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隅田川貨物大会2011 [プラットホーム2011]
◆千住検車区へ寄り道
2011年11月5日(土曜日)11時57分、東京地下鉄(以下、「東京メトロ」)日比谷線南千住(H-20)へ。1番線北千住寄りにクロネコを吊るしている。ただの飾りではないと思うが、どういう目的でそうしているのかが気になるところだ。
下車し、JR貨物常磐線隅田川駅に向かうが、その前に東京メトロ千住検車区へ寄り道。20世紀からその近くに行ってみたいと思っていたが、ようやく実現した。
千住検車区は日比谷線の“老舗”車両基地で、隅田川沿いにあり、増水に備えてか、車庫を“高台構造”にしている。その後、利用客の増加により手狭になったことから、東武鉄道(以下、「東武」)西新井電車区を譲り受け、帝都高速度交通営団(当時)竹ノ塚検車区(現・千住検車区竹ノ塚分室)として輸送力を増強させた。
千住検車区沿いを歩き、振り返ると東京スカイツリーが見えた。この日はあいにくの曇り空で、うっすらと影絵っぽく映る。その道を直進すると、信号機つきの交差点で「汐入父親の会」が“みどりのおじさん”となって、交通整理に努めている。
さらに直進すると隅田川駅だが、「隅田川貨物フェスティバル2011」の入口は少し先で、ここはトラックの出入り口である。敷地内にはナンバープレートがないトラックが待機しているが、これは公道を走らない私有地専用車で、貨物駅では“必須”アイテムだ。
余談だが、常磐線は日暮里―岩沼間のほか、三河島―田端間、三河島―隅田川―南千住間の2支線があり、すべてJR東日本が第1種鉄道事業者、JR貨物が第2種鉄道事業者である。
◆白熱した仕事ぶりに固唾を呑む
12時32分、「隅田川貨物フェスティバル2011」の出入り口に到着(このイベント初来訪)。そこに入ると、多数の自転車が駐輪している。隅田川駅周辺は高層マンションが多く、地域密着を掲げたイベントといえる。総合案内所の隣にオムツ替えのスペースがあり、いずれもコンテナを活用している。
立ち入り禁止スペースに荒川消防署の消防車を展示している。まるで警備を兼ねたかのようだが、実は数時間後の発車に向けて、フォークリフトを使い、コンテナを貨車に積み込んでいる最中だ。大勢の来場者が足を止めて、固唾を呑んで仕事ぶりを拝見している。忙しい中、イベントを開催していることに敬意を表しているかのようだ。
さて、“沿道”では販売コーナーがある。オークション用のナンバープレートやグッズのほか、実際に枕木と線路を固定したクギも売っていた(これは“木の枕木用”で、PC枕木はボルトを使っている)。隅田川駅は一部PC枕木を使っているが、大半が“木の枕木”を使用しているらしい。
販売員によると、年季の入ったクギは1個100円で、書道の文鎮に使えるという。それなりの重さがあり、納得がいく。ほかに使い道があるとしたら、「ワラ人形」と言いたくなるが……
◆JR東日本の電気機関車を展示
鉄道部品等の販売コーナーを抜け、「あらかわTMO軽食コーナー」へ。ここは1面1線のホーム上にある。そこにはイベント終了後に発車する予定と思われる貨物列車が止まっており、連結面ではパイロン、テープなどで立ち入り禁止を厳重にしている。ちなみに、「あらかわTMO」は株式会社である。
軽食コーナーは大盛況で、ホーム上数か所にテーブルを設置し、立食形式というスタイルだ。菓子パンや南千住串カツ(250円)などといったB級グルメが飛ぶように売れている。貨物用のホームを歩くことができる“貴重な1日”なので、食事をとっている人たちはじっくり味わっているようだ。
「ブォン」
ホームを歩いていると、警笛が鳴り響く。気になるので、その正体を突き止めるべく、先へ進むとフォークリフト体験運転だった。参加者はフォークリフトの運転席に乗り、フォークの操作と警笛を鳴らすのみだが、倉庫で見かけるものよりも巨体であることに圧倒される人が多い。
その先の機関車見学は、JR東日本所属のEF81形95号機(スーパーエクスプレスレインボーカラー)と、EF510-512を展示している。架線がなく、行き止まり部分に展示していることから、ディーゼル機関車が推進運転して両機を運んだことが容易に想像できる。同社のEF81形とEF510形500番代は貨物列車の運用があり、常磐線や武蔵野線で活躍している。そのせいか、ヘッドマークを掲出していない。JR貨物関東支社主催のイベントなので、“ありのまま”を来場者に見せている。
EF81形95号機は、国鉄末期に12系と14系を改造したジョイフルトレイン『スーパーエクスプレスレインボー』の牽引機に指定され、それに合わせた派手な装いに改めた(このほかEF65形1000番代も牽引機に指定された)。車体側面の「EF81」の大きな斜字が目立つが、同機は寝台特急〈北斗星〉も牽引したことがあり、豪華列車をより引き立てた。『スーパーエクスプレスレインボー』は十余年で退役したが、2両の牽引機は原色に戻されることなく、現在も活躍している(EF510形500番代はいまさら語る必要がないので割愛)。
機関車見学を終え、コンテナ内の鉄道模型展示へ。EF66形牽引の貨物列車と、EF65形500番代の寝台特急〈はやぶさ〉が共演。鉄道模型の世界はいつまでも国鉄列車が走り続いている。
◆浅草に行く
約1時間でイベントを楽しみ、首都圏新都市鉄道常磐新線(以下、「つくばエクスプレス」)南千住(04)へ。南千住―浅草間は東京メトロとともに大人160円、子供80円だが、前者は上野で銀座線に乗り換えなければならず、所要時間は後者が圧倒的に優位だが(参考までに東京メトロ経由は16分前後かかる模様)。
TX-1000系の普通電車秋葉原行き(ワンマン運転)に乗り、13時56分に発車。つくばエクスプレス秋葉原―北千住間はすべての電車が停まるため、利便性がいい。北千住以南の地下区間は高速運転をしないため、剛体架線を採用している。
13時59分、浅草(03)に到着。東武伊勢崎線(以下、「東武線」)、東京メトロ銀座線(G-19)、東京都交通局都営浅草線(A-18)の同名駅とは500メートル以上離れているため、乗換駅ではない。
下車すると、団体利用客向けなのか有人改札を設けており、国際的な観光地を意識して作ったと思われる。コンコースも江戸情緒があふれており、古地図ふうの案内図もある。
つくばエクスプレスは「TX浅草駅から東京スカイツリーを見に行こう!」と相当な意気込みを持っているが、つくば(20)、守谷(15)方面からだと北千住(05)で東武線に乗り換え、業平橋(2012年春、「とうきょうスカイツリー」に改称予定)で下車したほうが明らかに早い。秋葉原(01)から乗る場合、少し離れたところにある東京都交通局都営新宿線岩本町(S-08)から乗り、途中の馬喰横山(S-09)で都営浅草線〔東日本橋駅(A-15)〕に乗り換え、押上(A-20)で下車したほうが安く済む(岩本町―押上間は大人210円、子供110円)。
浅草(03)A1出口を出て、東武線浅草駅に向かう。伝法院通りをまっすぐ歩くと、徒歩8分で東武線浅草駅北口に到着。銀座線(G-19)、都営浅草線(A-18)の駅までは徒歩10分以上かかる。つまり、南千住(04)―浅草(03)間をつくばエクスプレスに乗り、徒歩で東武線や銀座線の駅に向かうと、所要時間に大差がない。ちなみに、浅草(03)のホームは想像以上に深い。
余談だが、浅草(03)から銀座線田原町駅(G-18)までは徒歩5分の近さにあるため、駅名を「新田原町」、「新浅草」、「浅草六区」、「花やしき前」のいずれかに変えたほうがわかりやすいと思うのだが、皆様はいかがだろうか。
★備考
・eyeVio「隅田川貨物大会2011 THE MOVIE」
2011年11月5日(土曜日)11時57分、東京地下鉄(以下、「東京メトロ」)日比谷線南千住(H-20)へ。1番線北千住寄りにクロネコを吊るしている。ただの飾りではないと思うが、どういう目的でそうしているのかが気になるところだ。
