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政治2010 [らりるレビュー]

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「民主党を再生してゆくために、とことんクリーンな民主党に戻そうではありませんか」  

2010年6月2日(水曜日)、民主党の鳩山由紀夫総理大臣の演説で発した言葉である。もともと、民主党は“クリーン”をウリにしているはずなのだが……  

2010年6月2日(水曜日)、鳩山総理大臣が辞任を表明した。自由民主党(通称、「自民党」)政権時代で大きな問題点だった“政治とカネ”が民主党政権にも“継承”してしまい、アメリカ軍の普天間飛行場移設問題で、国外にすることができなかったことが主な原因だ。同日、同党の小沢一郎幹事長も辞任を表明したが、これは鳩山総理大臣が半ば斬ったことによる。  

思えば、2009年8月30日(日曜日)に行なわれた衆議院解散総選挙で、私を含め、多くの国民は民主党を支持し、長年うんざりしていた自民党政権は終わりを告げた(再び政権を握る可能性はあるけども)。小泉純一郎がまいた種は、国民の生活をおかしくさせた。「構造改革」といいながら、悪い方向へズルズルと進んでいった。もし、いい方向へ進んでいたら、自殺者が11年連続で年間3万人以上になることはなかったのではないだろうか。  

2009年9月16日(水曜日)に民主党政権が発足し、鳩山総理大臣への期待が高かった。しかし、前原誠司国土交通大臣が群馬県の八ッ場ダム建設中止問題で、早くも国民とのあいだに溝ができてしまった。八ッ場ダムのほか、道路やJR東日本吾妻線の代替ルートの建設が進んでいる。また、建設費用のうち、半分以上を消費しており、“中止にさせるのはムダ”という風潮が生まれた。  

昭和27年(1952年)に八ッ場ダムの構想をあげ、地元住民は長年反対してきたが、平成4年(1992年)にようやく合意した。しかし、長年にわたる交渉のあいだ、洪水対策が進んだ。特に埼玉県春日部市では地下に神殿を思わせる貯水場が作られ、大雨による川の増水を防いでいる。八ッ場ダムは洪水対策の一環でもあるのだ。  

地元住民が40年以上にわたり、八ッ場ダムに反対していたのは、当然といえる。ダムを作ると、町が水没してしまい、故郷をなくしてしまうのだ。今まで、そういうことが幾度もあり、鉄道でもJR北海道根室本線の一部区間では、代替ルートを作っている。ダムは国民の命にかかわる大事業だ。  

八ッ場ダムを「皮切り」に言葉を使うのは、不謹慎であることを承知の上だが、前原国土交通大臣の“迷走”が続き、民主党のマニフェストで、高速道路を無料化することを明確にしているのに、2010年4月に高速道路新料金制度を打ち出した。しかし、ドライバーにとっては利用区間によって、値上げになることや、鉄道、バス、船舶といった交通事業者に不快感を与え、高速道路新料金制度の実行を見合わせている。  

実を言うと、私は高速道路無料化賛成という立場をとっている。

これは東名高速が開業した際、40年後に無料化するということだった。しかし、田中角栄が制度を変えたことにより、高速道路は永年有料になってしまう。当初、将来は無料化することを言っているのだから、“約束破りはよくない。言ったとおりにしてもらわなければ困る”というのが私の持論だ。ちなみに、私は19歳で普通自動車の運転免許を取得した。  

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前原国土交通大臣の“究極の迷走”といえば、東海道新幹線東京国際空港(通称、「羽田空港」)延伸だろう。回送線を延伸して、羽田空港へ直結させるという「奇想天外」といえばいいのか、「奇抜」といえばいいのか、言葉の選択に迷うが、当然のことながら、JR東海は拒否をしている。

前原国土交通大臣は、あきらめるつもりがなく、今後も交渉を続けるというが、東京モノレールや京浜急行電鉄というアクセスルートがあるのに、なぜ東海道新幹線に白羽の矢を立てるのかが理解できない。もし、東海道新幹線が羽田空港に足を伸ばしたとしても、料金が割高なのが目に見えているのだから。 本人にとっては、新しい滑走路で再び国際線を離着陸させるつもりのようで、羽田空港の「ハブ空港化」を明言している。ちなみに、それに腹を立てた森田健作千葉県知事は、成田国際空港を「マングース」と発言したが、ウケなかったようだ。  

前原国土交通大臣の“暴走、迷走、妄想”が原因なのかどうかは定かではないが、民主党政権は結束力に欠けてしまい、いつしか鳩山総理大臣は、世間から「リーダーシップがない」と指摘されるようになる。  

鳩山総理大臣自身も、母親から“おこづかい”をもらったことを発端に、支持率低下が顕著になり、普天間飛行場問題では回復不能に追い込まれた。本人は5月末決着を明言していたが、果たして、アメリカはそれを望んでいたのだろうか? 6月でも7月でも1年後に決めてもよかったのではないだろうか。早急に決着をつけなければ、わずか8か月で内閣総理大臣を辞めることはなかっただろう。  

沖縄県にアメリカ軍基地があるのは、長年の問題だった。普天間飛行場のすぐ近くに小学校があり、離着陸の音で授業が中断されることもしばしばだという。以前、テレビ朝日の『ビートたけしのTVタックル』で、ビートたけしは、「普天間に住んでいる人が移ったほうがいい」と発言し、激怒する視聴者もいたという。  

鳩山総理大臣は、「最低でも国外」と発言し、沖縄県民はそうあることを信じた。しかし、海兵隊の重要性に気づき、鹿児島県徳之島の移転を示唆。すると、徳之島の住民らが怒り、泥沼と化した。そして、大多数の「反対」の声に耳を貸さず、2010年5月28日(金曜日)に行なわれた日米共同声明では、民意無視で「辺野古」と明記した。これで多くの国民は民主党に失望したといっていいだろう。  

普天間飛行場は辺野古へ移転することが決まった。しかし、決まったことを白紙にさせる方法を考えなければならない。今回の移転について、同意しているのはアメリカだけである。アメリカは国内移転に反対する住民の様子を知っているのだろうか? おそらく、アメリカだけではなく、外国の多くの人々は、「日本時間の2010年6月2日(水曜日)に、鳩山由紀夫が内閣総理大臣を辞めた」ことしか知らないだろう。  

ここで多くの政治家や日本国民に提案したい。バラク・オバマ大統領に“「反対」という名の民意”を陳情することだ。「さいわい」といえばいいのか、オバマ大統領はTwitterをしている。おそらく、この記事を読んでいるTwitterユーザーの方は、「140文字でなにができるんだ」と言いたくなるかもしれない。確かに140文字で伝えきるのは難しいだろう。しかし、日本の現状と実情を直言しなければ、オバマ大統領の心を動かすことができないと思う。はっきりいえば、奇跡を信じるしかない。日本人は奇跡が起こることを信じるしかないのだ。  

辺野古移転の時期は、まだ決まっていない。少なくとも辺野古の海や陸に杭が打たれる前に、日米共同声明を白紙にして、国外移転または国内の無人島に移転することを再検討してほしい。あきらめるのは、まだ早いんだよ。“メークレジェンド”が起こることを信じようよ。  

ここまで、民主党のマニフェストが実現したのは、こども手当て、高校教育無償化だろう。いずれも永遠に続けるためには、財源の確保が最大の焦点になる。これまで事業仕分けをして、多くのムダを省いているが、すべてを斬ったとは考えづらい。また、喫煙者の数が減り、煙草の売り上げが落ちているのだから、煙草税の税収が減るのは当然だ。  

私は煙草税に代わり、携帯電話税を新設するべきだと考えているが、実現するには、課題がある。  

まず、煙草税は煙草1箱にかけられているが、携帯電話税になると、1日分にかけるのか、1か月分にかけるのかだろう。たとえば、携帯電話税を一律5%にする場合、1日の通話料(または通信料)からにすると、当然のことながら、携帯電話1か月分の料金が割高になるのは間違いない。だからといって、1か月分の基本料金に携帯電話税5%をかけると、現状の煙草の売り上げよりも減少する恐れがある。携帯電話税が実現した場合、財源が確保できるメリットがあるので、検討に値する議題だと思う。  

2010年7月11日(日曜日)に参議院選挙が行なわれる予定だ。今回はタレント候補が乱立し、柔道の谷亮子選手が民主党から出馬することに驚いた人は少なくないだろう。果たして、柔道選手と政治家を両立することができるのだろうか? また、谷選手は2010年3月31日(水曜日)付で勤務先のトヨタ自動車を退職しており、どこで練習をしているのかが気になる。当選すると、“税金で柔道の稽古に励み、ロンドンオリンピックに出るのか?”と疑問を持つ国民も少なくないと思う。  

現役アスリートが国会議員を目指すのは、記憶にある限り、大相撲の旭道山(鹿児島県徳之島出身)以来である。旭道山は現役バリバリの小兵力士だったが、当初は出馬を機に角界から身を引くつもりでいた。しかし、二子山理事長(第45代横綱初代若乃花)が落選を恐れて慰留した。そして、旭道山が当選したため、廃業届を提出し、受理された。これを機に二子山理事長は、「廃業」の呼称を廃止し、「引退」「退職」に改めている。  

鳩山総理大臣は、日本に革命を起こしたが、その一方で、この国を立て直すことができなかった。志半ばで総理大臣の職を辞すことを決めたのかもしれないが、次の衆議院選挙には出馬せず、政界を引退するという、野党時代に発した言葉を実行したのは、素晴らしいことである。自民党の元総理大臣の現役政治家も、そのような潔さを実行してほしい。辞めたあとも政界に残って、高みの見物をしているようでは、この国の混迷は、ますます深まってしまうだろう。

★備考

バラク・オバマ大統領のTwitter

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 [らりるレビュー]

「御冥福をお祈りします」  

自殺した者に対して、使ってはいけない言葉である(病死、事故死といった“不慮の死”に対して、使う言葉であると俺は認識している)。  

2006年10月は自殺のニュースが多い。三輪中学校のイジメ自殺が発端で、相次いだような恰好だが、悲しい。どうして、親から授かった大切な命をみずから絶ってしまうのだろう? それに世の中には生きたくても、生きられない人が世界中にたくさんいるのに自殺というのは、“バチ当たり”な行為で、人生最大の親不孝ではないだろうか。

疑問なのはニュース番組だ。どこもかしこも、ただ“伝えるだけ”が多く、「自殺をしてはいけません。多くの人々を裏切り、迷惑をかけ、悲しむことにもなります」と自殺を考える人たちを思いとどまらせ、“生きろ!!”というエールを贈るべきではないのか。報道のあり方を見直す必要がある。  

2005年11月6日(日曜日)、歌手の本田美奈子.さん(2004年11月、芸名を31画にするため、「.」をつけた)が白血病のため、亡くなっている。この時、『アメイジング・グレイス』がひんぱんに流れ、脳裏に焼きついているが、フジテレビは闘病の様子を取材していた。重病でも“必ず復帰する”という、病室で笑顔を見せながら、強い信念で立ち向かっていたが、血液型がO型からA型に変わってしまうほどで、壮絶な闘病生活だった。  

本田さんはデビュー時から知ってはいるものの、アイドル時代のことはなぜか記憶にない。ヒット曲は出したというけど、曲名がほとんどわからない(田村正和主演で放送していたTBSの『パパはニュースキャスター』の主題歌しか知らない)。また、意外なことに『NHK紅白歌合戦』に出場したことがない。  

やがて、歌手から舞台のミュージカルに活躍の場を移したが、30歳を過ぎてから、うらやましいほどの魅力を感じるようになった。なぜなら、“年齢のワリには若い”からである。  

私は“トシを感じさせないタカとユージのような若々しさ”を目標としているが、本田さんをテレビで見る機会は日本テレビで放送していた『速報! 歌の大辞10』で、過去のヒット曲が紹介された時、白血病にかかるまで欠かさずVTRでコメントを寄せていただけだ。  

