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JR東海N700系開幕戦 [プラットホーム2007]

2007年7月1日(日曜日)、東京へ。2007年6月16日(土曜日)に掲載した「JR東海N700系オープン戦」以来、半月ぶりにJR東海の東海道新幹線ホームへ。新幹線の自動改札を通り抜けると、なぜか武者震いがする。普段、利用することが少ないからだろうか。

14・15番線にあがると、予想通りの大混雑。ただ、レールファンよりも家族連れが圧倒的に多く、オープン戦(親子試乗会)の効果が現れているのだろう。入場料は舞浜にある某テーマパークより大幅に安いとあって、ホームでレジャーシートを広げて、弁当を食べることはないにせよ、ちょっとしたピクニック気分なのだろう。

この日、JR東海はダイヤ改正を行ない、ついにN700系がデビュー。オープン戦で親子連れに好感触を得たというが、レールファンが予想外にも少ない印象を受ける。早朝、品川発の〈のぞみ99号〉と東京発の〈のぞみ1号〉(いずれも博多行き)で集結したのだろう。また、N700系は100系のような“ゆとり”がないこと、客室にコンセントをつけたため、ビジネスに特化した車両にいまひとつの評価をしているのかもしれない。更にこの日、東京急行電鉄では臨時急行〈リバイバル急行8000系号〉が運転されており、そちらに興味があるレールファンが多いこともあるのだろう(あるいはどちらも)。

15番線には300系の〈ひかり371号〉岡山行きが発車を待っているものの、大半は乗らず、次の電車を待つため、長蛇の列。まるでタクシー待ちの列のようである。

300系は初代〈のぞみ〉として、鮮烈なデビューを飾ったものの、今後はN700系に置き換えられることになっている。100系みたいに急速に姿を消すのだろう。ちなみに100系よりも増備期間は長かった。

300系の初乗車は700系が量産態勢に入っていた2000年秋で、〈のぞみ〉にこだわり、楽しみにしていたが、うるさいし、よく揺れるなど、散々たるものだった。

11時30分、14番線に500系の〈のぞみ2号〉が到着。以前は16番線に滑り込み、折り返し、〈のぞみ25号〉博多行きだったが、この日から一旦、回送となり、東京17時50分発の〈のぞみ49号〉博多行きまで休息をとるようになった。また、500系の一部の臨時〈のぞみ〉は700系シリーズと共用するため、300㎞/h運転ができない便が出現するなど、“屈辱的”なダイヤもある。

「女の車掌さんだよ」

〈のぞみ2号〉の1号車乗務員室では女性車掌が乗っており、ドアを開ける。それに気づいた父親が我が子(男の子)に声をかける。

「あっ、ホントだー」

と我が子も気づく。

「カッコイイー」

とお父さんが絶賛。

「のぞみ姉さーん」

と微笑ましい会話が終わったら、今度はどこかのお笑い芸人に似ている眼鏡をかけた若い女性が〈のぞみ2号〉へまっしぐら。「のぞみ姉さん」は〈のぞみ〉に乗務している女性乗務員(JR東海には女性の新幹線運転士もいる)の通称なのだろうか?

最近はレースクイーンならぬ、「レールクイーン」という聞き慣れない言葉を先日、初めて知ったが、マスコミは鉄道のお好きな人をさす正式名称、「レールファン」を知らないとは困ったものである。誤った認識で報道することや、インターネットの掲示板でおかしな方向へ進んでいるため、「レールファン」という正式名称は世間に浸透されないのだ。

11時36分、〈ひかり371号〉岡山行きが発車。この電車は途中の米原で〈のぞみ25号〉博多行きに抜かれることになっているが、東海道新幹線の〈ひかり〉は超特急から“超急行”or“超区間急行”と化している。

それから4分後、15番線に〈のぞみ25号〉博多行きが入線。「新!」をキャッチフレーズにCMをバンバン流してアピールした、あのN700系がついに入線した。オープン戦と開幕戦(公式戦)とは気分が違う。車両基地から回送した晴れ舞台にホームにいる人々がいっせいに歓声をあげる。家族連れの多くはオープン戦に応募したけど、惜しくも落選した方々なのだろう。

