的な混雑に見舞われ、2006年10月1日(土曜日)から313系5000番台を投入したことにより、20年ぶりに6両編成に戻した。  

余談だが、清洲で見た117系シリーズの普通電車(名古屋から区間快速)浜松行きは車端部をロングシートに改造していた。車番は変更せず、JR西日本のセミクロスシート改造車(117系300番台)より、転換クロスシートの数を確保している。  

岐阜県に入り、穂積が近づくと、ワイパーが作動。外は明るいものの、雨である。  

6時55分、終点大垣1番線に到着した。

◆2008年4月4・5日(金・土曜日) 

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2008年4月4日(金曜日)、JR東日本東京へ。東海道本線9・10番線ホーム下の行先案内板を見ると、快速〈ムーンライトながら〉大垣行きと臨時快速〈ムーンライトながら91号〉大垣行きがそろい踏み。何度も東京から旅立っているが、実に新鮮な気分でホームへの階段を登ることにしよう。  

東京に乗り込んだのは23時過ぎとずいぶん遅かったが、ホームへあがると、あれっ、10番線の快速〈ムーンライトながら〉大垣行きがいない!! これはJR東海エリアで人身事故が発生したため、発車時刻は23時35分頃になるという。  

東京9・10番線は3月14日(金曜日)以来となるが、ホームは人が多い。“ダブル〈ムーンライトながら〉”のどちらかに乗る人、23時30分発の〈湘南ライナー17号〉小田原行きを待つ人で、特に後者は座席定員制のため、乗車口が限られており、綺麗に整列しているのが印象的だ。

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快速〈ムーンライトながら〉大垣行きの発車は遅れても、臨時快速〈ムーンライトながら91号〉大垣行き(8号車指定席モハ188-25)は時間通りの発車となり、9番線に入線。1号車寄りはブルートレイン便がなくなっているため、立入禁止となっており、“ツラ”は10号車寄りでないと撮れない。  

ヘッドマーク、方向幕は回送のままで、到着するとクルクルまわるが、「快速成田」「快速銚子」など、意外と快速のコマが多い。早くからわかっていたら、動画を撮っていたのだが…

「お手元のチケットをよくお確かめの上、御乗車いただきますよう、お願いいたします」  

と駅員は何度も放送。指定席券を「チケット」と言うのも新鮮だ。きっぷは英訳すると「Ticket」と言うし、指定席券は「指定券」と略すのが一般的。「チケット」と言う駅員はおそらく、旅立ちの気分を高らかにして、道中の無事を祈っているのだろう。

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定刻より36分遅れの23時19分、10番線に普通電車が到着。折り返し、快速〈ムーンライトながら〉大垣行きとなるが、JR東海エリアで発生した人身事故とはいえ、大幅に遅れたことに対し、「申し訳ありません」と駅員は謝罪の放送を流す。利用客の中には終電に乗り損ねるような状況になっている人がいるのかもしれない。青春18きっぷユーザーならば新宿で快速〈ムーンライトえちご〉新潟行きを利用するはずができなかったということもあるだろう。緊急措置として、青春18きっぷで上野-高崎間、急行〈能登〉金沢行きに乗せてもらえる方法もあるだろうが、実際はどうだったのかはわからない。  

余談だが、快速〈ムーンライトながら〉大垣行きは以前、天候の影響で大船始発になったことがある(普通電車東京行きは大船で運転を打ち切ったことになる)。  

今までにない新鮮な旅立ちは23時20分にスタート。新橋でE233系3000番台の普通電車東京行きとすれ違う。

E233系シリーズは中央線用(東京-高尾間の路線愛称)の増備が終了。中央本線三鷹-立川間の高架化工事が完了していないこともあり、201系は20両残留となっているが、現在は京浜東北線用(大宮-東京-横浜間の路線愛称)として、E233系1000番台を投入。209系の置き換えが進行中である。  

