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国土交通省は、JR西日本の本社経営陣を全員総解雇せよ!! [鉄道評論]

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2005年4月25日(月曜日)に発生した福知山線脱線事故は、外国にも大きな衝撃を与えた。それ以来、非常に重大な事故を起こしたJR西日本は「信頼回復」を掲げているが、いっこうに改善する様子もない。

それもそのはずで、事故以降も不祥事が発生し、また、大阪駅の改築工事を続行しているのは、イヤミとしか思えない。事故発生直後に工事を中断させ、その費用を負傷者や遺族への補償金にあてればよかったのだ。そんなに改良工事が大切なのか。JR西日本は人の命をなんだと思っているんだ。こんなようでは、社内の風土が改善するはずもない。

今、JR西日本最大の不祥事といえば、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会(現在は「運輸安全委員会」に改称)に調査内容を漏洩させたことである。航空・鉄道事故調査委員会は国鉄OBに担当させたことが原因で、“仲のよさ”を利用したものだった。これは現在の副社長、土屋隆一郎氏(59歳)が指示を出したもので、発覚後に言い訳をして謝罪をしているが、現職は辞任していない。もし、政治家で大臣職を務めているのならば、辞任・解任は当たり前のことで、ここでも社内体質の甘さが表れている。その上、兵庫県警に指示された資料の一部を提出しなかった。そして、有識者に公述人を要請し、謝礼を出していたこと、資料を作成し、警察の事情聴取の対策をたてていたことも発覚。佐々木隆之社長(63歳)や山崎正夫前社長(66歳)などは、兵庫県伊丹市のホテルで行なわれた『おわびの会』で、ひたすら謝罪をしていたという。遺族の方は納得していないだろう。むしろ、不信感を強め、何発もぶん殴って、鼻や口から流血させたい心境ではないだろうか。

JR西日本は「謝罪」をこの4年間で、何回したのだろうか。同じことを繰り返しているだけで、改善の兆しもない。社長をはじめとした経営陣を変えることによって、改善しようとしているんだろうが、結局、そうなっていない。もし、改善しているのならば、補償交渉はすべて終えているはずである。  

漏洩問題が発覚してから、前原誠司国土交通大臣は、JR西日本に業務命令を出しているが、こんな状況では、いくら通達しても、「信頼回復」という言葉が実証されないのではないだろうか。  

私は国土交通省よりも、前原国土交通大臣に求めたいのは、JR西日本の本社経営陣全員をクビにさせることだ。社長を内部昇格させ続けても、現状のままになる可能性が高いからである。また、こうすることにより、ほかの社員らに刺激を与え、危機感をより一層、持ってほしい。そして、新しい経営陣は、国土交通省から国鉄やJR西日本とは無関係で、なおかつ、関西出身や関西在住ではない人間を出向させ、その面々のもとで新体制を作る。 最重要課題は、被害者や遺族への補償問題を2009年度内にすべて成立させることだろう。補償問題も国土交通省の出向職員が担当し、JR西日本は成立した金額をなんの文句も言わせず、黙って払わせる。  

次に何度も言っていることだが、事故後も使い続けられ、“現実逃避”に受け取れる「JR宝塚線」を国土交通省の手で取り上げること。「福知山線」と報道されているにもかかわらず、現実を100パーセント受け止めない姿勢は問題だ。JR西日本ホームページで「福知山線」と綴っているのだから、「JR京都線」「JR神戸線」などを含めた路線愛称は、すべて抹消させる。  

JR西日本は複数の裁判を抱えており、起訴や訴訟を受けなければならないが、くれぐれも控訴せず、真摯に受け止めてほしい。このままだと、JR西日本は“世界の恥さらし”になりかねない。  

余談だが、先日、JR西日本の車掌が乗務中、車内で喫煙していたことが発覚している。JR西日本は乗務中の喫煙を禁止しているが、この規定は鉄道会社によって、まちまちである。

★備考  

岸田法眼のRailway Blog.「JR西日本」は、こちらにクリック!!


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ホオカ

少し質問させて頂きます。
今年度中に補償交渉を終わらせてはとありますが、岸田さんはだいたい幾らぐらい支払うべきだと思っていますか?
by ホオカ (2009-10-18 02:58) 

me-co

こんにちはvv
日頃の怒りが一気に噴出していますね=同感です。
最早、あの会社に自浄機能は無いので、思い切った処断が必要かとと思います・・・。
by me-co (2009-10-18 12:10) 

岸田法眼

ホオカさん、どうもありがとうございます。

補償の支払額ですが、負傷者は5000~9900万円、遺族は1億円以上が妥当と考えています。これとは別に弁護士への相談費用、カウンセラーによる、心のケアにかかる費用は、JR西日本へ請求できるようにするべきでしょう。補償問題で4年もかかっているのは、被害者や遺族でなくても憤慨しますよ。
by 岸田法眼 (2009-10-18 17:11) 

岸田法眼

me-coさん、こんにちは。どうもありがとうございます。

この件に関しては、多くの人々がお怒りになっているものと思います。社長や役員は国土交通省の出向、または外部招聘や公募で、新体制を作り、補償問題の早期成立、「本当の信頼回復はなにか?」を考え、全力で心血を注いでもらいたいものです。
by 岸田法眼 (2009-10-18 17:12) 

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