「最新技術という、おもてなし。」

という、もう1つのキャッチフレーズ通り、車両基地から入線してきた新幹線は通常、「回送」と表示するものだが、N700系はフルカラーLEDを採用しているメリットを生かし、最初から列車名と行先が表示された(方向幕はいつも到着してから回転している理由はなんだろうか?)。

ドアが開くと、家族連れが高まる心臓の鼓動を静まらせるかの如く、落ち着いて乗ってゆく。N700系は客室全面禁煙となったため、3両の自由席に立客が発生することはなかった。ちなみに〈のぞみ25号〉博多行きはオープン戦と同様、N700系第2編成を使っている。

私は当初、新横浜まで試乗することを考えていた。開幕戦だし、〈のぞみ〉に自由席があることもあるが、レールファンらが長蛇の列を作って、坐れなければ意味がないと思った。ところが、家族連れ主体の乗車という、思わぬ誤算があり、1人で乗らずによかったと思う。乗るのであれば、短距離ではなく、長距離のほうがいいだろう。

方向LEDは左側が列車名、右側上段は行先、右側下段は自由席か指定席の座席区分と禁煙マーク表示の案内となっている。また、上段が列車名と行先、下段が停車駅を表示するなど、自由自在だが、このような案内はJR西日本100系3000番台『グランドひかり』が最初。その後、500系、700系3000・7000番台にも踏襲しているが、3色LEDのため、鮮やかさに欠ける。ちなみに〈のぞみ〉運用時はオレンジを表示していた(〈こだま〉は緑)。

オープン戦では従来の新幹線電車にあった、座席区分の小さい幕が省略されたとばかり思っていたが、N700系でも採用されていた。こちらはグリーンのフルカラーLEDを使っている。

16・17番線に移動し、撮影。車体傾斜装置の採用と最高速度300㎞/h運転をするためなのか、700系に比べ、上背がなく、500系なみであるが、それは近くにいてもわかることである。ちなみにJR東日本の新幹線ホーム、22・23番線から撮影する人もいた。新幹線を見る場所は様々で、望遠レンズがあれば、14・15番線にいるかのような撮影ができるのだろう。

11時50分、ついにN700系の〈のぞみ25号〉博多行きがタイフォンを高らかに鳴らし、プレイボール!! 全周ホロが黄ばんでいるのが気になるが、0系から採用している外幌は汚れやすい。全周ホロにより、16両編成がイモムシor大蛇のような一体感を生んでいるように見える。ちなみに1編成の製造費は約46億円。1両あたり3億円近くもかかることになる。

N700系が姿を消すと、いっせいにホームはいつもの雰囲気に戻った。“イッツ・ショータイム”はあっけなく幕を閉じたのである。

JR東日本東海道本線9・10番線へ移動。10番線に臨時特急〈リゾート踊り子号〉伊豆急下田行きが、伊豆急行2100系『リゾート21』の“黒船電車”で入線した。インパクトは強烈だが、伊豆急行のエースである『リゾート21』をそこまでする必要があったのかどうかが疑問である。全車指定席だが、乗ってみたくなる車両ではあるものの、普通電車で使う車両を特急にするのはムリがあるように思う。

余談だが、東海道本線用211系シリーズの方向幕に「伊豆高原」「伊豆急下田」「修善寺」も装備されているものの、営業運転する日はなさそうである。

★備考

①今回の動画はこちらにクリック!!

②オーミヤの鉄道日誌「次なる時代へ、新型車両N700系登場」はこちらにクリック!!

③岸田法眼のRailway Blog.「JR東海N700系オープン戦」はこちらにクリック!! 

④岸田法眼のRailway Blog.「臨時急行〈リバイバル急行8000系号〉元町・中華街行き」はこちらにクリック!!

