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東武ファンフェスタ2009 [汽車旅2009番外編]
◆東武ファンフェスタ電車なしの開催
2009年11月8日(日曜日)11時34分、東武鉄道(次からは「東武」と記す)日光線南栗橋へ。多くの家族連れやレールファンが降りてゆく。2005年から始まったこのイベントは5回目を迎えた。
2005年は浅草から200系、新栃木から300系、館林から1800系の東武ファンフェスタ記念電車(予約制)が走り、2006年は1800系を使い、北千住-南栗橋間を運行。誰でも利用できるため、車内は大混雑。急行停車駅に停まり、越谷で快速、春日部で定期便の急行に抜かれた。また、野田線柏から8000系による記念電車を運行し、春日部構内で伊勢崎線にワープするという、通常運行ではありえないことをして、好評を博した。
2007年は100系スペーシアを使い、品川-南栗橋間を運行。通常、JR線の運転区間は新宿-栗橋間のため、品川にスペーシアがやってくるのは画期的だった。
2008年は1800系を使ったミステリートレインを運行。ヘッドマークは急行〈りょうもう〉で、10年ぶりに本来の姿を見せた1800系はまぶしかった。私はこれに乗車して、1800系を大満喫した。
しかし、2009年は東武ファンフェスタの記念電車が走らない。日光の紅葉シーズンが重なったためで、東武ファンフェスタの顔である1800系は不参加。臨時快速の任務にあたる。
駅を出ると、無料シャトルバスに乗るための長蛇の列。東武ファンフェスタはスタート当初、シャトルバスは有料だったが、2006年から無料に改めている。また、無料シャトルバスは、東京都と埼玉県にある東武バスセントラルの各営業所から、路線バスが集結しており、運がよければ足立ナンバーの路線バスに乗ることができる。
「シャトルバス御利用のお客様、ただいま待ち時間は、ほとんどございません」
長蛇の列ではあるが、涼しい顔をした係員はハンドマイクで案内。それもそのはず、ロータリーに路線バスは2台いるためで、ほどなくして3台目が到着した。これならば、10分以内に乗れる。
さて、足立ナンバーのシャトルバスは、満員になってしまい、春日部ナンバーに乗車。普段、路線バスを利用しないが、ノンステップタイプが当たり前になっているようだ。ノンステップバスに乗り慣れていないせいか、ステップなしで乗ることに戸惑う。広島電鉄のGreen Moverに初めて乗ったとき、不思議な感覚だったことを思い出す。セダンのドライバーと同じ目線なのだから。
11時42分に発車し、3分で南栗橋車両管理区に到着。まずは記念品(5700系ティッシュBOX)と会場案内図などをいただく。 無料シャトルバスのりばの近くには、8000系が留置。修繕工事は完了したが、714両全車には施されなかった。近年、伊勢崎線は運行体制の変化もあり、首都圏で姿を見せる機会は減った。これは廃車が進んでいるということもいえるだろう。
ほどなくして、左側の車庫には250系が展示されている。これは記念撮影用に止まっているもので、先頭車は日光線80周年のヘッドマークが貼っている。200系、250系共々、日光線で営業運行することはなく、この日だけのサービスである。ちなみに200系は1720系の機器や台車を流用した“新古車”なのに対し、250系は完全新製車だ。これは1720系の機器や台車を払拭したためで、不足分は機器類が30000系に準じた250系で対応した。たった1編成しかなく、増備の予定もない。
◆栗橋みなみ参上!!