下車し、JR貨物常磐線隅田川駅に向かうが、その前に東京メトロ千住検車区へ寄り道。20世紀からその近くに行ってみたいと思っていたが、ようやく実現した。
千住検車区は日比谷線の“老舗”車両基地で、隅田川沿いにあり、増水に備えてか、車庫を“高台構造”にしている。その後、利用客の増加により手狭になったことから、東武鉄道(以下、「東武」)西新井電車区を譲り受け、帝都高速度交通営団(当時)竹ノ塚検車区(現・千住検車区竹ノ塚分室)として輸送力を増強させた。
千住検車区沿いを歩き、振り返ると東京スカイツリーが見えた。この日はあいにくの曇り空で、うっすらと影絵っぽく映る。その道を直進すると、信号機つきの交差点で「汐入父親の会」が“みどりのおじさん”となって、交通整理に努めている。
さらに直進すると隅田川駅だが、「隅田川貨物フェスティバル2011」の入口は少し先で、ここはトラックの出入り口である。敷地内にはナンバープレートがないトラックが待機しているが、これは公道を走らない私有地専用車で、貨物駅では“必須”アイテムだ。
余談だが、常磐線は日暮里―岩沼間のほか、三河島―田端間、三河島―隅田川―南千住間の2支線があり、すべてJR東日本が第1種鉄道事業者、JR貨物が第2種鉄道事業者である。
◆白熱した仕事ぶりに固唾を呑む
12時32分、「隅田川貨物フェスティバル2011」の出入り口に到着(このイベント初来訪)。そこに入ると、多数の自転車が駐輪している。隅田川駅周辺は高層マンションが多く、地域密着を掲げたイベントといえる。総合案内所の隣にオムツ替えのスペースがあり、いずれもコンテナを活用している。
立ち入り禁止スペースに荒川消防署の消防車を展示している。まるで警備を兼ねたかのようだが、実は数時間後の発車に向けて、フォークリフトを使い、コンテナを貨車に積み込んでいる最中だ。大勢の来場者が足を止めて、固唾を呑んで仕事ぶりを拝見している。忙しい中、イベントを開催していることに敬意を表しているかのようだ。
さて、“沿道”では販売コーナーがある。オークション用のナンバープレートやグッズのほか、実際に枕木と線路を固定したクギも売っていた(これは“木の枕木用”で、PC枕木はボルトを使っている)。隅田川駅は一部PC枕木を使っているが、大半が“木の枕木”を使用しているらしい。
販売員によると、年季の入ったクギは1個100円で、書道の文鎮に使えるという。それなりの重さがあり、納得がいく。ほかに使い道があるとしたら、「ワラ人形」と言いたくなるが……
◆JR東日本の電気機関車を展示
鉄道部品等の販売コーナーを抜け、「あらかわTMO軽食コーナー」へ。ここは1面1線のホーム上にある。そこにはイベント終了後に発車する予定と思われる貨物列車が止まっており、連結面ではパイロン、テープなどで立ち入り禁止を厳重にしている。ちなみに、「あらかわTMO」は株式会社である。
軽食コーナーは大盛況で、ホーム上数か所にテーブルを設置し、立食形式というスタイルだ。菓子パンや南千住串カツ(250円)などといったB級グルメが飛ぶように売れている。貨物用のホームを歩くことができる“貴重な1日”なので、食事をとっている人たちはじっくり味わっているようだ。
「ブォン」
ホームを歩いていると、警笛が鳴り響く。気になるので、その正体を突き止めるべく、先へ進むとフォークリフト体験運転だった。参加者はフォークリフトの運転席に乗り、フォークの操作と警笛を鳴らすのみだが、倉庫で見かけるものよりも巨体であることに圧倒される人が多い。
その先の機関車見学は、JR東日本所属のEF81形95号機(スーパーエクスプレスレインボーカラー)と、EF510-512を展示している。架線がなく、行き止まり部分に展示していることから、ディーゼル機関車が推進運転して両機を運んだことが容易に想像できる。同社のEF81形とEF510形500番代は貨物列車の運用があり、常磐線や武蔵野線で活躍している。そのせいか、ヘッドマークを掲出していない。JR貨物関東支社主催のイベントなので、“ありのまま”を来場者に見せている。
EF81形95号機は、国鉄末期に12系と14系を改造したジョイフルトレイン『スーパーエクスプレスレインボー』の牽引機に指定され、それに合わせた派手な装いに改めた(このほかEF65形1000番代も牽引機に指定された)。車体側面の「EF81」の大きな斜字が目立つが、同機は寝台特急〈北斗星〉も牽引したことがあり、豪華列車をより引き立てた。『スーパーエクスプレスレインボー』は十余年で退役したが、2両の牽引機は原色に戻されることなく、現在も活躍している(EF510形500番代はいまさら語る必要がないので割愛)。
機関車見学を終え、コンテナ内の鉄道模型展示へ。EF66形牽引の貨物列車と、EF65形500番代の寝台特急〈はやぶさ〉が共演。鉄道模型の世界はいつまでも国鉄列車が走り続いている。
◆浅草に行く
約1時間でイベントを楽しみ、首都圏新都市鉄道常磐新線(以下、「つくばエクスプレス」)南千住(04)へ。南千住―浅草間は東京メトロとともに大人160円、子供80円だが、前者は上野で銀座線に乗り換えなければならず、所要時間は後者が圧倒的に優位だが(参考までに東京メトロ経由は16分前後かかる模様)。
TX-1000系の普通電車秋葉原行き(ワンマン運転)に乗り、13時56分に発車。つくばエクスプレス秋葉原―北千住間はすべての電車が停まるため、利便性がいい。北千住以南の地下区間は高速運転をしないため、剛体架線を採用している。
13時59分、浅草(03)に到着。東武伊勢崎線(以下、「東武線」)、東京メトロ銀座線(G-19)、東京都交通局都営浅草線(A-18)の同名駅とは500メートル以上離れているため、乗換駅ではない。
下車すると、団体利用客向けなのか有人改札を設けており、国際的な観光地を意識して作ったと思われる。コンコースも江戸情緒があふれており、古地図ふうの案内図もある。
つくばエクスプレスは「TX浅草駅から東京スカイツリーを見に行こう!」と相当な意気込みを持っているが、つくば(20)、守谷(15)方面からだと北千住(05)で東武線に乗り換え、業平橋(2012年春、「とうきょうスカイツリー」に改称予定)で下車したほうが明らかに早い。秋葉原(01)から乗る場合、少し離れたところにある東京都交通局都営新宿線岩本町(S-08)から乗り、途中の馬喰横山(S-09)で都営浅草線〔東日本橋駅(A-15)〕に乗り換え、押上(A-20)で下車したほうが安く済む(岩本町―押上間は大人210円、子供110円)。
浅草(03)A1出口を出て、東武線浅草駅に向かう。伝法院通りをまっすぐ歩くと、徒歩8分で東武線浅草駅北口に到着。銀座線(G-19)、都営浅草線(A-18)の駅までは徒歩10分以上かかる。つまり、南千住(04)―浅草(03)間をつくばエクスプレスに乗り、徒歩で東武線や銀座線の駅に向かうと、所要時間に大差がない。ちなみに、浅草(03)のホームは想像以上に深い。
余談だが、浅草(03)から銀座線田原町駅(G-18)までは徒歩5分の近さにあるため、駅名を「新田原町」、「新浅草」、「浅草六区」、「花やしき前」のいずれかに変えたほうがわかりやすいと思うのだが、皆様はいかがだろうか。
★備考
・eyeVio「隅田川貨物大会2011 THE MOVIE」
JR東日本203系フォーエヴァー [プラットホーム2011]
2011年9月26日(水曜日)、JR東日本203系が29年間にわたる営業運転を離脱したらしい。私は1年前から惜別ルポを考えていたが、スケジュールの都合が合わず、同年9月13日(火曜日)に何気なく東京地下鉄(以下、「東京メトロ」)千代田線で乗ったのが最後となった。現時点、“サヨナラ列車”を運行するかどうかは不明である。
203系は昭和57年(1982年)8月、常磐線及び、帝都高速度交通営団(以下、「営団地下鉄」。現・東京メトロ)千代田線用の車両として誕生した。当時の国鉄は103系1000番代が千代田線に乗り入れていたが、営団地下鉄側、乗客側にとっては大変不評だった。営団地下鉄6000系に比べ、消費電力に差があること、電気ブレーキの放熱でトンネル内を暑くさせていたのだ。
