SSブログ
『波瀾万丈の車両』、2018年9月7日(金曜日)発売!!

拙著『波瀾万丈の車両』(アルファベータブックス刊)、発売中!! くわしくは、こちらへ

東武鉄道大追跡 カバー.jpg

拙著『東武鉄道大追跡』(アルファベータブックス刊)、2021年2月9日(火曜日)発売!! くわしくは、こちらへ

『大阪の地下鉄大研究』表紙

拙著『大阪の地下鉄大研究』(天夢人刊)、2023年10月3日(火曜日)発売!! くわしくは、こちらへ


●お問い合わせ、御依頼はこちらへ。
     

・Railway Blogのコメント、トラックバック承認制になっておりますので、御了承願います。

・Railway Blogに掲載されている本文、画像などの著作権は、各国の著作権法、各種条約及び、その他の法律で保護されています。これらのデータなどについて、私的使用、その他、法律で明示されている範囲を超えて、許可なく引用、複製、改編、転用、電磁的加工、送信、頒布、二次使用するなどの一切の行為は禁止しております。著作権法に関係なく、ルール、マナー、エチケットをすべて守っていただきますよう、お願いいたします(該当する行為があった場合、当方の顧問弁護士より、賠償金を請求させていただきます。必ずお支払いください)。また、新聞、雑誌など、各種メディア関係者で本文や画像の利用等を希望される場合は、お問い合わせフォームを御利用ください(原則として、本文や画像は有償とさせていただきます)。

ローカル鉄道の厳しい現実 [鉄道評論]


2011年8月17日(水曜日)14時25分頃、静岡県浜松市天竜区二俣町二俣の天竜川で、『第11天竜丸』が転覆事故を起こし、2人死亡、3人行方不明、5人負傷という大惨事となってしまった。

この川下りは天竜浜名湖鉄道が運航していることを知り、ローカル鉄道の厳しい現実が改めて浮き彫りになった。国鉄やJRの路線から第3セクターに転換した路線の多くは、鉄道だけでは経営が難しく、一部は旅行代理店事業を展開しているが、川下りに業務拡張をした鉄道事業者があるとは想像もしていなかった。それだけ川下り事業は、同社の“名物”として必死に取り組んでいた。

私は川下りの船に乗ったことがない。テレビでその模様を見たことがあるけど、“濡れる”イメージがある。たかが日帰りでも着替えを用意しなければならず、荷物を最小限に抑えることができないことから、一生乗ることはないと思う。また、過去に船酔いをしたことがあり、川下りのウリである急流航行は、“吐いて清流を汚してしまうのではないか”という不安がある(事前に酔い止めの薬を飲めばいいのだが、普段は酔わない)。

船頭さんは会社勤務の定年退職後、または早期退職後に船乗り(小型船舶2級免許)の資格を取得し、転職したのではないかと思う。ニュース記事の年齢とキャリアを見ると、社会人の厳しい現実が浮き彫りになってくる。

事故原因は誤って岩壁にぶつかった可能性が高いという。また、救命胴衣を着用していなかった乗客がいた証言がある。安全管理と基準の徹底が今後の焦点になりそうだ。

事故で腹立たしいのは、起こったあとに新しいマニュアルを定めること。過去にその事故がきっかけで安全基準を見直したところがいくつもある。国土交通省は今回の事故を機に、川下りだけではなく、船舶全般の安全基準を見直す可能性があるだろう。

nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

ブロガーの皆様、御登録をお待ちしております。