3月10日(月曜日)、E233系3000番台(近郊形タイプ)を投入。E231系近郊形タイプには表示されていない「普通」を表示しているが、これは東海道本線にコンバートされたE217系を古巣の横須賀線・総武本線運用に戻すため、急きょ投入した。ちなみにE217系は209系の近郊形バージョンと言えるが、こちらはリフレッシュ工事で続投することになっている(1994年の入団からまだ14年しか経過していない)。  

更にこの夏にはE233系2000番台が常磐線に投入され、203系シリーズと207系試作車が置き換えられることになっている。ちなみに207系試作車は国鉄唯一のVVVFインバータ制御車だが、JR東日本では増備されず、量産車はJR西日本が投入したものと私はみなしている。また、E233系2000番台の投入が完了されると、日暮里-土浦間の定期便はJR東日本産の車両に統一される。


臨時快速〈ムーンライトながら91号〉大垣行きは2006年8月19日(土曜日)以来、2年ぶりの利用。2007年3月18日(日曜日)のダイヤ改正で、下り便は品川始発から東京始発に変更された。品川始発時代は発車30分前に入線しており、ゆとりがあったものの、東京発はそれがなくなり、あわただしい。

臨時快速〈ムーンライトながら91・92号〉は183系1000番台と189系の合体編成を使用しているが、車齢はベテランの域に達しており、先はそんなに長くないのではないかと思う。なぜならば、2008年2月5日(火曜日)、JR東日本は特急〈成田エクスプレス〉の2代目車両として、E259系が2009年に入団することを発表したからである。

E259系投入により、253系を順次置き換えるが、平成3年(1991年)に入団して、20年を経過していないため、廃車になるとは考えにくく、波動用にまわることが予想される。そうなると、臨時快速〈ムーンライトながら91・92号〉〈エアポート常磐〉などは253系の運行に変わる可能性がある。  

253系は大型荷物が置けるスペースはあるものの、特急形車両なのに指定席はリクライニングシートではないため、“外見よくても中身がねぇー”という印象がある(2002年に投入された253系200番台はリクライニングシートを採用)。また、東武鉄道が夏・冬季に運行する夜行の臨時特急〈尾瀬夜行23:55〉〈スノーパル23:55〉も回転式クロスシートの300系であるため、リクライニングシートの要望が寄せられるという。夜行ならばリクライニングシートが必須であろう。  

戸塚を通過し、時刻は23時59分となったが、スピードが鈍る。これだと大船到着は日付が変わった直後になり、“なぁーんだ、小田原まで乗車券を買う必要ないじゃん”と思ったが、そのあと、信じられない展開となる。  

日付は2008年4月5日(土曜日)に変わり、大船はなんと通過!! 以前は大船、茅ヶ崎に停車していたが、2007年3月18日(日曜日)のダイヤ改正で通過にしたのである。これにより、横浜-小田原間ノンストップとなったが、ノロノロ運転をしているようでは大船、茅ヶ崎に停車して欲しい。  

ノロノロ運転で、なおかつ車内検札を受けていないため、眠るわけにはいかず、iモードを操作。Bookmarkは自分のブログも登録しており、コメントチェックをしているが、ほかに『女子大生 国鉄全線 ひとり旅』へアクセス。ブログはケータイからアクセスできるものが多く、“旅をしながら過去の旅のブログを見る”という不思議な時間を過ごす。  

この日は昭和56年(1981年)7月19日(日曜日)を取り上げており、青函連絡船に揺られながら、江差線全線完乗を目指すもので、国鉄が企画した『いい旅チャレンジ20,000km』に参加しておらず、写真はほとんど撮っていないというが、当時の情景は過去にいろいろな鉄道の書籍、雑誌、ムックを見ているから、“国鉄とのお付き合い10年7か月”の私でも思い浮かべることができる(思い浮かべられないこともあるけど…)。ちなみに江差線は私も全線完乗している。  

0時17分、ノロノロ運転が続く中、8号車指定席に車掌が入り、脱帽。ようやく、“チケットの拝見”となるが、あとから9号車指定席から別の車掌が現れ、“うしろから失礼します”という感じで車内検札を行なう。

