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2009年の汽車旅1-5 [汽車旅2009]
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・2009年の汽車旅1-1
http://railway583.blog.so-net.ne.jp/2009-05-13
・2009年の汽車旅1-2
http://railway583.blog.so-net.ne.jp/2009-05-22
・2009年の汽車旅1-3
http://railway583.blog.so-net.ne.jp/2009-06-10
・2009年の汽車旅1-4(223系5500番代試乗)
http://railway583.blog.so-net.ne.jp/2009-06-14
◆関西遠征初の展開
2009年3月8日(月曜日)、9時頃に宿を出ると、お天気は曇り気味で、少し肌寒い。
歩道を歩いていると、自転車の通行禁止を呼びかけるペナントが掲げられている。自転車による走行ではなく、歩くというもので、事故防止を呼びかけているのだろう。確かにここはにぎわっており、歩行者が多い。それだったら、自転車用の道を作ったほうがいいのではないだろうか。そうなると、今度は自動車用の車線が狭まると、ドライバーがブーブー言うのかもしれないが。
京阪本線祇園四条のホームへ下りると、ちょうど2番線に特急淀屋橋行きが到着した。8000系“エレガン都エクスプレス”カラーで、長年続いたこの色は見納めになる日が近い。
そのあと、準急淀屋橋行き(2829)に乗り、9時06分に発車。七条に着く頃、こんな放送があった。
「左側の扉が開きます。御注意ください」
以前は「開けます」だったのが、「開きます」に変わった。大半の車両はドアを開けるときのみ、自動放送になっている。
七条を発車し、地上に上がるとすぐに運転士はカーテンを上げ、9時10分、東福寺に到着。奈良線の各駅停車京都行き(クハ103-212:リニューアル車)に乗り換え、9時14分に発車。9時17分、終点京都9番のりばに到着した。
スナップ撮影後、2番のりばへ急ぎ、東海道本線の普通電車野洲行き(8号車クモハ221-63)に乗り換え、9時22分に発車。山科寄りの留置線では223系2000番代の普通電車近江舞子行きがスタンバイをしている。
さて、今回の汽車旅(諸国漫遊)は通算85回目を迎えるのだが、今まで関西は立ち寄ることが「ある」、「ない」でも大阪府を通ってきた。ところが、今回は初めて、大阪府を通らないという展開となった。関西の旅は“大阪ベース”となっており、そこへ針路を向けないのは、大きな決断というわけではないが、生きている限り、行く機会はまだまだあるのだし、気にすることもないだろう。
山科を発車すると、湖西線の高架は耐震補強工事を施行。以前から湖西線の高架が劣化している印象があるので、コンクリートの原料に海砂を使っていたのだろうか?
大津でエル特急〈(ワイドビュー)しなの9号〉長野行きに抜かれるが、車内はガラガラ。平日はどうなのかはわからないが、急行〈ちくま〉が走らなくなった今、国鉄時代からの慣例を打ち砕けない理由があるのだろう。かつてはエル特急〈やくも〉の大阪延長があったものの、短命。エル特急〈(ワイドビュー)ひだ〉は当初、新規参入だったが、のちに急行〈たかやま〉を置き換えている。
9時46分、草津5番のりばに到着した。
◆東海道新幹線南びわ湖駅は不要
