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さすらいの諸国漫遊記48-初日・2日目 [汽車旅2003]
今回から「もう1つの汽車旅」をお伝えすることにしましょう。
これは2003年夏から2007年春にかけて、鉄道を主体としない紀行を書いておりました。Railway Blogを開設して、しばらくは鉄道主体と別口の立ち寄り先主体に書き分けておりましたが、2008年夏から統合いたしました。但し、旅行貯金はどちらも書いておりました。
鉄道主体ではない紀行をお楽しみいただければ、さいわいです。
2003年8月11日(月曜日)、品川から旅立つ。
今回の目的地は四国。四国を縦断しようという旅だ。
今回で48回目の諸国漫遊を迎えるが、「48」という数字は私にとって、エンギの悪い数字である。なぜかは御想像にお任せするとしよう。
8月12日(火曜日)、まず先に立ち寄ったのは上郡。ここは兵庫県で岡山県に近いほうだ。人のにぎわいはないが、どこか田舎の雰囲気がただよう。
上郡郵便局で旅行貯金。この「旅行貯金」というのは旅先の郵便局の窓口で預金をし、局名印と主務者印の2つを押してもらうもの。現在、旅行貯金局数は600を越えたが、ただいま集計中である。ちなみにもっとも多いのは東京都で300は超えている。もっとも、関東地方でゆうちょする時は「郵便貯金」と普通に言っているが…
「旅行貯金」
誰が最初に言ったのかは知らないが、旅好きのあいだではそう呼んでいるらしい。おもにライダーや観光バスの運転士とガイドさんが主流だそうだが、メジャーな“遊び”ではないようである。
上郡から智頭急行という第3セクター鉄道に乗る。ここでもビックリしたが、2003年に限り、1日乗車券を発売していると窓口で知り、迷わず購入した。お値段は1000円で、片道全区間乗っただけでモトが取れる。
田舎町を走るローカル線にしては、ずいぶんブッ飛ばし、とりあえず、終点の智頭まで乗る。たんに1日乗車券の効力を生かしたかったからだ。
下車すると、駅名は「チズ」だが、町は「チヅ」と称していた。ちなみにここは鳥取県である。
智
頭郵便局で旅行貯金。小雨がちょこっと降っていたが、川の流れを見ていると、城下町を感じさせる。 再び智頭急行に乗り、宮本武蔵で下車。この「宮本武蔵」というのは駅名である。
宮本武蔵出身地であることから、この名がつけられたというが、町はどこもかしこも宮本武蔵一色!! それもそのはず、2003年のNHK大河ドラマは『武蔵』なのである。私は、大河ドラマは基本的に見ないほうだけど…
道を歩いていると、軽トラックが即席商店を営業している。このあたりはスーパーマーケットやコンビニはまったくないほど、何もない。
“宮本武蔵フィーバーゾーン”に着いた。まずは神社で参拝。その横にお守りなどを売っているところがあり、その紙を見ると、達筆な毛筆で宮本武蔵は生涯60以上の勝負に1度も負けていないという。かなりの剣豪で、天下無敵の横綱というワケだ。
博物館や資料館はいくつかあるが、入館料500円ということで、パス。図書館や伝記の本を読むとしよう。
再び智頭急行に乗り、平福で下車。ここは宮本武蔵初決闘の地があるという。
駅を降りると、前方に道の駅があり、道ゆく人々は私のような知らない旅人に会釈し、「こんにちは」とあいさつ。恐縮する。
佐用川(Sayo Liver)では中学生ぐらいの男子が無邪気に川遊びをしている。都会ではなかなか見られない光景で、井上陽水の『少年時代』をバックミュージックで流したいぐらいだ。 近年は犯罪者の低年齢化が進んでいるが、こういう自然のもとで、のびのびさせるべきではないかと思う。田舎の香りを漂わせる町は好きだ。なんてたって私は田舎者なのだから。
初決闘の地はコジンマリとしたところで、横には智頭急行の列車が通過してゆく。つまり、列車からでものぞけるワケだ(智頭方面の場合、進行方向左側に坐りましょう)。
道の駅でチョイスした智頭で平福郵便局が所在していたことを知り、旅行貯金。局名印は2種類用意していた。この場合、私は両方いただくことにしており、追加貯金している。つまり、1局につき、貯金は2口なのである。
満足して現地を離れた。素敵な田舎町。都会の人々にも見て欲しい。
その風景に私は癒された。
これは2003年夏から2007年春にかけて、鉄道を主体としない紀行を書いておりました。Railway Blogを開設して、しばらくは鉄道主体と別口の立ち寄り先主体に書き分けておりましたが、2008年夏から統合いたしました。但し、旅行貯金はどちらも書いておりました。
鉄道主体ではない紀行をお楽しみいただければ、さいわいです。
2003年8月11日(月曜日)、品川から旅立つ。
今回の目的地は四国。四国を縦断しようという旅だ。
今回で48回目の諸国漫遊を迎えるが、「48」という数字は私にとって、エンギの悪い数字である。なぜかは御想像にお任せするとしよう。
