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政治2009 [らりるレビュー]
「政治不信」
と言われて、いったい、何年になるのだろうか?
年金問題が発覚した2007年以降、国民の政治不信は頂点に達している。政治イコール自民党不信を物語るかのように、2007年7月29日(日曜日)に行なわれた第21回参議院選挙は、民主党が第1党となったものの、衆議院第1党は自民党のままであるがゆえ、“ねじれ国会”という現象が生まれている。
それ以前には憲法第9条の問題がある。この憲法によって、我が国は戦争の参加を放棄し、昭和20年(1945年)8月15日(水曜日)に敗戦を認めたことにより、2年後の昭和22年(1947年)5月3日(土曜日)、日本国憲法に改訂し、現在に至っている。しかし、この日本国憲法はアメリカが持ち込んだものといわれている。そして、憲法第9条により、日本は“平和ボケ”と化している弊害もある。それは認めざるを得ない事実であろう。
昭和30年(1955年)11月15日(金曜日)、「自民党」の略称でおなじみ、自由民主党が発足。その後、ほとんどの内閣総理大臣は自民党の人間が就任している。自民党は高度経済成長期の原動力の一員になったことは確かなんだろうけど、人間の質をダメにしてしまい、少子高齢化に結びついてしまう世の中にしてしまった原因ともいえるだろう。それは「高度経済成長期」という言葉に甘えてしまった我々、日本人の責任でもある。
ところで、一部の政治家(おもに国会議員)がテレビに出演している姿を見るが、その理由の1つとして、「国民との距離を縮めていきたい」からだという。しかし、庶民と政治家は生活が違うし、考えも違う。金銭感覚も違う。これでは国民の距離を縮めても、庶民の暮らしぶりはわからないだろう。たとえ、テレビで政治家と庶民が話をしてもいても、番組としてはキレイごとにしたがるように思える。それに国民との距離を縮めたとしても、それは芸能人であり、困窮に苦しむ庶民ではない。それで「縮めた」といえるのか。
近年は政治家がブログをやる方もいる。でも、これが果たして、国民に伝わっているかどうかである。政治家がブログをやっているのも、国民との距離を近づけたいんでしょ? それともあれか、毎回の選挙で勝ち続けるために知名度を得たいのか? ブログを開設する理由がよくわからない。また、私は一部の国会議員や市町村議員とマイミクの関係にあるけど、そこへアクセスしても、「ログイン3日以上」が多い。忙しいんだろうけど、せめて、1日1回はログインしてほしい。これでは国民の声が届いても、手遅れになる危険性がある。
政治家ブログの場合、コメント欄を設けていないところが多いようだ(もちろん、コメント欄のある政治家ブログもある)。俺はRailway Blogをやっているから、政治家ブログにトラックバック欄があれば、問答無用にやっているだろう。読んでもらわないと困るからだ。
私は26歳を過ぎてから、鉄道を書く気はそんなになかった。鉄道というジャンルは万人ウケしないということもあり、万人ウケする分野のほうで勝負をしたかった。それでも知人には鉄道の話題、汽車旅のメールは送っていた。かつては鉄道抜きのホームページを5年間運営していたことがあるのだけど、ウケなかった(5年間で3萬人しか集客できなかった)。たまたま、“鉄道もやりたいな”と思うようになり、ホームページ開設の2年後にRailway Blogを開設。気ままにやっていくはずが、ウケるという大誤算にあう。
実は万人ウケしない分野が大ウケすることにしばらく悩んだ末、Railway Blog1本で勝負しようという気になった。その結果、昨年は『モハようございます。あの人はなぜハマるのか?』がきっかけで、様々な方とお近づき、お知り合いになる好運を得た。さらに雑誌や地方新聞で執筆する機会もあり、少々の知名度がついた。
2008年夏以降、汽車旅に関しては車中と立ち寄り先を1つに統合したが、それ以前は分けていた。そして、2008年12月より、再び時事問題で勝負したいと思うようになり、ウケずに閉鎖したホームページの原稿を引っ張り出して、旅の空でいるあいだを中心に掲載している。
さて、話には大いにそれたが、政治家というのは国民の声を本当に聞いているのかどうかが疑わしいと思うんだよね。自分の立場が悪くなると、話をそらして、ごまかそうとする印象を受ける。近年は『ビートたけしのTVタックル』や『太田光の私が総理大臣になったら… 秘書田中。』といった番組で、政治に対する関心が高まっている。とくに後者はマニフェストが可決したら、本当の国会に陳情することになっているのだが、実はまったくと言っていいほど、新しい法として、実行されていない。
最近、政治で話題になっているのは「天下り」と「世襲議員」だ。いずれも太田総理の出したマニフェストで、前者は可決、後者は否決されている。
世襲議員について思うのは、政治家というのは「職人」なのかということだ。たんなる家の名を汚したくないから、わざわざ政治家という道をあえて選んでいるのかもしれない。でも、政治家というのは、とても家業とは思えない。もし、家業とするならば、選挙に出る必要なんかないでしょ。世襲議員の影響で、カネがなくても選挙に出たいのに、政治家になれない者が多いはずだ。この国にそういう人はたくさんいるはずだよ。1番大切なことはカネのかからない選挙のマニュアルを策定することではないのか。以前、青島幸男は東京都知事選に出馬した際、表立った選挙活動はせず、マスコミを逆に利用したやり方で当選しており、費用はかかっていないのだ。
