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さすらいの諸国漫遊記56-前編- [汽車旅2004]

56回目の諸国漫遊は2004年7月23日(金曜日)、すっかりおなじみと言ってもいいかもしれないが、品川からの夜汽車で旅立つ。行動的に、若々しく動き回る私には、この臨時便の夜汽車がよく似合っているようだ。  

毎日運転する大垣行きの夜汽車に乗ることもあるけど、終点に着くのが遅いし、途中から自由席に変わるなど、過ごしにくい。もし、名古屋に用があるならば、臨時便では寝過ごすことが多いので、定期便を利用する(指定席券が取れれば)。  

翌日の2004年7月24日(土曜日)、えんえん乗り継いで、岡山に着いた。途中、有年(Une)と上道(Jyodoh)で郵便局を見つけてしまい、歯がゆい思いをする。土休の旅は旅行貯金ができないため、くやしい。今や平日で堂々と旅ができるのは“夏休み”という傾向になっており、旅行貯金の年間局数も減少している。  

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岡山駅を出て、目の前の道路は桃太郎大通りと名づけられている。道路の中央には路面電車が走っている。  岡山の街を歩くが、暑い。その上、別の道路はクルマの量が多く、熱気にあふれている。その中を路面電車がスイスイ駆け抜けてゆくが、よく事故が起こらないなと感心する。  

近年は路面電車が見直されていると聞く。電気の力で動くので、地球環境にやさしいからだ。バス共々、乗り降りしやすいよう、床の低い車両を投入して、サービス改善をはかっている。バス側もハイブリット式を投入しているけど、1番イイのは電気自動車の実用化だ。  

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桃太郎大通りに話を戻し、城下(Shiroshita)というところに『OKAYAMA SYMPHONY BLDC.』という建物がある。新横浜プリンスホテルの岡山版みたいな感じの建物で、1階の左側にはCDショップの新星堂、右側には本屋の丸善が肩を並べている。いずれも入口のドアがあり、どこへ入るのかを競っているような感じだが、大手有名なお店なので、つぶれることはなく、ジャンルも違うので、ライバルという目で見るようなことはないだろう。ちなみに丸善岡山シンフォニービル店には、カブトムシが半額で売っていた。不況のせいか、本屋もジャンルを広げて、ショーバイをしているようである。  

瀬戸大橋を渡って、四国入り。2000年から5年連続で四国の旅となり、こだわっているつもりはないが、いつも瀬戸大橋だ。明石海峡大橋でもいいんだけど、バスしか走っていないことがネックとなっている。周遊きっぷはJRの鉄道とバスが共通で使えるけど、私が愛用する青春18きっぷにそんな特典はない。もし、あれば、旅の幅が広がるんだけどね。  

徳島県に入ると、激しい雷雨となり、1年前と同じ光景を思い出すが、高知県に入ったら、やんだ。と言うより、雨が1滴も落ちていなかった。世の中は不思議なものである。  

この日、高知市内では夏祭りが行なわれており、電車の中は、ゆかたのお姉ちゃん(未成年が多かったが……)が目につく。相変わらず、ケータイの見せ合いやメールピコピコだが、仲良し4人組のうち、3人はドコモの第3世代携帯電話FOMAのN900iに仰天!!  携帯電話雑誌によると、春のドコモ機種の売り上げはN505iSとN900iのワンツーフィニッシュで、デザインと使いやすさに定評のあるNEC製品が人気だ。しかし、FOMAの通話エリアは第2世代携帯電話movaに比べ、まだせまいという。FOMAにする時は回線を切り替えれば、movaも使えるデュアルネットワークの利用をオススメする。  

ゆかたにケータイとは合わない気がするが、高知弁でベラベラしゃべっていることに驚く。顔とおしゃべりのギャップは激し過ぎるが、現地では高知弁が普通の会話なのだから、仕方のないところだろう。しかし、この前、『水戸黄門・第33部』で高知に立ち寄った時、セリフは標準語だった。私にとっては、ものすごい“カルチャーショック”である。  

夜もふけ、猛暑で汗をかいた私は銭湯に入る。21時15分頃に入ったが、閉店時間は22時。受付のオバサンにそう言われながら、男湯に入るが、貸し切り状態。自宅の風呂に比べると、湯の質が全然違う。サッパリ系の銭湯に対し、自宅の風呂は水道の水をわかしただけだから、どうもスッキリしない。  

よじ登れば、女湯をのぞくことができるが、そんなことをするつもりはなく、いつしか誰もいなくなった。湯を流す音が聞こえないからで、お客は私1人だけとなる。  

気分爽快で湯船を出て、着替える。湯を流す音が聞こえなくなったせいか、受付のオバサンはあと片づけで男湯に入ってきた。  

私はとっくに着替えていたので、裸体を見られることはなかったが、以前、どこぞの銭湯でオバサンが平気で男湯に入って掃除をしていたから、それに比べれば、ジョーシキとリョーシキは1枚も2枚も上だ。

「他県から来なすったん?」

「ええ、東京からです」  

と言葉をかわし、銭湯をあとにした。すると、閉店時間まで、あと20分あるというのに、もう店じまい。これ以上、お客が入ってこないと確信したのだろう。  

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そのあと、『高知スーパー江の口店』に寄ったが、なんと、スーパーマーケットでありながら、24時間営業をしている。付近にコンビニエンスストアがないからであろう。  

ここではペットボトルのお茶と紅茶、牛乳にヨーグルトを購入した。米と牛乳は毎日服用しないと落ち着かない性分で、ヨーグルトは年間300日以上食べて、健康管理に努めている。  

コンビニエンスストアとは違い、ストローのサービスはなく、ヨーグルトだとスプーンは、レジ精算後の台にアイスクリーム用のヤツがあり、それを使って食べた。私にとってヨーグルトは、1日の終わりを告げる食べ物である。

★備考

①今回の記事は、2004年8月に執筆したものです。

②岸田法眼のRailway Blog.
「2004年の汽車旅4-前編-」
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