1番のりばへまわり、草津線の普通電車柘植行きを待つが、発車時刻は10時26分。ずいぶん時間があるので、入線するまでの時間を使い、流し撮りにチャレンジするが、とてもお見せできないほどヘタである。シャッター速度を遅くすると、背景が白くてなにがなんだかわからない。
撮影に没頭するのは、5日後に『TRAIN MODELING MANUAL Vol.4』の取材をするため、デジタル一眼レフカメラに慣れなきゃいけないのだ。購入当日に試し撮りをしているが、なかば、ぶっつけ本番で、この旅を実施している。ちなみに今回の旅で、コンデジを使うことはなかった。
1番のりばに普通電車柘植行き(モハ113-5328:体質改善車、女性車掌乗務)が入線。クハは湘南色、モハは体質改善車という編成内容で、当然のことながら、後者を選ぶ。
中間2両に連結されている113系体質改善車は、平成11年(1999年)鉄道友の会ローレル賞の候補にあがっている。このほか、JR東日本E127系100番代と209系500番代、京浜急行電鉄2100形、近江鉄道700系、一畑電気鉄道(現在の「一畑電車」)5000系、スカイレールサービスのスカイレール200形も候補にあがっており、最終的にリニア駆動併用やコンピューターによる運転制御が評価され、スカイレール200形が選ばれた。
さて、普通電車柘植行きは入線当初、ガラガラだったが、発車時刻が近づくにつれ、徐々に入り、ほとんどの席が埋まって、10時26分に発車。東海道本線と別れ、東海道新幹線をくぐる。
この交差地点はかつて、「東海道新幹線最後の新駅」として、南びわ湖駅を作る構想があった。しかし、2006年7月2日(日曜日)に行なわれた滋賀県知事選挙で、建設凍結派の女性候補が当選。その後、公約通り、南びわ湖駅の建設凍結が決定した。そもそも、草津で新快速に乗り換えれば、少なくとも、大阪方面に関しては、東海道新幹線を使う必要性はないのだ。ただ、交差するだけで新駅を設けるというのは、安直ではないだろうか。また、駅名の「南びわ湖」だが、肝心の琵琶湖がここから見えない以上、ムリがある。
手原を発車すると、よく揺れる。前日の山陰本線綾部-福知山間に比べると、まだいいほうなのかもしれないが、いくら快適な車両でも、路盤がしっかりしていなければ不快になるし、脱線事故にもつながる。
石部(Ishibe)で113系5700番代、オール湘南色の普通電車草津行きと行き違う。ボックスシートでは、化粧をする女を見たが、生活にゆとりがないようだ。
草津線に乗るのは2000年8月14日(月曜日)以来で、信楽高原鐵道全線完乗を達成後、湘南色の普通電車草津行きに乗り、ボックスシートで笑顔の素敵な若い女性と相席になった。すると、女性は突然、私に声をかけてきた。前年の平成11年(1999年)に東北地方で私を見かけたという。しかし、私はこの年、東北地方の旅をしておらず、自殺を考えたことがあるほど、どん底という惨状だった。
私は「違いますよ」と言ったが、もし、私のそっくりさんがパクられる事態が発生すると、“新聞記事に「ニセライター逮捕」なんて出るんだろうなぁー”と思ったものである。
三雲で私の隣りに坐って居眠りをしていた男子高校生が“駆け込み下車”をして、10時51分、貴生川1番のりばに到着した。
★備考
①今回の動画はこちらにクリック!!
②参考文献として、鉄道ジャーナル社刊行、『鉄道ジャーナル1999年8月号』を使用。
③参考文献として、栗原景著、メディアファクトリー刊行、『新幹線の車窓から 東海道新幹線編』を使用。
④221系備考一覧はこちらにクリック!!
⑤岸田法眼のRailway Blog.「自殺」はこちらにクリック!!
