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ブラE電&ブラメトロ2011-上野を歩く- [汽車旅2011番外編]

2011年9月24日(土曜日)正午過ぎ、私はブラブラと気ままに上野の街を歩いていた。上野は電車で通り過ぎることが多く、街を歩く機会が少なかった。

都道452号線を歩き、JR東日本東北本線上野―鶯谷間をまたぐ高架橋で立ち止まる。国鉄時代、東北新幹線開業前までの上野は優等列車街道で、「北の玄関口」として名をはせていた。今はステンレス車が主流だ。近い将来は東北縦貫線が開業し、宇都宮、高崎、水戸方面からの普通電車が東京に進出する予定である。

DSC_0317a.JPG

しばらく撮影して、目的地へ行こうとしかかったとき、高架の12番線に在来線検測車、E491系『East i-E(「イースト・アイ・ダッシュE」と呼ぶ)』が入線した。ホームには少数のレールファンがいて、E491系の入線を待っていた。

「すいません。これ、新幹線でいう…」

「ドクターイエロー?」

「そうそう、それみたいなヤツですか?」

と60歳前後の男性が私にきいてくる。

「そうです」

私はそう答えると、男性は興奮する。めったに見ることがない車両とあって、“ついている”という表情をしている。そのあと、別の場所でE491系をケータイカメラで撮影していた。

入線したE491系は4つあるパンタグラフ(集電用と測定用が各2)のうち、取手寄り2つ(集電用と測定用が各1)を下ろし、東京寄り2つを上げて折り返すが、どこへ向かうのかはわからない(ちなみに、上野10~17番線はここで行き止まりになる)。常磐線ホームに止まっているのだから、北千住、松戸方面へ向かうものと考えられる。



※2002年12月20日(金曜日)撮影

JR���E491系�East i�E�#E491 #railway #jr #east  on Twitpic

※2011年5月23日(月曜日)撮影

私がE491系をナマで見るのは通算3回目である。最初は2002年12月20日(金曜日)、東海道本線品川の臨時ホームだった。E491系は同年春に誕生した車両で、早々と見たことになる。しかし、その後は遭遇する機会に恵まれず、2回目に見たのは2011年5月23日(月曜日)だった。このときは、打ち合わせで中央本線市ケ谷へ向かったものの、早く着いたため、“時間調整”の撮影をしていたら、各駅停車用ホームの2番線にE491系が通過した。そして、4か月後、再び遭遇することになった。

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12時30分、E653系の特急〈フレッシュひたち25号〉勝田行きが発車。車体腰部の8~11号車が巨人カラー、1~7号車がタイガースカラーの組み合わせだ。E653系は沿線の観光名所を車体腰部の色で表現したもので、プロ野球とは無関係だが、私は、ついそういう目で見てしまうクセがある。

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それからほどなくして、特急〈スーパーひたち26号〉が17番線に到着。折り返し、13時00分発の特急〈スーパーひたち27号〉いわき行きとなる。先頭11号車のヘッドマークLEDは「仙台行き」を表示したが、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で、常磐線は久ノ浜―亘理間が不通となっており、復旧のメドがたっていない。また、台風15号の影響で、9月25日(日曜日)まで亘理―岩沼間も不通である。このため、特急〈スーパーひたち27号〉は、いわきまでの運転となる。

特急〈スーパーひたち〉は651系の独占運行で、「タキシードボディー」で名をはせたが、2012年春にE657系がデビューし、同年秋には常磐線から撤退するという。651系はまだまだ活躍できる車両なので、253系の二の舞になってほしくない。


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12時45分、E491系が発車。私は都道452号線を下り、国道4号線昭和通り(頭上に首都高速1号上野線がある)の交差点を横断すると、踏切が見えた。この踏切は東京地下鉄銀座線の車両が通る。

銀座線は「東京地下鉄道」の手により、東洋初の地下鉄を開業させたところだが、踏切は営業線ではなく、回送線に存在する。開業当初から、この地に車両基地が存在し、現在も「上野検車区」として、地上と地下に留置線を有している。


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踏切すぐのところに、東京地下鉄電気事務所とシステム部のビルがあり、銀座線の車両がくぐっている。そこを抜けると、地上の留置線で01系3編成が休んでいる。01系登場時は衝撃を受け、同業他社に大きな影響を与えた。


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01系は“銀座線の顔”として君臨していたが、2011年9月、後継車両となる1000系が登場し、2015年度までに全車置き換えるという。リニューアルすれば、まだまだ走れると思うのだが……


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さて、日本の第3軌条では唯一の踏切を持つ銀座線だが、1日数十本しか通らないことや、事故防止のため、軌道を遮断する“壁”を設置している。第3軌条は線路脇に高圧電流(東京地下鉄は直流600ボルト)が流れているため、架線に比べ感電事故が発生する危険性が高い。この踏切は遮断機が下りると、壁が上がり、電車が通る仕組みになっている。レールファンにとっては、興味深い場所ではないだろうか。

★備考

①東京地下鉄プレスリリース「銀座線に新型車両1000系を導入」

②鉄道ニュース「東京メトロ1000系第1編成が甲種輸送される」

③鉄道ニュース「東京メトロ1000系が陸送される」 

④上野検車区の画像は、すべて敷地外で撮影しています。

★おまけ


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①春日三球・照代の漫才を思い出す人はいますか?



②飯田橋を歩く


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