2人の車掌が8号車指定席の検札を終えると、進行方向右側の貨物線では貨物列車にカンタンに追い抜かれた。

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戸塚からほとんどノロノロ運転の状態で、小田原3番線に到着。向かいの4番線では211系2000番台の回送が止まっているが、9号車のドアは全開なのに、8号車はすべて閉まっている。半自動ドア機能がないのに珍しいことをするものだが、2番線から貨物列車が通過していく。  

小田原からの利用客は多く、8号車指定席はほぼ満席。本来は0時55分に発車するのだが、後続の電車が遅れているため、発車は1時00分になるという。乗り換え客がいると見込んでいるからで、また、ダイヤが回復する可能性が高いからこそ、できるワザといえよう。

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隣りの5番線になんと〈湘南ライナー17号〉が到着。乗り遅れなのか、思った以上に乗り換えるお客が多かった。

帰宅後、『JR時刻表2008年3月号』を見ると、小田原で臨時快速〈ムーンライトながら91号〉大垣行きは14分停車。東京発が平日の場合に限り、〈湘南ライナー17号〉に接続するのだ。これだと他線の遅れで乗り遅れてしまった場合、ライナー券500円を投資すれば追いつくのだ。但し、ライナー券が売り切れてしまった場合、東京23時23分発の普通電車国府津行き(Local for Kohzu)に乗り、大船から平塚までの各駅及び、終点国府津で〈湘南ライナー17号〉小田原行きに乗り換えればよい。と言うのも、〈湘南ライナー〉はライナー券を販売しない駅でも乗れるのである(本当はいけないのだろうが)。実際に大船でその光景を目撃しているが、駅員は乗車を黙認しており、どうやら大船から先は“快速〈アクティー〉豪華版”みたいな感じである。  

1時03分、臨時快速〈ムーンライトながら91号〉大垣行きが発車。3・4番線には先に発車するはずの快速〈ムーンライトながら〉大垣行きに乗るお客が待っていた。  

その後は眠りにつき、JR東海に入り、気がつけば5時19分、名古屋6番線に到着。支度をするお客が多かったからだが、降りたのは、そんなに多くはなかったように思う。  

名古屋は薄暗かったが、次第に空模様は明るくなるものの、小田原から様々な列車のチャイム(メロディー)をケータイの着メロに使っている奴がマナーモードにしていないため、うるさくてしょうがない。  

5時44分に岐阜を発車すると、前へ行くお客が続出。これは終点大垣到着時、乗り換え及び出口へ行くことができる階段は1号車指定席の前寄りと3号車指定席のうしろ寄りのみで、後方の車両は乗り遅れる可能性が高いわけだが、渋滞が発生し、目指す3号車指定席の出口へ向かうことができなかった。  

5時55分、終点大垣1番線に到着した。

◆2008年8月1・2日(金・土曜日)


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22時53分、東海道本線9・10番線へ。9番線はすでに快速〈ムーンライトながら〉大垣行き(①東京-名古屋間は7号車クハ372-2:豊橋まで指定席。名古屋止まり。②名古屋-大垣間は1号車自由席クハ372-7)が入線しており、ドアが開くのを待つのみ。平成10年(1998年)4月に初めて乗ったときは「366M」と呼ばれていた普通電車が終点東京に到着後、一旦、田町電車区(現在の「田町車両センター」)へ引き上げ、車内整備ののち、再び戻るダイヤだったが、のちに神田方の留置線に北上するカタチに変更。2008年3月15日(土曜日)のダイヤ改正で、直接、東京で折り返すことになった。ホームに余裕があるという表れだが、寝台急行〈銀河〉が消えたことが大きいようだ。  

もし、寝台急行〈銀河〉を青春18きっぷで乗れる特例があれば存続したのではないかという気がするものの、乗車率に波が出る可能性があり、結局は延命措置に過ぎないだろう。快速〈ムーンライトながら〉大垣行きの東京発車時刻が23時43分の時代にはそんなことすら考えていなかったのだが…

 

