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JR四国、エル特急消滅!! [鉄道評論]

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2011年3月12日(土曜日)のダイヤ改正で、JR四国は「エル特急」の呼称を取りやめ、「特急」に統一されることになった。  

四国のエル特急は、国鉄最後のダイヤ改正となった昭和61年(1986年)11月1日(土曜日)に特急〈しおかぜ〉が「エル特急」に“格上げ”したのが始まりである。これは多くの急行が特急に格上げしたことによるもので、同日にキハ185系がデビューした。ちなみに国鉄の気動車エル特急は、〈しなの
〉〈にちりん〉〈やくも〉以来、3つ目の快挙だった。  

昭和63年(1988年)4月10日(日曜日)、瀬戸大橋の開業に伴い、特急〈南風〉もエル特急化。16年ぶりに復活した〈うずしお〉もエル特急として、新たなスタートを切った。また、エル特急〈しおかぜ〉〈南風〉の“本州進出”に伴い、高松発着の多度津方面特急は、〈いしづち〉〈しまんと〉と命名し、エル特急とした。  

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平成2年(1990年)11月21日(水曜日)、振子気動車2000系量産車の投入により、エル特急〈宇和海〉〈あしずり〉が誕生。平成4年(1992年)8月15日(土曜日)、8000系試作車の臨時運行開始により、エル特急〈しおかぜ〉〈いしづち〉は、エル特急〈しなの〉〈にちりん〉以来となる電車と気動車の“二刀流運行”となった。ちなみに8000系量産車投入後もエル特急〈しおかぜ〉〈いしづち〉は、二刀流運行が続いている(その後、2009年5月2日に臨時特急〈きのさき81号〉城崎温泉行きは、キハ181系で運行。特急〈きのさき〉も二刀流運行の実績を持つ)。  

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以前にも述べたが、国鉄分割民営化後は、エル特急の定義があいまいになり、2002年12月1日(日曜日)、JR東日本はエル特急の呼称を取りやめた。その後、2008年6月発売の時刻表よりJR九州、2010年3月13日(土曜日)のダイヤ改正でJR西日本の大半がそれぞれ「特急」に統一した。  

これで残るエル特急は、〈スーパーカムイ〉〈すずらん〉〈(ワイドビュー)しなの〉〈(ワイドビュー)ひだ〉〈しらさぎ〉だけとなる。 このうち、エル特急〈しらさぎ〉はJR西日本の管轄だが、JR東海に乗り入れていることが関係しているのではないかと思われる。また、JR北海道は、札幌発着の電車は「エル特急」で、気動車は「特急」だ。ちなみに特急〈北斗〉〈スーパー北斗〉は、エル特急化してもおかしくないほど本数が多く、両者併せて1日11往復なのに対し、エル特急〈すずらん〉は1日5往復である。



★備考

①鉄道ニュース「特急“きのさき”81号,キハ181系で運転」 

②参考資料として、交通新聞社刊行、『鉄道ダイヤ情報2009年5月号』を使用。

③岸田法眼のRailway Blog.
「エル特急滅亡の危機」 
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