営団地下鉄は国鉄に対し、「チョッパ制御投入」を強く要望した。国鉄も昭和40年代(1965~1974年)からチョッパ制御車の開発を進めていたが、昭和54年(1979年)に201系で実用化したことにより、営団地下鉄への答えとして、203系を投入したのである。
203系は、本来ならば「303系」にしても不思議ではなかった。国鉄在来線形式百の位の「3」は、「アルミ車体直流電車」を意味しているもので、301系(2003年退役)、381系に当てはまる。しかし、国鉄分割民営化後は、その規定が崩れている。JR東海は“電車の標準(311系、313系、371系、373系、383系)”と位置づけているし、JR九州に303系があるのは、国鉄301系が地下鉄直通用だったため、その流儀を継承したものと思われる。
203系は昭和57年(1982年)11月15日(月曜日)にデビュー。昭和59年(1984年)2月に量産車が登場。昭和60年(1985年)3月にボルスタレス台車の採用など、仕様変更をした203系100番代が登場し、昭和61年(1986年)に103系1000番代を一掃した(103系1000番代は、常磐線快速コンバートや105系に改造し、新たな道を歩んだ)。また、203系は当初から冷房装置を搭載していたため、全線非冷房車しか投入していなかった営団地下鉄に“無言の圧力”をかけた。その後、営団地下鉄は昭和63年(1988年)から冷房車の投入を解禁した。
さて、203系は地下鉄直通用なので、“営団地下鉄東西線直通用や、福岡市交通局空港線直通用にも投入されるのでは?”と思ったレールファンも少なくないだろう。しかし、前者は301系と103系1200番代が続投(現在はすべてE231系800番代に置き換え)、後者は103系1500番代を新製したため、運用範囲を広げることはなかった。
103系1000番代撤退後、207系試作車や209系1000番代も加わっていたが、2009年にE233系2000番代が登場。まずは207系試作車、2010年からは203系をそれぞれ置き換えていった。
個人的に203系は千代田線の利用が圧倒的に多く、常磐線は年に数回程度だった。千代田線は大半が地下を走るので、クハ202・203形やサハ203形に乗っても、サイリスタチョッパ制御の走行音がよく聞こえた。
203系の営業運転離脱により、常磐線日暮里―友部間の定期旅客列車は、千代田線6000系、06系、16000系を除き、JR東日本型の車両に統一した。また。2012年春からE657系がデビューし、秋には651系が離脱するため、常磐線の交直流電車は、すべて室内灯が消えない車両に統一する予定だ(E653系は、いわき―仙台間の特急に転用する予定だったが、東北地方太平洋沖地震の影響により、白紙になる可能性がある)。
★備考
①鉄道ニュース「203系マト55編成にヘッドマーク」
②鉄道ニュース「203系が営業運転から離脱」
③参考資料として、イカロス出版刊行、『国鉄型車両の系譜シリーズ09 形式201系』を使用。
④参考資料として、鉄道ジャーナル社刊行、『鉄道ジャーナル』1985年1月号を使用。
⑤東京メトロ6000系、7000系の一部、8000系は冷房準備車を新製したことがあり、いつでも搭載できるようにしていました(もちろん、現在はすべて冷房装置を搭載しています)。
⑥岸田法眼のRailway Blog.「JR東日本207系フォーエヴァー」
⑦岸田法眼のRailway Blog.「JR東日本207系フォーエヴァーTHE LAST RUN.」
★おまけ
東武鉄道東上本線30000系 [プラットホーム2011]
東武鉄道30000系は、帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄。以下、「東京メトロ」)半蔵門線及び、東京急行電鉄田園都市線に直通する車両として、平成8年(1996年)に誕生したが、本来の運用に就くまで7年かかった(当初、半蔵門線押上延伸は2000年度を予定していたが、工事の遅れで3年延びた)。しかし、2005年に50050系が誕生し、大半の30000系は順次デビュー時の地上線用に戻った。
2011年1月26日(水曜日)、30000系トップナンバー車(4・6両車とも)が東上本線(以下、「東上線」)に移り、整備、試運転の末、同年6月13日(月曜日)に“再デビュー”をした。私は東上線30000系を見ることができたが、残念ながら乗っていない。
レールファンの多くは、東上線用ATCを搭載し、行先や種別表示を一新して、再デビューするものと思っていただろう。ところが、予想以上に大掛かりな整備を受け、4・6両車は10両固定編成扱いになった。先頭車に外幌をつけた姿が痛々しい。これにより、外幌をつけたクハはサハに変わった。これは“古巣”に戻らないことを宣言している。
個人的には、10両固定編成にする必要はなかったと思う。6+4編成を活かして、休日に森林公園か小川町で分割併合し、4両車を寄居行きにする快速急行があってもよかった。また、いつ古巣に戻ってもいいような態勢を整えてもよかった。ちなみに、東上線30000系は、東京メトロ有楽町線及び副都心線に直通しないという。また、ほかの30000系が東上線に移るかどうかは現時点不明だ。
★備考
①鉄道ニュース「東武30000系31601編成+31401編成が森林公園検修区へ」
②鉄道ニュース「東武30000系31601編成+31401編成が東上線で試運転」
③鉄道ニュース「東武30000系,東上線での営業運転を開始」
④岸田法眼のRailway Blog.「東武鉄道30000系、東上本線へ」
特急〈日光〉〈きぬがわ〉用485系300・1000番代、189系『彩野』フォーエヴァー [プラットホーム2011]
2011年6月3日(金曜日)、新宿18時32分着の特急〈日光8号〉をもって、東武鉄道(以下、「東武」)直通用の485系300・1000番代が特急〈日光〉〈きぬがわ〉の運用を終えた。
2006年3月18日(土曜日)、画期的かつ革命的なJR東日本と東武の特急による相互直通運転がスタート。東武は100系スペーシアを使い、特急〈スペーシアきぬがわ〉として運行。一方、JR東日本は新車を用意せず、既存の国鉄形車両を投入した。
東武直通用の485系300・1000番代は、2002年12月1日(日曜日)の東北新幹線八戸延伸により、青森運転所(現・青森車両センター)から仙台電車区(現・仙台車両センター)へ転属。郡山―会津若松・喜多方間の特急〈あいづ〉として9年ぶりに復活したが、土休は特急〈ホリデーあいづ〉に名を変えている(1993年12月1日から2002年11月30日まで、同区間は特急〈ビバあいづ〉として運行。また、2002年3月23日から土休については、特急〈ホリデービバあいづ〉として運行)。
しかし、2003年10月1日(水曜日)、車両はそのまま快速に格下げし、愛称も〈あいづライナー〉に改称。一時期、運行を休止していたが、現在は赤い485系1000番代に変わっており、車内はリニューアルされている。
一旦運行休止になった快速〈あいづライナー〉の485系300・1000番代は、郡山総合車両センターで大規模なリニューアル改造を受け、2005年6月17日(金曜日)にお目見えした。塗装は当初から100系スペーシアに準じていた。
同年7月1日(金曜日)、9月30日(金曜日)まで行なわれる「福島県あいづデスティネーションキャンペーン」の目玉として、郡山始発の臨時特急〈あいづオープニング〉会津若松行きでリニューアルデビュー。以後、平日は臨時特急〈アクセスあいづ〉(郡山―会津若松間)、土休は臨時特急〈あいづ〉(新宿―喜多方間)で運行した。