定刻通り、23時10分に発車すると、JR東海の東海道新幹線300系の回送とデッドヒート。予想外だったが、16両編成の300系を追い抜いた!! 営業列車ならば、そういうわけにはいかないだろうが、300系の廃車も本格化。2008年7月1日(火曜日)から700系の〈こだま〉転用が本格化している。JR東海ツアーズの人気商品、『ぷらっとこだま』なら、おトクな料金でグリーン車に乗れるから、喜ばしい反面、時代の流れを感じる。700系は0系シリーズどころか、100系も東海道新幹線から追いやった“悪役”という印象があるものの、JR西日本700系7000番台は逆に好印象である(インテリジェントサルーン、“ひかりRail star”だから)。

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川崎を通過し、東海道本線の支線(横須賀線と湘南新宿ラインの電車が通る)に合流すると、E217系の普通電車久里浜行き(横須賀線)と壮絶なバトル。JR西日本アーバンネットワークの複々線を彷彿させる。
 
東神奈川で普通電車久里浜行きが失速し、そのスキをついた快速〈ムーンライトながら〉大垣行きは“逃げ切り圧勝”というカタチで横浜に到着。少々遅れて、普通電車久里浜行きも到着した。  

横浜を発車すると、相模鉄道本線の急行海老名行きを軽々と追い抜くが、モナモナいや、モタモタしていたのか、普通電車久里浜行きに追いつかれてしまうが、保土ヶ谷で再び引き離した。  

さて、車内は若干、空席がある。この日は臨時快速〈ムーンライトながら91号〉大垣行きが運行されており、そっちのほうが人気は高い。名古屋から先の所要時間が約50分早いのは大きいのだ。  

私は当初、旅行代理店で“前受け(発売日前に申し込むこと)”を依頼したが、第1希望の臨時快速〈ムーンライトながら91号〉大垣行きはハズレ、第2希望と言うか、試験で言うところの“滑り止め”で快速〈ムーンライトながら〉大垣行きが取れたものの、7~9号車は名古屋止まりのため、ハズレ席となってしまった。しかし、こうなってもスケジュールは事前に何通りも構想しているので、よほどのことがない限り、困った自体になることはないのである(青春18きっぷだと、北陸方面は臨時快速〈ムーンライトながら91号〉大垣行きが取れないとキツい)。

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乗車している快速〈ムーンライトながら〉大垣行きだが、ひじかけに収納されているテーブルにテープが貼ってあった。これは私のところだけかと思ったら、多くの席でテープが貼っており、どうやら劣化しているための応急処置であることが考えられる。さいわい、テーブルにモノを載せてアクシデントが発生することはなかったものの、安心して食事をすることができないのではないだろうか。


快速〈ムーンライトながら〉大垣行きは東京-豊橋間、全車指定席だというのに、7号車、東京寄りのデッキでは“飛び入り客”が男女各1名乗車。アカの他人のようだが、どこまで立ち続けることができるのだろうか? 男はケータイ、女はゲーム機で“睡眠防止”に努めている。  

日付は8月2日(土曜日)に変わり、0時30分、小田原3番線に到着。小田急電鉄小田原線(通称、「小田急線」)が遅れているため、発車は数分遅れる見込みで、向かいの4番線に東京を23時13分に発車した普通電車が終点小田原に到着した。

「失礼します」  

小田急線からの乗り換え客は実際にいて、私の隣席に20代中盤と思われる女性があせった表情で、ひとことことわってから坐る。会釈することは今まで何度かあるが、「失礼します」という言葉をかけられたのは初めてだ。  

定刻より5分遅れの0時36分に発車。ベテラン車掌は小田原乗車からの車内検札を行なうが、指定席券なしで乗り込み、堂々と空席に坐る男がいて、困惑。

「寝ないで下さいね」  

男は指定席券料金510円を払ったあと、ベテラン車掌は念を押す。ちなみに男は終点大垣まで利用するらしい。  

JR東海に入り、沼津あたりで眠りにつき、車掌の半自動ドア扱いにする放送で何度か起こされるが、5時20分ぐらいになると完全に目が覚める。豊橋から自由席に変わったため、岡崎から混み出し、まだ6時にもならないというのに混雑しているのだ。  

6時06分、名古屋6番線に到着。7~9号車を切り離し、1~6号車へ移動。いつもはデッキがあふれ、空席がないありさまだが、幸運かつ、奇跡的に坐れた。1号車は大垣での乗り換えがラクなだけに乗車率はいつも高いので、あっ、ラッキー、ラッキー、ラッキィー!!