工場の局修線には、東武ファンフェスタの顔である30000系を使い、車内放送体験操作が行なわれている。家族連れが多く、乗務員室は普段は入れないところとあって、興味津々だろう。
総合案内テントの近くにある休憩車両は、10030系を使用。種別は白幕、行先は「臨時」を表示している。この車両が「臨時」を表示するときは、日光線臨時快速に起用されることが多い。
再び工場に入ると、気吹装置に直結している線路には、50050系第8編成5両が展示。残りの5両は、別の場所で1両ごとに並べられており、検査中である。
50050系は省エネルギー、省メンテナンスをさらに進めた車両で、30000系第6・9編成を除き、イーハー東武運用を追っ払った“ヒール的な車両”である。
30000系は10両固定車が1本も作られず、号車番号がないこと、弱冷房車の位置が異なっていたことも、災いしているといわれている。そして、東京地下鉄(通称、「東京メトロ」)半蔵門線と東京急行電鉄(通称、「東急」)田園都市線は、“一体化した相互直通運転”であることを重く見たのか、東武はステンレス通勤形電車4両車の弱冷房車の位置を下り方2両目に変更し、10両編成運行時は、半蔵門線と田園都市線の車両に合わせている。
ここでは機器のフタを開けて紹介し、一部の車両は切り離されているので、まるで長い舌のような棒連結器を見ることができる。車体下部は日立製作所のA-Trainであるせいか、東京メトロ10000系と共通しており、機器の吊り下げがしやすい構造だ。
ドア開閉操作体験は10030系を使用。私は以前、利用したことがあり、閉めるのは簡単だが、開けるのは難しい。乗務員室に入ることができるとあって、行列ができている。
工場を出ると、休憩所と制服撮影コーナーを兼ねて、10080系が展示されている。10080系は昭和63年(1988年)に投入された東武初のVVVFインバータ制御である。その後、100系スペーシア、20050系、9050系に採用されていった。
制服撮影コーナーのウラでは、パネル撮影コーナーがあり、100系スペーシア、TOBU BomBO Kidsが飾られており、記念撮影する家族連れがいた。
車両撮影会会場へ向かうため、歩くと、埼玉県北葛飾郡栗橋町商工会が鉄道むすめ、栗橋みなみのフィギュアを売っている。ショートカットに東武の制服姿、スペーシアの車販姿の2種類の立てカンバンで、瞳は日本人離れをしている。そういえば、東武には「姫宮ナナ」という、“ゆるキャラ”がポスターや、中吊り広告を飾っていた時期があった。今後は共演か、入れ替えなのかが注目されるが、近年の鉄道は“アキバ系キャラ”に望みを託す傾向である。
◆車両撮影会のモデルは通勤形電車のみ
車両撮影会会場に到着。時刻は12時30分になり、立ち入り禁止を示すロープは、前へ進んだ。11時30分から1時間は離れたところからの撮影となり、それ以降は近くで撮影できるものだった。
さて、今回のラインナップは次の通り。今回は、いつもの「東武ファンフェスタ」ではなく、日光線80周年のステッカーを貼っている。
1つ目は50050系。伊勢崎線、日光線では初の10両固定編成である。また、小菅、五反野、梅島、竹ノ塚、谷塚、松原団地、新田、蒲生は10両編成に対応していないため、自社線内は「各駅停車」という種別の運用がない。6050系でも各駅停車の運用があるのだから、おそらく、車両の格付けでは、特急車両の次にあたるのかもしれない。ちなみに平日上り1本は区間急行、下り1本は区間準急で運行される場合がある(日によって、30000系で運行するため)。
展示された50050系は、ラストナンバーとなる第18編成で、50070系という形式があるため、10両車の場合、あと1編成しか増備できない。現時点、10両車の第19編成や、30000系のような6+4の分割編成が出てくるかどうかは不明である。ちなみに行先は「急行南栗橋」で、運行番号表示器は未表示となっている。
2つ目は30000系。半蔵門線、田園都市線に直通する車両だったが、現在は第6・9編成以外、自社線内の運行に変更されている。
展示された30000系は、ラストナンバーとなる第15編成で、50050系の増備により、2009年、自社線内の運用に変更された。また、行先は「普通東武日光」という、通常ダイヤにはないものを掲出している。
3つ目は20050系。東京メトロ日比谷線に直通する車両で、1・2・7・8両目は5ドア、ほかは3ドアである。これは東京メトロ03系の第9~28編成に倣ったためで、日比谷線ラッシュ対策の一環である。ちなみに行先は「南栗橋」で、平日のみ南栗橋発、中目黒行きの各駅停車があるものの、その逆はない。
4つ目は10000系。8000系の後継車として、昭和58年(1983年)に投入されたが、昭和63年(1988年)からモデルチェンジした10030系に移行されたため、製造数は少ない。
2008年に修繕車が登場し、8000系オリジナル車フェイスを踏襲した田舎っぽい雰囲気を一掃した。シールドビームと方向幕は、高輝度放電灯、フルカラーLEDに取替え、スカートの取りつけとワイパーの大型化が精悍さを増している。ちなみに展示した10000系6両車第4編成は、2007年開催時にも展示されており、この当時は修繕工事を受けていなかった。また、フルカラーLEDは、「普通南栗橋」を明朝体で表示し、和風を感じさせる(東武のLED車の日本語表示は、明朝体が基本のようだ)。
最後は8000系。2004年に廃車が始まり、年々、数を減らしている。そのため、オリジナルの8000系は消滅し、修繕車しか在籍していない。 8000系の修繕工事は昭和61年(1986年)から始まり、翌年からは6050系に似たフェイスに“整形”した。平成9年(1997年)から幕式の種別と行先表示は、LED式に変更。併せて、シールドビームは高輝度放電灯に変更された。20年続いた8000系修繕車は、「時代の波に合わせた」といえるだろう。
8000系は今回の展示車両で唯一、行先と種別が幕式で、「団体専用たびじ」を掲出。団体専用運用は1800系の役目だが、8000系で運行することはあるのだろうか?