そして、天下り。太田総理は「天下りをした者は自給500円にします」というマニフェストを出して、可決させている。自民党も太田総理の怒りを受け入れたように思える。天下りを受け入れる余裕のある会社は求職中の人々を続々と雇えるはずだ。そういった発想がないから、平和ボケになってしまうんだよ。不況から抜け出せねぇーんだよ。
俺は国民に言いたいのは「政治家に対して、常に厳しい目を向けろ」ということだ。国民は政治家(とくに国会議員)を「国民の代表」とこれからも言い続けるのならば、期待するのではなく、結果を求め、結果を出してから期待してほしい。どうも日本人は「期待」という言葉の使い方を間違っている。なんでもかんでも初対面、初当選だけで「期待」すればいいということではないし、その言葉を安易に使ってはいけない。そりゃ俺だって、政治家ではないけれど、全国に名の知られるような商売をしているのだから、厳しい目を向けられるのは宿命だし、それを承知でこの世界に飛び込んだのだ。政治家もモノ書きも、常に地獄と隣り合わせである。
政治家、とくに野党に言いたいのは国民に己のココロをつかみたいのなら、「政権を取れ」ということだ。ゴールデンウィーク中、上野で平和憲法を守ることを訴えていたらしいが、ある議員さんの手記(「パソ記」と言ったほうがいいのかな?)を見ると、情熱が伝わってこないんだよね。「ただ、しました」という感じで、思いはあっても、力が伝わってこない。それはただ、訴えるだけじゃ人々のココロに届かないでしょ。よく、都内で日本共産党が週に1回、演説をしているけど、みんな通り過ぎるだけで、ほとんど伝わらない。新聞赤旗を配っても、受け取らない人が多い。それは政治に関心がないこともあるんだろうけど、何年か前の選挙で「確かな野党」という寝ぼけたことを言っているからだ。野党を自慢するな。そんなに人々の心をつかみたいのであれば、政権取れよ。そのくらいの気持ちでやれよ。でなけりゃ、いつ、その想いが国民に届くんだよ。
平和憲法を守る話に戻すけど、俺は「平和憲法を守る」だけでは人々の心は伝わらないと思うんだよね。俺は上野に行ったわけじゃないから、当日の様子はわからないけど、「守る」のは大事なことだよ。でも、「守る」に加えて、「攻める」ことも大事なんじゃないかな。守りつつ、向上、発展させて、強固たるものにするのだ。そうでなければ、国民は安心して暮らせないのではないだろうか。
そういえば、4月のある日だったか、橋下徹(Tohru Hashimoto)大阪府知事が30代校長先生案を打ち出しているという。私もそれには賛成だ。小学生の頃から定年間近な男性を学校長にすえることに疑問を持っていたが、どうやら大阪府の場合、年齢制限があるという。それに50代校長がコロコロ交代しているようでは、学校の教育方針もコロコロ変わることになり、教育姿勢というものが定着しない。これは政治でも同じことだ。
俺が政治で疑問なのは、知っている歴代の内閣総理大臣が50代以上ばかりで、30・40代がちっとも現れないことだ。参考までにアメリカのバラク・オバマ大統領は1961年8月4日(金曜日)生まれの47歳だ。どうして、日本の内閣総理大臣に30・40代が選ばれないのだろうか(20代でもいいだろう)。
おそらく、多くの人々は「経験豊富」とか、なんとか言うのだろうが、30・40代を「若い」と言って、軽蔑して見下ろすこともあるだろう。俺なんか、そう言われたら、「年寄りはすっこんでろ!!」って、返すけどね。
30・40代を内閣総理大臣に起用するメリットは「長期政権」である。就任して種をまき、大輪の花を咲かせるには時間はかかるだろう。短時間で済めばいいけど、そうでない場合のほうが多いのだから、長期政権によって、国の方向性が決まってゆくだろう。日本のようにコロコロ変わっているようでは混乱を招くだけだ。
解散総選挙がいつ行なわれるのかはまだわからない状況であるが、国民はどれだけ政治に関心を持ち、投票に行くかがカギになりそうだ。そして、どの政党、どの候補者を見極めるか、国民にとって、前にも増して、責任が重い選挙になるだろう。
国民は政治家に噛みつけ!! そして、政治家は就職内定を取り消した企業をとっちめろ!! 理由にならない理由で内定を取り消したら、無効にすればよい。
世界的な大不況、そして、新型インフルエンザの猛威で、経済面以外でも人々の生活は窮地に追いやられているところが多い。これは政治家の腕が問われることになりそうだが、信頼される国、任せられる国にするためにも、この惨状を切り抜け、世界すべての国々が発展、躍進、向上されることを願っている。
★備考
①竹中一郎 活動ブログ「新山口駅ターミナルパーク整備促進議員協議会」はこちらにクリック!!
②カテゴリーの「らりるレビュー」は2008年2月以来の新作です(Railway Blogでは初の新作となります)。また、今回の記事はmixi日記で掲載したものを加筆、修正しております。
③岸田法眼のRailway Blog.「2008年の汽車旅4-15」はこちらにクリック!!
④岸田法眼のRailway Blog.「観客動員数176日連続1日4ケタで、合計76萬人突破!!」はこちらにクリック!!
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★お知らせ
私が動画のアップロード及び公開に利用しているeyeVioですが、2009年5月29日(金曜日)の正午(12時00分)をもって、SONYの運営を終了。その後、株式会社スプラシアに移行するため、6月1日(月曜日)まで公開が休止されることになりました。
私も数多くの動画をアップロードしておりますが、一部はスプラシア移行後、公開不能になるものが発生する可能性がございますので、あらかじめ御了承ください。こちらもなにかしらの対策を考えたほうがよさそうなのかもしれません。
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