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山陽新幹線100系〈こだま〉フォーエヴァー総集編 [汽車旅2012]

■2003年7月26日(土曜日)

快速〈マリンライナー50号〉は、終点岡山に到着。山陽新幹線〈こだま650号〉新大阪行き(2号車125-3022:自由席:2列シート&2列シート車)に乗り換える。

グリーン車転用の2列シート&2列シートは快適だ。このまま終点新大阪まで乗りたかったが、相生で山陽本線の普通電車姫路行き(2号車モハ222-3027)に乗り換える。



■2008年12月14日(日曜日)

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20番線では100系の〈こだま649号〉広島行きが発車を待っている。2階建て車両がなく、どこか物足りないが、健在であることにホッとする。意外にも山陽新幹線カラーを撮ったことがなく、パチリンコ。いつかは新大阪―博多間を乗り通してみたい(残念ながら実現できなかった)。

■2008年12月28日(日曜日)

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姫路で一旦下車。青春18きっぷを使用しているため、Suicaで山陽新幹線のきっぷを購入し、12番のりばへ。すでに〈こだま645号〉広島行き(2号車126-3020:自由席:2列シート&2列シート)が到着している。隣の11番のりばでは、なんと500系7000番代の〈こだま628号〉新大阪行きが停まっている。500系7000番代の〈こだま〉は2008年12月1日(月曜日)にデビューしたものの、“2階級降格”という戸惑いがある。  

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山陽新幹線は東海道新幹線より利用客が少ないこともあり、JR西日本では居住性のアップに努めている。100系3000・5000番代ではすべて、2人掛けとなっており、グリーン車の座席が転用されている。足のせとひじかけのテーブルは撤去されているが、それでも快適に過ごせる。
 
〈こだま645号〉広島行き編成表
乗車区間号車車両番号禁煙備考
岡山1121-5004×自由席
 2126-3020自由席
 3125-3704自由席
 4126-3206指定席
 5125-3011自由席
姫路6122-5004×自由席

〈ひかり455号〉レールスター博多行きの通過待ちをしたあと、10時28分に発車。山陽本線を走る特急〈スーパーはくと3号〉倉吉行きに追いつくかのような感じで、10時38分、相生に到着。5分停車し、車内でくつろいでいたら、なんと、500系の〈のぞみ9号〉博多行きが通過。とてつもなく速かったが、やっぱ500系は〈のぞみ〉でなくちゃ!!  

10時43分に発車すると、デッキ寄りにある旅客情報案内装置では、読売新聞ニュースが流れる。JR東日本北陸新幹線(長野新幹線)上り列車が車両故障で立往生し、乗客は下り列車で避難したという。前日は奥羽本線(山形新幹線)で倒木に見舞われている。  
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山陽新幹線の“100系〈こだま〉”は2003年7月以来、2回目の乗車。座席がイイし、窓も大きいから、すこぶる快適。かつての隆盛を取り戻すことは「ない」といっていいと思うが、“昭和の古きよき時代”を感じさせる。100系はウケがよかったが、300系以降は“ないないづくし”で、スピードに躍起となってしまった。500系はインパクトが強烈過ぎたため、“ないないづくし”をカバーすることができた。  

“35分で降りるのは惜しい”と思いながら。11時03分、岡山22番のりばに到着。乗り換え案内放送が多いせいか、降りる利用客が多かった。


■2009年8月14日(金曜日)
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私は相生で一旦下車し、キヨスクで昼食を購入する。そのあと、ふと思いつき、『桃太郎電鉄』の急行カードという感覚でSuicaを使い、山陽新幹線〈こだま743号〉広島行き(6号車122-5002:自由席:2列シート&2列シート)に乗り換える。

山陽新幹線100系は、2011年以降、大きな変動があると予想されている。九州新幹線鹿児島ルートが全通するからである。実際、大きな変動が発生し、700系7000番代は〈こだま〉転用が本格化し、100系の廃車が進んだ。そして、2012年3月15日(金曜日)に運転された臨時〈ひかり445号〉博多行き(100系短編成改造車の〈ひかり〉運用は最初で最後)をもって、100系は27年の歴史に幕を閉じた。

さて、私は元グリーン車の座席に身をゆだねる。禁煙車がほぼ満席のため、ガラガラの喫煙車で妥協したが、1区間しか乗らないのだし、新大阪寄りデッキ付近に坐っている人々は、煙草を吸わなかったので、ある程度、快適に過ごせた。「ある程度」なのは、客室の空気が少し淀んでいたからである。

〈こだま743号〉広島行き編成表
乗車区間号車車両番号禁煙備考
岡山1121-5002×自由席
 2126-3010自由席
 3125-3702自由席
 4126-3209指定席
 5125-3005自由席
相生6122-5002×自由席
全車2列シート&2列シート

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11時01分、岡山21番のりばへ到着。隣の23番のりばには500系の臨時〈のぞみ158号〉東京行き、向かいの22番のりばには700系試作車の臨時〈のぞみ153号〉博多行きがそれぞれ到着した。この豪華ラインナップは本当に運がイイ。

700系試作車をナマで見るのは、2000年5月3日(水曜日・憲法記念日)以来となる。
その後、2009年11月22日(日曜日)に再び見たが、これが最後の“ナマ”となり、2013年1月に廃車された模様である。

★備考

鉄道ニュース「700系9000番台C1編成が浜松工場へ」


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