今回、東武ファンフェスタの目玉である車両撮影会は、通勤形電車ばかりだった。東上本線で運行する9000系、9050系、50000系、50070系、50090系が展示できないのは致し方ないものの、2010年開催時は800系、850系、6050系、10030系、10080系、20000系、東京メトロの車両も、晴れ舞台に登場してもらいたいところである。
◆館長とタレントのトークショー
昼食購入後、ステージへ移動し、時刻はまもなく13時になろうとしていた。ここでは花上嘉成東武博物館館長のトークショーが行なわれる。すでに特設の椅子は満席で、立ち見の観覧となる。
花上館長が登場。初めて御尊顔を拝した印象は温厚だが、“ベシャリ”になると、毒舌連発で観客を笑わせる。御本人によると、自身が動くと怒られるらしい。
東武ファンフェスタは例年、11月下旬に行なわれるが、今回は社内の都合により、11月上旬になったという。できるだけ、ほかの鉄道事業者の車両基地イベントに重ならないようにしているというが、今回は東京都交通局とダブってしまった。しかし、イベントが重なるのは、世の常である。例えば、首都圏新都市鉄道と関東鉄道の車両基地イベントは、同日開催が基本になっており、両方見られるよう、シャトルバスを運行するほど。
この時期、東武は「A運用」といって、いい車両をいっぱい出動させている。11月下旬の開催になっているのは、車両検査に集中できる「B運用」だからである。B運用だから、いい車両が車両撮影会に集結するわけである。
花上館長は、レールファンに人気のある8000系について、多くの問い合わせをいただいているそうだが、御本人は原形の顔をした8000系の保存を望んでいる。“南栗橋車両管理区の空いたスペースに線路を敷設して、最低4両保存できれば”という青写真を描いている。そして、花上館長はあと3年で淘汰され、ワンマン対応車が長く残るのではないかと予想。2010年以降は、50000系に2・4・6・8両車が登場するかもしれない。しかし、短期間でJR東日本みたいに大量投入ができるのだろうか?
区間快速の話になると、快速より30分以上もかかるため、不評だという。実際に利用客から苦情が多く、車掌に寄せられることもしばしば。「2度と乗りたくない!!」という声も寄せられたとか。区間快速は2006年3月18日(土曜日)のダイヤ改正で誕生し、東武動物公園以北は各駅に停まる。2003年3月19日(水曜日)のダイヤ改正で、特急スペーシアは栃木、新鹿沼に全便停車となり、快速との差が縮まってしまった。そして、南栗橋や藤岡といった快速通過駅からは停車の要望があり、区間快速を新設したのである。
区間快速は不便な種別だと容易に想像できたが、苦情が多くても、2009年6月6日(土曜日)のダイヤ改正では、運行が継続されている。区間快速を引き続き走らせるならば、日光線内の停車駅は南栗橋、栗橋、藤岡、新大平下以遠は各駅に停めるよう、見直したほうがいいだろう。また、花上館長は、下回りの多くは6000系を引き継いでいるため、抵抗器が傷んでいるらしく、老朽化を危惧している。将来は3両1編成とした車両を投入するのではないかと予想していた。
「そのときにどんな車両を使うのかというと、またねぇー、あの、〈TJライナー〉みたいにですねぇー、グチの悪いクルマを持ってくるかと思うんですけどねぇー」
花上館長の“猛毒”にギャラリーは大爆笑。私は転換クロスシートがいいなぁー。
余談だが、下りの快速は浅草9時10分発が最終で、10時50分発以降は区間快速となる。1時間40分の空白があるわけだが、平日ダイヤは、2つ先の曳舟で9時57分発の急行南栗橋行きと各駅停車新栃木行きに乗り継ぐと、終点新栃木で、11時38分発の各駅停車東武日光・会津田島行きに乗り換えられる。休日ダイヤは、浅草9時37分発の区間急行南栗橋行きと各駅停車新栃木行きに乗り継ぐと、終点新栃木で、11時38分発の各駅停車東武日光・会津田島行きに乗り換えられる。つまり、日光線新栃木以北の鈍行は、日中毎時1本を確保しているのだ。
次に野田線の話をして、何十年も新車が入っていないという。現在は8000系に統一されているが、かつては吊りかけ駆動の5070系、日比谷線直通用の2000系を転用改造した2070系が走っていたが、前者は下回りを再利用したもので、後者は先述した通りの改造車である。
野田線に新車が投入されるとしたら、新形式になるのか、50000系6両バージョンになるのかはわからない。ちなみに野田線は、6両編成に統一されているため、専用の発車メロディーを設置している。
次に東京スカイツリーの話をするが、最寄り駅となる業平橋に特急を停める構想があるという。果たして、東京スカイツリーに観光客がどのくらいやってくるのかは不明だが、平日ダイヤは通過して、休日ダイヤは停まる可能性があると思う。そして、100系スペーシアはリニューアルする構想もあるとか。リニューアルする必要性はないように思うが、航空機の離着陸音を思わせるVVVFインバータ制御の音は、変えたほうがよさそう。
