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2011年の汽車旅7-1(大阪市交通局スペシャル2011①) [汽車旅2011]

◆まさかのN700系3000番代初乗車!!

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2011年12月9日(金曜日)18時15分頃、JR東日本東京へ。夕ラッシュ時を迎え、駅の照明は同年3月14日(月曜日)以降、“いつもどおり”となった節電体制だ。案内板は東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生する前からLED照明に変わっているが、“薄暗い”感じに見えるのが「明るい」らしい。

JR東海の東海道新幹線ホームも夕ラッシュを迎えている。16・17番線に行くと、前者は700系の〈こだま803号〉三島行き、後者はN700系の〈のぞみ255号〉新大阪行きが発車を待っている。〈のぞみ255号〉新大阪行きは車内の整備点検中とあってか、1~3号車の自由席のりばが長蛇の列で、“これだと全員乗り切れないんじゃないか?”と不安を抱えるが、新幹線標準の25メートル車体が功を奏し、若干空席がある程度で全員坐れた。〈のぞみ〉の自由席は16両編成中3両しかないため、始発駅でも指定席券をGETしたほうが無難だと思う乗客が多いようである。

〈こだま803号〉三島行き、〈のぞみ255号〉新大阪行きが相次いで発車。ほどなくして16番線に700系の〈ひかり478号〉、17番線にN700系の〈のぞみ242号〉が相次いで到着した。折り返し、前者は〈こだま681号〉名古屋行き、後者は〈のぞみ257号〉新大阪行きとなり、どちらも車内の整備点検が行なわれている。私は2号車新大阪寄りの乗車口近くに立っているが、後者のほうが圧倒的に並んでいる人の数が多い。ともにビジネスマンの姿が多く、出張、退勤、単身赴任で週末を我が家で暮らす人など、色々な顔ぶれがあるのではないかと想像する。

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〈こだま681号〉名古屋行き、〈のぞみ257号〉新大阪行きが相次いで発車すると、16番線に臨時〈のぞみ395号〉新大阪行きが入線。時刻表では一部の日以外、車両形式名を記載していなかったため、300系だと思っていたが、なんと700系である。個人的に“300系最後の乗車”にするつもりでいたが、見事にアテが外れた。仕方なく席に着くが、再びホームで撮影すると、17番線にJR西日本N700系3000番代の〈のぞみ259号〉新大阪行きが入線していた。ここで私は急きょ〈のぞみ259号〉新大阪行き(1号車783-3010:自由席)に変更。さいわい、1号車の乗車口は2か所とも列がなかった。

19時14分、〈のぞみ259号〉新大阪行きの側扉が開く。私は1号車自由席8番E席に陣取る。客室中間の車両になるので、揺れが少ないと読んだからだ。それに先頭車だと相席になる確率が少ないと読む。

好みの席、仕方なく空いた席など、乗客は荷棚に荷物を置いているさなか、早速車内販売が始まる。車販の女性はワゴンではなく、カゴを使用し、中はほとんど缶ビール。乗客のあわただしい行動を配慮した形になるが、“いきなり”が功を奏し、ある程度売れた。私はアルコールをたしなまないので、コーヒーを楽しみに待つとしよう。

3人掛けの5・6番席は出張帰りなのか、6人のサラリーマンが向かい合わせにして宴会状態。車内の話し声はこの6人しか聞こえないが、うるさいとは思わない。いつも〈のぞみ〉に乗っていると張りつめた空気を感じるので、緊張感がほぐれていい。ほかの乗客はどう思っているのかは知らないが……

トイレをすませ、洗面所で手を洗うと温水が出てきた。終日なのか冬季限定なのかはわからないが、暖かい心づかいが嬉しい。ちなみに、JR東海373系の洗面台は基本的に冷水が流れるが、温水を選択することもできる。



