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副都心線開業1周年記念車両基地イベント in 新木場 [汽車旅2009番外編]

◆副都心線の1年を振り返る  

2009年6月6日(土曜日)12時30分頃、東京地下鉄(通称、「東京メトロ」)有楽町線新木場(Y-24)へ。ポツポツと小雨が落ちる程度で、ズブヌレになることはなさそうだ。  

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都営バスのイベント専用無料バスへ。方向LEDはわかりやすい表示で、バスファンも興味津々だろう(撮っていたのはレールファンに思える)。普段、路線バスを利用しないので、ノンステップバスにはいつも戸惑う。「昔のバス」と言っても、そんなに古くはないと思うのだが、ツーステップで乗るのが当たり前だったのに、時代はすっかり変わってしまったようだ。バスも方向幕をやめるところが多くなっているし。  

12時38分、特設の停留所に到着。そこからは「ひたすら」というほどではないが、12時48分、新木場検車区に到着した。  

新木場検車区は2006年9月30日(土曜日)、10000系デビュー記念の撮影会が行なわれているが、来場するのはそれ以来となる。当時、アクセス輸送を担う都営バスは、路線バスを増便して対応していたが、今回はバス代不要のイベント専用無料バスを用意した。前回の来場時は停留所から、ずいぶん歩いたような記憶があるけど、今回は直線を歩けばいいので、スムーズだ。

10000系は副都心線の車両として、2006年に入団。当初は20編成を用意する予定だったが、2編成増やして、副都心線の開幕に備えたが、2008年6月14日(土曜日)にフタを開ければ、7000系の一部は8両化のうえ、副都心線に転用。10000系の一部も2両脱車して、8両化(近い将来は10両に戻す予定)。10000系も有楽町線で継続運用されるなど、理解できない部分がある。おまけに07系がすべて、有楽町線から追い出され、東西線に転用されるという出来事もあった。ちなみに07系は第2編成のみ、期間限定で東西線カラーのまま、千代田線で運用され、のちに東西線へ転用されている。

副都心線は急行が目玉となり、池袋(F-09)と新宿三丁目(F-13)では、沿線デパートの商戦激化が報じられた。また、JR東日本山手線(路線愛称の埼京線、湘南新宿ラインも含む)の利用客をどれだけ転移させることができるのかが注目されたが、今のところ、不景気の影響もあるのか、火花を散らしあうほどの状況ではなさそうに思える。2008年12月に有ラッシュ時の池袋(F-09)に行ったとき、車内はキツキツというわけでもないし、本数は山手線のほうが多く、輸送面では“「競合」よりも「協調」”といったところだろう。

副都心線の難点は下記の通り。

①すべて10両編成ではないこと。

②7000系が走ること。

③アクシデントが発生すると、池袋(F-09)-渋谷(F-16)間の折り返し運行になること。

8両編成が存在するのは、2012年度に東京急行電鉄(通称、「東急」)東横線および、横浜高速鉄道みなとみらい21線と相互直通運転が予定されており、各駅停車の運行を視野に入れているからである(急行停車駅はホームを10両分に延伸する予定)。車両については、有楽町線は7000系、副都心線は10000系にこだわってほしかった。ちなみに副都心線はなるべく、7000系に乗らないようにしている。ということは、今後、よほどのことがない限り、急行と通勤急行しか利用しないことになるのかもしれない。もっとも、副都心線沿線に用がないのが実情なのだが…

◆10000系増備の影で数を減らす7000系  

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まずは警察&消防PRブースへ。白バイ1台、パトカー2台、消防車1台が並んでおり、子供のみ制服着用ができる。もちろん、中へ入ることも可能だ。

「パトカー、乗らなくていいの?」  

お母さんが男の子にきくも、かなり嫌がっている様子。わかるなぁー、その気持ち。だって、警察官以外でパトカーに乗る人の多くは、悪いことをした人なんだもの。男の子が嫌がるのも無理はなく、まだ5歳にもなっていないと思うが、“大人の社会”というものを肌で感じているようだ。  

新木場検車区の線路周辺は舗装されておらず、前日からの雨もあり、土が軟(Yawa)らかい。そのため、通路にはグリーンシートを敷き詰めており、東京メトロのお決まりフレーズを思い出す。

足元にご注意ください  

帝都高速度交通営団(通称、「営団地下鉄」)から、東京メトロに変わった際、駅の到着時に必ず放送案内していたが、半年もたたないうちに見直している。ようは、足元に気をつけるほど、電車とホームのあいだが大きく空いている駅が少ないということだ。個人的には営団地下鉄時代の自動放送のほうがいいんだけどね。「まもなく」中心の放送で、わかりやすいものだった。

さて、土の部分はグニャグニャした踏み心地となる。グリーンシートがなければ、確実に足元は泥だらけだ。  

時たま、雨がポツリと降るので、検車庫へ雨やどりをするかの如く、入る。ピットは10000系第27編成が入っている。10000系は増備が決定し、今後も増えることだろう。  