見るたびに若々しさを感じるようになり、“40歳、50歳を過ぎたら、どういう若さを魅せるのだろう?”と私は思い、心待ちにしていたが、残念ながらその姿を見ることはなくなってしまったものの、ホームページとファンクラブは永久に不滅である。 2005年11月7日(月曜日)、こんな会話があった。

「本田美奈子.、死んじゃったね」

「ムゴイですよ」  

と40代九州男児が軽々しく話し掛けてきたことにムッとして、すぐさま返した。九州男児は私の語気の強さに驚いたようで、ことの重大さを認識したようだった。ファンではないが、復帰すると信じていたから、そのような口調になったのだろう。  

私が「死」を意識するようになったのは、平成5年(1993年)12月25日(土曜日)である。  

覚えている方も多く、私みたいに“一生忘れてはならない”という意識を持つ方も多いと思うが、逸見政孝さんがどこかへ旅立ってしまったことである。復帰すると信じていただけに、生まれ初めて、“理不尽な世の中、残酷な世の中”を思い知らされた。それ以来、“死ぬことは怖いけど、生きているほうがもっと怖い”と思うようになった。煙草や酒をやらずとも、大病にかかって死んでしまうことがあるという現実を思い知らされたからである。  

私は今も逸見さんが亡くなったという現実を受け止められずにいる。今もそうだが、苦しいとき、つらいとき、逸見さんの著書、『新版魔法のまじめがね ブラウン管は思いやり発信局』(文藝春秋刊行)を読み返し、己を奮い立たせている(人生のバイブルなのかもしれない)。

年齢を重ねてくると、眠れない日が多くなってきた。「死」を恐れて眠れないのだ。2006年5月に検査で引っ掛かって、胃カメラを飲むハメになったことにより、健康面の不安を医者に露呈されたからということもあるが、あと十数年で48歳になるので、独身であることの不安、死を意識するようになってから、“100パーセント、人生を楽しむことができなくなった”という本心がそうさせているのかもしれない。また、“寝てしまったら、一生起き上がれないのではないか”という不安もある。

だが、私は死ぬわけにはいかない。死を前提とした生命保険に加入する気はないし、生きる以上は100歳でも200歳でも長く生きたい。そして、最後まで死を否定するような生き方をしたい。重病でも“常に生還するんだ”という意識と気迫を持つ。

冒頭で「2006年10月は自殺のニュースが多い」と述べたが、イジメでみずから命を絶ったのは、それでしか訴えることができないからかもしれない。結局、イジメというものは「パワーハラスメント(権力いやがらせ)」に当てはまるのではないだろうか。イジメているヤツにもリーダー格がいるだろうし、三輪中学校の件は教師が原因という見方が強いのだから。

2006年10月27日(金曜日)放送、日本テレビの『太田光の私が総理大臣になったら… 秘書田中。』で、太田光総理大臣はこう述べている。


「自殺しちゃう子と言うのは、まっすぐなんだと思うんですよね。イジメているヤツはずるいのに、自分はズルいことはできないんだけどね。もうちょっとね、悪賢くなってもいいと思うのね。自分の命を助けるためならば、その程度のことぐらいは許されると思うし」  

イジメている人間に言いたいのは、いつかはシッペ返しされる時が来る可能性があることだ。以前、フジテレビの『奇跡体験アンビリバボー!』で、中学時代にイジメられたことを根に持ち、同窓会で復讐しようと綿密な計画を練ったものの、母親にカンづかれてしまった。このため、大量殺人はまぬがれたものの、息子は警察にパクられる出来事があった(実は1991年にテレビ朝日の『代表取締役刑事』で、同じような事件を放送していた)。 

いずれにせよ、イジメは悲劇を起こす可能性があるのだ。イジメという問題を深刻に考え、生徒もそうだが、学校や教育委員会は「信用」や「名誉」を守るための隠蔽体質をなくさなければ、同じことを繰り返すだけだ。教師たちはなんのために教師という職業を選んだのか。初心に戻るべきではないだろうか。これは生徒にも言えることだ。常に入学式や転校した初日を思い出して欲しい。生徒は初日から「イジメ」なんて考えていないだろうし、緊張や不安でいっぱいだったはずだ。あの頃に戻れよ。イジメているということは天狗になっていることと同じことだ。

★備考

本田美奈子オフィシャルサイト 

②今回の記事は、2006年11月に執筆したものです。

岸田法眼のRailway Blog.「自殺」

岸田法眼のRailway Blog.「12月25日」

岸田法眼のRailway Blog.「地方出身者」

岸田法眼のRailway Blog.「逸見政孝さん生誕の地、大阪市交通局御堂筋線西田辺駅」

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戦後64年 [らりるレビュー]

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「憲法第9条を守りましょう!!」  

これは日本共産党が神保町交差点で、とある男性議員が訴えていた言葉である。 

日本共産党は神保町交差点がお好きなようで、やらない週もあるが、毎週金曜日の昼休み、熱心な演説をして、しんぶん赤旗を無料配布している。しかし、道ゆく人々は聞く耳持たず、通過してゆく。社会人らは腹ペコであることや、政治に興味がないのだろう。  

憲法第9条は「戦争の放棄」であるが、自衛隊のイラク派遣で政治家たちは揺らいでいる。異国で生活して、命がけの仕事をしているのだから、親族や友人の気苦労は相当なものだろう。  

個人的な見解だが、自衛隊は武装し、戦車も所有しているので、“いつでも戦争に参加できる態勢”がある印象を受ける。さいわい、日本の場合は憲法第22条「職業選択の自由」があるので、強制入所されることはないが、ある国では男性がある年齢に達すると、徴兵を受けて、2年間はそこで鍛えなければならない法律が存在する。日本の男はしあわせである。  

憲法第9条の存在があやうい理由として、私が挙げたいのは“平和意識”が低下しているのではないかと思う。  

昔に比べると、今の世の中は便利になり過ぎている。インターネットで情報はカンタンに手に入り、親の甘やかしで自分のカネで買えないはずの携帯電話を持つ未成年者があとを絶たない。その結果、ハングリー精神が失われ、「平和」が当たり前になっているから、そんな意識は最初から頭にないのではないかと思うからだ。また、“死ぬまで倒す”といったテレビゲームのバトル系も助長している。

昭和20年(1945年)8月15日(水曜日)、昭和天皇がラジオで終戦(日本の敗北宣言)を告げてから、2005年で60年の月日が流れる。毎年、8月になると戦争に関するドキュメンタリー番組やドラマを放送。高校野球の甲子園大会は8月15日の正午にサイレンを流し、1分間の黙祷で、戦没者の御冥福を祈っている。  

それから3年後の昭和23年(1948年)、日本国憲法を定め、憲法第9条「戦争の放棄」を制定。以来、外国では戦争が起こっても、日本はいっさい手を出さず、平和主義を一意専心で貫いている。ちなみに現在の和暦、「平成」は“世界中の平和が達成できますように”という願いが込められている。  戦争の特別番組で気になるのはくりかえし、同じフイルムを再生しているため、擦り切れて、見られなくなるのではないかということである。今後も同じことを放送するのなら、DVDにダビングして、いつまでも色あせずに平和と命の尊さを訴えて欲しいが、果たして、特別番組で平和の願いは今も若者に伝わるのだろうか?  

私は小学6年生の時、修学旅行で広島へ行き、被爆した老練の男性の話を耳にした。いわゆる講演というものだが、迫真の体験談にみんなは凍りついていた。平和記念講演にある博物館では曲がった爪が痛々しく展示していた。  

この当時、遠出なんてすることはなかったため、見るものすべてが新鮮で、もの珍しかった。貸し切りの路面電車に乗って、フェリーで宮島に渡り、みんな楽しい思いをしたため、「平和」に対する意識は刻み込まれていなかったような気がする。  

それから3年たった中学3年生の時、私はある2人の教師に出会った。  

1人は30代なかばの女性教師で、私の担任だった。広島出身で、戦後生まれなのに、親御さんが被爆したため、被爆手帳を持っているという。当時の教室の情景は忘れたが、言葉は覚えている。  

もう1人は30歳の男性教師で、私の副担任だった。長崎出身で、そのあとは先ほども記した通りだが、衝撃的だった。  

まさか中学校というところで、“戦争”を肌で感じるとは想像もしていなかった。いずれの教師も平和に対する思いは、私より上である。  

そして、私が“平和意識”を完全に植えつけたのは以前にも述べたが、平成5年(1993年)12月25日(土曜日)に逸見政孝さんがどこかへ旅立ってしまった時で、“戦争をくりかえしてはならない”という意味が初めてわかった。そして、私は平和意識を完全に植えつけたのだ。  

私はこう言いたい。

「ガンとエイズと戦争は絶対に撲滅しなければならない。そして、煙草と核兵器は絶滅させなければならない」  

2001年10月、再び広島の地に足を踏み入れ、修学旅行以来、原爆ドームを見た。あの当時と情景は変わらなかったが、身が引き締まる思いがした。そして、2002年8月に再訪した時には平和記念公園の地下に『国立広島原爆死没者平和祈念館』がオープンしていた。  

入場無料ということで、入ってみると、ハイテクを駆使したところだった。入口にあるパンフレットを差し込めば、被災者の証言がVTRで昨日の出来事のように平和への思い、原爆の恐ろしさを語っていた。“2度とこんな経験をしたくない”という思いが伝わってくる。あれだけのハイテクを駆使して、入場無料というのも、これからの若い世代に“平和意識”を持って欲しいというメッセージなのだ。  

この時、私は“大人になれば感性が変わってくるのかな?”と思い、帰京した。できれば、式典に立ち会いたかったが、日程の都合で行けなかったのは残念で、いつかはその場にいたい。そして、多くの若者に勧めたい。  これから何年もたつと、戦争を経験した人々は天に召されることになり、“平和意識”の欠如が増えていくのではないかと懸念する。今、戦争を経験していない我々としては自分から平和を学ぶことが大切になってゆく。図書館で調べ、特別番組を録画して、永久保存をするのもいいだろう。  

私としては、実際に現地へ足を運んで、肌で感じたほうがいいのではないかと思う。広島や長崎の平和記念公園、琉球の糸満にある平和祈念公園で、命の尊さや平和のありがたみを実感したほうがいい。  

さて、この時期になると、なにかと話題になるのは総理大臣の靖国神社参拝である。  

総理大臣が参拝をすると、中国や韓国などから批判の声があがっており、日本でも賛否両論だ。

私は賛成も反対もしないが、1番の疑問はなぜ、神社の参拝をいちいち報道しなければならないのかである。また、平和祈願の目的なら、靖国神社にこだわる必要はない。どこでもできるはず。  

靖国神社奉納大相撲を行なうほど、由緒ある靖国神社で平和祈願の参拝をして、本当に全世界が平和になり、しあわせに暮らせる確証があるならば、その意味はわかるが、そうでないのなら、よその神社や日本中にある「平和」の名のついた公園で、祈願するべきだと思う。  

余談だが、靖国神社には『遊就館』があり、実際に使用された兵器や蒸気機関車などを展示している。入場無料ゾーンと有料ゾーンがあり、展示物を見ていると、ものすごく痛々しく、“戦争は2度と起こしてはならない”ことを改めて実感した。

★備考

①今回の記事は2005年8月に執筆したもので、一部、タイトルと本文を加筆・修正しております。

②岸田法眼のRailway Blog.「日本国憲法第9条」は
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日本国憲法第9条 [らりるレビュー]