※動画はイメージです。

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〈のぞみ〉運転開始当初のチャイムが発車ベルに転用され、発車可能を示す「○」、上屋に吊り下げられている「ト」のランプが順次点灯すると、16号車乗務員室にいる車掌が側扉を閉め、定刻通り19時20分に発車する。




※動画はイメージです。

「今日も、新幹線を御利用くださいまして、ありがとうございます。この電車は、〈のぞみ〉号、新大阪行きです。途中の停車駅は、品川、新横浜、名古屋、京都です(英語省略)」

『いい日旅立ち・西へ』のメロディーが流れ、女性の声による自動放送が流れる。N700系3000番代の車内設備等は、JR東海車とほとんど変わらず、違いは流れるチャイムのみ。JR西日本車は『いい日旅立ち・西へ』、JR東海車は『AMBITIOUS JAPAN!』を流すが、個人的には前者がいい。ちなみに、N700系16・8両車とも車号表記フォントは、すべてJR東海型に統一されている。せめて、そこを700系のように各社の標準フォントを使い、アクセントを強調してもいいと思うのだが。

「恐れ入りまーす。お待たせしてまーす」

先頭1号車では、女性車掌が早々に車内検札を行なう。“自由席は始発駅に乗るのが鉄則”という持論を考えている乗客が多いと思われるので、早速の車内検札はありがたい。

「ありがとうございまーす」

と、きっぷを乗客に渡すが、品川、新横浜は検札を省略していた。これは東京発車時の車内検札で、車掌がノリホをまったく記入していないからである。


◆品川と新横浜は1分停車

〈のぞみ259号〉新大阪行き編成表
乗車区間号車車両番号禁煙備考
新大阪1783-3010自由席
 2787-3010自由席
 3786-3510自由席
 4785-3010指定席
 5785-3310指定席
 6786-3010指定席
 7787-3410指定席
 8775-3010グリーン車
 9776-3010グリーン車
 10777-3010グリーン車
 11786-3710指定席
 12785-3610指定席
 13785-3510指定席
 14786-3210指定席
 15787-3510指定席
東京16784-3010指定席
△…喫煙ルームあり(客室禁煙)

〈のぞみ259号〉新大阪行きは品川へ到着。デッキはドアチャイムと5秒に1度の「ポーン」チャイムが客室にも響く。ここでも自由席客が乗り込んでゆく。

品川は2003年10月1日(水曜日)にホームを新設した。これにより、ダイヤをシステムチェンジさせ、“〈のぞみ〉が当たり前の時代”に突入した。これはすべての旅客車両が270㎞/h運転に対応できることによるものだが、品川のホーム新設により、渋谷、川崎方面からの人々にとっては、東海道新幹線に乗りやすい環境が整った。例えば、渋谷方面からだと東京へ、川崎・蒲田方面からだと新横浜へそれぞれ行かなければならず、遠回りで面倒だった。

品川の役割はそれだけではなく、東海道新幹線のサブターミナルという位置づけもある。現在も品川始発は6時00分発の〈のぞみ99号〉博多行きのみで、上り品川行きは存在しない。JR東海は将来、東海道新幹線〈のぞみ〉毎時最大10本体制を目指しているが、すべてが東京発着になる可能性は五分五分といったところ。東京―品川間は東京仕業検査車両所への回送電車も走るため、時間帯や日によってはダイヤにゆとりがない状況である。

「この電車は〈のぞみ259号〉新大阪行きでーす。途中、新横浜、名古屋、京都に停まりまーす。自由席は前寄り1号車、2号車、3号車です。まもなく発車をいたします」

男性車掌がここから乗る人々に案内をするが、1分停車のため、ややせかしている感じがする。おっとりした感じの自動放送はとは対照的に、車掌のアナウンスがやや早口なのだ。