同キャンペーンが終了すると、485系300・1000番代リニューアル車は“整形手術”を受け、前頭部はヘッドマークを撤去し、運転台はFRP製ブロックとなり、柔和な顔立ちとなった。また、東武用保安装置などを取りつけた。さらに予備車として、小山車両センターに所属していた189系『彩野』を抜擢した。こちらも東武用保安装置などを取りつけたほか、車体塗装はウルトラマンっぽいものから、485系300・1000番代リニューアル車に合わせたが、車内はそのままとなっている。
485系300・1000番代リニューアル車は小山車両センター、189系『彩野』は大宮総合車両センター東大宮センターにそれぞれ転属し、2006年3月18日(土曜日)を迎えた。ちなみに189系『彩野』は、485系300・1000番代リニューアル車の代走運用が少なく、臨時便としての運行が多かった。これは485系300・1000番代リニューアル車の検査や故障等の代走は、100系スペーシアを優先していたからである。このため、特急〈スペーシア日光〉が走ることもあった。
私は特急〈日光〉〈きぬがわ〉を利用することはなかった。これはどう見ても100系スペーシアのほうが魅力的だからである。グリーン車と遜色がない普通車指定席、4人用個室(JR東日本はグリーン個室とみなしている)は、運行開始から21年たっても色あせることはない。また、485系300・1000番代リニューアル車は、座席と側窓の位置が合わないところもマイナスだった。100系スペーシアに充分対抗できる車両の投入を待つレールファンも少なくなかっただろう(ちなみに100系スペーシアは、2011年度からリニューアル工事を開始する予定)。
JR東日本は2011年6月4日(土曜日)、特急〈日光〉〈きぬがわ〉は253系1000番代にバトンタッチした。当初は同年4月16日(土曜日)の予定だったが、3月11日(金曜日)に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生。東京電力福島第一原子力発電所の事故も重なり、節電を余儀なくされ、3月14日(月曜日)から4月28日(木曜日)まで、運休せざるを得なかった。
東日本大震災以後、栃木県日光市は観光客が減少していると聞く。ゴールデンウィークは、電力不足の影響で、東武の臨時特急や臨時快速が運行できなかったこともあり、思うほど回復しなかったという。253系1000番代は観光客復権の切札になることを願いたい。
★備考
①eyeVio「JR東日本E259系開幕戦&N'EX SPECIAL2010 THE MOVIE」
②参考資料として、鉄道ジャーナル社刊行、『鉄道ジャーナル』2003年11月号、2005年9月号、2006年4・6月号をそれぞれ使用。
③岸田法眼のRailway Blog.「近未来予測車両-JR東日本253系-」
④岸田法眼のRailway Blog.「N'EX SPECIAL 2010-前編-(特急〈成田エクスプレス〉初代車両、253系フォーエヴァー)」
⑤岸田法眼のRailway Blog.「JR東日本E259系開幕戦」
⑥岸田法眼のRailway Blog.「どうなる? 253系200番代」
⑦岸田法眼のRailway Blog.「特急〈スペーシアきぬがわ3号〉鬼怒川温泉行き」
⑧岸田法眼のRailway Blog.「JR東日本253系1000番代車両展示会 in 品川」
★おまけ
東京臨海高速鉄道70-000系の各駅停車新木場行き
253系1000番代の特徴の1つといえる、スーパーバットラックシート。
JR東日本253系1000番代車両展示会 in 品川 [プラットホーム2011]
◆半分当たった253系の特急〈日光〉〈きぬがわ〉転用
2008年6月8日(日曜日)、Railway Blogで「近未来予測車両-JR東日本253系-」を掲載し、253系の特急〈日光〉〈きぬがわ〉転用を提案したところ、様々なコメントが寄せられた。
そして2年後、253系200番代のみ特急〈日光〉〈きぬがわ〉に転用し、253系1000番代に改造することが決定した。ただし、大多数が廃車されたため、私が思い描いたとおりにはいかなかったが、“早く乗りたい”という意欲をかきたてる。
2006年3月18日(土曜日)、「PREMIUM JAPAN〔日光・鬼怒川〕」というキャッチフレーズをひっさげて、JR東日本と東武鉄道(以下、「東武」)の特急相互直通運転がスタート。東武は100系の特急〈スペーシアきぬがわ〉、JR東日本は485系の特急〈日光〉〈きぬがわ〉を運行させ、189系『彩野』は臨時特急用というスペア要員とした(注、定期列車の代走経験もある)。
※画像は特急〈スペーシアきぬがわ〉が通らない東武動物公園で撮影。
私は同年6月16日(金曜日)に特急〈スペーシアきぬがわ3号〉鬼怒川温泉行きに乗り、6月23日(金曜日)にRailway Blogで掲載したところ、コメント欄では質問が舞い込むほどの展開になった。私は運行開始当初から、設備面でハイグレードな100系スペーシアより見劣りがするJR東日本485系や、189系『彩野』に乗る気がなかった。“251系の東武直通バージョンを新製すればいいのに”と何度思ったことだろう。
JR東日本の東武直通車では、3代目にあたる253系1000番代も“中古車”だが、485系や189系『彩野』を大幅に上回るグレードになるという。また、253系1000番代では制御装置を界磁添加励磁制御からVVVFインバータ制御に変更。鋼製車体のVVVFインバータ制御は珍しく、新幹線を含めたJRの特急形電車では、JR東日本の255系、E351系、E1系、JR西日本の681系しか採用例がなく、253系1000番代は5例目となる。
◆濃厚な塗装と戸袋窓に衝撃
2011年2月12日(土曜日)13時05分頃、JR東日本品川へ。前日の降雪により、開催するかどうか心配する声があったものの、この日は降雨によって、雪はとけていた。首都圏の鉄道は大幅なダイヤの乱れがなく、平常どおりである。
まずは臨時ホーム7・8番線へ。展示会会場は隣の9番線だが、8番線は編成全体が撮れるので、レールファンが集結している。9番線からでも撮影は可能だが、改良工事のため、10番線が閉鎖しているおり、ホーム幅が狭い。
253系1000番代は塗装変更が強烈なインパクトを与える。東武直通車の485系と189系『彩野』は、東武100系スペーシアに歩調を合わせていたが、253系1000番代では二社一寺(日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺)や神橋をイメージした赤と朱をベースに、ニッコウキスゲや紅葉をイメージした黄の帯を巻いている。この色が濃厚で、高級漆器を思わせるかのような色調である。15年以上たつと、4代目東武直通車もこの色を継承するだろう。
先頭車のフェイスを見ると、分割併合の必要性がないことから自動幌装置、電気連結器、貫通扉を撤去。窓面積を拡大した非貫通構造に改め、旧貫通扉の下部に3色LED式の愛称表示器(以下、「ヘッドマーク」)を設けた。ヘッドマークは、リーフレットのイメージイラストとは異なっており、特急〈日光〉〈きぬがわ〉運用時は3種類をローテーション表示(絵入りの日本語、日本語とローマ字、日本語と韓国語)。世界遺産かつ国際的観光地をアピールしているが、フルカラーLEDでないのが惜しい。ほかに東武ATSを装備している。
車体側面を見ると、号車表示がないのが気になるが、方向LEDは愛称と行先を日本語、英語の交互表示。号車表示はあとでステッカーを貼るのか、方向LED表示に改めるかのどちらかになるだろう。ちなみに号車は車内の情報案内装置で表示していた。
リーフレットで気になっていたが、今回の転用改造により、6号車以外はいまどき珍しい戸袋窓を設けた(最近、戸袋窓を採用した新型車両は、東京地下鉄15000系)。これは大型荷物置場を撤去し、客室スペースを拡大したためだが、戸袋窓の隣に小窓を設けており、車窓を眺めるのが難しい状況だ。「戸袋窓席」、「ジョーカーシート」、「デビルシート」のいずれかを名づけたくなる。ちなみに、その座席は1号車12番席、2~5号車1番席に該当する。