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「作らず、持たず、持ち込ませず」

御存知、非核3原則だ。

2006年最大の出来事は、北朝鮮のミサイルと核兵器の実験ではないだろうか。世界を震撼させる大きな出来事で、北朝鮮を「北」と略すことが定着するほどである。

安倍晋三総理大臣(当時)は、ただちに経済制裁を表明しているが、北朝鮮は核兵器の実験を続ける模様である。

それと共に憲法第9条の見直しをめぐる論争も活発であったように思う。昭和22年(1947年)5月3日(土曜日・憲法記念日)に日本国憲法を施行しているが、憲法9条は民主主義社会のシンボルとして、光り輝いている。その条文を御紹介しよう。

①日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

②前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


日本は世界で唯一の被爆国で、同じことを繰り返さないために戦争の参加を放棄した。これも世界で唯一の戦争に参加しない国である。

その憲法第9条が見直されてしまうと、戦争に参加することになってしまう。自衛隊だけが派遣されるとは限らず、庶民や大富豪といった一般人も強制的に招集されるだろう。そして、今まで広島と長崎で行なわれてきた原爆の式典の積み重ねがムダになってしまう。国民、特に原爆を落とされた広島と長崎の人々の想いを粉々にする。私は憲法9条改悪に反対だ。

憲法第9条を変えようとしているのは、政治家の大半は戦争を経験していないことから、そう言うのだ。そして、北朝鮮への経済制裁を含め、防衛庁を防衛省に格上げすることにより、憲法9条改悪のステップとしていくに違いない。また、非核3原則を破って、核兵器を日本の自衛隊に持ち込む可能性もあるだろう。

憲法9条の改正が関心を集めているのは、日本国民に対する警告ではないかと思う。

まず、平和意識が低下していること。若い世代にとって、“平和は当たり前”で、熟年の世代は“平和はかけがいのない宝物”という感覚の違いがあるのではないかと思う。また、若い世代はゲームをやる。特に格闘技といったファイターものにハマると、命の尊さというものを忘れがちになってしまうのではないかと懸念する。それに日本国民の大半は戦争経験がない。戦争の恐ろしさというものを肌で感じていないから、実感がわかないのではないだろうか。

教育の現場も平和意識の低下を防ぐべく、とある中学校では平和教育に力を注いだという。いくら教師が熱弁をふるっても、生徒が身につかなければ、学んだことにもならず、憲法9条の改悪に拍車がかかるだろう。戦争の恐ろしさ、平和の尊さはいつでも学ばなければならないし、憲法9条には常に感謝の心を持つことも大切だ。

憲法9条改悪のきっかけは、2001年9月11日(火曜日)に発生したアメリカの同時多発テロだろう。これによって、日本はテロを警戒し、鉄道の駅はゴミ箱を撤去。また、警官や警備員を増員するほど、神経質になった。

そして、北朝鮮がミサイルや核実験をしたのも、あのテロは“アメリカの弱さを見た”という感覚ではないだろうか。“俺の国はアメリカよりも強い”ということを魅せつけたかったのではないだろうか。

すべての政治家に言いたいのは、憲法9条を改悪する以前に、「憲法9条」を日本だけではなく、すべての国に提案して広めて欲しい。平成という和暦は“世界中の平和が達成できますように”という願いを込められているのだ。もう1度、初心に戻って考え直してもらいたい。

憲法9条を改悪するのなら、広島と長崎の式典に参列しなくていいし、「平成」という和暦も改めるべきだと考えている。

★備考

①今回の記事は2006年12月に執筆したもので、一部、加筆・修正しております。

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タグ:社会評論
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第21回参議院選挙 [らりるレビュー]

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「ダメな総理大臣は国民投票でクビにします」

「選挙で過半数を得られなかった内閣は総辞職を義務化します」  

いずれも、日本テレビで放送された『太田光の私が総理大臣になったら… 秘書田中。』で太田総理が可決したマニフェストである(前者は2006年6月23日、後者は2007年8月3日放送)。  

第21回参議院選挙は国会の会期延長にともない、当初の予定より、1週間遅れての実施となったが、自由民主党(通称、「自民党」)が歴史的な大敗と報道され、民主党が躍進した。ただ、自民党が歴史的大敗と報道しても、ほかの政党と無所属の当選者数がひとケタのため、「歴史的」という言葉を使うのは違うのではないだろうか。  

今回、民主党は初めて参議院第1党となったわけだが、候補者を告示する前から、テレビのCMを積極的に放映し、“国民が暮らしやすい政治づくり”を公約していた。以前は民主党のトップ3が荒波に飲まれながら、船のかじとりをする内容で、真剣さがちっとも伝わらない内容だった。「そうはい神崎」以来の駄作政治CMだったわけだが、方針転換をしたことが成功につながったようだ。また、小沢一郎代表が参議院選挙の結果次第では政治家を辞めることを示唆しており、大バクチではあるものの、早めに仕掛けたことが今回の参議院第1党につながったと見ている。

但し、CMでは流していなかったが、憲法9条改正(改悪)することに賛成している立場のため、国民の理解を完全に得ることができるかどうかが、気になるところである。

自民党は「成長を実感に」というキャッチフレーズで、安倍晋三総理大臣(次からは「安倍首相」と記す)は自信ありげに「改革実行力、自民党」と声高らかで、圧勝することを確信しているかのような笑みをCMで浮かべていたが、結果は惨敗。また、大物議員の落選が相次いだ。

安倍首相は北朝鮮に拉致された日本人の一部を帰国させることに成功し、すべての被害者を救出することを全面にかかげて、小泉内閣のあとを継いだが、郵政造反組の大半の元自民党議員を復党させてから、支持率が落ち、さらに大臣が相次いで自殺や辞任に追い込まれ、“消えた年金”が2006年12月にわかっていながら、2007年6月まで公表しなかったことで、急落。第21回参議院選挙では“落ち目を実感”する展開になったものの、退陣せずに続投という、多くの国民や議員にとっては、“ダダをこねる”あるいは“わがまま”というイメージがあるだろう。

本人にとっては、“闘う政治家”と名乗り、先祖代々の政治家一家というプライドがある。そして、テレビのCMで「改革実行力」を宣伝しているのだから、それを国民に証明するまでは続ける意思があるのだろう。これは第21回参議院選挙前から、退陣しないことは予想できたことである。しかし、7月の党首会談では“爆弾発言”をしている。

「私(Watakushi)と小沢さん、どちらが首相にふさわしいか、ということについてもですね、国民の皆様のお考えをうかがっていくということにもなるわけでございます」

と言いながら、みずから“強行採決”するとは自分の言動に責任感がなく、これではいくら続けても、支持率は上がらないだろう。また、一部の自民党議員は解散総選挙まで、安倍政権でいく意向があることを2007年8月3日(金曜日)放送の『太田光の私が総理大臣になったら… 秘書田中。』で、しゃべったものの、太田総理は“その議員の本音”でないと見ている。

本来ならば、参議院第1党の民主党が政権を握ればいいのだが、小沢代表が首相になるのか、あるいは鳩山由紀夫氏、菅直人氏のどちらかが就くのかはわからない。いずれにせよ、民主党が政権を握った際に首相になるのは、この3人のどちらかになるのは確実であろう。

今後、衆議院選挙、参議院選挙では総理大臣の信任投票も行なうべきではないだろうか。信任は○、不信任は×をつけ、明確にさせるのだ(裁判長の信任投票と同じやり方)。無作為に行なう世論調査とは違い、国民の声がしっかりと伝わることになる。  

今回、参議院第1党となった民主党は年金手帳の交付を提案している。これにより、消えた年金をなくすことにつながるとしているが、私みたいに整理整頓が下手な人には余計なモノが増えるだけのような不安があるし、管理しきれないだろう(実は年金手帳をどこにしまったのかわからない)。また、年金通帳を発行するよりも、住民基本台帳(住基ネット)と一体化したほうがよりわかりやすいのではないかと思うが、住基ネットの番号がわからず、いちいち役所に行って問い合わせをしなければならない難点があるなど、年金問題は課題が山積の状態だ。

こうならないためにも、国民及び厚生年金を廃止、社会保険庁も解体して、銀行や郵便局による“金融機関年金制度”に変えたほうがいいだろう。

これは20歳まで、銀行か郵便局の口座を開設することを義務化。20歳になれば、年金を振り込む、あるいは通帳から年金口座にまわす。年金口座はもらえる年齢になるまでは、1円たりとも引き出すことはできないようにする。また、引き出せる例外措置はもらえる年齢になるまで亡くなられた場合のみとする(葬儀費用またはユニセフへ寄付とするが、自殺は対象外)。

一般的にいえば、“貯金の延長”みたいなものだが、社会保険庁が大バカモノだらけで、国民が支払った年金で様々な不正を働いたあげく、逮捕者が出ないのだから、もはや年金どころか現金そのものを自分自身で守るしかないのだ。その上、キータッチ5000回で休憩というのもバカバカしい。毎日、ワードでキータッチを5000回以上も入力している者にとっては腹立たしい限りだ。社会保険庁や一般企業よりも俺はキータッチしているのだから。 私は政治家に期待することはなにもない。政治家や大富豪は庶民よりも税金を多く払い、暮らしを豊かにする。そして、国民も政治家の手腕に甘えることなく、よりよい日本を作り出す責任があるだろう。 今後は国民がマニフェストを国会に突きつける世の中にして欲しいと、私は願っている。  

さて、私は選挙の演説に遭遇したことが2回ある。  

1回目は2003年10月25日(土曜日)、所用で千葉県柏市へ。  

所用が終わり、都内へ移動しようとしたさい、JR東日本常磐線及び、東武鉄道野田線柏駅東口では桜田義孝議員の応援演説に小泉純一郎総理大臣(当時)が参上!!



「構造改革必要だ、がんばーれぇーっ、小泉っ!!」  

と力説していた。ちなみに私は千葉県民ではないので、桜田議員が当選したかどうかは知らない。また、小泉総理大臣によると、高速道路の非常電話は40萬で設置できるそうだが、実際は税金のムダづかいで1台240萬もかかるとのこと。これも構造改革の1つだとか。

 

それが終わって、ノドがかわき、ふと西口へ出たら、今度は麻倉未稀ミニライブ!!

「いやぁー、さっきまで純ちゃんがいましたねぇー」  

と代名詞『HERO』を熱唱したあと、麻倉未稀はそうコメントしていた。 

近辺に有名人が2か所で大暴れとは初めての経験である。ちなみに桜田議員は当選した。  

2回目は2007年7月22日(日曜日)、所用で埼玉県春日部市にいた私は帰宅する途中、東武鉄道伊勢崎線・野田線春日部駅では、人が高齢者を中心に集まっていた。バスやタクシーなどが通るロータリーには選挙カーが3台止まっている。「たしかな野党」をキャッチフレーズとする日本共産党だった。

日本共産党は住民税、消費税といった増税ストップ、緊急福祉1兆円プランというマニフェストがあり、比例代表№1を狙っている。

住民なのか、党の仲間か、ペーパー横断幕を広げた。その内容は憲法9条改悪反対や増税反対といった庶民の声である。 選挙カーの上に司会の女性、埼玉県知事選挙に出馬予定の吉川春子氏が登場。タイミングがいいことに路線バスが発車していった。

18時30分、日本共産党の選挙運動が始まり、まずは吉川氏の演説。現在の埼玉県政は政府のやらないことには一切やらない方針らしく、吉川氏はそれに不満を持っている。思えば、石原慎太郎東京都知事が初当選した時のスローガンは「東京から日本を変えてゆく」、「NOと言える東京を」だった。また、吉川氏は平成19年新潟県中越沖地震が発生した2007年7月16日(月曜日・海の日)当日に柏崎市へ飛んでゆき、惨状を見てきたという。この日、安倍首相はヘリコプターで乗り込んでいるものの、すぐさま帰京したとか。

