拙著『波瀾万丈の車両』(アルファベータブックス刊)、発売中!! くわしくは、こちらへ。
拙著『東武鉄道大追跡』(アルファベータブックス刊)、2021年2月9日(火曜日)発売!! くわしくは、こちらへ。
拙著『大阪の地下鉄大研究』(天夢人刊)、2023年10月3日(火曜日)発売!! くわしくは、こちらへ。
●お問い合わせ、御依頼はこちらへ。
・Railway Blogのコメント、トラックバック承認制になっておりますので、御了承願います。
・Railway Blogに掲載されている本文、画像などの著作権は、各国の著作権法、各種条約及び、その他の法律で保護されています。これらのデータなどについて、私的使用、その他、法律で明示されている範囲を超えて、許可なく引用、複製、改編、転用、電磁的加工、送信、頒布、二次使用するなどの一切の行為は禁止しております。著作権法に関係なく、ルール、マナー、エチケットをすべて守っていただきますよう、お願いいたします(該当する行為があった場合、当方の顧問弁護士より、賠償金を請求させていただきます。必ずお支払いください)。また、新聞、雑誌など、各種メディア関係者で本文や画像の利用等を希望される場合は、お問い合わせフォームを御利用ください(原則として、本文や画像は有償とさせていただきます)。
Nikon Digital Live 2008 [汽車旅2008番外編]
2008年7月12日(土曜日)16時30分過ぎ、東京地下鉄日比谷線恵比寿(H-02)へ。ここで撮影するのは初めてだが、ちょっとブレてしまっているものの、いいアングルで撮ったかなと思う。コンパクトのデジカメだから、性能はデジタル一眼レフに比べ、劣るのは確実で、スナップ撮影に過ぎない(カメラマンじゃないからいいんだけど)。
地上にあがると、JR東日本山手線の恵比寿駅前にゑびす像が歓迎。大阪にも恵比須があるから、そこにもゑびす像があるのかなぁー? あるいは恵ル比須・プレスリーか(残念ながら、東京に「恵ル比寿・プレスリー」はないらしい)。ちなみに恵比寿のゑびす像は東京恵比寿ライオンズクラブがこの地に建てた。
近辺のコンビニでサインペンを購入したあと、恵比寿ガーデンプレイスへ。恵比寿へ訪れるのはずいぶん久々で、もしかしたら、21世紀になって初めて訪れたのかもしれない。
「1個、Nikon、サンコン!!」
とオスマン・サンコンの声が聞こえてきそうだが、恵比寿ガーデンプレイス内にある恵比寿ガーデンホール3階では『Nikon Digital Live 2008』が7月11日(金曜日)から3日間、開催。日本でも5本の指に入るカメラメーカーで、デジタル一眼レフカメラをアピールするのが趣旨らしい。特に今回はD700というデジタル一眼レフカメラに力を入れており、プロのカメラマンも衝撃の商品だという。
まずはシューティングステージへ行き、D700を試しに撮影。デジタル一眼レフカメラは鉄道居酒屋キハで記念撮影しただけである。フイルムで撮影した時代は一眼レフカメラを使っていたが、使いこなせていなかった。列車の走る撮影に重宝していたぐらいで、コンパクトのデジカメを使うようになってからは走りの撮影を動画にして、ブレを隠している。
さて、D700を持つものの、重い!! こんなに重いカメラを持ったのは初めてで、落としたら確実にブッ壊れるから、慎重になる。そして、ドレスを着たモデルの女性を撮影。モデルの女性は30分おきに交代するのだが、使い方についての説明をまったく受けておらず、適当に設定して撮影。デジタル一眼レフカメラはコンパクトのデジカメと同様にディスプレイがついているものの、フイルム時代と同様、ファインダーを覗かなければダメなことに気づいた(仕上がり画像はコンパクトのデジカメと同様、ディスプレイに写る)。
適度に試し撮りを切り上げたあと、撮影した画像のうち、たった1枚をその場でプリントアウトしてプレゼントするという。これは思ってもみなかった大サービスで、7枚撮影したうち、まともに撮れたであろう1枚を選んだ。