「今日も、新幹線を御利用くださいまして、ありがとうございます。この電車は、〈のぞみ〉号、新大阪行きです。途中の停車駅は、新横浜、名古屋、京都です。

続いて、車内の御案内をいたします。自由席は、1号車、2号車、3号車です。この電車は、全席、禁煙となっております。お煙草を吸われるお客様は、喫煙ルームを御利用ください。普通車の喫煙ルームは、3号車、7号車、15号車。グリーン車の喫煙ルームは、10号車にあります。車掌室は8号車です。

この電車では、東京から新大阪間で、無線LANによるインターネット接続サービスが御利用になれます。携帯電話は、マナーモードに切り替えるなど、周りのお客様と御迷惑にならないように御協力をお願いいたします(英語省略)」

「今日も東海道新幹線を御利用くださいましてありがとうございます。〈のぞみ259号〉新大阪行きです。停車駅と到着時刻を御案内します。次の新横浜には19時38分、名古屋21時03分、京都21時41分、終点新大阪には、21時54分に着きます。この電車の運転士はAが担当いたします。車掌はB、C、D、Eが、担当パーサーはF、Gが終点新大阪まで御案内いたします」

19時27分に品川を発車すると、進行方向右側にJR東日本山手線の大崎が見え、251系と交差。自動放送の詳細な案内をしたあと、男性車掌が補足を加える。すべての放送が終わった頃は、神奈川県へ入ったことだろう。




※動画はイメージです。

新横浜は4番線へ到着。かつて、新横浜の1・4番線は〈こだま〉用ホームだったが、現在は“渋滞”を防ぐ目的からか、柔軟に対応している(例えば、下り4番線の電車が発車した直後、3番線に電車が入るといった具合)。これならば、東京・品川―新横浜間を利用する場合、初電と終電以外、発車時刻を調べる必用がない(これはJR東日本東北新幹線東京・上野―大宮間にも当てはまる)。

さて、新横浜2・3番線は可動式ホーム柵があり、外側は安全柵という簡易的なもの。今は新横浜を通過する列車がなくなったが、その分、可動式ホーム柵をより外側へ移動することが可能になった。ただし、電車が到着する際は、安全柵及び可動式ホーム柵の後ろにある黄色い線の内側に下がらなければならない。

◆にぎやかで快適な車内

新横浜を発車し、私の隣は誰も坐らず、終点新大阪まで“独り占め”できる状況になった。実は1号車2人掛けのほとんどは1人しか坐っておらず、相席は3人掛けが多かった。ほとんどの中央席が空いており、仕切り柱と化している。昔も今も3人掛けの中央席は人気がないのだ。

進行方向右側は相模鉄道本線の急行横浜行きをかすめ、いよいよ〈のぞみ〉の本領発揮。N700系は通勤形電車並みの加速度があるため、発車してからトップスピード(270㎞/h)になるまで3分程度しかかからないという。

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足元にやや振動を感じるが、ポイントがある駅を通過すると少し揺れる。車内の空調は暖房を使っているが、右手を窓上の空調吹き出し口に伸ばすと、冷たい風が流れている。グレーの部分は任意で風を開閉することが可能だ。試しに閉めてみるが、やっぱりあったほうがいいとすぐ元に戻した。この冷たい風は送風で、暖房と併用することで熱効率をよくする働きがあるという。

静岡付近で金属製のカゴでビールやチューハイを売る別の車内販売員女性が1号車へやってきた。サラリーマン6人組が早速手を出すと、車内は少し静寂になる。そして、私の向かい側、8C通路側に坐る40代のサラリーマンが大いびきをかいて舟を漕いでいる。話し声よりも大いびきのほうがよく聞こえる(サラリーマン6人はアルコール類購入後、話声のトーンを少し控えめにしていた)。

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掛川―浜松間で車販の男性がワゴンを押してコーヒー等を売っている。関西ナマリの男性販売員が、新大阪寄りのデッキでくるりと折り返すのを待ち、ホットコーヒー(300円)を購入。小田原通過時の車内放送によると、販売するコーヒーを同年12月1日(木曜日)から一新したそうで、期間限定キャンペーンとして、ひとくちチョコのサービスをしているという。