平成19年新潟県中越沖地震では、東京電力の原子力発電所が火災及び、放射能漏れを起こしているが、それも批判。消火体制の整備がされていないことに憤りを見せていた。そして、いい主張はラッパのようなもので吹く人もいた。 吉川氏の怒りの主張は収まらず、埼玉県知事は河川に関する予算も放棄したとか。そのあいだ、選挙カーの上には綾部澄子候補、小池晃(Akira Koike)政策委員長が現れた。

「私の演説を終わりにしたいと思います」  

と言い、締めくくったものの、「思います」という言葉が引っ掛かる。「終わりにします」が正当な表現である。  

18時43分、今度は綾部候補にバトンタッチ。日本共産党は平成19年新潟県中越沖地震の募金活動をしているという。  

安倍首相は消費税の増税を予定しているらしいが、民主党の鳩山由紀夫氏は「仕方がない」と思っているそうだ。これに綾部候補は待ったをかけ、住民税共々、増税に反対。男だったら、「庶民からこれ以上、税金をふっかけるな!!」と言っているかもしれない。ほかにサービス残業廃止、正社員の増加も訴えている。会社側も安易にアルバイトや派遣社員を使うから、こうなるもので、私は以前から、「非正社員の雇用禁止」を全面に打ち出している。  

憲法9条改悪は自民党、公明党、民主党が変えようとしている。日本共産党は全員一致の団結力で、憲法9条を守るかまえでいる。それは社会民主党(通称、「社民党」)も同じことである。  

18時51分、大トリは小池政策委員長。ストップ増税、ストップ貧困、憲法9条改悪反対を改めて打ち出した。そして、安倍内閣を「欠陥車」と猛烈に批判!! そして、次々と言いたいことを国民に訴えてゆく。

「みなさん、欠陥車は修理を終えたら、また火を噴き出す(大臣の辞任で交代しても、不審な展開が続くという意味)」

「自民党の片山虎之助さんは気が動転していたと言いました」

「汚れた政治の大掃除、みなさん、やろうじゃありませんか」

「ダムを逆さに読むとムダ」

「難民がいるようでは“美しい国”とは言えないのではないでしょうか」  

小池政策委員長は実際にインターネットカフェへ足を運び、カフェ(のみもの)はセルフサービスであることに驚いたという。個室は狭い空間で、リクライニングシートで「く」の字になって寝る。本人はナイトパックをとったのかどうかは知らないが、店によってはマットタイプの個室もあり、横になれる。  小池政策委員長はかなりの名調子で、時たま民の爆笑を誘っていたが、“これを『ビートたけしのTVタックル』で発揮してくれたらなぁー”と思う民も多かったことだろう。  

19時10分過ぎ、日本共産党の演説は終了した。  

綾部候補と司会者は選挙カーを降りた。綾部候補は民の面々に握手をして、1票を呼びかける。中には久しぶりに会う民もいたようだが、私も握手をしてもらった。  

政治家は電車賃がタダというものの、綾部候補と女性(秘書だと思われる)はあらかじめ、乗車券を購入しており、伊勢崎線の急行中央林間行きに乗った。この電車は東京地下鉄半蔵門線に直通するため、永田町へ向かったのだろうか。  

電車に乗ったところまではよかったものの、女性は車内で携帯電話の通話をしていたのはいただけない。これでは、せっかくの綾部候補の熱弁をダイナシにすることにもなりかねない。  

電車内で女性が携帯電話の通話をしていたことの大きく影響したのか、綾部候補は落選。小池政策委員長が批判した片山候補も民主党の“お姫様”にやられて落選。さらに埼玉県知事選挙に出馬した吉川氏も落選した。  

そして、2007年8月27日(月曜日)、世間の冷たい風を浴びながらも“じっちゃんの名にかけて”と言わんばかりに安倍首相は内閣改造を断行。背水の陣で国民の信頼を回復しようとしているが、大臣のほとんどは自民党で、参議院第1党の民主党からは誰も選ばれなかった。


「美しい国づくり、新しい国づくり」  

と安倍首相はまたも“愛国心”を強調するような発言をしたが、日本人にとって、日本で生まれたということは、“祖国”であることに変わりはない。だが、そこまで日本を愛していたら、野球やサッカーのスター選手が外国へプレーすることはないと思う。  

最後に2007年8月10・11日(金・土曜日)、フジテレビで『はだしのゲン』を放送したが、“「日本が戦争に負ける」と思えば非国民”という世の中だった。日本が戦争に勝つことが“愛国心”の証だったのだ。 もし、“愛国心がなければ、原爆が落とされる前にポツダム宣言を受諾し、あの惨劇は起こらなかったのではないか”と頭をよぎった。

★備考

①今回の記事は2007年8月に執筆したもので、一部、加筆・修正をしております。

②2009年7月18日(土曜日)時点、首相は安倍氏から福田康夫、麻生太郎の両氏にバトンタッチされており、民主党の代表も鳩山由紀夫氏に代わっております。

③今回の記事は、2009年8月30日(日曜日)に衆議院解散総選挙が行なわれる予定であることをにらみ、掲載いたしました。

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政治2009 [らりるレビュー]

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「政治不信」

と言われて、いったい、何年になるのだろうか? 

年金問題が発覚した2007年以降、国民の政治不信は頂点に達している。政治イコール自民党不信を物語るかのように、2007年7月29日(日曜日)に行なわれた第21回参議院選挙は、民主党が第1党となったものの、衆議院第1党は自民党のままであるがゆえ、“ねじれ国会”という現象が生まれている。

それ以前には憲法第9条の問題がある。この憲法によって、我が国は戦争の参加を放棄し、昭和20年(1945年)8月15日(水曜日)に敗戦を認めたことにより、2年後の昭和22年(1947年)5月3日(土曜日)、日本国憲法に改訂し、現在に至っている。しかし、この日本国憲法はアメリカが持ち込んだものといわれている。そして、憲法第9条により、日本は“平和ボケ”と化している弊害もある。それは認めざるを得ない事実であろう。

昭和30年(1955年)11月15日(金曜日)、「自民党」の略称でおなじみ、自由民主党が発足。その後、ほとんどの内閣総理大臣は自民党の人間が就任している。自民党は高度経済成長期の原動力の一員になったことは確かなんだろうけど、人間の質をダメにしてしまい、少子高齢化に結びついてしまう世の中にしてしまった原因ともいえるだろう。それは「高度経済成長期」という言葉に甘えてしまった我々、日本人の責任でもある。

ところで、一部の政治家(おもに国会議員)がテレビに出演している姿を見るが、その理由の1つとして、「国民との距離を縮めていきたい」からだという。しかし、庶民と政治家は生活が違うし、考えも違う。金銭感覚も違う。これでは国民の距離を縮めても、庶民の暮らしぶりはわからないだろう。たとえ、テレビで政治家と庶民が話をしてもいても、番組としてはキレイごとにしたがるように思える。それに国民との距離を縮めたとしても、それは芸能人であり、困窮に苦しむ庶民ではない。それで「縮めた」といえるのか。

近年は政治家がブログをやる方もいる。でも、これが果たして、国民に伝わっているかどうかである。政治家がブログをやっているのも、国民との距離を近づけたいんでしょ? それともあれか、毎回の選挙で勝ち続けるために知名度を得たいのか? ブログを開設する理由がよくわからない。また、私は一部の国会議員や市町村議員とマイミクの関係にあるけど、そこへアクセスしても、「ログイン3日以上」が多い。忙しいんだろうけど、せめて、1日1回はログインしてほしい。これでは国民の声が届いても、手遅れになる危険性がある。

政治家ブログの場合、コメント欄を設けていないところが多いようだ(もちろん、コメント欄のある政治家ブログもある)。俺はRailway Blogをやっているから、政治家ブログにトラックバック欄があれば、問答無用にやっているだろう。読んでもらわないと困るからだ。

私は26歳を過ぎてから、鉄道を書く気はそんなになかった。鉄道というジャンルは万人ウケしないということもあり、万人ウケする分野のほうで勝負をしたかった。それでも知人には鉄道の話題、汽車旅のメールは送っていた。かつては鉄道抜きのホームページを5年間運営していたことがあるのだけど、ウケなかった(5年間で3萬人しか集客できなかった)。たまたま、“鉄道もやりたいな”と思うようになり、ホームページ開設の2年後にRailway Blogを開設。気ままにやっていくはずが、ウケるという大誤算にあう。

実は万人ウケしない分野が大ウケすることにしばらく悩んだ末、Railway Blog1本で勝負しようという気になった。その結果、昨年は『モハようございます。あの人はなぜハマるのか?』がきっかけで、様々な方とお近づき、お知り合いになる好運を得た。さらに雑誌や地方新聞で執筆する機会もあり、少々の知名度がついた。

2008年夏以降、汽車旅に関しては車中と立ち寄り先を1つに統合したが、それ以前は分けていた。そして、2008年12月より、再び時事問題で勝負したいと思うようになり、ウケずに閉鎖したホームページの原稿を引っ張り出して、旅の空でいるあいだを中心に掲載している。

さて、話には大いにそれたが、政治家というのは国民の声を本当に聞いているのかどうかが疑わしいと思うんだよね。自分の立場が悪くなると、話をそらして、ごまかそうとする印象を受ける。近年は『ビートたけしのTVタックル』や『太田光の私が総理大臣になったら… 秘書田中。』といった番組で、政治に対する関心が高まっている。とくに後者はマニフェストが可決したら、本当の国会に陳情することになっているのだが、実はまったくと言っていいほど、新しい法として、実行されていない。

最近、政治で話題になっているのは「天下り」と「世襲議員」だ。いずれも太田総理の出したマニフェストで、前者は可決、後者は否決されている。

世襲議員について思うのは、政治家というのは「職人」なのかということだ。たんなる家の名を汚したくないから、わざわざ政治家という道をあえて選んでいるのかもしれない。でも、政治家というのは、とても家業とは思えない。もし、家業とするならば、選挙に出る必要なんかないでしょ。世襲議員の影響で、カネがなくても選挙に出たいのに、政治家になれない者が多いはずだ。この国にそういう人はたくさんいるはずだよ。1番大切なことはカネのかからない選挙のマニュアルを策定することではないのか。以前、青島幸男は東京都知事選に出馬した際、表立った選挙活動はせず、マスコミを逆に利用したやり方で当選しており、費用はかかっていないのだ。

そして、天下り。太田総理は「天下りをした者は自給500円にします」というマニフェストを出して、可決させている。自民党も太田総理の怒りを受け入れたように思える。天下りを受け入れる余裕のある会社は求職中の人々を続々と雇えるはずだ。そういった発想がないから、平和ボケになってしまうんだよ。不況から抜け出せねぇーんだよ。

俺は国民に言いたいのは「政治家に対して、常に厳しい目を向けろ」ということだ。国民は政治家(とくに国会議員)を「国民の代表」とこれからも言い続けるのならば、期待するのではなく、結果を求め、結果を出してから期待してほしい。どうも日本人は「期待」という言葉の使い方を間違っている。なんでもかんでも初対面、初当選だけで「期待」すればいいということではないし、その言葉を安易に使ってはいけない。そりゃ俺だって、政治家ではないけれど、全国に名の知られるような商売をしているのだから、厳しい目を向けられるのは宿命だし、それを承知でこの世界に飛び込んだのだ。政治家もモノ書きも、常に地獄と隣り合わせである。

政治家、とくに野党に言いたいのは国民に己のココロをつかみたいのなら、「政権を取れ」ということだ。ゴールデンウィーク中、上野で平和憲法を守ることを訴えていたらしいが、ある議員さんの手記(「パソ記」と言ったほうがいいのかな?)を見ると、情熱が伝わってこないんだよね。「ただ、しました」という感じで、思いはあっても、力が伝わってこない。それはただ、訴えるだけじゃ人々のココロに届かないでしょ。よく、都内で日本共産党が週に1回、演説をしているけど、みんな通り過ぎるだけで、ほとんど伝わらない。新聞赤旗を配っても、受け取らない人が多い。それは政治に関心がないこともあるんだろうけど、何年か前の選挙で「確かな野党」という寝ぼけたことを言っているからだ。野党を自慢するな。そんなに人々の心をつかみたいのであれば、政権取れよ。そのくらいの気持ちでやれよ。でなけりゃ、いつ、その想いが国民に届くんだよ。