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車体側面の窓は全開!! しかし、思ったほど窓は開かないことに気づく。開き過ぎると事故につながるし、冷暖房完備の10000系の窓が開くときは、それが使われていないときや、非常時における換気ぐらいだろうか。  

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10000系第27編成で印象に残るのは、床下が綺麗だということ。数本のイエローラインがあり、うっとりしそうな人はいると思うが、床下機器が装着できる手助けをしている。  

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10号車乗務員室では、事前応募制による運転台の見学が行なわれており、動かすことは当然できないが、警笛を鳴らすことができる。警笛はトロンボーン笛と一般的なものが装備されており、時たま、その音色が聞こえる。  

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一方、10000系増備のウラでは、7000系が編成単位で廃車になった模様で、検車庫の隣りには、ショベルカーが静かに“獲物”を見つめるかの如く、木っ端微塵(Koppamijin)に解体されようとされている中間車がある。ドア、窓、座席、吊り革、ナンバープレートは撤去されており、和光市(Y-01)寄りの車体最下部にはマジックで「7424」と2つ書かれている。どうやら、廃車になった7000系は第24編成で、副都心線開幕時から廃車が予定されていた。10000系の増備が完了すると、7000系は副都心線用改造で余剰になった中間車、第8・11・17・21~26編成が廃車される予定だ。  

アルミ車しか所有していない東京メトロは、「車両寿命40年」という方針を立てており、7000系のほか、千代田線6000系、半蔵門線8000系はVVVFインバータや内装をチェンジして、リニューアルされている。7000系は当初、5両で登場したため、増結車はそのままの内装という状況だ。また、8000系は第1~7編成の6・7号車は、平成6年(1994年)に増結されているため、リニューアルの対象外となっている(ただし、リニューアル時には一部のドア上にLEDによる情報案内装置が取りつけられている)。  

7000系の廃車は、自社の方針を撤回しており、納得いかない部分はあるけど、アルミは10000系増備車で再利用されるのだろうか? ちなみに東西線05系第24編成は廃車になったアルミ車体の5000系を再利用している。また、本題からそれるが、6000系量産車は40年近くなるため、今後は06系が初めて増備されるのか、「16000系」という新設計車両になるのかが注目されるだろう。

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余談だが、検車庫の近辺では7000系第24編成と思われる1・2号車が留置されており、7424が地球上から姿を消すと、出番がまわってくるだろう。新木場検車区は、荒川沿いの新木場緑道公園や長い歩道橋から車両を眺めることができる。もしかすると、車両の最期の姿を目(Ma)の当たりにする人がいるかもしれず、見てしまったら、心臓に悪い思いをするのではないだろうか。もっとも、解体目前の車両をイベントで“展示”するのは、来場客に対して、失礼だと思う。人の目に入らないところへ隠すのが礼儀ではないだろうか。


◆目玉の車両撮影会場

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いよいよ、お待ちかねの車両撮影会場へ。30分ごとに撮影位置が変わり、1つの車両が間近で撮影できるパターン、4つの車両がすべて撮影できるよう、遠くから撮影できるパターンに分けている。そして、今回のラインナップは次の通り。いずれも、副都心線1周年ヘッドマークつきである。

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まず、10000系。これは2006年開催時と同様、トップナンバー車を用意した。10000系トップナンバー車は副都心線開幕時、8両編成に減車されていたが、現在は元の10両編成に戻している。ちなみに種別と行先は「各駅停車渋谷」を表示している。

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次は7000系副都心線対応車。こちらもトップナンバー車を用意しており、2006年開催時も同様だ。そのときは有楽町線カラーだったが、のちに副都心線兼用に改造されている。近い将来、7000系は8両編成が副都心線専用、10両編成は兼用となり、金帯のオリジナルカラーは姿を消すことになる。ちなみに種別と行先は「急行和光市」である。  

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次は西武鉄道6000系。オリジナルはシルバーフェイスだが、副都心線対応車はホワイトフェイスに改めている。6000系はシルバーフェイスの車両が残っており、今後はすべて、ホワイトフェイスの副都心線対応車に改めるかどうかが注目される。ちなみに種別と行先は「各停飯能」である。  

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次は東武鉄道(次からは「東武」と記す)50070系。当初、50000系第2編成を副都心線対応車にするウワサがあったものの、新設計の50070系で対応することになった。ちなみに種別と行先は「各停森林公園」である。

さて、「各停」は東京メトロで使われるが、東武は「各駅停車」と案内するものの、駅や車両は「普通」を使っている。これは関西の阪急電鉄、京阪電気鉄道、阪神電気鉄道と同様。ちなみに東武はこの日、東上本線と越生線以外でダイヤ改正が行なわれているが、種別は「各駅停車」に統一されていない。「各駅停車」と案内しているのだから、「普通」表示はやめたほうがいいだろう。  

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ラインナップはまだまだ続き、再び10000系。これは事前応募制の車掌体験に使われている第21編成で、種別と行先は「特急元町・中華街」である。この表示はすでに用意されていることは知っているが、気になるのは「特急」が赤文字であることである。東急の特急はオレンジが使われているため、相互直通運転時は修正が必要になってくるだろう。あるいは、副都心線は赤、東横線はオレンジに使い分けるのだろうか?  