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★お知らせ
2009年5月16日(土曜日)、ホビージャパン刊行の『TRAIN MODELING MANUAL Vol.4』が発売され、私も執筆スタッフとして、参加しております。ぜひ、御購入ください(完売の際は御容赦ください)。
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・2009年の汽車旅1-1
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・2009年の汽車旅1-3
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・2009年の汽車旅1-4(223系5500番代試乗)
http://railway583.blog.so-net.ne.jp/2009-06-14
◆関西遠征初の展開
2009年3月8日(月曜日)、9時頃に宿を出ると、お天気は曇り気味で、少し肌寒い。
歩道を歩いていると、自転車の通行禁止を呼びかけるペナントが掲げられている。自転車による走行ではなく、歩くというもので、事故防止を呼びかけているのだろう。確かにここはにぎわっており、歩行者が多い。それだったら、自転車用の道を作ったほうがいいのではないだろうか。そうなると、今度は自動車用の車線が狭まると、ドライバーがブーブー言うのかもしれないが。
京阪本線祇園四条のホームへ下りると、ちょうど2番線に特急淀屋橋行きが到着した。8000系“エレガン都エクスプレス”カラーで、長年続いたこの色は見納めになる日が近い。
そのあと、準急淀屋橋行き(2829)に乗り、9時06分に発車。七条に着く頃、こんな放送があった。
「左側の扉が開きます。御注意ください」
以前は「開けます」だったのが、「開きます」に変わった。大半の車両はドアを開けるときのみ、自動放送になっている。
準急淀屋橋行き編成表 | ||||
乗車区間 | 号車 | 車両番号 | 禁煙 | 備考 |
東福寺 | なし | 2829 | ○ | なし |
なし | 2729 | ○ | なし | |
なし | 2629 | ○ | なし | |
なし | 2373 | ○ | なし | |
なし | 2358 | ○ | なし | |
なし | 2308 | ○ | 弱冷房車 | |
祇園四条 | なし | 2218 | ○ | なし |
七条を発車し、地上に上がるとすぐに運転士はカーテンを上げ、9時10分、東福寺に到着。奈良線の各駅停車京都行き(クハ103-212:リニューアル車)に乗り換え、9時14分に発車。9時17分、終点京都9番のりばに到着した。
各駅停車京都行き編成表 | |||||
乗車区間 | 号車 | 車両番号 | 禁煙 | 備考 | |
京都 | なし | クハ103- | 211 | ○ | リニューアル車、弱冷車 |
なし | モハ103- | 484 | ○ | リニューアル車 | |
なし | モハ102- | 590 | ○ | リニューアル車 | |
東福寺 | なし | クハ103- | 212 | ○ | リニューアル車 |
スナップ撮影後、2番のりばへ急ぎ、東海道本線の普通電車野洲行き(8号車クモハ221-63)に乗り換え、9時22分に発車。山科寄りの留置線では223系2000番代の普通電車近江舞子行きがスタンバイをしている。
さて、今回の汽車旅(諸国漫遊)は通算85回目を迎えるのだが、今まで関西は立ち寄ることが「ある」、「ない」でも大阪府を通ってきた。ところが、今回は初めて、大阪府を通らないという展開となった。関西の旅は“大阪ベース”となっており、そこへ針路を向けないのは、大きな決断というわけではないが、生きている限り、行く機会はまだまだあるのだし、気にすることもないだろう。
普通電車野洲行き編成表 | |||||
乗車区間 | 号車 | 車両番号 | 禁煙 | 備考 | |
草津 | 8 | クモハ221- | 63 | ○ | なし |
7 | モ ハ221- | 63 | ○ | なし | |
6 | サ ハ221- | 63 | ○ | なし | |
5 | モ ハ220- | 54 | ○ | なし | |
4 | サ ハ220- | 54 | ○ | なし | |
3 | モ ハ220- | 55 | ○ | なし | |
2 | サ ハ220- | 55 | ○ | 弱冷車 | |
京都 | 1 | ク ハ221- | 63 | ○ | 弱冷車 |
山科を発車すると、湖西線の高架は耐震補強工事を施行。以前から湖西線の高架が劣化している印象があるので、コンクリートの原料に海砂を使っていたのだろうか?