平和憲法を守る話に戻すけど、俺は「平和憲法を守る」だけでは人々の心は伝わらないと思うんだよね。俺は上野に行ったわけじゃないから、当日の様子はわからないけど、「守る」のは大事なことだよ。でも、「守る」に加えて、「攻める」ことも大事なんじゃないかな。守りつつ、向上、発展させて、強固たるものにするのだ。そうでなければ、国民は安心して暮らせないのではないだろうか。

そういえば、4月のある日だったか、橋下徹(Tohru Hashimoto)大阪府知事が30代校長先生案を打ち出しているという。私もそれには賛成だ。小学生の頃から定年間近な男性を学校長にすえることに疑問を持っていたが、どうやら大阪府の場合、年齢制限があるという。それに50代校長がコロコロ交代しているようでは、学校の教育方針もコロコロ変わることになり、教育姿勢というものが定着しない。これは政治でも同じことだ。

俺が政治で疑問なのは、知っている歴代の内閣総理大臣が50代以上ばかりで、30・40代がちっとも現れないことだ。参考までにアメリカのバラク・オバマ大統領は1961年8月4日(金曜日)生まれの47歳だ。どうして、日本の内閣総理大臣に30・40代が選ばれないのだろうか(20代でもいいだろう)。

おそらく、多くの人々は「経験豊富」とか、なんとか言うのだろうが、30・40代を「若い」と言って、軽蔑して見下ろすこともあるだろう。俺なんか、そう言われたら、「年寄りはすっこんでろ!!」って、返すけどね。

30・40代を内閣総理大臣に起用するメリットは「長期政権」である。就任して種をまき、大輪の花を咲かせるには時間はかかるだろう。短時間で済めばいいけど、そうでない場合のほうが多いのだから、長期政権によって、国の方向性が決まってゆくだろう。日本のようにコロコロ変わっているようでは混乱を招くだけだ。

解散総選挙がいつ行なわれるのかはまだわからない状況であるが、国民はどれだけ政治に関心を持ち、投票に行くかがカギになりそうだ。そして、どの政党、どの候補者を見極めるか、国民にとって、前にも増して、責任が重い選挙になるだろう。  

国民は政治家に噛みつけ!! そして、政治家は就職内定を取り消した企業をとっちめろ!! 理由にならない理由で内定を取り消したら、無効にすればよい。  

世界的な大不況、そして、新型インフルエンザの猛威で、経済面以外でも人々の生活は窮地に追いやられているところが多い。これは政治家の腕が問われることになりそうだが、信頼される国、任せられる国にするためにも、この惨状を切り抜け、世界すべての国々が発展、躍進、向上されることを願っている。

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私が動画のアップロード及び公開に利用しているeyeVioですが、2009年5月29日(金曜日)の正午(12時00分)をもって、SONYの運営を終了。その後、株式会社スプラシアに移行するため、6月1日(月曜日)まで公開が休止されることになりました。

私も数多くの動画をアップロードしておりますが、一部はスプラシア移行後、公開不能になるものが発生する可能性がございますので、あらかじめ御了承ください。こちらもなにかしらの対策を考えたほうがよさそうなのかもしれません。

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JR西日本 [らりるレビュー]



「JR史上最悪の事故」
 

2005年4月25日(月曜日)9時18分、JR西日本福知山線塚口-尼崎間のカーブで、快速同志社前行きが脱線して、マンションに激突。発生時から懸念していたが、100人以上(107人)が犠牲となり、外国にまで伝わってしまった。多くの国は定刻通りに走る日本の姿勢に疑問を抱いている。  

その日の昼間、インターネットでその事故を知ったが、スピードの出し過ぎか置き石のどちらであると確信(その後、置き石された可能性は完全になくなった)。私は福知山線を何度か利用しており、事故の背景には尼崎で電車の接続があるから、運転士があせったのだろうと確信していたが、平成3年(1991年)5月14日(火曜日)に信楽高原鉄道の正面衝突事故はJR西日本もかかわっていたため、“またか…”という思いだった。日にちをハッキリ覚えているのは、その夜に第58代横綱千代の富士が引退を声明したからである。  

事故原因は伊丹で40メートルもオーバーランし、1分30秒の遅れを回復するため、108㎞/hでカーブを曲がりきろうとしたが、スピードの出し過ぎに気づいて、あわてて非常ブレーキをかけたことにより、内側の車輪が浮いてしまい、外側の車輪だけ走行して、マンションに激突したとされている(2005年5月2日時点)。運転士が道を把握していたら、カーブの手前の直線で減速をしているはずだ。  

運転士(23歳)が殉職したので、真相は闇となってしまったが、“スピード違反”の背景には定刻通りのダイヤを厳命。その上、オーバーランをしてしまったため、日勤教育が頭をかすめたからではないかと言われ、そのひどさをベテランの現役運転士が告発。更に過密ダイヤも原因の1つではないかと指摘されているが、東京もそのようなダイヤのはずである。  

東京の場合、乗降に手間取って、定刻通りに運行できないことが多く、遅れがひどい時は遅延証明書を発行するほど。JR西日本との決定的な違いは尼崎みたいに他線の接続をまったく考慮していないダイヤ構成だからだろう(私の推測)。都心はすぐさま電車がやって来るので、事故や故障でストップしない限り、終電以外、気にする必要はまったくないのだ。大阪もそのはず。  

ニュースでも報道されているとおり、JR西日本は同業他社を多く抱え、勝つために電車のスピードアップと増発が過密ダイヤになったと言われている。数年前、「速くて便利なJRをお選び下さい」と選挙活動をするかのような案内放送を耳にしたことがある。  

旅人の視点から言うと、複々線で電車の同時到着と発車(乗り換え時間をかからせたくないのだろう)は何度か見ているので、「過密ダイヤ」と言われてしまうのは仕方ないのかもしれない。また、改札係員や車掌のキビキビした態度は礼をして、「ありがとうございます」と言うので、“お客様への感謝の気持ち”が伝わってくる。東京の場合、JR東日本だと改札係員は淡々としており、車内精算で車掌が現れることがあるものの、車両を通り抜けるドアの開閉がザツで、西と東の“温度差”を感じる。  

現在、車内での携帯電話に関する放送は全国共通化(優先席付近では電源を切り、それ以外はマナーモードにして、通話はNO)されてしまったが、昔のJR西日本は具体的なことを言っていた。

「車内での携帯電話による会話やメール交換は、心臓ペースメーカーに影響を与えるほか、ほかのお客様の御迷惑となりますので、電源をお切り下さい」  

これほどキメ細かく説明する交通機関はないだろう。また、今となってはJR西日本の運転士が日勤教育の恐怖を裏付けることになるが、2003年12月、夜汽車が雪による遅れで、あらかじめ指定席券を買っていた電車に乗れなくなるアクシデントが発生した。  

途中駅のみどりの窓口で別の便に変更してもらったのだが、当事者でもないのに係員は「申し訳ありません」と謝っていた。しかも、遅れた夜汽車はJR西日本エリアではなく、JR東海エリアなのだ。少々の天候不順で遅れるのは仕方がないことで、接続する電車は待ってくれないだろう、となかば思っていた。  

JR西日本が優位に立てたのはスピードアップによる所要時間短縮もそうだろうが、接客態度のよさもあると私は見ている。ただ、運転に関してはジェットコースターのようなスリリングさを何度か体感しており、“定刻通りの運転”にはかなり敏感だったようだ。それが今回の事故を招いてしまったのかもしれない。  

事故後、連日のようにオーバーランや脱線事故など、鉄道トラブルが続発。全国の鉄道運転士は緊張の糸が途切れてしまった感じで、電車に乗っても、利用客の会話は「先頭車はあぶないですね」とかが多く、全国的に鉄道の安全性、信頼性が問われている(利用客の会話は先頭車が多かった)。  

特に事故直後、JR西日本の記者会見で、安全推進部長は「133㎞/h以上のスピードなければ脱線しない」という、寝ぼけたことを言ったから、国民に余計な不安を招いているのだ。しかも、「お客が誰も乗っていない場合」だと言うのだから、無責任に等しく、責任逃れとしか思えない。また、「お詫びしたいと思います」など、「思います」を使っているのも気に食わない。「思います」というのは言い切っていない表現で、「お詫びします」とハッキリ言わないところを見ると、トップに立つ人間どもの体質に問題があり、現場のことはなんにもわかっていない印象を受ける。  

後日、事故の快速同志社前行きに客として、乗り合わせていたJR西日本の運転士2人は無傷であるにもかかわらず、人命救助を放棄し、職場へ直行したことに関しては「お詫びいたします」と言い切っていたが、「お詫びしたいと思います」という言葉に批判の怒号を多く受けたのだろう。運転士2人の逃亡についても、“日勤教育を受けたくない”という思いがそうさせてしまったのだろうか? 近所や近隣の会社も業務を中断してまで、レスキュー隊に混じって救助活動を行なったのに、なにを考えているのだろう。  

それを象徴するかのように、JR西日本の社長(当時、在任中の男)は事故直後、「辞任することは考えていない」と強気に言っていたが、日がたつにつれて、事の重大さに弱々しくなっている。遺族の怒号を何十回、何百回も浴びせられ、2005年5月3日(火曜日・憲法記念日)、献花台に花をたむけた時に言った「申し訳ありません」の言葉は忘れられないが、日がたってからの献花に憤りを感じる人も多かったようだ。もし、事故直後にさっさと辞任していたら、「責任逃れ」という批判を浴びていただろう。社長業を続けている今も批判を浴びているのだが…  

国土交通省は旧型のATSを新型に変えない限り、運行再開は認めない方針を示した。これは当然のことで、JR東海とJR東日本の首都圏は設置を完了しているという。また、JR西日本は福知山線の運行ダイヤを見直す可能性があることを明らかにしているが、減らすことは可能なのだろうか?  