戸袋窓の新設とともに、6号車の旧グリーン個室以外、窓ガラスを外からの光線を抑えた濃いグレーから、クリアなものに変えた。2010年6月5日(土曜日)、特急〈成田エクスプレス35号〉成田空港行きに乗車したとき、209系以上に淀んだ車窓が気になっていたが、窓ガラスの交換はありがたい。ちなみに旧グリーン個室は、業務用室に変わったが、この日は6号車を公開しておらず、中の様子をうかがうことはできなかった。
車体側面で残念なのは外幌。「グレー」という標準的なものを採用していることだ。外幌にも色をつけたほうが車両の魅力をより引き立てることにつながるのだが……(特急〈成田エクスプレス〉時代の外幌は白だった)
◆特急〈成田エクスプレス〉の面影が残る車内
品川の中央改札付近では、『日光号・きぬがわ号 リニューアル車両デビュー記念 観光パネル展』を開催。国鉄時代、日光輸送をめぐり、東武と火花を散らしていた時代のパネルを展示し、パンフレットも多数そろえている。 ライバル心をむき出しにしていた頃、東武は1720系デラックスロマンスカーという特急車、国鉄は157系を準急〈日光〉に投入し、特急なみの設備で対抗した。しかし、結果は全区間複線の東武に軍配が上がった。国鉄の場合は宇都宮で進行方向が変わり、日光線は全線単線であること。準急〈日光〉は、特急なみの設備を誇っていても、冷房装置を搭載していなかった。この2つが致命傷になった模様である。
その後は急行〈日光〉が細々と意地を見せるものの、昭和57年(1982年)11月14日(日曜日)で運行終了。分割民営化後は臨時特急〈日光〉や臨時快速〈ホリデー快速日光号〉〈やすらぎの日光号〉などを運行し、巻き返しを図ったように思えた。
ところが、2004年10月4日(月曜日)、JR東日本と東武は栗橋に連絡線を新設し、特急による相互直通運転を行なうことを発表した。JR東日本の広大なネットワーク、東武の利便性のよさが融合したのである。
さて、品川を下車し、13時25分に港南口改札近くの通路へ。車両展示会は港南口改札が入り口となっており、通路は長蛇の列。車両展示会の車内見学は乗車券、入場券が必要である。
13時43分、いよいよ展示会会場へ。普段どおりの“タッチ&ゴー”で自動改札機を通過し、9番線へ。これだと下車せず、どさくさに紛れて展示会会場に入れるのではないかと考えたくなるが、監視体制がキッチリしているため、ズルをする人はいなかったと思われる。
9番線に到着すると、神橋が歓迎。渡ることはできないが、日光へ行きたくなる意欲をかきたてる。少し進むと、鉄道員の帽子があり、幼児向けの記念撮影用にある。制服も幼児用のサイズがあり、これは鉄道イベントの必需品だ。それを着た幼児たちよ、20年後、鉄道員になってくれるかな?
「いいともぉー」
と答える人は何人いるだろうか。
※特急〈成田エクスプレス〉時代の大型荷物置場
※253系1000番代の大型荷物置場
6号車前頭部を撮影後、いよいよ車内へ。5号車の側扉から入るが、まずは大型荷物置場を眺める(2号車以外、片側1か所のみ残存)。特急〈成田エクスプレス〉時代と変わらぬインテリアに見えるが、4段式から3段式に変更され、客室とともに床を張り替えている。これはベビーカーやゴルフバックに対応したため、下段を広く取っているからだ。特急〈成田エクスプレス〉時代の下段はバーを設置して、スーツケースが転がらないようにしていたが、253系1000番代ではベルトに変えている。なお、E259系のようなワイヤー錠は設けていない。
向かい側は大型荷物置場を撤去し、パウダーコーナーに改装(3~5号車)。近年、客室内で化粧する女性がおり、マナーやモラルが問題視されている。夜行快速でも早朝に洗面所で化粧する女性がおり、長時間待たされてしまうことがある。身支度を整えたい人にとっては、イライラがつのる人もいるだろう。
パウダーコーナーは、そのイライラを解消する。もちろん、男性も使用可能。前後に鏡があるので身だしなみチェックには最適な場といえるが、コンセントが低い位置にあるのが気になる(泊りがけの旅行ならば、ドライヤーを持参する人もいるだろう)。
客室に入ると、普通車は見違えるほど明るくなった印象を持つ。デッキ寄りの仕切りにあったルートマップは撤去され、広告スペースにあてている。できることなら、栃木県日光市をアピールするものがいい。
リクライニングシートはすべて交換され、1・3・5号車はレンゲツツジや紅葉をイメージしたオレンジ、2・4・6号車は華厳の滝、中禅寺湖をイメージしたブルーで、明るい色調だ。253系200番代のシートピッチは普通車1020mm、グリーン車1090mmだったが、253系1000番代では全車普通車に統一し、100系スペーシアの座席車に合わせて1100mmに広げている。これはE259系の普通車(1020mm)よりも広く取っている(ちなみにE259系グリーン車のシートピッチは、1160mm)。
こんなに広けりゃ、JR東日本お得意のファミコンシートにする必要はなく、快適なのは間違いないだろう。ただし、100系スペーシアは“普通車指定席”でも足のせがあり、グリーン車レベルの快適性を備えているが、253系1000番代にはなく、せめてJR東海373系のような簡易的なものがほしいところ。また、シートピッチを広げたため、座席と側窓の位置が合わないところがある。個人的にシートピッチ1020mmでも充分快適だと思うが、グループ旅行を想定し、向かい合わせにしても足元がゆったりできるように配慮しているのだろう。
※特急〈成田エクスプレス〉時代の情報案内装置
※253系1000番代の情報案内装置
車内の情報案内装置もリニューアルしており、特急〈成田エクスプレス〉時代は、電光掲示特有の文字を表示していたが、253系1000番代では明朝体に変わった。この日は日本語と英語しか表示しなかったが、リーフレットでは韓国語、中国語も加えるというので、営業運転が待ち遠しい(車内の放送にも注目)。
戸袋窓席は、荷棚の上に大型荷物置場の面影を残している。車体強度がからんでいるのか、戸袋窓の隣にタテ窓があるのか気になる。座席数確保ゆえ、苦心の改造であることがうかがえるが、戸袋窓席のひじかけにパソコン用コンセントを備えるなど、眺望に乏しい部分をカバーするものがほしいところ。ちなみに側扉が開くと、戸袋窓席の車窓は遮断される。
◆2号車は大掛かりな改造を実施
2号車に入ると、車椅子対応の大型洋式トイレが目立つ。特急〈成田エクスプレス〉時代も車椅子スペースがあり、それに対応した洋式トイレを設けていたが、253系1000番代化により、現代のレベルに合わせた。
大型荷物置場はすべて撤去し、多目的室を設けた。上部には空間があり、個室でないことをアピールしているかのようだが、ベビーベッドを備え、乳幼児の授乳、おむつ替えができる。また、着替えをするための台(土足厳禁)も備え、冠婚葬祭にはもってこいの場といえる。このほか、非常ボタンや暖房器スイッチを設けている。
大型荷物置場を撤去した箇所は、デッキと客室の仕切りドアを両開きから片開きに変え、併せてすべての自動ドアをタッチ式に改めた。乗務員室は非貫通化に伴い、若干リニューアルされているが、運転席の座席は特急〈成田エクスプレス〉時代のままである。
15時00分に車両展示会が終了し、名残を惜しむレールファンは隣の8番線に集結。253系1000番代の発車を待つ。ヘッドマークと方向LEDは「試運転」に変わり、15時30分、ミュージックホーンを鳴らし、新宿方面へ少し進んだあと、停止。冷たい雨が降り続け、かなり寒いなか、レールファンは再び動き出すことを心待ちにしている。
※特急〈成田エクスプレス〉時代
※253系1000番代
16時08分、253系1000番代は再びミュージックホーンを高らかに鳴らし、発車した。
253系1000番代は、2011年4月16日(土曜日)にデビューする。これは毎年4月13日から17日まで、“日光市に春の到来を告げる”といわれている弥生祭が行なわれるため。253系1000番代は弥生祭に花を添えるのだ。また、JR東日本は2010年12月4日(土曜日)にダイヤ改正を行なっているため、「3月12日(土曜日)」に縛られる必要がない。試運転を重ね、万全磐石のカタチで晴れの日を心待ちにしたい。