『Nikon Digital Live 2008』の目玉はプロのカメラマンによる講演で、D700の魅力をあますところなく語る。この講義には2007年12月に個展を開催して、大好評。そして、交通新聞社よりフォトエッセイ集、『Rail healing! 1日1鉄!』を出版した中井精也カメラマンも参加している。ちなみにこの本にはNikonのカメラで撮影した作品もある。
本を読んで、撮影のウラ側を紹介するコーナーでは個展開催時に行なわれたトークショーを思い出す。また、中井カメラマンは価格を限界にまで下げてお求めやすくしたという(本体1429円プラス消費税)。更にこの本はブログ本であるが、トークショーで解説していたものや厳選した画像を入れており、構成もブログと異なるので、新鮮な気分で充分に楽しめる作品となっている。
D700ステージへ行き、18時08分、中井カメラマンが麦わら帽子に半袖シャツというハワイのようなイデタチで登場。D700はカメラの選択肢が増えたそうで、このほか、D3やD300も使っているという。
D700は1210萬画素で、D3とD300のイイところを取り入れたデジタル一眼レフカメラと力説。D700で撮影した画像を披露。綺麗で美しく、華やかさのある写りに息を呑む。とてもコンパクトのデジカメでは表現できない画像だ。特に夜間に撮影した新幹線N700系のボディーにツヤがあり、これはプロの鉄道カメラマンでしか表現できないだろう。また、解像感があり、ISO6400やISO25600で撮影した東京地下鉄副都心線の画像を披露。まさに“夢の世界”という写りである。私の記憶が確かならば、フイルムはISO1600が最大なだけに、デジタル一眼レフカメラのD700は大幅に性能が向上したことになる。
D700にはアクティブD-ライティングというのがあり、人間の目の見たままの画像を映し出す機能があり、私が求める画質にピッタリだ。また、遠くにあるものもクッキリ写るので、より鮮明である。
さて、中井カメラマンはD3とD300を使って、連写撮影の音を披露。最初は1つの機種でやっていたが、そのあと2つとも使用。なんだか工事現場のドリルの音のようだ。
「INFOボタンを2度押すと、素早くなります。ジャパネットたかたじゃねぇー」
と早口で説明し、観客を笑わせながら進め、D300はメインで使用しているカメラだと打ち明ける。
「悪いところはありません。悪いのは値段だけ」
と中井カメラマンはD3を高く評価。また、D700はD3より安く、高性能であると力説。19時近くに講演は終了。中井カメラマンはステージを下り、用意したパネルを照明に近づかせ、残った数人のギャラリーを魅了する。そして、『Rail healing! 1日1鉄!』や恵比寿ガーデンホール入口でいただいた『Nikon Digital Live 2008』の封筒にサインを求められると、中井カメラマンは快く応じていた。また、親子連れの記念撮影にも応じ、ファンサービス。
私もブックカバーにかけたままの『Rail healing! 1日1鉄!』で、中井カメラマンにサインをしていただいた。とても感激したものの、結局、「私は岸田法眼です」と名乗れずじまいであった。いくら『TRAIN MODELING MANUAL』で雑誌デビューを果たしたとはいえ、今回のイベントでコンタクトをとっているわけではないし、お客として足を踏み入れているのだから、でしゃばりになるのではないかと自重したのだ。いつか仕事でご一緒する日が実現することを願っているので、ごあいさつできる日はきっと訪れることを信じている。
ところで、デジカメの最大の欠点を御存知だろうか。
それは記録媒体(Baitai)である。
今までフイルムは35ミリが主流だったため、ほとんどのカメラに入れることができた。しかし、デジカメの記録媒体はSDメモリーカード、メモリースティック、コンパクトフラッシュカードなど種類が多いのである。従って、新規購入や買い替えの際は記録媒体が同じメーカーが使えるところでないと大損をすることになる。
私は携帯電話にも使えるよう、microSDカード1GBを毎月購入しており、デジカメと携帯電話が共用できる利点がある。但し、携帯電話で撮影できる画素数であることが条件となる。