今回の事故で、負傷者や犠牲者に対する治療費ならびに補償金(定期券や乗車券の払い戻しも含まれるだろう)、廃車になった電車の代車製造費、線路等の復旧費用に加え、激突されたマンション住人の引っ越し費用及び新居(賃貸マンションの模様)の家賃(当面のあいだ)を負担するというが、2005年5月4日(水曜日・国民の休日)放送の『ズームイン!! SUPER』によると、話し合いはうまく進んでいない様子で、費用を出したがらないJR西日本社員の録音テープを流していた。  

私の想像だが、JR西日本が支払う補償金や復旧費用の総額は100億円以上になるだろうとにらんでいる。また、激突されたマンションの買い取りも求められており、電車につぶされたマイカーも当然、ガソリン代を含めて補償されるだろう。話がこじれて訴訟ザタにならないことを願う。  

こういう悲惨な事故は2度と起こって欲しくない。JR西日本に再発防止策を求めるなら、日勤教育の撤廃。ニュース番組ではあまりの過酷さに自殺した運転士がいたというスクープがある。それに人間は誰もが間違いを犯す。運転があまりにもひどい場合は免停か免許取り消しにすればよく、道路交通法を鉄道にも導入すべきだろう。再教育するにしろ、『電車でGO!』みたいな設備はあるはずで、そこで再教習に専念させたほうがよいのではないか。  

事故を起こして殉職した23歳の運転士は鉄道運転歴11か月で、今後はクルマと同じように1年以内の乗務員は若葉マークをつけるべきだろう。バス、ヒコーキ、船、タクシーといった交通機関もそのように改めたほうがいい。それを拒むのであれば、1~2年はベテラン乗務員を指導員として乗せ、安全性の確保に努めるべきだ。  

国土交通省は鉄道車両の強度の基準を見直すことも検討しているという。これは私の意見だが、脱線防止ガードを全線に敷設。運転席や客室にエアバックを装備することを検討して欲しい。  

2005年8月7日(日曜日)、私は福知山線の脱線事故現場に足を運んだ。  

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2005年6月19日(日曜日)に不通区間の運行が再開され、踏切付近の右側には渦中のマンション、エフュージョン尼崎があり、綺麗な建物だが、電車が突っ込んだ日から誰も住まなくなった。代わりに男性警備員が3人ほど、門番の如く、見張っている。ちなみにエフュージョン尼崎の向かい側、つまり私が歩いている道路の左側は尼崎市中央卸売市場北門である。  

道路を渡って、右折。そこは道路で、脱線した前から3両目の車両が突っ込んだ場所である。交通量は少なく、ドライバーや歩行者が巻き添えを喰うことはなかった。  

そこを少し歩くと、エフュージョン尼崎の献花台があり、白い花が沢山たむけられていることに気づいた。“物見遊山”でその地へ足を向けたわけではないから、そこへ行くのが礼儀というものだが、近辺に花屋は見当たらない。  

道ゆく人々の一部は事故現場に目を移す。クルマを運転している人も一瞬のワキミをしてしまうほどだ。もしかしたら、あの惨劇をまのあたりにしたのだろう。電車に乗っている人も気にしており、落ち着く日は訪れないのかもしれない。  

付近には小さな工業工場が6つあり、仕事を中断して救助作業にあたっていた。東京だったら、「なにサボッてんだ!!」と言われかねないが、こういうのは関西人のなせるワザなのかもしれない。  

何回か電車が事故現場を通過するが、ゆっくり走っている。宝塚方面はレールと車輪の摩擦音をきしませ、尼崎方面はゴォーっとかなり速度を落としている感じだ。  

カーブはゆるやかなように思えるが、営団地下鉄(2004年4月1日から「東京メトロ」に改称)日比谷線の脱線事故でクローズアップされた脱線防止ガードはつけていない。こういう惨劇を2度と起こさないためにはスピードを落とすだけでは物足りない。常に“万全・磐石の態勢”でなければ困る。  

9時18分、あの事故が起こった時刻、快速がゆっくり通過すると、人々は現場にクギづけで、特に落ち着きがない様子。車掌は惨劇を思い出したくないせいか、目をそむけ、私エフュージョン尼崎に向けて、手を合わせた。  

その直後、対向のエル特急〈北近畿3号〉城崎温泉行きが通過。私のうしろにある踏切で、運転士の判断及び歩行者が非常ボタンを押さなければ、もっと大惨事になっていた。  

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その踏切に戻ると。さっきは何気なく渡ったが、サクが朱色になっていることや小さなお地蔵さんがあることに気づく。そして、風雨に耐えられるよう、ビニールでガードした短歌と折り鶴が数え切れないというか、数えること自体が失礼なほどある。  

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遺族や負傷者の方が無念を短歌に託したと思うが、“風化させたくない”という切実な思いが強いのだろう。あの事故は外国にも伝わり、日本の定時運行のあり方に疑問を持つ国も多かったようだ。その国は「定時運行より安全優先」と言いたいのか、「定時運行を宿命付けられているようでは息がつまる」と言いたいのだろう。  

最近では営団地下鉄が東京メトロに名称が変わると、混雑による少々の遅れでも「深くお詫びいたします」と車掌が放送することが多く、大げさだと思う。他社線の相互直通運転が多いこともあるのだろうが、そういう放送は故障か事故だけにしてもらいたいものだ。  

さて、話を元に戻し、エフュージョン尼崎に立っている男性警備員に「私は旅の者ですが…」とおそるおそる花屋の所在をきくが、やっぱりなかった。しかし、意外な言葉が耳に入った。

「なくても入れますよ」  

と言うので、入り、駐車場付近にある献花台へ向かった。  

警備員計5人、JR西日本社員1人(すべて男性)がかなり深々と一礼したのは本当に恐縮したが、献花台で私はお線香とお焼香をして、志なかばで亡くなられた、運転士を含む、107人の御冥福をお祈りした。  

隣りの塚口駅まで歩き、各駅停車高槻行きに乗り、先頭車の最前部に陣取る。  加速して、名神高速をくぐった時にブレーキをかけ、あの現場を無事に通過するのを見届けた。そして、尼崎へは神戸方面からの各駅停車に合流し、ほぼ同時に到着した。これは乗り換え時間や所要時間を増大させないJR西日本の“お家芸”である(何度も乗っているから、わかる)。  

さて、JR西日本は2006年2月1日(水曜日)から社長と会長をチェンジ。また、3月18日(土曜日)から新快速や特急などは停車時間や所要時間を見直し、“ゆとりのあるダイヤ”が完了した(2005年秋に一部の路線でダイヤを見直した)。けっして、スピード重視から方向転換をしたということではないが、定時運行の宿命を変えずに乗務員の負担を少し軽減したということだ。  

不慮の事故でお亡くなりになられた方々には御冥福をお祈りいたします。また、負傷者の方にはお見舞い申し上げ、1日も早い回復を願っております。


★備考

①激突されたマンション、エフュージョン尼崎の住民との補償交渉が終了した。  

2006年12月22日(金曜日)のJR西日本ホームページによると、マンションの住民に対しては、事故直後より仮住まいを提供し、心のケアを含めた対応をして、2005年6月に、マンション全体を買い取る形で補償することを提案。住民たちと話し合いを進めていたという。  

なお、事故現場及び、エフュージョン尼崎の今後は遺族や被害者の御意見、御要望を聞きながら、慎重に検討するという。しかし、2009年に入ると、遺族や事故の電車に乗務していた車掌はJR西日本首脳陣へ訴訟を起こしており、恐れていた展開が現実のものになってしまった。

②福知山線の尼崎-篠山口間は今でも「JR宝塚線」と案内している。近隣に阪急電鉄宝塚線があり、なおかつ、あの事故で福知山線は全国区になってしまったため、「JR宝塚線」と名乗り続けるのは見苦しい。これは現実逃避をしているも同然の行為で、今すぐやめるべきだ。

③2005年8月7日(日曜日)に現地へ足を運んだ模様はRailway Blogではなく、別の原稿から転用した。

④今回の記事は2005年5月、2006年2月に執筆した。

⑤岸田法眼のRailway Blog.「2005年の汽車旅4-3」は
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⑥岸田法眼のRailway Blog.「2008年の汽車旅3-5(まだまだ221系丹波路快速)」は
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私が動画のアップロード及び公開に利用しているeyeVioですが、2009年5月29日(金曜日)の正午(12時00分)をもって、SONYの運営を終了。その後、株式会社スプラシアに移行するため、6月1日(月曜日)まで公開が休止されることになりました。

私も数多くの動画をアップロードしておりますが、一部はスプラシア移行後、公開不能になるものが発生する可能性がございますので、あらかじめ御了承ください。こちらもなにかしらの対策を考えたほうがよさそうなのかもしれません。

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自殺 [らりるレビュー]

「命(Nuchi)どぅ宝」 

この言葉を御存知だろうか? 

これは琉球の言葉で、“今、生きている命を大切にしなさい”という意味である。私はこの言葉を重く受け止めているし、命の尊さもわかっているつもりだ。 

命の尊さを知るきっかけとなったのは、昭和59年(1984年)秋、私のクラスメートの男子が病死したからである。  

朝、教室に入ると、彼の机には過敏に花が数本立っており、“なにかあったのかな?”と疑問を感じていた。そして、担任の教師が前夜に亡くなったことを告げると、みな、無言。言葉が出なかった。  

あくる日、ほかのクラスは午前中で授業を切り上げ、私のクラスと教師陣は葬儀へ参列することになった。私が初めて参列した葬儀で、同い年のクラスメートになるとは想像すらしていなかった。天候は晴天で、足取りは重い。  

彼の変わり果てた姿と面会することはなかったが、遺影のモノクロ写真が悲しみを深くさせる。大人たちは焼香をあげているが、当時は子供だったせいか、我々はただじっとしているだけ。クラスを代表して、別の男子が最後のあいさつをした以外、みんなうつむきっぱなしだった。  

葬儀が終わり、小学校へ戻る。ローカル線の踏切を渡った時、天候が曇っていることに気づいた。あの日のことは一生忘れることはない。私の人生において、初めて、世の中の残酷さを味わったのだから。  

あれから20年、生きている時間よりも、あの世にいる時間のほうが、はるかに長くなった。時が進むのは早いものである。  

余談だが、2001年に『ちゅらさん総集編』を初めて見た時、上村文也の兄、和也が中学1年生という若さで、病気のため、小浜島で亡くなるシーンを見て、あの時のことが頭をよぎった。  

前置きが長くなったが、ここ数年、毎年3萬人以上が自殺で人生の幕切れをしている。深刻な社会問題で、一時は国民の平均寿命を下げてしまうほどだ。  

原因の大半はリストラにより、次の職場が見つからないことによる精神的苦痛(「ノイローゼ」と言うのだろう)。「リストラ」は10年以上も前から大人たちを襲わせている“病気”で、特効薬がないところをみると、“不治の病”と言わざるをえない。  

“リストラ自殺”の以前は中学生がイジメを苦による自殺が相次いでいた。平成6年(1994年)のことで、大半の学校は「イジメの事実を知らなかった」と答えた。無責任にも思える回答で、批判が多かったような記憶がある。この頃から学校教育も荒廃の道をゆくばかりで、キレる生徒、未成年の凶悪犯罪者増加。大人になれば“荒れる成人式”になるなど、日本はどんどんどんどんダメになってゆく。  

なぜ、イジメを苦に自殺という道を選択しなければならないのだろう? これではイジメている側の思うツボで、負け犬ではないか。

「闘争心を出せ!! 負けず嫌いになれ!! やられたら、やり返せ!!」  

と私は言いたい。度を越えない限り、イジメているやつを殴ったり、蹴ったりするのは悪いことではないはずだ。しかし、教師やPTAなどはあっさり暴力と受け止める姿勢は疑問で、なんでもかんでも話し合いによる解決に導こうとしているのは、私には理解できない。  

実は私自身、命の尊さをわかっているにもかかわらず、自殺を考えたことがある。  

それは平成11年(1999年)、仕事が見つからない日々が続いていた。原稿を出版社に持ち込んでも、使ってくれないし、生活資金を確保するため、フリーライターとは無縁の仕事を探しても、雇ってくれない。はっきり言えば、雇ってくれない側にも問題がある。「わざわざ来てやったのに、なんで雇わないんだ!!」と怒りをあらわにしたいことも何度かあったが、いつしか疲れに変わる。そして、仕事を探す気力もなくなる。1人暮らしで、伴侶(Hanryo)がいないゆえ、支えもいない。心身はボロボロだった。  

自殺するにせよ、どうすればいいのか、わからない。電車に飛び込めば、遺族に多額の賠償金が請求されることも知っているから、できない。また、高所恐怖症なので、ビルの屋上からも飛び下りられない。更に首を吊ろうとしても、吊る場所がない。  

自殺をしなかった最大の理由は周囲に気づかれてしまったことである。その後、期間限定ながら、3か月の仕事が決まったのはいいが、終わると、失業者に戻り、仕事も見つからない日々が続いた。夜も眠れず、気がついたら朝になっていた。生活のリズムも狂い、朝寝て昼起きることもあった。  

それを矯正すべく、街へ行くまではよかったが、東西線という地下鉄に乗ったら、中野-西船橋間を1往復熟睡し、気がついたら駅の係員に起こされ、都内の図書館に立ち寄れば、読書中に居眠りをして、職員に起こされるなど、邪魔者扱いされ(当時はそういうふうにしか思えなかった)、生きてゆくことに自信がなくなり、“これから先、必要としてくれることはあるのだろうか?”と考えると、つらくなった。  

