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JR東海300系フォーエヴァー総集編 [汽車旅2012]

■1996年3月9日(土曜日)



静岡からの復路は東海道新幹線100系の〈ひかり114号〉東京行きへ。1号車自由席に坐り、平成5年(1993年)秋以来となる100系の乗車を楽しんだ(1900年代ではこれが最後の乗車となった)。



静岡では〈のぞみ16号〉東京行きの通過待ちがあった。当時の〈のぞみ〉は300系オンリーである。

■2003年8月17日(日曜日)


名古屋の旅行代理店を探すが、クレジットカードでJRのきっぷが買えるところがなく、フラフラ歩いていたら、JR東海ツアーズを見つけた。

東海道新幹線〈ひかり〉〈のぞみ〉東京行きの指定席、グリーン車は満席。〈ひかり〉〈こだま〉の自由席を利用しても、坐れる可能性は0%だろう。 JR東海ツアーズは1度利用しており、クレジットカードは使えるが、分割払いはできない。

時期が時期なので、JR東海ツアーズの社員は汗ダクだったが、〈こだま468号〉東京行き(9号車グリーン車319-32)の「ぷらっとこだま」が取れた。おまけに東京からの乗車券を発券してもらい、私は何から何まで恐縮しきりだった(JR東海とJR東海ツアーズの接客態度がこれほど違い過ぎるのはなぜだろう?)。

時間まで近鉄名古屋駅で見学。12時00分発の名阪ノンストップ特急難波行き『アーバンライナーnext』と12時30分発の特急難波行き『アーバンライナー』をダブルで拝見し、1日遅れの帰京である。。

■2006年8月6日(日曜日)


山陽新幹線〈ひかり468号〉レールスター新大阪行きが終点新大阪20番線へ到着し、25番線から17時49分に発車する、東海道新幹線の臨時〈のぞみ316号〉東京行き(13号車指定席326-539:女性車掌も乗務)に乗り換える。乗り換え時間はわずか5分だが、指定席券の発券がよく、インテリジェントサルーン“ひかりRail Star”の7・8号車は16両編成の13号車に位置していたので、意外とスムーズに乗り換えられた。まさか300系だとは思ってもみなかったが……

17時49分に発車。先ほどの700系7000番代〈ひかり468号〉レールスターとは違い、300系は歴代の新幹線電車では1番うるさい車両である。



2007年からN700系量産車の投入にともない、300系の廃車が始まった。東武鉄道100系スペーシアと同じ平成2年(1990年)に登場しているせいか、フェイスがなんとなく、似ている。

発車から3分もしないうちにベージュの制服を着た女性車掌が車内検札をする。よく似合っており、少々ダボダボ(ゆったりサイズ)のように思えるが、かわいらしさを演出しているのだろうか。暑い夏にベージュの衣装には清涼感がある。

東海道新幹線のハイライト的な存在の鳥飼の車両基地を過ぎ、車番チェックをする。500系以降、車内に車番の表示がなく、車体のみとなり、700系、800系は下2ケタ(あるいは1ケタ)が同じ番号なので、気にならない。500系はなんとかならないものだろうか(N700系の投入が完了したら、山陽新幹線専任の可能性がある)。

京都で観光客をドバーッと乗せて、たちまち満員になった。車内ではさっそく晩メシの弁当を食べるお客が続出している。新大阪発車時点、喫煙車はガラ空きの車両が多く、どうなったか?

余談だが、JR東海でもチャイムが変わり、『AMBITIOUS JAPAN!』となっていた。2004年以降、そのようになったとか。また、3人掛けの座席表示はA窓側、B中央、C通路側。2人掛けの座席表示はD通路側、E窓側となっている。

岐阜羽島付近で、進行方向左側には細長いソーラーアークが目を引き、京都―名古屋間だけの利用が多かったのは意外だった。

300系のサービスカウンターは、700系全盛の今、休業状態で、ワゴンサービスが主体になっている。この日はビールが売れているようで、車販のお姉ちゃんがビール缶1ケースを重そうに抱えて14号車へ向かった。客室を去る時に小声で、「失礼しました」と言っていたが、そこまで気を遣われると、乗っているお客のほうが恐縮する。

19時29分、静岡を通過。いつもは373系の普通電車東京行きに乗るが、東海道新幹線の車内からだと小さく見えた。

373系東京―静岡間の普通電車は、青春18きっぷユーザーの利用率が高い人気便だ。これをJR東日本エリアでは快速〈アクティー〉にして、速達化を望みたいところだ。

名古屋からの怒涛の走りで、定刻通り、新横浜へ到着。大量降車が発生し、ここから先はスピードが落ちる。都会に入ったことを示すようなもので、カーブが多く、周辺住民の騒音に配慮したのが正当な理由だ。