「浅草のぉー、大階段にねぇー、610メーター以上超なんて書かないで、ちゃんと634メーターと書きゃいいのにねぇー」
花上館長は東京スカイツリーに不満を漏らす。また、100系スペーシアを「あれいいと思います?」とギャラリーに尋ねる場面もあった。ノリのいい男性は「いいと思いまーす」と返す。
いよいよ、タレントの中嶋春香さんがアテンダント姿で登場。ちなみに司会の女性は、東武の制服で務めているが、東武の社員ではない。東武はピアスやイヤリングの勤務は禁止しているらしい。もっとも、ピアスやイヤリングをした運転士や車掌を見たことがない。
「お写真撮ってよろしいということですんでね」
司会者は、中嶋さんの事務所が撮影可能であることをギャラリーに知らせると、たちまちシャッター音が聞こえてくる。そして、花上館長は歴代の制服を紹介。花上館長が東武に入社した昭和33年(1958年)は、ボタンが4つ。そして、ボタンの数が減り、2008年11月1日(土曜日)に制服が変わったが、前日まで使われた茶色の制服は、中嶋さんのお気に入りだが、花上館長は好きじゃないという。茶色の制服を採用する鉄道事業者は少なく、東武の先代制服は印象に残るものだった。
「ある日、突然、あれっ?」
「そうでしょ」
「制服が変わっている!!」
「そうですね」
「どうしたの?」
「ですから、私もダイヤ改正の日にあれ、東急の人がここまで来ちゃったと思ったですね」
中嶋さんと花上館長とのやりとりだが、花上館長のオチにギャラリーは大爆笑。確かに今の制服は東急や東京メトロに似ている。
工場に戻り、車輪圧入実演へ。車輪の軸端を加圧し、圧入するものである。
最後は車体下ろしと移動の実演。どこの車両基地イベントでも人気があると思うが、今回は50050系の58058を使用。移動して、ボルスタレス台車を履いたあと、早々に脱いで元の位置へ戻るものだった。
時刻は15時を過ぎ、東武ファンフェスタは終了し、無料シャトルバスで南栗橋駅へ戻るが、残念なことに一般道路は違法駐車している姿が見られた。鉄道のイベントは、鉄道で来場するもの。どうしてもクルマで行きたいのであれば、事前に駐車場を探したほうがいいのではないだろうか。
★備考
①eyevio「まだまだ1800系2009」
②ミラクルはるかぜ 中嶋春香オフィシャルブログ「東武ファンフェスタ。」
③参考文献として、鉄道ジャーナル社刊行、『鉄道ジャーナル2006年6月号』を使用。
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2009年11月8日(日曜日)11時34分、東武鉄道(次からは「東武」と記す)日光線南栗橋へ。多くの家族連れやレールファンが降りてゆく。2005年から始まったこのイベントは5回目を迎えた。
2005年は浅草から200系、新栃木から300系、館林から1800系の東武ファンフェスタ記念電車(予約制)が走り、2006年は1800系を使い、北千住-南栗橋間を運行。誰でも利用できるため、車内は大混雑。急行停車駅に停まり、越谷で快速、春日部で定期便の急行に抜かれた。また、野田線柏から8000系による記念電車を運行し、春日部構内で伊勢崎線にワープするという、通常運行ではありえないことをして、好評を博した。
2007年は100系スペーシアを使い、品川-南栗橋間を運行。通常、JR線の運転区間は新宿-栗橋間のため、品川にスペーシアがやってくるのは画期的だった。
2008年は1800系を使ったミステリートレインを運行。ヘッドマークは急行〈りょうもう〉で、10年ぶりに本来の姿を見せた1800系はまぶしかった。私はこれに乗車して、1800系を大満喫した。
しかし、2009年は東武ファンフェスタの記念電車が走らない。日光の紅葉シーズンが重なったためで、東武ファンフェスタの顔である1800系は不参加。臨時快速の任務にあたる。
駅を出ると、無料シャトルバスに乗るための長蛇の列。東武ファンフェスタはスタート当初、シャトルバスは有料だったが、2006年から無料に改めている。また、無料シャトルバスは、東京都と埼玉県にある東武バスセントラルの各営業所から、路線バスが集結しており、運がよければ足立ナンバーの路線バスに乗ることができる。
「シャトルバス御利用のお客様、ただいま待ち時間は、ほとんどございません」
長蛇の列ではあるが、涼しい顔をした係員はハンドマイクで案内。それもそのはず、ロータリーに路線バスは2台いるためで、ほどなくして3台目が到着した。これならば、10分以内に乗れる。
さて、足立ナンバーのシャトルバスは、満員になってしまい、春日部ナンバーに乗車。普段、路線バスを利用しないが、ノンステップタイプが当たり前になっているようだ。ノンステップバスに乗り慣れていないせいか、ステップなしで乗ることに戸惑う。広島電鉄のGreen Moverに初めて乗ったとき、不思議な感覚だったことを思い出す。セダンのドライバーと同じ目線なのだから。