この頃、池袋と下関で、無職の男がムシャクシャしていることを理由に通り魔事件を起こし、いずれも殺人容疑で逮捕されたが、正直言って、ウサを晴らせる人がうらやましかった。もちろん、犯罪とわかっているから、やらなかった。なぜならば、犯罪をやってしまえば、私を支えた方々を裏切ることにもなるからだ。  

私には相談できる相手はいる。しかし、場所は遠いし、自分の実情を知られたくない思いから、閉じこもりっぱなしのまま、秋を迎え、やっとの思いで雇われたが、順風満帆に生きている人には、たぶん私の苦しみはわからないだろう。  

そのおかげで、どうにか生きているが、いつリストラされるかわからないし、このまま安住するつもりもなく、プロのフリーライターとして、一生を過ごすつもりでいる。未知の世界で年収はどれだけなのか、はっきり言ってわからないが、皆様の御支援や私自身が失態をおかさなければ、まだ所帯は持ってないけど、妻子を養っていけるだけの稼ぎができるのではないかと思う。

ある番組でみたが、自殺をするぐらいなら、自己破産をしたほうがはるかにいいという。費用は3萬近くかかるが、自殺をすると、デメリットが多く、住んでいたアパートなどは遺族に家賃を請求することもあるという。自己破産なら、ブラックリストにのり、クレジットカードが10年間、新規作成できないことぐらいで済む。  

自殺を考えたことのある私が言う権利や資格はないかもしれないが、世の中には生きたくても生きられない人々が沢山いる。長生きしたくても、できない人々も沢山いるのだ。健康でいられる私たちは、しあわせであると共に、そういう人々の分まで、長く生きなければならない使命があるのではないか。また、喫煙は長い時間をかけて、自殺行為に走っているようなもの。近年は女性喫煙者の増加、患者の命を預かる医療関係者も煙草をふかしていると聞く。医療ミスの多い現代、このような医者が多いと、患者側にとっては安心して治療できないだろう。

「生きてるって、楽しいさぁー」  

これは『ちゅらさん2』最終回のラストシーンで、“えりぃー”が言っていた言葉だ。世界中のすべての人々が心から、そのセリフが言えるような環境をみんなで作り合い、自殺のない世の中を目指してゆきたいものである。 

★備考  

今回の記事は2004年5月に執筆したものです。

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地方出身者 [らりるレビュー]

「私は誰に対しても、特別扱いはしない」  

私が持つ信念である。 

突然だが、花田景子さんという方を御存知だろうか?  

ピンとこない方のために申し上げると、第65代横綱2代目貴乃花婦人で、婚約を発表した当時、8歳年上の姉さん女房で話題となった。親父も兄貴も姉さん女房がお好きなようで、“花田家の伝統”かもしれない(親父のほうは離婚した)。そういえば、プロ野球選手も“姉さん女房”が多い。  

第65代横綱2代目貴乃花夫人は結婚前、フリーのアナウンサー(1994年にフジテレビを退社して、フリーになった)で、かつてはフジテレビに在籍し、“女子アナブーム”の火付け役(実際は露木茂氏がバラエティー番組のプロデューサーに売り込んだのがキッカケだった)となり、現在では女子アナは重要なポディションと化している。  

その第65代横綱2代目貴乃花夫人は女子大生時代にフジテレビで面接を受け、合格したのだが、面接官に標準語のアクセントの悪さを厳しく指摘されていたという。宮崎県出身なので、九州ナマリが目立っていたワケだ。ちなみに厳しく指摘した面接官はのちにフリーとなって、人気司会者としてお茶の間を楽しませた逸見政孝さんである。  

逸見さんは大阪出身で、会話はバリバリの関西弁だったが、東京のテレビ局でアナウンサーになって、フラれた彼女を見返そうと一念発起し、上京。4年間の大学生活はアクセント時点がボロボロになるまで、標準語のマスターに明け暮れていたという。そのかいあって、フジテレビに入社できた。そして、関西弁はみずから封印した。たとえ、帰省しても関西弁は使わず、標準語で通した。

私は関西人に対して、いい印象をもっていなかった。どこでも関西弁を使い、それで押し通そうとする姿勢が気に食わなかったが、逸見さんだけは違った。関西弁にドップリつかった人間でもやればできることを証明したからだ。  

しかし、関西人がどこでも関西弁や関西ナマリを使い、それで押し通そうとする姿勢が多いのは困ったもので、東京の人間も注意や指摘をせず、受け入れている。これは特別扱いしている証拠で、私はそういうワガママな姿勢の人間は相手にしない。東京で生活をする以上はおクニ言葉やナマリを捨てて、きちっとした標準語のアクセントを身につけてくれないと困る。標準語をマスターしないことには東京の生活は100パーセント成功しないと言っておく。  

虫のいどころが悪ければ、「いったい何しに上京したんだ!!」とか、「荷物まとめて田舎へ帰れ!!」と怒鳴りつけているだろうし、いわれたくなければ、最初から上京しなければよい。くれぐれも地方の言葉はその土地だけで使っていただきたいものである。特にドラマでは関西出身者に対して、セリフも関西弁にするというのは気に入らない。プロの役者なら、標準語で挑んで欲しいし、脚本家もちゃんと書いて欲しい。ちなみに私は諸国漫遊で関西に立ち寄ることが多いが、現地で関西弁を不快に思ったことは1度もない。また、コンビニやデパートもちゃんとした標準語を話せる店員が多く、関西弁独占のところでもないようだ。  

大相撲の世界(これを「角界」という)も特別扱いは許されていない。  

2004年初場所から本割りで重傷をおった力士に適用される公傷制度(翌場所休場しても、その次の場所は番付が据え置きになる制度)をなくしたことは知られているが、近年は外国出身の力士が増えている。

第64代横綱曙が元関脇高見山の東関部屋に入門した時のこと。東関親方はハワイ出身で、かわいい後輩が入門して、喜んだが、けっして特別扱いはしなかったという。会話はすべて日本語で通し、英語をしゃべろうとはしなかった。日本語やその意味がわからない曙を容赦なく怒鳴りつけたこともある。つまり、日本語のマスターなくして、関取になれないということだ(もちろん、普段から稽古しなくては関取になれない)。

私は標準語を流暢に話しているので、東京出身と間違えられることもしばしばあるが、完全な田舎者である。東京出身でないことに意外と思われているが、不断の努力をおこたると、東京の生活はリタイアしているだろう。  

最近、あるテレビ番組で知ったのだが、関東ではマクドナルドを“マック”と略すのに対し、関西では“マクド”と略しているそうだ。また、エスカレーターの立つ位置など、違う。個人的には言葉や風習を日本全国標準化して、戸惑わずにすむようにしたらどうだろう。  

P1380811.JPG


※画像はイメージです。

これから上京を目指す方、標準語は必ずマスターすることが大前提だ。東京は“あこがれの街”であると同時に“甘くない街”でもあり、“冷たい街”でもある。

★備考

①今回の記事は2003年12月に執筆したものです。

②岸田法眼のRailway Blog.「逸見政孝さん生誕の地、大阪市交通局御堂筋線西田辺駅」は 
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◆世界の国旗クイズ第15問

『世界の国旗クイズ』はホンモノの世界の国旗が出ることはよほどのことがない限り、まったくありません。鉄道車両を国旗に見立てたもので、それを皆様に当てていただくものです。  

第15問はこちらです。これはどこの“国旗”なのでしょうか?

世界の国旗クイズ第15問.JPG

さぁー、みんなで考えよう!!

ヒントは赤のボディーカラーを見て、なにを思い浮かべますか? そして、2007年の流行語は覚えておりますでしょうか? また、「手の用心」という言葉を知っていますか? さらに2008年秋、Railway Blogに掲載しておりますので、おのずとわかりますよ。

答えは観客動員数110萬人突破時に発表する予定ですので、ドシドシお寄せ下さい。コメントの際、御解答いただければ、さいわいです(何度も言っておりますが、次に進めません。ヤマカンで解答してくださいね)。

なお、原則として、1人でも参加していただかない限り、正解は発表しませんので、御了承下さい。

★お知らせ

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大人 [らりるレビュー]

「大人は社会の模範とならなければならない」 

私が子供の頃から持ち続けている大人像だ。 

大人というのはマナー、モラル、エチケットが完ペキで、困ったり、弱ったりした時に救いの手を差し伸べ、“俺に任せろ”というのが子供の頃に感じた大人だ。  

今もそうだが、同世代や下の世代とは物事に対する考えのズレがあり過ぎて、私を理解している人は少ない(その頃から大人と同じ土俵に立つレベルだったのかもしれない)。そして、私より数段年上の方とは話が合い、うまくいっている。当然、理解している方も多く、いつも恐縮しきりである。  

“なぜ、そうなのか?”と考えてみると、今の時代、“20歳で成人(大人の仲間入り)”という定義が崩れているからであろう。顔が子供っぽい大人がいるのは仕方ないとしても、内面が子供のまんまトシをくう若者が多いように思う。  

昔から大人になったら、即1人暮らしというイメージがあった。私は早々に実家を出たが、都会出身者はそのまま実家で過ごす傾向があるようだ。若いのならば大目に見るだろうが、20代中盤になってゆくと、そうもいかない。自立して当然と見られるのは当たり前だ。大人になれば、支えられている立場から支える立場に変わるのだ。  

実際に大人になって、20代前半は支えられっぱなしで、情けない思いだった。正直言って、勉強することもないだろうと思っていた。学生時代にミッチリ勉強して、それを社会に応用すればそれだけでOKという感覚だった。しかし、勉強は学校ではなく、人としての心を享受することも勉強の1つであることに気づいた。  

幼少の頃から時代劇や刑事モノを見ているので、そのヒーローが“理想の大人像”である。それに近づくにはまだまだ時間が必要だと実感しているが、“理想の大人像”を後世に伝えていくことも大人の役目だと思っている。  

いざ、大人の世界に入ってみると、別れのあいさつが「お疲れさまです」であることに驚いた。学生時代は「サヨナラ」「じゃーね」である。今、「サヨナラ」なんて言われたら、“2度と会えないのではないか?”と不安になってしまう。  

時代劇や刑事モノのような“理想の大人像”はほとんどお目にかかったことがなく、冷酷で非道な者が多い。今まで、いろんな会社のお世話になっているが、上役という立場の大半は人間を“将棋のコマ”や“機械”としか思っておらず、自分や会社の利益のためなら、手段を選ばない極悪非道と誤解されかねない者が多いように思える。特にここ数年は「リストラ」が日常語と化してしまい、これが原因による自殺者が毎年3萬人以上いるとのこと。今や日本は「自殺大国」と世界中から思われてしまいそうだ。不祥事をおかしてもいないのに、上役にクビを切られて“悪人”としてうらみ、最終的に殺されたのならば、ムリもなかろう。平気な顔をしている性格の悪い上役ならば、なおさらだ。  

リストラの歯止めがかからない原因の1つとして、インターネットの普及が考えられる。例えば、今まで何か調べあげるのに時間がかかっていたのが、今や短時間で済むメリットがある。デメリットはインターネットが1日中つなぎっぱなしなので、光熱費がかかる。その対策として、社員を減らして、光熱費にまわせば、経営軌道が狂うことはなく、倒産を防ごうとしているのではないかと、私は推測する。  

今、フリーアルバイターの数が激増して、社会問題になっているが、社員として雇用しようとしない会社にも責任はある。新聞やニュースの記事で、「長年頑張っているのに、いつまでたっても社員にさせてくれない」と嘆く人もいると聞く。ヤル気を重視せず、学歴や実績ばかりを重視している会社は絶対に発展しないだろう。また、人間を将棋のコマや機械扱いしている会社がなくならない限り、不況から脱しきれない気がする。

不況の到来と共に染髪する大人が激増し、更には未成年までもが髪を染めている。例えば、『座頭一』という映画で、ビートたけしは金髪にして役作りに挑んだが、そういう目的で髪を染めるのならば気にしない。かつて、水谷豊も平成5年(1993年)夏に『湘南女子寮物語』(このドラマは渡部篤郎とRICACOが共演し、これがキッカケで数年後に結婚)で、チンピラふうサーファーの役で髪を染め、髪形まで変えたことがある。

役づくりのための染髪は理解できるが、故意にやっている染髪は理解できないし、不良と周囲から思われて当たり前だ。すべての染髪者がそうでないことぐらい承知しているが、性格のイイ人間が髪を染めているのは大変残念である。なぜ、髪を染めなければならないのだろうか? どうして、そんなことをして、自分を飾ろうとしているのか? 私には理解できない。周囲にはありのままの自分を見せるべきじゃないのか。  

最近、本屋で2ちゃんねるという、インターネットによる掲示板の本を目にしたが、タイトルに「逝ってよし」という言葉を使っていた。なんということだ!! その言葉をわかりやすく言うと、「死ね」ってことだ。大人であるにもかかわらず、命の尊さをまったくわかっていないとは言語道断!! 大人として、あるまじき行為だ。こんなようでは、見る気もしない。作っている側も恥ずかしくないのかね?  