2008年6月8日(日曜日)、Railway Blogで「近未来予測車両-JR東日本253系-」を掲載し、253系の特急〈日光〉〈きぬがわ〉転用を提案したところ、様々なコメントが寄せられた。
そして2年後、253系200番代のみ特急〈日光〉〈きぬがわ〉に転用し、253系1000番代に改造することが決定した。ただし、大多数が廃車されたため、私が思い描いたとおりにはいかなかったが、“早く乗りたい”という意欲をかきたてる。
2006年3月18日(土曜日)、「PREMIUM JAPAN〔日光・鬼怒川〕」というキャッチフレーズをひっさげて、JR東日本と東武鉄道(以下、「東武」)の特急相互直通運転がスタート。東武は100系の特急〈スペーシアきぬがわ〉、JR東日本は485系の特急〈日光〉〈きぬがわ〉を運行させ、189系『彩野』は臨時特急用というスペア要員とした(注、定期列車の代走経験もある)。
※画像は特急〈スペーシアきぬがわ〉が通らない東武動物公園で撮影。
私は同年6月16日(金曜日)に特急〈スペーシアきぬがわ3号〉鬼怒川温泉行きに乗り、6月23日(金曜日)にRailway Blogで掲載したところ、コメント欄では質問が舞い込むほどの展開になった。私は運行開始当初から、設備面でハイグレードな100系スペーシアより見劣りがするJR東日本485系や、189系『彩野』に乗る気がなかった。“251系の東武直通バージョンを新製すればいいのに”と何度思ったことだろう。
JR東日本の東武直通車では、3代目にあたる253系1000番代も“中古車”だが、485系や189系『彩野』を大幅に上回るグレードになるという。また、253系1000番代では制御装置を界磁添加励磁制御からVVVFインバータ制御に変更。鋼製車体のVVVFインバータ制御は珍しく、新幹線を含めたJRの特急形電車では、JR東日本の255系、E351系、E1系、JR西日本の681系しか採用例がなく、253系1000番代は5例目となる。
◆濃厚な塗装と戸袋窓に衝撃
2011年2月12日(土曜日)13時05分頃、JR東日本品川へ。前日の降雪により、開催するかどうか心配する声があったものの、この日は降雨によって、雪はとけていた。首都圏の鉄道は大幅なダイヤの乱れがなく、平常どおりである。
まずは臨時ホーム7・8番線へ。展示会会場は隣の9番線だが、8番線は編成全体が撮れるので、レールファンが集結している。9番線からでも撮影は可能だが、改良工事のため、10番線が閉鎖しているおり、ホーム幅が狭い。
253系1000番代は塗装変更が強烈なインパクトを与える。東武直通車の485系と189系『彩野』は、東武100系スペーシアに歩調を合わせていたが、253系1000番代では二社一寺(日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺)や神橋をイメージした赤と朱をベースに、ニッコウキスゲや紅葉をイメージした黄の帯を巻いている。この色が濃厚で、高級漆器を思わせるかのような色調である。15年以上たつと、4代目東武直通車もこの色を継承するだろう。
先頭車のフェイスを見ると、分割併合の必要性がないことから自動幌装置、電気連結器、貫通扉を撤去。窓面積を拡大した非貫通構造に改め、旧貫通扉の下部に3色LED式の愛称表示器(以下、「ヘッドマーク」)を設けた。ヘッドマークは、リーフレットのイメージイラストとは異なっており、特急〈日光〉〈きぬがわ〉運用時は3種類をローテーション表示(絵入りの日本語、日本語とローマ字、日本語と韓国語)。世界遺産かつ国際的観光地をアピールしているが、フルカラーLEDでないのが惜しい。ほかに東武ATSを装備している。
車体側面を見ると、号車表示がないのが気になるが、方向LEDは愛称と行先を日本語、英語の交互表示。号車表示はあとでステッカーを貼るのか、方向LED表示に改めるかのどちらかになるだろう。ちなみに号車は車内の情報案内装置で表示していた。
リーフレットで気になっていたが、今回の転用改造により、6号車以外はいまどき珍しい戸袋窓を設けた(最近、戸袋窓を採用した新型車両は、東京地下鉄15000系)。これは大型荷物置場を撤去し、客室スペースを拡大したためだが、戸袋窓の隣に小窓を設けており、車窓を眺めるのが難しい状況だ。「戸袋窓席」、「ジョーカーシート」、「デビルシート」のいずれかを名づけたくなる。ちなみに、その座席は1号車12番席、2~5号車1番席に該当する。
戸袋窓の新設とともに、6号車の旧グリーン個室以外、窓ガラスを外からの光線を抑えた濃いグレーから、クリアなものに変えた。2010年6月5日(土曜日)、特急〈成田エクスプレス35号〉成田空港行きに乗車したとき、209系以上に淀んだ車窓が気になっていたが、窓ガラスの交換はありがたい。ちなみに旧グリーン個室は、業務用室に変わったが、この日は6号車を公開しておらず、中の様子をうかがうことはできなかった。
車体側面で残念なのは外幌。「グレー」という標準的なものを採用していることだ。外幌にも色をつけたほうが車両の魅力をより引き立てることにつながるのだが……(特急〈成田エクスプレス〉時代の外幌は白だった)
◆特急〈成田エクスプレス〉の面影が残る車内
品川の中央改札付近では、『日光号・きぬがわ号 リニューアル車両デビュー記念 観光パネル展』を開催。国鉄時代、日光輸送をめぐり、東武と火花を散らしていた時代のパネルを展示し、パンフレットも多数そろえている。 ライバル心をむき出しにしていた頃、東武は1720系デラックスロマンスカーという特急車、国鉄は157系を準急〈日光〉に投入し、特急なみの設備で対抗した。しかし、結果は全区間複線の東武に軍配が上がった。国鉄の場合は宇都宮で進行方向が変わり、日光線は全線単線であること。準急〈日光〉は、特急なみの設備を誇っていても、冷房装置を搭載していなかった。この2つが致命傷になった模様である。
その後は急行〈日光〉が細々と意地を見せるものの、昭和57年(1982年)11月14日(日曜日)で運行終了。分割民営化後は臨時特急〈日光〉や臨時快速〈ホリデー快速日光号〉〈やすらぎの日光号〉などを運行し、巻き返しを図ったように思えた。
ところが、2004年10月4日(月曜日)、JR東日本と東武は栗橋に連絡線を新設し、特急による相互直通運転を行なうことを発表した。JR東日本の広大なネットワーク、東武の利便性のよさが融合したのである。
さて、品川を下車し、13時25分に港南口改札近くの通路へ。車両展示会は港南口改札が入り口となっており、通路は長蛇の列。車両展示会の車内見学は乗車券、入場券が必要である。
253系1000番代車両展示会編成表 | ||||||
運行区間 | 号車 | 車両番号 | 禁煙 | 備考 | ||
下今市方面 | 1 | クモハ | 252- | 1002 | ○ | 指定席 |
2 | モ ハ | 253- | 1002 | ○ | 指定席 | |
3 | モ ハ | 252- | 1002 | ○ | 指定席 | |
4 | モ ハ | 253- | 1102 | ○ | 指定席 | |
5 | サ ハ | 253- | 1002 | ○ | 指定席 | |
新宿 | 6 | ク ハ | 253- | 1002 | ○ | 指定席 |
13時43分、いよいよ展示会会場へ。普段どおりの“タッチ&ゴー”で自動改札機を通過し、9番線へ。これだと下車せず、どさくさに紛れて展示会会場に入れるのではないかと考えたくなるが、監視体制がキッチリしているため、ズルをする人はいなかったと思われる。
9番線に到着すると、神橋が歓迎。渡ることはできないが、日光へ行きたくなる意欲をかきたてる。少し進むと、鉄道員の帽子があり、幼児向けの記念撮影用にある。制服も幼児用のサイズがあり、これは鉄道イベントの必需品だ。それを着た幼児たちよ、20年後、鉄道員になってくれるかな?