11時42分に発車し、3分で南栗橋車両管理区に到着。まずは記念品(5700系ティッシュBOX)と会場案内図などをいただく。 無料シャトルバスのりばの近くには、8000系が留置。修繕工事は完了したが、714両全車には施されなかった。近年、伊勢崎線は運行体制の変化もあり、首都圏で姿を見せる機会は減った。これは廃車が進んでいるということもいえるだろう。
ほどなくして、左側の車庫には250系が展示されている。これは記念撮影用に止まっているもので、先頭車は日光線80周年のヘッドマークが貼っている。200系、250系共々、日光線で営業運行することはなく、この日だけのサービスである。ちなみに200系は1720系の機器や台車を流用した“新古車”なのに対し、250系は完全新製車だ。これは1720系の機器や台車を払拭したためで、不足分は機器類が30000系に準じた250系で対応した。たった1編成しかなく、増備の予定もない。
◆栗橋みなみ参上!!
工場の局修線には、東武ファンフェスタの顔である30000系を使い、車内放送体験操作が行なわれている。家族連れが多く、乗務員室は普段は入れないところとあって、興味津々だろう。
総合案内テントの近くにある休憩車両は、10030系を使用。種別は白幕、行先は「臨時」を表示している。この車両が「臨時」を表示するときは、日光線臨時快速に起用されることが多い。
再び工場に入ると、気吹装置に直結している線路には、50050系第8編成5両が展示。残りの5両は、別の場所で1両ごとに並べられており、検査中である。
50050系は省エネルギー、省メンテナンスをさらに進めた車両で、30000系第6・9編成を除き、イーハー東武運用を追っ払った“ヒール的な車両”である。
30000系は10両固定車が1本も作られず、号車番号がないこと、弱冷房車の位置が異なっていたことも、災いしているといわれている。そして、東京地下鉄(通称、「東京メトロ」)半蔵門線と東京急行電鉄(通称、「東急」)田園都市線は、“一体化した相互直通運転”であることを重く見たのか、東武はステンレス通勤形電車4両車の弱冷房車の位置を下り方2両目に変更し、10両編成運行時は、半蔵門線と田園都市線の車両に合わせている。
ここでは機器のフタを開けて紹介し、一部の車両は切り離されているので、まるで長い舌のような棒連結器を見ることができる。車体下部は日立製作所のA-Trainであるせいか、東京メトロ10000系と共通しており、機器の吊り下げがしやすい構造だ。
ドア開閉操作体験は10030系を使用。私は以前、利用したことがあり、閉めるのは簡単だが、開けるのは難しい。乗務員室に入ることができるとあって、行列ができている。
工場を出ると、休憩所と制服撮影コーナーを兼ねて、10080系が展示されている。10080系は昭和63年(1988年)に投入された東武初のVVVFインバータ制御である。その後、100系スペーシア、20050系、9050系に採用されていった。
制服撮影コーナーのウラでは、パネル撮影コーナーがあり、100系スペーシア、TOBU BomBO Kidsが飾られており、記念撮影する家族連れがいた。
車両撮影会会場へ向かうため、歩くと、埼玉県北葛飾郡栗橋町商工会が鉄道むすめ、栗橋みなみのフィギュアを売っている。ショートカットに東武の制服姿、スペーシアの車販姿の2種類の立てカンバンで、瞳は日本人離れをしている。そういえば、東武には「姫宮ナナ」という、“ゆるキャラ”がポスターや、中吊り広告を飾っていた時期があった。今後は共演か、入れ替えなのかが注目されるが、近年の鉄道は“アキバ系キャラ”に望みを託す傾向である。
◆車両撮影会のモデルは通勤形電車のみ
車両撮影会会場に到着。時刻は12時30分になり、立ち入り禁止を示すロープは、前へ進んだ。11時30分から1時間は離れたところからの撮影となり、それ以降は近くで撮影できるものだった。
さて、今回のラインナップは次の通り。今回は、いつもの「東武ファンフェスタ」ではなく、日光線80周年のステッカーを貼っている。
1つ目は50050系。伊勢崎線、日光線では初の10両固定編成である。また、小菅、五反野、梅島、竹ノ塚、谷塚、松原団地、新田、蒲生は10両編成に対応していないため、自社線内は「各駅停車」という種別の運用がない。6050系でも各駅停車の運用があるのだから、おそらく、車両の格付けでは、特急車両の次にあたるのかもしれない。ちなみに平日上り1本は区間急行、下り1本は区間準急で運行される場合がある(日によって、30000系で運行するため)。
展示された50050系は、ラストナンバーとなる第18編成で、50070系という形式があるため、10両車の場合、あと1編成しか増備できない。現時点、10両車の第19編成や、30000系のような6+4の分割編成が出てくるかどうかは不明である。ちなみに行先は「急行南栗橋」で、運行番号表示器は未表示となっている。
