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さすらいの諸国漫遊記49-前編- [汽車旅2003]

波瀾万丈だった48回目の諸国漫遊を終え、休むヒマもなく、2003年8月22日(金曜日)に49回目の旅立ち。今回は小規模ながらも2泊3日である。  

品川を出発し、8月23日(土曜日)に岐阜へ。この岐阜県は“Qちゃん”こと、マラソンの高橋尚子選手の出身地である。また、東京は左、大阪では右とエスカレーターの立つ位置が異なり、旅人を苦しめるところだが、その境界線が岐阜県の垂井駅だという。テレビ番組で見た限り、垂井駅のエスカレーターは両方立っており、急ぎ足は誰もいない。ここを境にエスカレーターの立つ位置が変わってゆくのである。  

小牧は空港のあるところで、見るのはいいけど、乗るのがイヤなヒコーキがビューンと離着陸してゆく。ちょっと離れたところには東名高速と団地があり、ヒコーキの騒音とは無縁のようである。  

蒲郡で昼食をとり、浜松へゆく。先週、足止めを食った因縁の地である。この日は天候もよく、いつもの人なみだ。  駅ビル周辺では、街ゆく人々の足を止めさせるほどの光景に出くわす。  

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それはアンデス人クインテットがストリートライブを行なっているのである。音色の美しさに私も、地元の人も足を休めよう。

 

音響機器の力を借りて、ギターやウクレレ、ヘンな笛で演奏をしているが、日本の音楽でも聴かないようなサウンドだ。ジャンルはよくわからないが、ロックではなさそうだし、ポップスでもない。母国の民謡か?  

彼らは3000円でCDを発売している。買ってもよかったが、所持金の都合で断念した。  

その後、ビルへ入り、CD屋に入る。スペースはせまいが、中身はギッシリ。しかも、ワールドワイドといった具合で、輸入版の洋楽CDもあった。値段は本場とあってか、日本生産の洋楽より安い。但し、本場なので、歌詞カードに日本語訳はないが、あるとないとでは、値段が1000円前後も違うとは首をかしげる。  

こちらもCDは購入せず、針路を東へ向けよう。

★備考

①今回の記事は、2003年11月に執筆したものです。

②今回の動画は、
こちらです

岸田法眼のRailway Blog.「2003年の汽車旅7-前編-」 

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