「あらま、珍しいわ」  

穂積から乗ったオバサン2人組は意外と2人掛け席が丸々空いていたことにビックリし、6時52分、終点大垣1番線に到着した。

◆2008年8月30・31日(土・日曜日)

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東京9番線には東海道本線の快速〈ムーンライトながら〉大垣行き(2号車指定席サハ373-1:豊橋から自由席)へ。このところ、名古屋止まりの7~9号車の“ハズレ車両”が多かったが、今回は“当たり号車”となる。乗車したサハ373形は2007年3月17日(土曜日)まで普通電車以外の運用だと喫煙車となっており、今まで乗る機会が少なかった。  

新橋で非常停止装置が作動した影響で、安全確認のため、5分遅れの23時15分に発車。しかし、新橋付近で再度の安全確認で止まり、進行方向右側の各駅停車用の複々線(一般的に内側は「山手線」、外側は「京浜東北線」となっている)では電車に抜かれるわ、すれ違うわで、まるで救助に取り残されたような気分になるが、ようやく動いた。

品川は15分遅れの23時33分に発車。多摩川を渡って、神奈川県に入ると雨はやんでいた。“日常は激しくても、旅はおだやかでいたい”と願う旅人も少なくはないだろう。  

この先も油断大敵な状況は続き、行程通りに進むことを願うのみである。  

日付が変わり、8月31日(日曜日)0時01分、大船に到着。

「列車が遅れまして申し訳ございませーん」  

ドアが開いて、駅員が言った直後、発車メロディーが流れ、停車時間は30秒ほどだった。小田原まで乗車券利用の身としては、大船-小田原間を払い戻して欲しい心境だ。  

国府津(Kohzu)を過ぎると、また激しい雨が地面をたたきつけるが、JR東海に入り、金山付近で目が覚めると、雲は多いものの、青空が見えており、“この日は終日晴れてくれよ”と願う旅人は多いことだろう。

ところで、旅の途中、快速〈ムーンライトながら〉が定期運行の危機に直面していることを知った。青春18きっぷシーズン以外は利用率がよくないという。私が青春18きっぷシーズン以外で、快速〈ムーンライトながら〉を利用したのはわずか1回。車内も空席があり、過ごしやすかったが、夜行高速バスに押されているのだという。なんでもかんでもバスのせいにするのはいかがなものだろうか。  

思えば、快速〈ムーンライトながら〉は急行形電車による“大垣夜行”を継承するカタチで平成8年(1996年)3月16日(土曜日)に誕生。“臨時大垣夜行”は従来通り、JR東日本の165系・167系急行形電車を使用し、残留となったが、2001年夏にはJR東海113系2000番台で運行されたこともある。  

ダイヤのほうは下りの“臨時大垣夜行”が若干早く終点大垣に着いていたが、のちに所要時間を1時間近く短縮させ、利便性を向上させたものの、結局、行先を米原や大阪へ変えることはなかった。

165系・167系の老朽化により、2003年夏から183系1000番台と189系の混結による臨時快速〈ムーンライトながら91・92号〉の運行を開始。これにより、すべて指定席制となった。  

しかし、臨時快速〈ムーンライトながら91・92号〉は近年、運行日数が減少気味で、快速〈ムーンライトながら〉共々、大垣で乗り換えなければならないのがネックになっている。米原の在来線はJR西日本管理駅がネックになっているらしい。  

快速〈ムーンライトながら〉の大阪直通が実現しなかったのは、日中時間帯は特急〈(ワイドビュー)伊那路〉に使うことが大きい。臨時快速〈ムーンライトながら91号〉は東京-大阪間の運行にしても問題がないように思えるが、名古屋で降りる利用客が多いことを考慮してか、実現できない状況だ。米原-大阪間は京都、新大阪のみ停車すれば8時までには終点大阪に着けると思うのだが。  