「いいともぉー」
と答える人は何人いるだろうか。
※特急〈成田エクスプレス〉時代の大型荷物置場
※253系1000番代の大型荷物置場
6号車前頭部を撮影後、いよいよ車内へ。5号車の側扉から入るが、まずは大型荷物置場を眺める(2号車以外、片側1か所のみ残存)。特急〈成田エクスプレス〉時代と変わらぬインテリアに見えるが、4段式から3段式に変更され、客室とともに床を張り替えている。これはベビーカーやゴルフバックに対応したため、下段を広く取っているからだ。特急〈成田エクスプレス〉時代の下段はバーを設置して、スーツケースが転がらないようにしていたが、253系1000番代ではベルトに変えている。なお、E259系のようなワイヤー錠は設けていない。
向かい側は大型荷物置場を撤去し、パウダーコーナーに改装(3~5号車)。近年、客室内で化粧する女性がおり、マナーやモラルが問題視されている。夜行快速でも早朝に洗面所で化粧する女性がおり、長時間待たされてしまうことがある。身支度を整えたい人にとっては、イライラがつのる人もいるだろう。
パウダーコーナーは、そのイライラを解消する。もちろん、男性も使用可能。前後に鏡があるので身だしなみチェックには最適な場といえるが、コンセントが低い位置にあるのが気になる(泊りがけの旅行ならば、ドライヤーを持参する人もいるだろう)。
客室に入ると、普通車は見違えるほど明るくなった印象を持つ。デッキ寄りの仕切りにあったルートマップは撤去され、広告スペースにあてている。できることなら、栃木県日光市をアピールするものがいい。
リクライニングシートはすべて交換され、1・3・5号車はレンゲツツジや紅葉をイメージしたオレンジ、2・4・6号車は華厳の滝、中禅寺湖をイメージしたブルーで、明るい色調だ。253系200番代のシートピッチは普通車1020mm、グリーン車1090mmだったが、253系1000番代では全車普通車に統一し、100系スペーシアの座席車に合わせて1100mmに広げている。これはE259系の普通車(1020mm)よりも広く取っている(ちなみにE259系グリーン車のシートピッチは、1160mm)。
こんなに広けりゃ、JR東日本お得意のファミコンシートにする必要はなく、快適なのは間違いないだろう。ただし、100系スペーシアは“普通車指定席”でも足のせがあり、グリーン車レベルの快適性を備えているが、253系1000番代にはなく、せめてJR東海373系のような簡易的なものがほしいところ。また、シートピッチを広げたため、座席と側窓の位置が合わないところがある。個人的にシートピッチ1020mmでも充分快適だと思うが、グループ旅行を想定し、向かい合わせにしても足元がゆったりできるように配慮しているのだろう。
※特急〈成田エクスプレス〉時代の情報案内装置
※253系1000番代の情報案内装置
車内の情報案内装置もリニューアルしており、特急〈成田エクスプレス〉時代は、電光掲示特有の文字を表示していたが、253系1000番代では明朝体に変わった。この日は日本語と英語しか表示しなかったが、リーフレットでは韓国語、中国語も加えるというので、営業運転が待ち遠しい(車内の放送にも注目)。
戸袋窓席は、荷棚の上に大型荷物置場の面影を残している。車体強度がからんでいるのか、戸袋窓の隣にタテ窓があるのか気になる。座席数確保ゆえ、苦心の改造であることがうかがえるが、戸袋窓席のひじかけにパソコン用コンセントを備えるなど、眺望に乏しい部分をカバーするものがほしいところ。ちなみに側扉が開くと、戸袋窓席の車窓は遮断される。
◆2号車は大掛かりな改造を実施
2号車に入ると、車椅子対応の大型洋式トイレが目立つ。特急〈成田エクスプレス〉時代も車椅子スペースがあり、それに対応した洋式トイレを設けていたが、253系1000番代化により、現代のレベルに合わせた。
大型荷物置場はすべて撤去し、多目的室を設けた。上部には空間があり、個室でないことをアピールしているかのようだが、ベビーベッドを備え、乳幼児の授乳、おむつ替えができる。また、着替えをするための台(土足厳禁)も備え、冠婚葬祭にはもってこいの場といえる。このほか、非常ボタンや暖房器スイッチを設けている。
大型荷物置場を撤去した箇所は、デッキと客室の仕切りドアを両開きから片開きに変え、併せてすべての自動ドアをタッチ式に改めた。乗務員室は非貫通化に伴い、若干リニューアルされているが、運転席の座席は特急〈成田エクスプレス〉時代のままである。
15時00分に車両展示会が終了し、名残を惜しむレールファンは隣の8番線に集結。253系1000番代の発車を待つ。ヘッドマークと方向LEDは「試運転」に変わり、15時30分、ミュージックホーンを鳴らし、新宿方面へ少し進んだあと、停止。冷たい雨が降り続け、かなり寒いなか、レールファンは再び動き出すことを心待ちにしている。
※特急〈成田エクスプレス〉時代
※253系1000番代
16時08分、253系1000番代は再びミュージックホーンを高らかに鳴らし、発車した。
253系1000番代は、2011年4月16日(土曜日)にデビューする。これは毎年4月13日から17日まで、“日光市に春の到来を告げる”といわれている弥生祭が行なわれるため。253系1000番代は弥生祭に花を添えるのだ。また、JR東日本は2010年12月4日(土曜日)にダイヤ改正を行なっているため、「3月12日(土曜日)」に縛られる必要がない。試運転を重ね、万全磐石のカタチで晴れの日を心待ちにしたい。
253系1000番代の車内設備 | |||||
号車 | シートモケット | 大型荷物置場 | パウダーコーナー | 多目的室 | 戸袋窓席 |
1 | オレンジ | 下今市寄り | なし | なし | 12番席 |
2 | ブルー | なし | なし | 新宿寄り | 1番席 |
3 | オレンジ | 新宿寄り | 新宿寄り | なし | 1番席 |
4 | ブルー | 新宿寄り | 新宿寄り | なし | 1番席 |
5 | オレンジ | 新宿寄り | 新宿寄り | なし | 1番席 |
6 | ブルー | 新宿寄り | なし | なし | なし |
253系1000番代は、100系スペーシアに比べると、華麗さに関しては劣る。100系スペーシアは21年経過しても色あせない豪華さがあり、魅力を保っているからだ。しかし、253系1000番代は100系スペーシアにはない大型荷物置場、パウダーコーナー、多目的室、4か国語による情報サービスを備え、“対抗馬”にふさわしい車両になったといえるだろう。また、千葉、大船、八王子からの臨時特急運行も計画されており、フットワークのよさは100系スペーシアを上回る。
そうそう、253系1000番代の注目点として、栗橋の連絡線をあげておきたい。
この連絡線は無電区間が存在し、照明が消灯する。JR東日本の交直流電車はE501系以降、無電区間でも照明が消えないようになっているが、253系1000番代もそうなっているだろうか。気になりますねぇー。