私はブラックコーヒーが飲めず、いつもミルクがないとダメだが、ひとくちコーヒーを飲むと、一気に脳が目覚める。眠くなっていたわけではないが、本格的なコーヒーはインスタントより眠気を覚ます効果が絶大だと思う。そして、チョコをじっくり味わい徐々に胃へ流れ込んでゆく。

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東京発車からわずか1時間25分ほどで、愛知県へ入り豊橋を通過。夜間なので車窓は期待できないが、室内灯の一部撤去(「消灯」と表現するところが多い)をしていない光景が新鮮に映る。高いカネを出して乗っているのだから、「当然」といえるのかもしれないが、節電を意識しなかった同年3月13日(日曜日)までの「日常」を保っている。

三河安城を通過し、車掌が名古屋到着を知らせる。スピードも徐々に落ち、チャイムが鳴ると降車客が身支度を整える。東海道新幹線ではリクライニングを元に戻すよう、お願い放送を流しており、ほとんどの乗客はそれに従った。私は日頃から降りるときは必ずそうしているが、在来線だと、そのままにする人が多過ぎる。


◆2時間36分で新大阪へ

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21時03分、名古屋17番線へ到着。1号車自由席は4割ほどが降りた(本文で取り上げたサラリーマン6人組は、2人降車)。向かいの16番線には、21時07分発の〈のぞみ397号〉新大阪行きが迫っており、東海道新幹線の大動脈ぶりを感じさせるが、ウラを返せば過密ダイヤでもある。

東京発車から2時間で関西へ入り、京都が近づいてきた。

「在来線でございますが、20時22分頃でございます。京阪神地区の地震情報システムの誤作動がございました。そのため、各在来線のダイヤは、20分ほど遅れて運転いたしております。詳しいことは駅係員にお尋ねください」

と車掌が案内放送を流す。帰宅後に調べたところ、20時22分頃、JR西日本湖西線近江今津の地震計が2回作動したという。同社は「地震情報早期伝達システム」により、アーバンネットワーク区及び岡山県(一部)の在来線が一斉に列車を緊急停止させた。しかし、地震は発生しておらず、のちに地震計の誤作動と判明し、20時37分に運転は再開させたが、南海電気鉄道空港線も含む多くの路線でダイヤが乱れた。この地震計誤作動は2012年2月18日(日曜日)に山陰本線馬堀でも起している。




次は新大阪 終点

大阪仕業検査車両所を過ぎたところで、チャイムが鳴り、乗客の多くは身支度を整える。そして、21時57分、終点新大阪24番線へ到着した。新幹線は本当に早い!! 

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私が降車した直後、N700系3000番代の〈のぞみ96号〉名古屋行きが到着した。すでにJR西日本山陽新幹線下りは広島から先、東海道新幹線上りは名古屋から先にはそれぞれ行かず、長い1日が終わろうとしている。

◆花金ラッシュで混みあう御堂筋線

終点新大阪で大阪市交通局御堂筋線(M13)に乗換え。東海道・山陽新幹線から御堂筋線に乗り換える客が多く、“民族大移動”と化す。駅構内の店舗はほとんど営業を終了しており、異様な光景に見えるが、御堂筋線は“大阪の大動脈”であることを感じさせる。

券売機も長蛇の列で、数分かかって乗車券を購入。自動改札機はICカードに対応しているが、残念ながらSuicaやPASMOは使えない。

時刻は22時を過ぎ、御堂筋線は中津(M15)―天王寺(M23)間が5分間隔、それ以外は10分間隔で運転している。日中は新大阪(M13)―天王寺(M23)間4分間隔、それ以外は8分間隔だ。新大阪の気温はたった5℃で寒い。