このような騒動の疑問は企業努力をしたかどうかである。 この電車のネックは大垣発着を継続させたことで、中途半端なところで乗り換えなければならない。それも同一ホームではなく、階段で移動しなければならないのだ。また、往復割引きっぷの販売や運行区間の延長など、そういった策はまったくとっていない。あれやこれやの策をとって、結果が出なければ致し方ない。納得して受け止めよう。

しかし、2007年3月18日(日曜日)にダイヤをいじくっただけでは誰が納得するだろう? 東京発車時刻は早過ぎて、ゆとりが持てなくなった人々も多いはずだ。また、臨時快速〈ムーンライトながら91号〉大垣行きは品川始発のほうが発車30分前に入線し、ゆとりが持てた。2007年3月18日(日曜日)のダイヤ改正では、どちらもゆとりが失われてしまったのである。  

快速〈ムーンライトながら〉の定期運用継続には皆様の力が必要だ。JR東日本またはJR東海のホームページに存続の熱い声を寄せ、そして、乗って常時満席にすることだ。

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6時06分、名古屋6番線に到着するが、隣りの3番線になんと寝台特急〈はやぶさ・富士〉東京行きが滑り込んだ。どうやら、JR西日本エリアで大雨に見舞われたようである。まさかのブルートレイン遭遇に眠気が一気にフッ飛び、6時13分に発車する。

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「ピカチュウ」  

と言いたげに太陽は昇るにつれ、まぶしい輝きを魅せるが、なにかおかしい。進行方向右側、つまり西から、まぶしい光が降り注いでいるのだ。普通、日の出は東じゃないのか(物理学をもっと勉強しとけばよかった)。

「♪西から昇ったお日様は、東ぃーへしずぅーむぅー♪」  

という歌詞を思い出す。  

6時52分、終点大垣1番線に到着した。

◆2008年12月12・13日(金・土曜日)

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隣りの9番線には快速〈ムーンライトながら〉大垣行き(5号車指定席サハ373-5:豊橋から自由席)が入線しており、横浜寄りではヘッドマークに表示されている「普通」が動くことを心待ちにしている。やがて、ヘッドマークはコロコロまわり、一瞬だけだが、特急〈(ワイドビュー)東海〉が表示された。今では“なつかしの列車”に変わりつつある。  

普通電車熱海行きは2階建てグリーン車が満員御礼という人気ぶりで発車。帰宅客が多いので、“プレ湘南ライナー”といったところか。  

9・10番線へ移動。快速〈ムーンライトながら〉大垣行きは車内の整備と点検を終え、ドアが開き、指定された5号車8D窓側へ。進行方向右側とあって、ベストポディションだ。  

7~9号車の車番チェックでホームを歩くと、9号車側のベンチにはサラリーマンがずいぶん酔っている。まさか1週間後の12月20日(土曜日)、居酒屋の忘年会で、そのうちの1名様にお目にかかるとは思っていなかった。しかも、顔を合わせる前から私を知っているというのだから、驚きだった。ちなみにこの日は私の存在には気づいていなかったようである。

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車内に戻り、発車を待つ。そのときから検札要員の車掌がいたので、むやみに動くわけにはいかない。その頃、8番線で快速〈ムーンライトながら〉大垣行きを撮っていた40代の男性が隣席に坐った。すると、隣りの東北新幹線20番線には国鉄復刻色の200系リニューアル車が到着。旅立ちは211系初期車に偶然出会ったこともあり、忙しい。  

200系はリニューアル車しか残っておらず、2010年12月に予定されている東北新幹線新青森延伸では数が減ることが予想される。また、東北新幹線25周年を機に国鉄復刻色が登場したが、おそらく、全般検査の時期までにはこのままだろう。なんせ、色を塗るだけでも相当な費用がかかるのだから。  