品川でも新横浜ほどではないが、降車客がいた。実は2003年10月1日(水曜日)に東海道新幹線ホームを新設後、上り便に乗るのは初めてで、新鮮な景色である。

20時26分、終点東京18番線に到着した。中間改札でJR東海からJR東日本にワープするが、微妙な“温度差”を感じた。

■2009年3月8日(日曜日)

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特別快速浜松行きは、名古屋で大幅に入れ替わり、16時28分に発車し、東海道新幹線300系の〈こだま568号〉東京行きを抜く。どこまで独走が続くのかと注目したが、長くは続かなかった。

■2009年3月22日(日曜日)


普通電車東京行きは、20時17分、定刻より6分遅れで富士4番線へ到着した。ここで帰京を目前に大ピンチを迎える。

それは大雨により、規定値を突破したため、東海道本線富士川―吉原間が運転見合わせとなったのだ。これでは、その日に帰京できない可能性が出てきた。雨足の激しさは車内でも聞こえてくる。こうなると、三島で東海道新幹線に乗り換えざるを得ないだろう。その後、運転見合わせは静岡―沼津間に拡大してしまう。

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3番線に身延線からの特急〈(ワイドビュー)ふじかわ14号〉静岡行きが到着した。373系同士がホームで立往生の状態だ。「雨は小康状態」と駅員は言うものの、運行再開のメドは立たず、時刻は21時近くになろうとしていた。 

私は有人改札へ行き、「新富士駅までは何分ですか?」と改札係員に尋ねたら、「タクシーで5~6分です」と返す。そろそろ決断していいだろう。このままだと普通電車東京行きは、途中駅で打ち切りになる可能性がある。  

21時を過ぎ、富士で下車することを決め、タクシーで東海道新幹線新富士駅に向かう。タクシードライバーの話によると、朝から雨で、そんなに強い雨ではなかったという。また、私と同じ行動をとる人は少なくなかったらしく、先ほども新富士駅まで利用客を運んだという。  料金メーターはあがり、830円で新富士駅に到着。赤信号さえなければ、700円台で済んだらしいが、私のピンチを救っていただいたタクシードライバーに感謝!!  

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予定変更で温存した5000円は、東海道新幹線の乗車券と自由席特急券にまわして、4930円を支払い、1番線へ。新富士を利用するのは初めてだ。ホームに安全柵がなく、新鮮に映る。これならば撮影の自由が利く。〈こだま〉しか停まらないのが大きいようだ。  

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300系の〈こだま682号〉東京行き(1号車自由席323-43)が到着。1号車自由席は乗車率が少なく、ラクラクGET!! 定刻通り、21時35分に発車すると、三島から先は大雨から脱した。  

三島から原稿執筆を再開し、熱海に到着する直前、運行情報が流れ、東海道本線静岡―沼津間は運転再開のメドが立たないという。東海道新幹線で振替輸送をしてくれないのは困るが、迷った末に決断してよかった。  

小田原へ到着する頃、東海道本線静岡―沼津間は、21時56分に運転が再開されたという。普通電車東京行きは果たして、このまま終点東京に向かったのだろうか?  

すっかり雨はやみ、品川で原稿執筆を終えた。残りは自宅で仕上げることにしよう。  

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22時47分、終点東京14番線に到着。向かいの15番線は、〈こだま682号〉の到着を見届けたかの如く、N700系の〈こだま809号〉三島行き終電が発車した。いつかはN700系の〈ひかり〉を見たいなぁー。

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JR西日本300系3000番代フォーエヴァー総集編 [汽車旅2012]

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2009年11月22日(日曜日)、JR東海東京へ。

12時03分、東海道新幹線〈ひかり471号〉岡山行きが発車した。JR西日本所属の300系3000番代で、シートモケット以外はJR東海所属車と共通している。私はこの車両の動向が気になる。JR東海はN700系の増備を積極的に進めて、300系を廃車させているからだ。

一方、JR西日本は500系を8両編成化して、〈こだま〉に転用しているが、300系3000番代に改造の話やウワサがない。先頭車が付随車であることや、アルミ車体のため、中間車の先頭車化改造が容易ではないからであろう。

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山陽新幹線100系〈こだま〉フォーエヴァー総集編 [汽車旅2012]

■2003年7月26日(土曜日)

快速〈マリンライナー50号〉は、終点岡山に到着。山陽新幹線〈こだま650号〉新大阪行き(2号車125-3022:自由席:2列シート&2列シート車)に乗り換える。

グリーン車転用の2列シート&2列シートは快適だ。このまま終点新大阪まで乗りたかったが、相生で山陽本線の普通電車姫路行き(2号車モハ222-3027)に乗り換える。



■2008年12月14日(日曜日)