2つ目は30000系。半蔵門線、田園都市線に直通する車両だったが、現在は第6・9編成以外、自社線内の運行に変更されている。
展示された30000系は、ラストナンバーとなる第15編成で、50050系の増備により、2009年、自社線内の運用に変更された。また、行先は「普通東武日光」という、通常ダイヤにはないものを掲出している。
3つ目は20050系。東京メトロ日比谷線に直通する車両で、1・2・7・8両目は5ドア、ほかは3ドアである。これは東京メトロ03系の第9~28編成に倣ったためで、日比谷線ラッシュ対策の一環である。ちなみに行先は「南栗橋」で、平日のみ南栗橋発、中目黒行きの各駅停車があるものの、その逆はない。
4つ目は10000系。8000系の後継車として、昭和58年(1983年)に投入されたが、昭和63年(1988年)からモデルチェンジした10030系に移行されたため、製造数は少ない。
2008年に修繕車が登場し、8000系オリジナル車フェイスを踏襲した田舎っぽい雰囲気を一掃した。シールドビームと方向幕は、高輝度放電灯、フルカラーLEDに取替え、スカートの取りつけとワイパーの大型化が精悍さを増している。ちなみに展示した10000系6両車第4編成は、2007年開催時にも展示されており、この当時は修繕工事を受けていなかった。また、フルカラーLEDは、「普通南栗橋」を明朝体で表示し、和風を感じさせる(東武のLED車の日本語表示は、明朝体が基本のようだ)。
最後は8000系。2004年に廃車が始まり、年々、数を減らしている。そのため、オリジナルの8000系は消滅し、修繕車しか在籍していない。 8000系の修繕工事は昭和61年(1986年)から始まり、翌年からは6050系に似たフェイスに“整形”した。平成9年(1997年)から幕式の種別と行先表示は、LED式に変更。併せて、シールドビームは高輝度放電灯に変更された。20年続いた8000系修繕車は、「時代の波に合わせた」といえるだろう。
8000系は今回の展示車両で唯一、行先と種別が幕式で、「団体専用たびじ」を掲出。団体専用運用は1800系の役目だが、8000系で運行することはあるのだろうか?
東武ファンフェスタ車両撮影会展示ランキング | ||
順位 | 車両名 | 回数 |
第1位 | 1800系 | 各3回 |
200系 | ||
30000系 | ||
50050系 | ||
第2位 | 10000系 | 各2回 |
100系 | ||
20050系 | ||
300系 | ||
8000系 | ||
第3位 | 1800系通勤形改造車 | 各1回 |
20070系 | ||
250系 | ||
350系 | ||
5050系 | ||
東急2代目5000系 | ||
東急8500系 |
今回、東武ファンフェスタの目玉である車両撮影会は、通勤形電車ばかりだった。東上本線で運行する9000系、9050系、50000系、50070系、50090系が展示できないのは致し方ないものの、2010年開催時は800系、850系、6050系、10030系、10080系、20000系、東京メトロの車両も、晴れ舞台に登場してもらいたいところである。
◆館長とタレントのトークショー
昼食購入後、ステージへ移動し、時刻はまもなく13時になろうとしていた。ここでは花上嘉成東武博物館館長のトークショーが行なわれる。すでに特設の椅子は満席で、立ち見の観覧となる。
花上館長が登場。初めて御尊顔を拝した印象は温厚だが、“ベシャリ”になると、毒舌連発で観客を笑わせる。御本人によると、自身が動くと怒られるらしい。
東武ファンフェスタは例年、11月下旬に行なわれるが、今回は社内の都合により、11月上旬になったという。できるだけ、ほかの鉄道事業者の車両基地イベントに重ならないようにしているというが、今回は東京都交通局とダブってしまった。しかし、イベントが重なるのは、世の常である。例えば、首都圏新都市鉄道と関東鉄道の車両基地イベントは、同日開催が基本になっており、両方見られるよう、シャトルバスを運行するほど。
この時期、東武は「A運用」といって、いい車両をいっぱい出動させている。11月下旬の開催になっているのは、車両検査に集中できる「B運用」だからである。B運用だから、いい車両が車両撮影会に集結するわけである。
花上館長は、レールファンに人気のある8000系について、多くの問い合わせをいただいているそうだが、御本人は原形の顔をした8000系の保存を望んでいる。“南栗橋車両管理区の空いたスペースに線路を敷設して、最低4両保存できれば”という青写真を描いている。そして、花上館長はあと3年で淘汰され、ワンマン対応車が長く残るのではないかと予想。2010年以降は、50000系に2・4・6・8両車が登場するかもしれない。しかし、短期間でJR東日本みたいに大量投入ができるのだろうか?