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③2007年6月30日(土曜日)、鉄道友の会は本年のブルーリボン賞を富山ライトレール0600形、ローレル賞はJR東日本E233系と西日本鉄道3000系に決定しました。

なお、富山ライトレール0600形については「2006年の汽車旅8-前編-」、JR東日本E233系については「JR東日本E233系試乗」を御覧下さい(私のブログには西日本鉄道3000系に関する記事がありませんので、御了承願います)。

④2007年7月1日(日曜日)、1日の観客動員数が史上最多となる1100人をマークしました。ありがとうございます。

⑤2007年7月2日(月曜日)、観客動員数は14萬5000人を突破しました。なお、観客動員数15萬人を突破したら、記念企画をたてておりますので、ドシドシ足を運んで下さいね。


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新神戸駅でN700系を撮影したかったのですが
体調不良で電車に乗るのも苦痛で無理でした...。
もう少しN700系が量産してから撮影したいと思ってます。
by (2007-07-02 06:57) 

UZ

見に行きたかったのですが、不測の事態を考慮して見送りました。動画を拝見しましたが、時間帯のせいかすごい人だかりですね。
日を改めてN編成の撮影に出かけたいです。現段階ではN編成を紹介したサイトもないようですし。
by UZ (2007-07-02 11:23) 

名古屋人

こんにちは。名古屋人と申します。こちらのブログには初めてお邪魔させてもらいました。
私は名古屋でN700系を見に行きました。昨日は日曜日で好天に恵まれたので親子連れや私のような鉄道ファンでかなりの人でした。ニュースを見ると、品川駅はもっとすごいことになっていました。
by 名古屋人 (2007-07-02 17:07) 

岸田法眼

Sanohpyさん、どうもありがとうございます。

気分が悪い時はムリに動く必要はありません。お体を大事にして下さいね。

今後はツキイチペースで勢力を拡大するそうですので、秋以降がいいかもしれませんね。
by 岸田法眼 (2007-07-02 19:31) 

岸田法眼

UZさん、どうもありがとうございます。

私も不測の事態を考慮して、試乗は見合わせましたが、親子連れが多かったのにはビックリしました。

今後は500系の撮影に力を入れたいなと思っております。
by 岸田法眼 (2007-07-02 19:40) 

岸田法眼

名古屋人さん、どうもありがとうございます。住吉急行電鉄さんの御常連様ですね。

梅雨の真っ只中ですが、よく晴れました。朝の品川は読売新聞でしか見ておりませんが、撮影しにくかったようですね。

品川は東京に比べ、ホームの幅が狭いので、大変なことになるのは想像できます。私は朝が弱いことや“1番電車”にこだわらないので、無理をすることのないお昼に東京へ行きました。

さて、当ブログはコメント10回で、RSS登録する可能性がございます(基本的に公序良俗や品行方正に欠けるものは入れません)。

またのお越しをお待ちしております。
by 岸田法眼 (2007-07-02 19:48) 

オーミヤ

こちらは本日、N700系に乗車してまいりました。新横浜駅~東京駅という短い間でしたがN700系の魅力に触れることができました。

電源コンセント、全周幌、フルカラーLED等など・・・。私的に、一番圧巻であったのは加速度ですね。やはり加速度2.6とだけあり、あっという間にホームから乗車する車両が離れてゆきますし。加速中に進行方向と逆側に歩くと後ろから引っ張られるような感じがするほどです。

が、ビジネス色は払拭することができないようですね・・・。逆にいえば、シンプルで良いのかもしれませんけれども・・・。
by オーミヤ (2007-07-02 20:56) 

岸田法眼

オーミヤさん、どうもありがとうございます。先を越されましたね。今日の日誌のこれで決まりでしょう。

どうやら新横浜からでも坐れたようですが、降りるお客が多いので、おそらく、相席もなく、くつろげたかと思います。

コンセントはJR西日本の700系シリーズで一部だけ採用していたので、要望が多かったのでしょうね。ただ、コンセントによるマナー低下(充電中のケータイ通話など)、パソコンの電源を入れた時と切る時のメロディーが“騒音”と化してしまうトラブルの発生が懸念されます。
by 岸田法眼 (2007-07-02 22:56) 

早速拝見いたしました!
黒船電車、こうしてたまに東京へ来ているんですね。
魅力ある車両ですけど、確かに特急として使うには若干無理がある気もしますね(^^;)
by (2008-01-09 15:09) 

岸田法眼

うたにさん、どうもありがとうございます。

『リゾート21』の東京進出は最初、臨時快速〈リゾートライナー〉だったんです。この編成なんですが、やがて現在のようになりました。

『リゾート21』で驚くのは時代に逆行して、サボを採用したことでしょうか。方向幕が一般的な時代なのにサボというのは、ミョーな感じがします。
by 岸田法眼 (2008-01-09 19:48) 

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