253系1000番代の車両展示会は、2011年2月20日(日曜日)に東武日光6番線でも開催する予定だ(開催時間は12時00分から14時30分まで。最終入場は14時00分まで)。
★東武日光開催時のアクセス列車(東武日光13時まで到着する列車のみ掲載)
①浅草9:10(快速東武日光・鬼怒川温泉方面会津田島行き)→11:22東武日光(運賃1,320円)
②浅草9:30(特急スペーシア〈けごん7号〉東武日光行き)→11:18東武日光(運賃1,320円、特急料金1,400円。4人用個室利用は、1人分の特急料金プラス1室3,600円が必用)
③浅草10:00(特急スペーシア〈きぬ109号〉鬼怒川温泉行き)→11:39下今市11:41(各駅停車東武日光行き)→11:49東武日光(運賃1,320円、特急料金1,400円。4人用個室利用は、1人分の特急料金プラス1室3,600円が必用)
④浅草10:30(臨時特急〈きりふり275号〉東武日光行き)→12:31東武日光(運賃1,320円、特急料金1,000円)
⑤浅草11:00(特急スペーシア〈きぬ111号〉鬼怒川温泉行き)→12:39下今市12:41(各駅停車東武日光行き)→12:49東武日光(運賃1,320円、特急料金1,400円。4人用個室利用は、1人分の特急料金プラス1室3,600円が必用)
⑥新宿10:35(特急〈スペーシアきぬがわ3号〉鬼怒川温泉行き)→12:17下今市12:19(各駅停車東武日光行き)→12:27東武日光(運賃1,890円、特急料金2,010円。4人用グリーン個室利用は、1人分の特急料金1,500円プラス1室6,000円が必用)
※JR東日本日光線でも行くことができます(日光駅下車、徒歩5分ほどで東武日光駅に到着)。
※特急は全車指定席です。特急券は事前にお買い求めいただくことをお勧めします。
※運賃、料金は大人用のみ掲載しています。
★備考
①eyeVio「JR東日本E259系開幕戦&N'EX SPECIAL2010 THE MOVIE」
②参考資料として、鉄道ジャーナル社刊行、『鉄道ジャーナル』1991年2月号、2002年8月号、2003年6月号を使用。
③参考資料として、鉄道ジャーナル社刊行、『年鑑日本の鉄道05』を使用。
④参考資料として、鉄道ジャーナル社刊行、『列車名鑑2000』を使用。
⑤参考資料として、交友社刊行、『鉄道ファン』2002年11月号を使用。
⑥社団法人日光観光協会ホームページ
⑦岸田法眼のRailway Blog.「近未来予測車両-JR東日本253系-」
⑧岸田法眼のRailway Blog.「N'EX SPECIAL 2010-前編-(特急〈成田エクスプレス〉初代車両、253系フォーエヴァー)」
⑨岸田法眼のRailway Blog.「JR東日本E259系開幕戦」 http://railway583.blog.so-net.ne.jp/2009-10-02
⑩岸田法眼のRailway Blog.「どうなる? 253系200番代」
⑪岸田法眼のRailway Blog.「特急〈スペーシアきぬがわ3号〉鬼怒川温泉行き」
⑫岸田法眼のRailway Voice.「JR東日本253系1000番代車両展示会 in 品川 Voice Version.」
★おまけ
※次は田町
※次は浜松町
※次は新橋
そうそう、253系1000番代の注目点として、栗橋の連絡線をあげておきたい。
この連絡線は無電区間が存在し、照明が消灯する。JR東日本の交直流電車はE501系以降、無電区間でも照明が消えないようになっているが、253系1000番代もそうなっているだろうか。気になりますねぇー。
253系1000番代の車両展示会は、2011年2月20日(日曜日)に東武日光6番線でも開催する予定だ(開催時間は12時00分から14時30分まで。最終入場は14時00分まで)。
★東武日光開催時のアクセス列車(東武日光13時まで到着する列車のみ掲載)
①浅草9:10(快速東武日光・鬼怒川温泉方面会津田島行き)→11:22東武日光(運賃1,320円)
②浅草9:30(特急スペーシア〈けごん7号〉東武日光行き)→11:18東武日光(運賃1,320円、特急料金1,400円。4人用個室利用は、1人分の特急料金プラス1室3,600円が必用)
③浅草10:00(特急スペーシア〈きぬ109号〉鬼怒川温泉行き)→11:39下今市11:41(各駅停車東武日光行き)→11:49東武日光(運賃1,320円、特急料金1,400円。4人用個室利用は、1人分の特急料金プラス1室3,600円が必用)
④浅草10:30(臨時特急〈きりふり275号〉東武日光行き)→12:31東武日光(運賃1,320円、特急料金1,000円)
⑤浅草11:00(特急スペーシア〈きぬ111号〉鬼怒川温泉行き)→12:39下今市12:41(各駅停車東武日光行き)→12:49東武日光(運賃1,320円、特急料金1,400円。4人用個室利用は、1人分の特急料金プラス1室3,600円が必用)
⑥新宿10:35(特急〈スペーシアきぬがわ3号〉鬼怒川温泉行き)→12:17下今市12:19(各駅停車東武日光行き)→12:27東武日光(運賃1,890円、特急料金2,010円。4人用グリーン個室利用は、1人分の特急料金1,500円プラス1室6,000円が必用)
※JR東日本日光線でも行くことができます(日光駅下車、徒歩5分ほどで東武日光駅に到着)。
※特急は全車指定席です。特急券は事前にお買い求めいただくことをお勧めします。
※運賃、料金は大人用のみ掲載しています。
★備考
①eyeVio「JR東日本E259系開幕戦&N'EX SPECIAL2010 THE MOVIE」
②参考資料として、鉄道ジャーナル社刊行、『鉄道ジャーナル』1991年2月号、2002年8月号、2003年6月号を使用。
③参考資料として、鉄道ジャーナル社刊行、『年鑑日本の鉄道05』を使用。
④参考資料として、鉄道ジャーナル社刊行、『列車名鑑2000』を使用。
⑤参考資料として、交友社刊行、『鉄道ファン』2002年11月号を使用。
⑥社団法人日光観光協会ホームページ
⑦岸田法眼のRailway Blog.「近未来予測車両-JR東日本253系-」
⑧岸田法眼のRailway Blog.「N'EX SPECIAL 2010-前編-(特急〈成田エクスプレス〉初代車両、253系フォーエヴァー)」
⑨岸田法眼のRailway Blog.「JR東日本E259系開幕戦」 http://railway583.blog.so-net.ne.jp/2009-10-02
⑩岸田法眼のRailway Blog.「どうなる? 253系200番代」
⑪岸田法眼のRailway Blog.「特急〈スペーシアきぬがわ3号〉鬼怒川温泉行き」
⑫岸田法眼のRailway Voice.「JR東日本253系1000番代車両展示会 in 品川 Voice Version.」
★おまけ
※次は田町
※次は浜松町
※次は新橋