区間快速の話になると、快速より30分以上もかかるため、不評だという。実際に利用客から苦情が多く、車掌に寄せられることもしばしば。「2度と乗りたくない!!」という声も寄せられたとか。区間快速は2006年3月18日(土曜日)のダイヤ改正で誕生し、東武動物公園以北は各駅に停まる。2003年3月19日(水曜日)のダイヤ改正で、特急スペーシアは栃木、新鹿沼に全便停車となり、快速との差が縮まってしまった。そして、南栗橋や藤岡といった快速通過駅からは停車の要望があり、区間快速を新設したのである。
区間快速は不便な種別だと容易に想像できたが、苦情が多くても、2009年6月6日(土曜日)のダイヤ改正では、運行が継続されている。区間快速を引き続き走らせるならば、日光線内の停車駅は南栗橋、栗橋、藤岡、新大平下以遠は各駅に停めるよう、見直したほうがいいだろう。また、花上館長は、下回りの多くは6000系を引き継いでいるため、抵抗器が傷んでいるらしく、老朽化を危惧している。将来は3両1編成とした車両を投入するのではないかと予想していた。
「そのときにどんな車両を使うのかというと、またねぇー、あの、〈TJライナー〉みたいにですねぇー、グチの悪いクルマを持ってくるかと思うんですけどねぇー」
花上館長の“猛毒”にギャラリーは大爆笑。私は転換クロスシートがいいなぁー。
余談だが、下りの快速は浅草9時10分発が最終で、10時50分発以降は区間快速となる。1時間40分の空白があるわけだが、平日ダイヤは、2つ先の曳舟で9時57分発の急行南栗橋行きと各駅停車新栃木行きに乗り継ぐと、終点新栃木で、11時38分発の各駅停車東武日光・会津田島行きに乗り換えられる。休日ダイヤは、浅草9時37分発の区間急行南栗橋行きと各駅停車新栃木行きに乗り継ぐと、終点新栃木で、11時38分発の各駅停車東武日光・会津田島行きに乗り換えられる。つまり、日光線新栃木以北の鈍行は、日中毎時1本を確保しているのだ。
次に野田線の話をして、何十年も新車が入っていないという。現在は8000系に統一されているが、かつては吊りかけ駆動の5070系、日比谷線直通用の2000系を転用改造した2070系が走っていたが、前者は下回りを再利用したもので、後者は先述した通りの改造車である。
野田線に新車が投入されるとしたら、新形式になるのか、50000系6両バージョンになるのかはわからない。ちなみに野田線は、6両編成に統一されているため、専用の発車メロディーを設置している。
次に東京スカイツリーの話をするが、最寄り駅となる業平橋に特急を停める構想があるという。果たして、東京スカイツリーに観光客がどのくらいやってくるのかは不明だが、平日ダイヤは通過して、休日ダイヤは停まる可能性があると思う。そして、100系スペーシアはリニューアルする構想もあるとか。リニューアルする必要性はないように思うが、航空機の離着陸音を思わせるVVVFインバータ制御の音は、変えたほうがよさそう。
「浅草のぉー、大階段にねぇー、610メーター以上超なんて書かないで、ちゃんと634メーターと書きゃいいのにねぇー」
花上館長は東京スカイツリーに不満を漏らす。また、100系スペーシアを「あれいいと思います?」とギャラリーに尋ねる場面もあった。ノリのいい男性は「いいと思いまーす」と返す。
いよいよ、タレントの中嶋春香さんがアテンダント姿で登場。ちなみに司会の女性は、東武の制服で務めているが、東武の社員ではない。東武はピアスやイヤリングの勤務は禁止しているらしい。もっとも、ピアスやイヤリングをした運転士や車掌を見たことがない。
「お写真撮ってよろしいということですんでね」
司会者は、中嶋さんの事務所が撮影可能であることをギャラリーに知らせると、たちまちシャッター音が聞こえてくる。そして、花上館長は歴代の制服を紹介。花上館長が東武に入社した昭和33年(1958年)は、ボタンが4つ。そして、ボタンの数が減り、2008年11月1日(土曜日)に制服が変わったが、前日まで使われた茶色の制服は、中嶋さんのお気に入りだが、花上館長は好きじゃないという。茶色の制服を採用する鉄道事業者は少なく、東武の先代制服は印象に残るものだった。