大津でエル特急〈(ワイドビュー)しなの9号〉長野行きに抜かれるが、車内はガラガラ。平日はどうなのかはわからないが、急行〈ちくま〉が走らなくなった今、国鉄時代からの慣例を打ち砕けない理由があるのだろう。かつてはエル特急〈やくも〉の大阪延長があったものの、短命。エル特急〈(ワイドビュー)ひだ〉は当初、新規参入だったが、のちに急行〈たかやま〉を置き換えている。
9時46分、草津5番のりばに到着した。
◆東海道新幹線南びわ湖駅は不要
1番のりばへまわり、草津線の普通電車柘植行きを待つが、発車時刻は10時26分。ずいぶん時間があるので、入線するまでの時間を使い、流し撮りにチャレンジするが、とてもお見せできないほどヘタである。シャッター速度を遅くすると、背景が白くてなにがなんだかわからない。
撮影に没頭するのは、5日後に『TRAIN MODELING MANUAL Vol.4』の取材をするため、デジタル一眼レフカメラに慣れなきゃいけないのだ。購入当日に試し撮りをしているが、なかば、ぶっつけ本番で、この旅を実施している。ちなみに今回の旅で、コンデジを使うことはなかった。
1番のりばに普通電車柘植行き(モハ113-5328:体質改善車、女性車掌乗務)が入線。クハは湘南色、モハは体質改善車という編成内容で、当然のことながら、後者を選ぶ。
中間2両に連結されている113系体質改善車は、平成11年(1999年)鉄道友の会ローレル賞の候補にあがっている。このほか、JR東日本E127系100番代と209系500番代、京浜急行電鉄2100形、近江鉄道700系、一畑電気鉄道(現在の「一畑電車」)5000系、スカイレールサービスのスカイレール200形も候補にあがっており、最終的にリニア駆動併用やコンピューターによる運転制御が評価され、スカイレール200形が選ばれた。
さて、普通電車柘植行きは入線当初、ガラガラだったが、発車時刻が近づくにつれ、徐々に入り、ほとんどの席が埋まって、10時26分に発車。東海道本線と別れ、東海道新幹線をくぐる。
この交差地点はかつて、「東海道新幹線最後の新駅」として、南びわ湖駅を作る構想があった。しかし、2006年7月2日(日曜日)に行なわれた滋賀県知事選挙で、建設凍結派の女性候補が当選。その後、公約通り、南びわ湖駅の建設凍結が決定した。そもそも、草津で新快速に乗り換えれば、少なくとも、大阪方面に関しては、東海道新幹線を使う必要性はないのだ。ただ、交差するだけで新駅を設けるというのは、安直ではないだろうか。また、駅名の「南びわ湖」だが、肝心の琵琶湖がここから見えない以上、ムリがある。
普通電車柘植行き編成表 | |||||
乗車区間 | 号車 | 車両番号 | 禁煙 | 備考 | |
貴生川 | なし | クハ111- | 5716 | ○ | リニューアル車 |
なし | モハ113- | 5328 | ○ | 体質改善車 | |
なし | モハ112- | 5328 | ○ | 体質改善車 | |
草津 | なし | クハ111- | 5766 | ○ | リニューアル車、弱冷車 |
手原を発車すると、よく揺れる。前日の山陰本線綾部-福知山間に比べると、まだいいほうなのかもしれないが、いくら快適な車両でも、路盤がしっかりしていなければ不快になるし、脱線事故にもつながる。
石部(Ishibe)で113系5700番代、オール湘南色の普通電車草津行きと行き違う。ボックスシートでは、化粧をする女を見たが、生活にゆとりがないようだ。
草津線に乗るのは2000年8月14日(月曜日)以来で、信楽高原鐵道全線完乗を達成後、湘南色の普通電車草津行きに乗り、ボックスシートで笑顔の素敵な若い女性と相席になった。すると、女性は突然、私に声をかけてきた。前年の平成11年(1999年)に東北地方で私を見かけたという。しかし、私はこの年、東北地方の旅をしておらず、自殺を考えたことがあるほど、どん底という惨状だった。
私は「違いますよ」と言ったが、もし、私のそっくりさんがパクられる事態が発生すると、“新聞記事に「ニセライター逮捕」なんて出るんだろうなぁー”と思ったものである。
三雲で私の隣りに坐って居眠りをしていた男子高校生が“駆け込み下車”をして、10時51分、貴生川1番のりばに到着した。
★備考
①今回の動画はこちらにクリック!!
②参考文献として、鉄道ジャーナル社刊行、『鉄道ジャーナル1999年8月号』を使用。
③参考文献として、栗原景著、メディアファクトリー刊行、『新幹線の車窓から 東海道新幹線編』を使用。
④221系備考一覧はこちらにクリック!!
⑤岸田法眼のRailway Blog.「自殺」はこちらにクリック!!
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2009年5月16日(土曜日)、ホビージャパン刊行の『TRAIN MODELING MANUAL Vol.4』が発売され、私も執筆スタッフとして、参加しております。ぜひ、御購入ください(完売の際は御容赦ください)。
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TRAIN MODELING MANUAL Vol.4(ホビージャパンMOOK 293)
- 作者:
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2009/05/16
- メディア: 大型本
岸田法眼のウソつき4択 powerd by けんてーごっこ
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