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最後に7000系。こちらは車両撮影会場ではなく、別の場所にある記念撮影スポットで撮影。用意された7000系第21編成は休憩用車両として、1号車から乗り込み、2号車以降でくつろぐことができる。この車両は副都心線対応改造車の対象外であるため、いずれ廃車の道をたどることになる。カッコ悪い副都心線対応車よりも、方向幕から方向LEDに変わってはいるものの、オリジナルのままで終わるほうが、「有終の美」と言うにふさわしいのではないだろうか。  

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7000系第21編成のフェイスには行先表示がされていないが、側面は「普通銀座一丁目」が表示されていた。1か月後に石原裕次郎の23回忌が国立競技場で行なわれるせいか、『銀座の恋の物語』をふと、口ずさみたくなってきそうだ(歌詞はサビしか知らないが…)。  

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15時近くになると、天候は回復。新木場検車区を出て、銀座3丁目にあるキャノンギャラリー銀座へ。レイルマンフォトオフィス、山崎友也(Yuya Yamasaki)カメラマンの個展、『レイルロマン~光とともに~』を見る。とても私には撮影できないクオリティーの高い作品がズラリと飾られており、写真集、『夜感鉄道』は早々に売り切れていた。  

印象に残る写真は、奥羽本線の雪景色で、トンネルを出る直前のヘッドライトはまるで、ろうそくの日を彷彿させるかのようだ。雪景色の暗さとヘッドライトの明るさが、厳しい季節を物語る。まるで、日本の昔話の1ページに出てきそうだ。

この写真を見て、私は初めて北海道へ行く道中、あのトンネルを抜けたときを思い出した。まさにこの1枚は「トンネルを抜けたら、そこは雪国だった」記憶が脳裏によみがえったのである。

会場内に山崎カメラマンがいたものの、話はしていない。ほかの鑑賞客と話していたこともあるけど、そういう立場として来ているのだから、「私はフリーライターの岸田です」とずうずうしく名乗るわけにはいかず、相手に対して失礼だろう(メディアのキャリアは歴然としているわけだから)。『TRAIN MODELING MANUAL Vol.4』で私が撮影した記事が載っていても、「カメラマン」と言うには程遠いレベルなのだから。ごあいさつは仕事で御一緒するときにしたい。


★備考

①レイルマンフォトオフィス、山崎友也カメラマンの個展、『レイルロマン~光とともに~』は2009年6月4日(木曜日)から、6月10日(木曜日)まで、銀座3丁目にあるキャノンギャラリー銀座で開催しています。時間は10時から19時までで、6月7日(日曜日)は休館。また、千秋楽となる6月10日(水曜日)は16時までの開催となりますので、御注意願います。

②参考文献として、交通新聞社刊行、『鐵道ダイヤ情報2008年7月号』を使用。

③岸田法眼のRailway Blog.「新型車両10000系車両撮影会」は
こちらにクリック!!

④岸田法眼のRailway Blog.「観客動員数49萬人突破記念、東京地下鉄副都心線開幕戦!!」は
こちらにクリック!!

⑤岸田法眼のRailway Blog.「東京地下鉄副都心線通勤急行」は
こちらにクリック!!

⑥岸田法眼のRailway Blog.「元旦終夜運転2009-中編-」は
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⑦岸田法眼のRailway Blog.「各駅停車と普通列車」はこちらにクリック!!

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★お知らせ

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2009年5月16日(土曜日)、ホビージャパン刊行の『TRAIN MODELING MANUAL Vol.4』が発売され、私も執筆スタッフとして、参加しております。ぜひ、御購入ください(完売の際は御容赦ください)。

くわしくはこちらにクリック!!(御意見、御感想もこちらにお願いします)

TRAIN MODELING MANUAL Vol.4 (ホビージャパンMOOK 293)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ホビージャパン
  • 発売日: 2009/05/16
  • メディア: 大型本


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me-co

いきなりBRCハイブリッドの登場にびっくりしましたが、今回の副都心線開業1周年特集、面白かったです(^o^)また、涙目の10000系くんに乗りたくなっちゃいました!
by me-co (2009-06-07 23:49) 

岸田法眼

me-coさん、どうもありがとうございます。

路線バスはハイブリッド車だったんですか。路線バスはくわしくはないので、ノンステップしかわからなかったです。

10000系は東京の通勤電車にしては珍しく(?)、グレードが高いですから、何度乗ってもあきないと思います。それにフェイスデザインもいいですねぇー。アルミの進化を物語る意味でも、“会心の作”だと思います。
by 岸田法眼 (2009-06-08 19:29) 

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