「ある日、突然、あれっ?」
「そうでしょ」
「制服が変わっている!!」
「そうですね」
「どうしたの?」
「ですから、私もダイヤ改正の日にあれ、東急の人がここまで来ちゃったと思ったですね」
中嶋さんと花上館長とのやりとりだが、花上館長のオチにギャラリーは大爆笑。確かに今の制服は東急や東京メトロに似ている。
花上館長は中嶋さんに東武についての印象をきかれると、いいようだ。ただ、群馬県へ行くことがあるらしく、硬い座席やロングシートに注文をつける。そして、伊勢崎線にライナー〈TJライナー〉の投入を要望した。話を聞くと、特急〈りょうもう〉に乗る機会は少ないようだ。
「シートを柔らかくしてください」
中嶋さんはニッコリ要望。果たして、その願いは届くのか? また、ロングシートで弁当を食うのは恥ずかしいという。
中嶋さんは50050系に乗ったことがあり、半蔵門線内だとドア上の情報案内装置のスクロールが早い区間があるらしい。すると、花上館長は朝10時台、田園都市線や半蔵門線に50050系がたくさん走っているという。これは清澄白河(Z-11)や押上(Z-14)で折り返しているため。東武側は相互直通に対応した車両の数が少ないため、半蔵門線内で折り返す精算運用があるのだ。
「本日も、東武百貨店に御来店いただきまして、まことにありがとうございます」
中嶋春香さんはかつて、東武百貨店に勤めたことがあり、デパートガール時代を披露して、トークショーが終了。そのあと、花上館長と中嶋さんとの記念撮影会を開催。中央にギャラリーが立つため、両手に花。私も参加して、撮影後は中嶋さんが握手を求められたときは緊張した。記念撮影に参加された方にとっては、忘れられない1日になっただろう。
◆50050系が宙に舞う
工場に戻り、車輪圧入実演へ。車輪の軸端を加圧し、圧入するものである。
最後は車体下ろしと移動の実演。どこの車両基地イベントでも人気があると思うが、今回は50050系の58058を使用。移動して、ボルスタレス台車を履いたあと、早々に脱いで元の位置へ戻るものだった。
時刻は15時を過ぎ、東武ファンフェスタは終了し、無料シャトルバスで南栗橋駅へ戻るが、残念なことに一般道路は違法駐車している姿が見られた。鉄道のイベントは、鉄道で来場するもの。どうしてもクルマで行きたいのであれば、事前に駐車場を探したほうがいいのではないだろうか。
★備考
①eyevio「まだまだ1800系2009」
②ミラクルはるかぜ 中嶋春香オフィシャルブログ「東武ファンフェスタ。」
③参考文献として、鉄道ジャーナル社刊行、『鉄道ジャーナル2006年6月号』を使用。
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野田線利用者としては、車両云々よりも編成を長くするとか、運転間隔を見直してくれるとありがたいですね…夕方ラッシュ時でも10分間隔だと…新鎌ヶ谷での接続もどうにかして欲しいものです。
by 下総弾正くま (2009-11-30 11:19)
下総弾正くまさん、どうもありがとうございます。
野田線は複線、単線が入り乱れていることや、区間によって乗車率が低いですね。以前は日中に柏-清水公園間、春日部-大宮間といった区間便が存在しておりましたが、柏-船橋・大宮間に関すると、現在は10分おきを基本にしているようです。
接続ですが、鉄道事業者が異なる乗り換えだと、田舎のローカル線でない限り、歩調を合わせることはなさそうですね。野田線唯一の自社線乗換駅である春日部でも、伊勢崎線との接続は考慮されておらず、その逆もそうです。
各駅停車しか走らない我が道を行く野田線ですが、夕ラッシュは区間便を増発させることにより、5分おきにして、利便性を向上したほうがいいのかもしれません。
by 岸田法眼 (2009-11-30 19:58)