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ホームへ上がると、節電対策なのかLED行先案内表示の内側には、蛍光灯を内蔵していないボード式の方面案内板が目立つ。次第に電車を待つ人が増えていくが、10分間隔になると、普段乗らない21系で妥協することも視野に入れなくてはならなくなり、私は変な緊張感に見舞われる。御堂筋線は専用車の10系、10A系に乗りたがるほうで、21系は敬遠する。21系などは「新20系」という通称を持つが、第3軌条各線に投入されているため、“わざわざ御堂筋線で新20系に乗ることはない”という持論がある。数年後はそうはいかなくなるのだろうが……

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2番線に10A系の千里中央行きが到着。ほどなくして1番線に北大阪急行電鉄8000系ポールスター号の、なかもず行き(1号車8003:ローレル賞プレート)も到着。妥協できる車両にホッとする。

どちらも大半は東海道・山陽新幹線からの乗換え客が乗車し、なかもず行きは22時13分に発車。ポールスター号第3編成は車内に情報案内装置が設置されていない。

なかもず行き編成表
乗車区間号車車両番号禁煙備考
なかもず18903ローレル賞プレートつき
 28803なし
 38703なし
 48603なし
 58503なし
 68403女性専用車
 78303なし
 88203なし
 98103なし
新大阪108003ローレル賞プレートつき
女性専用車は平日終日

淀川を渡り、前方は煌々とした夜景が輝いている。この時間帯に御堂筋線地上区間を利用するのは初めてだが、この輝きが新鮮に映る。撮影したいところだが、進行方向右側の乗務員室後ろに男性1人がもたれているため、前面展望ができない。

地下へもぐり、案の定、梅田(M16)でドーッと乗り込む。乗務員室後ろにもたれていた男性も降り、“ベストポジション”を狙いに行きたくなるが、進行方向左側に流されてしまう。

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なんば(M20)で大半の乗客が降り、ようやく私は“かぶりつき部分”に移動したが、タイミングが悪ければ元の木阿弥になるところだった。乗務員室を眺めると、贅沢過ぎるほど運転台が広い。

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大国町(M21)は四つ橋線(Y16)住之江公園行きが待っており、大半がそれに乗り換えてゆく。なかもず行きの混雑が緩和されたものの、天王寺(M23)で再び混みあう。

大阪市南端のあびこ(M27)で大量下車があり、立客が劇的に減った。私は終点なかもず(M30)まで混雑するものと思っていただけに、意外だった。

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新金岡(M29)はホームの先から中百舌鳥検車場への引込み線が見える。この引込み線は、なかもず(M30)側にもあり、そこを過ぎると進行方向右側に巨大な“秘密基地”を発見(換気口が見えた)。そのあと停止信号にあい、21系の江坂行きとすれ違う。

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運転が再開され、22時53分、終点なかもず(M30)2番線に到着した。何気なく降りた直後、目を疑う光景を目にする。それは方向幕を回す際、「なかもず」のあとに表示されたのは、なんと「あびこ」である。10系、10A系、21系の方向幕は、「なかもず」の次が「千里中央」なので、方向幕の順序も同じだと思っていた。知らなかったとはいえ、うかつだったが、いつかは、なかもず(M30)でポールスター号の「あびこ」を撮りたい(「あびこ」の次は「千里中央」を表示)。

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さて、1番線の行先表示を見ると、「次発 江坂 23:13発」を表示。“次の江坂行きを見てみたい”と思い、しばらくホームに残留すると、10A系が入線してきた。方向幕の回転速度が10系オリジナル車よりも異様に速く、30秒以内に「江坂」を表示した。“10分待てば10A系に乗れたのか”と、“江坂行きが10A系でよかった”という思いが交錯し、江坂行きを撮影。夏から使っていた8GBのSDメモリーカードを使い切った。


★備考

①eyeVio「2011年の汽車旅7 THE MOVIE」 



②resuenow.net「地震計の誤作動により京阪神地区の広範囲で一時運転見合わせ-JR西日本」 

③resuenow.net
「地震計誤作動により京阪神の広範囲で一時見合わせ-JR西」
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