200系国鉄復刻色のお出ましにサラリーマンの酔いは一気に覚めたようで、かつては当たり前のように合ったカラーに思いをはせていた。

再び車内に戻り、23時10分に発車。意外と車内検札に手間取っており、新橋ではE233系3000番台(近郊形タイプ)の普通電車東京行きとすれ違うが、以前にもこの時間に見ており、乗車チャンスと見ていいようだ。

隣席の男性が話しかけてくる。その男性は北陸本線福井に向かうとのことだが、米原では1時間待ちのため、金山で降り、名古屋鉄道の7000系パノラマカーを撮影するという。男性が所持する市販のコンパクトな時刻表には特大の付箋紙(Fusennshi)で、綿密(Mennmitsu)な情報を貼りつけていた。『鉄道ファン』や『鉄道ダイヤ情報』で調べたという。私はそこまでマメなほうではなく、O型のオオザッパな性分からか、行程以外は調べないことが多い。  

電車は大船付近からノロノロ運転。進行方向左側の根岸線ではE233系1000番台の各駅停車上野行きがすれ違った。


日付は2008年12月13日(土曜日)、ノロノロ運転は続き、平塚付近では保線工事が行なわれていた。近年、JR東日本は保線作業の強化をはかり、デカい枕木が首都圏のあちこちで見られるようになった。  

車内は寝息が聞こえるようになり、大磯を通過すると、ノロノロ運転は解消。進行方向右側の貨物線は先を急ぎ、小田原到着まで1回抜かれた。  

0時30分、小田原3番線に到着。珍しく、定刻通りに着いたが、乗ってくる利用客は多い。隣席の男性が話していたが、青春18きっぷシーズンだと、新宿-小田原間は小田急電鉄小田原線を利用し、乗車券の運賃を節約する利用客がいるという。ちなみに新宿-小田原間の運賃はJR東日本が1450円、小田急電鉄は850円である。  

JR東海に入り、静岡県内の長時間停車駅でチラッと目覚めたが、豊橋停車中、異変に気づく。  

それは暖房を切っていたことである。寒い地方ならば、ずーっと暖房なのだろうが、夏は四六時中、冷房なのに困ったものである。また、御存知の通り、373系の客室とデッキの仕切りがない。  

6時06分、名古屋6番線に到着。隣りの3番線では寝台特急〈はやぶさ・富士〉東京行きが到着しており、1時間近く遅れている。7分後に発車すると、徐々に夜が明け、停まるごとに立客が増えてゆく。  

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穂積を発車すると、後方の車両からデッキへと押し寄せる。大半は普通電車(高槻-西明石間は快速)神戸方面加古川行きに乗り換えるのは明々白々。乗り換え階段は前寄りの車両しかないため、後方の車両だと乗り遅れる危険性があるからだ。

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6時52分、終点大垣1番線に到着した。

◆2008年12月27・28日(土・日曜日)

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忘年会シーズンが終わり、大晦日に向けて盛り上がる中、22時50分頃、JR東日本東京へ。東海道本線9番線には快速〈ムーンライトながら〉大垣行き(①東京-名古屋間は9号車指定席クモハ373-6:豊橋から指定席、名古屋止まり。②名古屋-大垣間は1号車自由席クハ372-2)がすでに入線。2008年12月19日(金曜日)、2009年3月14日(土曜日)ダイヤ改正で、臨時電車化が決まり、注目を集めている。もしかすると、373系の運行がなくなるかもしれない。特急〈(ワイドビュー)伊那路〉のダイヤが変更されるからである。

 

指定席券は売り切れ。以前、「満席」という表現が当たり前のように使われていたが、駅員は「売り切れ」という言葉を使っていた。こちらのほうがわかりやすくていい。「満席」だとわずかな空席があるという望みを持たせるような気がするからだ。  

さて、東北本線(山手線外回り電車)の遅れで、発車は2分遅れの23時12分に変更。JR東日本エリアの快速〈ムーンライトながら〉の遅れはよくあることだから、気にはならないものの、今回は名古屋止まりという“ハズレ車両”に加え、車端部にあるコンパートメントである。しかも、逆向きの席だ。いつもとは違う旅行代理店で発券してもらったのだが、発売日には指定席が取れず、キャンセル待ちにかけてみたところ、2008年12月18日(木曜日)、コンパートメントしか空いていなかったため、素早く押さえ、私に連絡。電話でそれしか取れなかったことを伝えていたので、悩むことなく即決。ヘタにこだわってもしょうがないし、乗り心地を試しておくのもいいだろう。