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20番線では100系の〈こだま649号〉広島行きが発車を待っている。2階建て車両がなく、どこか物足りないが、健在であることにホッとする。意外にも山陽新幹線カラーを撮ったことがなく、パチリンコ。いつかは新大阪―博多間を乗り通してみたい(残念ながら実現できなかった)。

■2008年12月28日(日曜日)

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姫路で一旦下車。青春18きっぷを使用しているため、Suicaで山陽新幹線のきっぷを購入し、12番のりばへ。すでに〈こだま645号〉広島行き(2号車126-3020:自由席:2列シート&2列シート)が到着している。隣の11番のりばでは、なんと500系7000番代の〈こだま628号〉新大阪行きが停まっている。500系7000番代の〈こだま〉は2008年12月1日(月曜日)にデビューしたものの、“2階級降格”という戸惑いがある。  

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山陽新幹線は東海道新幹線より利用客が少ないこともあり、JR西日本では居住性のアップに努めている。100系3000・5000番代ではすべて、2人掛けとなっており、グリーン車の座席が転用されている。足のせとひじかけのテーブルは撤去されているが、それでも快適に過ごせる。
 
〈こだま645号〉広島行き編成表
乗車区間号車車両番号禁煙備考
岡山1121-5004×自由席
 2126-3020自由席
 3125-3704自由席
 4126-3206指定席
 5125-3011自由席
姫路6122-5004×自由席

〈ひかり455号〉レールスター博多行きの通過待ちをしたあと、10時28分に発車。山陽本線を走る特急〈スーパーはくと3号〉倉吉行きに追いつくかのような感じで、10時38分、相生に到着。5分停車し、車内でくつろいでいたら、なんと、500系の〈のぞみ9号〉博多行きが通過。とてつもなく速かったが、やっぱ500系は〈のぞみ〉でなくちゃ!!  

10時43分に発車すると、デッキ寄りにある旅客情報案内装置では、読売新聞ニュースが流れる。JR東日本北陸新幹線(長野新幹線)上り列車が車両故障で立往生し、乗客は下り列車で避難したという。前日は奥羽本線(山形新幹線)で倒木に見舞われている。  
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山陽新幹線の“100系〈こだま〉”は2003年7月以来、2回目の乗車。座席がイイし、窓も大きいから、すこぶる快適。かつての隆盛を取り戻すことは「ない」といっていいと思うが、“昭和の古きよき時代”を感じさせる。100系はウケがよかったが、300系以降は“ないないづくし”で、スピードに躍起となってしまった。500系はインパクトが強烈過ぎたため、“ないないづくし”をカバーすることができた。  

“35分で降りるのは惜しい”と思いながら。11時03分、岡山22番のりばに到着。乗り換え案内放送が多いせいか、降りる利用客が多かった。


■2009年8月14日(金曜日)
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私は相生で一旦下車し、キヨスクで昼食を購入する。そのあと、ふと思いつき、『桃太郎電鉄』の急行カードという感覚でSuicaを使い、山陽新幹線〈こだま743号〉広島行き(6号車122-5002:自由席:2列シート&2列シート)に乗り換える。

山陽新幹線100系は、2011年以降、大きな変動があると予想されている。九州新幹線鹿児島ルートが全通するからである。実際、大きな変動が発生し、700系7000番代は〈こだま〉転用が本格化し、100系の廃車が進んだ。そして、2012年3月15日(金曜日)に運転された臨時〈ひかり445号〉博多行き(100系短編成改造車の〈ひかり〉運用は最初で最後)をもって、100系は27年の歴史に幕を閉じた。

さて、私は元グリーン車の座席に身をゆだねる。禁煙車がほぼ満席のため、ガラガラの喫煙車で妥協したが、1区間しか乗らないのだし、新大阪寄りデッキ付近に坐っている人々は、煙草を吸わなかったので、ある程度、快適に過ごせた。「ある程度」なのは、客室の空気が少し淀んでいたからである。

〈こだま743号〉広島行き編成表
乗車区間号車車両番号禁煙備考
岡山1121-5002×自由席
 2126-3010自由席
 3125-3702自由席
 4126-3209指定席
 5125-3005自由席
相生6122-5002×自由席
全車2列シート&2列シート

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11時01分、岡山21番のりばへ到着。隣の23番のりばには500系の臨時〈のぞみ158号〉東京行き、向かいの22番のりばには700系試作車の臨時〈のぞみ153号〉博多行きがそれぞれ到着した。この豪華ラインナップは本当に運がイイ。

700系試作車をナマで見るのは、2000年5月3日(水曜日・憲法記念日)以来となる。
その後、2009年11月22日(日曜日)に再び見たが、これが最後の“ナマ”となり、2013年1月に廃車された模様である。

★備考

鉄道ニュース「700系9000番台C1編成が浜松工場へ」


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