携帯電話は画質がよくないため、私はmicroSDカードのアダプターをつけてコンパクトのデジカメで撮影。アダプターを外し、microSDカードを携帯電話に入れて、送るパターンをとっている。今後もmicroSDカードを購入し続けることになるだろうから、デジカメも当然、それが使えないものは買えないことになる。つまり、デジカメを選ぶなら、まず記録媒体はなんなのかを知ってから買ったほうが絶対に損しない。それが私の持論である。
恵比寿ガーデンプレイスを出て、山手線恵比寿-渋谷間の跨線橋へ。そこには東京急行電鉄東横線が横断(代官山-渋谷間)をするのだが、ここで“コンパクトのデジカメで、いかにデジタル一眼レフっぽく見せるか”という実験を行なう(この日、東横線は落雷による架線トラブルで、目黒線と共に一時、運転を見合わせていた)。 何枚か撮影して気づいたのは、方向LEDは夜の撮影に重要な味つけになることだ。まるで流れ星のような写り具合になってゆく。
余談だが、夜景モードにして撮影し、実際は暗闇の中を明るく見せている。コンパクトのデジカメは意外と健闘しているのだ。
最後に今回、たまたまこんなふうに写ったベストショットで締めくくるとしよう。
★備考
①『鉄道写真家 中井精也ホームページ Say? Ya!』はこちらにクリック!!
②1日1鉄! 鉄道写真家・中井精也ブログ「7月11日(金曜日)」はこちらにクリック!!
③『Nikon Digital Live 2008』は2008年7月18日(金曜日)から3日間、新大阪イベントホール レ ルミエールでも開催!! くわしくはこちらにクリック!!(期日が過ぎると、削除になっている可能性がありますので、あらかじめ御了承下さい)
④岸田法眼のRailway Blog.「四字熟語、『1日1鉄』-前編-」はこちらにクリック!!
⑤岸田法眼のRailway Blog.「四字熟語、『1日1鉄』-後編-」はこちらにクリック!!
※来訪御礼のみや記事に関係のないコメントをされる方は上にクリックして下さい。また、我がブログのコメント、トラックバック承認制になっておりますので、御了承願います。
★さぁー、みんなで買ってみよう!!
私の雑誌デビュー作、『TRAIN MODELING MANUAL Vol.1』(ホビージャパン刊行)が1600円(本体1524円)にて好評発売中です。まだお求めでない方、ぜひ御購入下さい(完売の際は御容赦下さい)。
くわしくはこちらにクリック!!(御意見、御感想もこちらにお願いします)
TRAIN MODELING MANUAL Vol.1 (ホビージャパンMOOK 249)
- 作者:
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2008/06/21
- メディア: 大型本
『TRAIN MODELING MANUAL Vol.1』
(ホビージャパン刊行)
定価1600円(本体1524円)
雑誌コード…68143-49
ISBN…978-4-89425-714-6
※版元の商品紹介はこちらへダイレクトクリック!!
岸田法眼のウソつき4択 powerd by けんてーごっこ
現在D300を使っていますが、とても使いやすいカメラです。
以前使っていたD200より、かなり進化しました。
でもD300が発売されてそれほど経っていないうちに
D700が出たのは驚きでした。
とても買い替えできません。
by しおつ (2008-07-13 21:57)
しおつさん、どうもありがとうございます。
Nikon製のデジタル一眼レフカメラをお使いなのですね。
プロのカメラマンも衝撃のD700で、講演では事前にそのカメラで撮影したパネルを見ましたが、綺麗かつ鮮やかに写っておりますね。別のカメラマンの方が女性モデルを撮影したパネルを見たのですが、髪の毛が1本1本、キメ細かく写っていたのは衝撃でした。
私もデジタル一眼レフカメラは欲しいんですけど、おカネがありませんし、SDが使えるメーカーさんを選ぶと思います。
by 岸田法眼 (2008-07-13 22:23)