もし、いつも利用している旅行代理店で頼んでいたら、どうなっていたかはわからない。取れないときもあるのだから(快速〈ムーンライトながら〉は9割の確率でGET!!)。こればかりは「運」ということになる。

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コンパートメントはリクライニングシートではなく、ボックスシート。たいていのボックスシートは背もたれの角度は90度が主流だが、そこは特急形車両、多少、湾曲してはいるものの、足が伸ばせないため、過ごしにくく、夜行には向かない。さいわい、暖房はガンガンに効いており、デッキと客室の仕切りがないに等しい373系だが、寒気は感じなかった。  

定刻より2分遅れの23時12分に発車。デッキにはスーツケースが2台置いてあり、網棚には到底載せられない。走行音はうるさく、8号車指定席がすぐ近くにあるため、人の往来が多く、落ち着かない。  

コンパートメントの席番は進行方向右側が2番席、左側は1番席となっており、大垣行きだとA・B席は逆向き、C・D席は前向きとなっている。  

品川を発車すると、車内検札。ベテラン車掌は鼻血を出していたようで、私から見て右の穴にはワタを入れている。旅慣れた利用客にはスムーズに進むものの、9号車2C通路側の若い女性は定期券を提示して、車掌に相談。快速〈ムーンライトながら〉は定期券の利用はできず、車掌は当初、水道橋-小田原間の運賃を精算しようとするが、「秋葉原経由なんですけど」と女性客が指摘し、軌道修正。定期券の経由地は文字が小さいから、見落としがち?! しかし、水道橋-小田原間は東京近郊区間のため、神田へショートカットしようが、秋葉原で遠回りしようが最短経路で運賃が計算されるので、精算額は同じである。ちなみに定期券は経路通りの計算になるため、料金は異なる。  

東京近郊区間は「大都市近郊区間」の一部で、ほかに大阪近郊区間、新潟近郊区間、福岡近郊区間があり、エリア内であれば、乗車券と回数券の場合、経路は重複しない限り、自由なものであるが、途中下車は不可能。また、乗車券運賃によって、時間がかかり過ぎると自動改札機の扉が閉まる場合もある。Suicaの場合はそういうことはないのだが、乗車券はそうもいかない。さらに101キロを越えると乗車券の有効期限は2日間となるが、大都市近郊区間の場合は乗車当日のみとなる。ちなみに新幹線はすべての大都市近郊区間に含まれていない。

2008年12月28日(日曜日)、逆向きで体調がすぐれず、カーテンをひいて視界をシャットアウトしたら、小田原到着を待たずに眠り、気がついたらJR東海に入り、静岡に到着。人の往来、車掌の半自動ドア案内の放送、ひんぱんに鳴るドアチャイムで起こされてしまう。前を見ると、1席空いており、横浜から載った中年の男性は2席分を広々と使っている。急なキャンセルがあったのか、1人で2席分をGETしたのかはわからないが、私は足を伸ばして再び眠りにつく。そのおかげか、静岡停車中と同じことが起こる浜松では完全に熟睡、豊橋では数分起こされただけですんだ。  

豊橋から全車自由席になるため、立客が発生し、6時06分、名古屋6番線に到着。ようやく、コンパートメントの束縛が解き放たれ、ホッとするものの、大垣へ直行する1~6号車は満員御礼で坐れない。  

名古屋発車時、車掌は洗面所のあるところが1・4号車なのに、「3・6号車」と言い間違えたあげく、こんなことを言った。

「優先席付近では携帯電話の電源をお切り下さい」  

373系に優先席はありません。
 
岐阜県に入ると、路面が濡れていることに気づき、6時52分、終点大垣1番線に到着した。

ありがとう0系新幹線 ブログパーツ

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