社会の模範であるはずの大人。今や悪い見本や手本を見せてばかりで、大人であるにもかかわらず、大人の自覚がなく、子供のまんまという大人が多いように思えてならない。これも世の中が便利になり過ぎた代償だと思っている。特に交通機関の携帯電話の使用自粛放送を求めているにもかかわらず、平気で通話する姿を見ると、1発お見舞いしてやろうかと思いたくなる。  

こんなことが後世に伝わろうとしているようでは、不況の出口は見えてこないし、将来は経済大国から破滅し、砂漠のような国になってしまうおそれもあるだろう。

★備考

①渡部篤郎とRICACOは2005年に離婚した。

②今回の記事は2003年10月に執筆したものである。

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2008年12月も2者択一サイト、『Unow?』で、「アノ人はなぜハマル?(モハよう著者からの20の質問)」が公開されており、質問28・33・39・43・46で私の画像と解説が掲載されております。ぜひ、アクセスしてみて下さい。

なお、質問を回答するには会員登録が必要となりますので、あらかじめ御了承下さい。

①『Unow?』は
こちらにクリック!!(回答するには会員登録が必要となりますので、御注意下さい)

②『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』はこちらにクリック!!

③『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』の質問28は
こちらにクリック!!

④『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』の質問33はこちらにクリック!!

⑤『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』の質問39は旧式はこちらにクリック!! そして、新式はこちらにクリック!!



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⑦『Unow?「アノ人はなぜハマル?」』の質問46はこちらにクリック!!



※②~⑧は2008年12月31日(水曜日・大晦日)まで公開予定です(翌日以降は削除されている可能性がありますので、あらかじめ御了承下さい)。


タグ:社会問題
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12月25日 [らりるレビュー]

「わたくしが侵されている病気、病名は、ガンです」

「12時47分、逸見政孝さんは、旅立ちました」
 

毎年12月になると、私は逸見政孝さんがスキルスによるガンのため、どこかへ旅立ってしまったことを思い出す。あれから15年の月日が流れたが、昨日のように思い出す出来事は色あせることなく、今も脳裏に焼きつき、亡くなったことが今でも信じられない。  

前者の言葉は平成5年(1993年)9月6日(月曜日)、逸見さんが記者会見を開き、公表したもので、後者の言葉はその年の12月25日(土曜日)、三木プロダクションの三木治社長が報道陣に告げた言葉である。2つとも、重大な言葉のあと、ものすごい報道陣のストロボがまぶしく光っていたことを思い出す。 

この2つの出来事が起こるまで、私は長生きできると確信していた。煙草は吸っていないし、吸う気もない。アルコールは飲めないタチで、普段の生活でも必要がない。長生きできるということは大病にかかることもない。 

思春期を迎えた中学生の頃、同級生と“大人の話”をして、私は堂々と酒・煙草、どちらもやらないことを宣言した。同級生たちは私の徹底振りに驚いていた様子だったと記憶しているが、ある男は「10日に1本は煙草を吸う」と言っていた。その男とは十数年も会っていないし、連絡先や顔も忘れたので、今はどこでなにをやっているのかはわからないが、もし、喫煙者なら、10日に1本ではなく、毎日やっているだろう。 

実は子供の頃、大人になったら、煙草が吸いたくてしょうがなかった。しかし、第58代横綱千代の富士が53連勝した時、大関初代貴ノ花(のちの二子山親方で、2005年5月30日に他界)に禁煙を勧められ、煙草をやめたら、筋肉がついて、あっというまに横綱に駆け登ったことを知った。 

それ以来、煙草は体に悪いことを知ったワケで、喫煙願望を捨てた。もちろん、今でも煙草を口にくわえたことは1本もない。  

長生きできると確信していた私だが、平成5年(1993年)9月6日(月曜日)の記者会見で、大病にかからないという考えは崩れた。煙草を吸わなくても、大病にかかってしまうのだから、私はショックだった。その日、すべてのテレビ局のニュースを見たが、民放はトップニュースとして流した。しかし、NHKだけはその報道をいっさい流さなかった。それ以来、私はNHKのニュースは信用していない。 

逸見さんは記者会見の翌日、東京女子医大病院へ入院し、数日後、13時間に及ぶ大手術を受けた。医師団は今までにやったことのないほど、壮絶な手術だったようだが、実は1月に別の病院で受けた定期検診でガンが発見され、手術(この時は「十二指腸潰瘍」と発表していた)。しかし、再発してしまい、2度目の手術を受けたが、結果が思わしくなく、東京女子医大病院で診察を受けたら、かなり悪い状態になっていたという。 

しかし、3度目の手術で胃を全部摘出しても、ガンは再発。スキルスガンという最悪なもので、手のほどこしようがなく、平成5年(1993年)12月25日(土曜日)12時47分、48歳という若さで、旅立った。 

これで私の人生観が変わり、“長生き持論”は完全に崩壊した。今まで、“死ぬことはまだ先だ”と思っていた私だが、これで死は身近なものへと変わり、人生を100パーセント楽しむことができなくなった。あれ以来、“私も48歳で亡くなるのではないか?”という不安をかかえている。 また、私の人生で、クリスマスを迎えることはなくなった。毎年12月25日は“逸見さんをしのぶ日”であるが、12月になると毎日、この出来事が幾度となく思い出す。できれば、12月25日は“欠番日”として欲しいぐらいだ。 

平成6年(1994年)1月、ふと本屋へ足を向けたら、逸見さんに関する本が3種類売っており、迷わず1冊ずつ購入した。その中で、印象に残っているのは、『新版 魔法のまじめがね』という逸見さんが書き下ろした単行本である。 

この本を読んで、驚いたのは物事に対する考えがほとんど同じことである。違うというところをあげると、逸見さんは東京・大阪の文化を理解しているのに対し、私は大阪の文化を理解していない。東京に大阪の文化を持ち込まれるのはシャクにさわるからで、その当時、逸見さん以外の関西人は好感が持てなかった。

なぜ、逸見さんに好感が持てたかというと、関西弁をしゃべらないからである。 

それは東京のテレビ局のアナウンサーになる夢を持っており、アクセント辞典をボロボロになるまで読みあさり、見事、身につけたことに共鳴と共感を持ったからである。 

関西人はどこでも関西弁で押し通そうとする悪い点があり、この当時は関西芸人が東京に進出していた絶頂期だったから、イヤでイヤでしょうがなかった。現在は琉球文化の東京進出(おもに料理店)を歓迎しているので、自分勝手かもしれない。だが、関西はよく旅をするところで、現地の文化にケチをつけたことはなく、“東京もこうあるべきだ”と思うこともある。年齢を重ねてくると、考えても違ってくるものなのだろう。

逸見さんは弟が1人いたが、32歳という若さで、ガンのため、この世を去っている。 弟さんは結婚が決まり、御茶ノ水にある山の上ホテルで挙式をあげるはずだった。しかし、弟さんはガンにかかっていることを告げなかったという。そして、十数年後、逸見さんも同じ病気にかかり、親御さんより先に遠くへ行ってしまった。 

私の親戚もガンで45歳という若さで、逸見さんが記者会見を開いた1週間後に亡くなっており、数か月後、母から「ガン」という言葉を耳にした時、背筋が凍った。そして、ガンへの憎しみが芽生え、逸見さんには生還して欲しいと願った。 

もし、私が本当にガンにかかってしまったら、病名はきちっと告知して欲しい。ガンへの憎しみは誰よりも持っている自負はあるし、周囲にいつわりのない公表をすることにより、“必ず生還してみせる”という戦闘意欲をかきたてるだろう。不安なのは治療費といったところである。  

実を言うと、私は生命保険に加入していない。貧乏な生活ゆえ、払うカネがないこともあるが、“死ぬことを前提としている”のが気に食わないからだ。 

残念なことではあるが、“生きもの”である限り、死を迎えないことはない。この世にいるよりも、あの世にいるほうが長い。

だが、常に生きる意欲がある限り、そういうことは考えたくない。アメリカでは1200萬払えば、冷凍保存し、蘇生する研究をしているという。私は死んで荼毘(Dabi)にふされるのは本意ではない。変わり果てた姿を見せられるのは残酷だ。アメリカみたいに埋めてくれたほうがマシだ。 

ガンは戦争と同じように、くりかえしてはならない。それなのに、日本人の死亡率の上位に必ずガンがある。

これは私の考えだが、煙草を抹殺すれば、ガンの発生率や死亡率は大幅に下がるはず。日頃から声を大にして言っていることだが、いいかげんに煙草の売買を禁止しろ。警察も殺人罪として、日本たばこ産業に強制捜査や起訴してもいいのではないのか。ここんところ、喫煙マナー向上の呼びかけや、美化するCMを流しているが、世界的に禁煙指向が進んでいるにもかかわらず、それをはむかう行為は絶対に許せない。煙草は健康にいいメリットがあるのならば、教えてもらいたいものだ。それが1つもないのなら、公共の施設は全面禁煙化して、“公害”を排除すべきだろう。 

誤解して欲しくないのは、すべての喫煙者を嫌っていることではないこと。私自身、お世話様になっている方はいるし、すべての喫煙者は性格が悪いワケではない。ただ、なんで煙草に手を染めてしまったのか、そんな理由を聞きたい。 

意外なことだが、逸見さんは1日60本も煙草を吸っていた時期があったという。ちなみに煙草をやめた理由は糖尿病にかかり、医者に「長い時間をかけて、自殺するようなものですよ」と言われたからだという。

最後に私が心に誓っていることは、12月25日は旅に出ないこと、そして、旅先にいないことである。

★備考

岸田法眼のRailway Blog.「逸見政孝さん生誕の地、大阪市交通局御堂筋線西田辺駅」はこちらにクリック!!

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2008年12月も2者択一サイト、『Unow?』で、「アノ人はなぜハマル?(モハよう著者からの20の質問)」が公開されており、質問28・33・39・43・46で私の画像と解説が掲載されております。ぜひ、アクセスしてみて下さい。

なお、質問を回答するには会員登録が必要となりますので、あらかじめ御了承下さい。

①『Unow?』は
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②『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』はこちらにクリック!!

③『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』の質問28は
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④『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』の質問33はこちらにクリック!!

⑤『Unow?「モハよう著者からの20の質問」』の質問39は旧式はこちらにクリック!! そして、新式はこちらにクリック!!



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