8月12日(火曜日)、まず先に立ち寄ったのは上郡。ここは兵庫県で岡山県に近いほうだ。人のにぎわいはないが、どこか田舎の雰囲気がただよう。
上郡郵便局で旅行貯金。この「旅行貯金」というのは旅先の郵便局の窓口で預金をし、局名印と主務者印の2つを押してもらうもの。現在、旅行貯金局数は600を越えたが、ただいま集計中である。ちなみにもっとも多いのは東京都で300は超えている。もっとも、関東地方でゆうちょする時は「郵便貯金」と普通に言っているが…
「旅行貯金」
誰が最初に言ったのかは知らないが、旅好きのあいだではそう呼んでいるらしい。おもにライダーや観光バスの運転士とガイドさんが主流だそうだが、メジャーな“遊び”ではないようである。
上郡から智頭急行という第3セクター鉄道に乗る。ここでもビックリしたが、2003年に限り、1日乗車券を発売していると窓口で知り、迷わず購入した。お値段は1000円で、片道全区間乗っただけでモトが取れる。
田舎町を走るローカル線にしては、ずいぶんブッ飛ばし、とりあえず、終点の智頭まで乗る。たんに1日乗車券の効力を生かしたかったからだ。
下車すると、駅名は「チズ」だが、町は「チヅ」と称していた。ちなみにここは鳥取県である。
智
頭郵便局で旅行貯金。小雨がちょこっと降っていたが、川の流れを見ていると、城下町を感じさせる。 再び智頭急行に乗り、宮本武蔵で下車。この「宮本武蔵」というのは駅名である。
宮本武蔵出身地であることから、この名がつけられたというが、町はどこもかしこも宮本武蔵一色!! それもそのはず、2003年のNHK大河ドラマは『武蔵』なのである。私は、大河ドラマは基本的に見ないほうだけど…
道を歩いていると、軽トラックが即席商店を営業している。このあたりはスーパーマーケットやコンビニはまったくないほど、何もない。
“宮本武蔵フィーバーゾーン”に着いた。まずは神社で参拝。その横にお守りなどを売っているところがあり、その紙を見ると、達筆な毛筆で宮本武蔵は生涯60以上の勝負に1度も負けていないという。かなりの剣豪で、天下無敵の横綱というワケだ。
博物館や資料館はいくつかあるが、入館料500円ということで、パス。図書館や伝記の本を読むとしよう。
再び智頭急行に乗り、平福で下車。ここは宮本武蔵初決闘の地があるという。
駅を降りると、前方に道の駅があり、道ゆく人々は私のような知らない旅人に会釈し、「こんにちは」とあいさつ。恐縮する。
佐用川(Sayo Liver)では中学生ぐらいの男子が無邪気に川遊びをしている。都会ではなかなか見られない光景で、井上陽水の『少年時代』をバックミュージックで流したいぐらいだ。 近年は犯罪者の低年齢化が進んでいるが、こういう自然のもとで、のびのびさせるべきではないかと思う。田舎の香りを漂わせる町は好きだ。なんてたって私は田舎者なのだから。
初決闘の地はコジンマリとしたところで、横には智頭急行の列車が通過してゆく。つまり、列車からでものぞけるワケだ(智頭方面の場合、進行方向左側に坐りましょう)。
道の駅でチョイスした智頭で平福郵便局が所在していたことを知り、旅行貯金。局名印は2種類用意していた。この場合、私は両方いただくことにしており、追加貯金している。つまり、1局につき、貯金は2口なのである。
満足して現地を離れた。素敵な田舎町。都会の人々にも見て欲しい。
その風景に私は癒された。
★備考
①今回の記事は2003年8・9月に執筆したものです。
②岸田法眼のRailway Blog.「2003年の汽車旅6-1」はこちらにクリック!!
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岸田法眼のウソつき4択 powerd by けんてーごっこ
旅行貯金というものがあるんですね。
なんだか全国版スタンプラリーみたいでおもしろそうですね。
by is453982-tyhoon (2009-04-03 01:53)
駅前を少し歩いて見て回るのは、私も大好きでよくやります。ふと面白いものが発見できたりと、楽しいものですね。
by 浩然斎 (2009-04-03 19:02)
is453982-tyhoonさん、どうもありがとうございます。
旅行貯金を始めて11年になりますが、昔は局名印と主務者印を押してもらったものですが、2005年3月中旬以降は主務者印が押されなくなりました。これが郵政民営化になっても変わらないのですから、昔に比べると、サービスダウンの感はありますね。
by 岸田法眼 (2009-04-03 21:59)
浩然斎さん、どうもありがとうございます。
乗り換えに時間のあるときは下車して、郵便局を探して旅行貯金というケースが多いですね。おっしゃるように思わぬ発見をすることができるのが旅の醍醐味といったところでしょうか。
by 岸田法眼 (2009-04-03 22:01)