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2009年の汽車旅3-1 [汽車旅2009]

◆肌寒い旅立ち

2009年7月31日(金曜日)22時47分、JR東日本東京へ。梅雨が明けたら、本格的な夏の到来を嫌う雨がたっぷり降り、この日はひんやりとしていた。半袖のシャツなら肌寒いお天気だ。いけねぇー、折りたたみの傘を忘れてしまったぜ。  

2009年3月14日(土曜日)のダイヤ改正で、快速〈ムーンライトながら〉は完全に臨時化されてしまい、1日1往復体制となった。この運行態勢は夏、冬も踏襲されてしまっているが、さいわい指定席券は一発GET!! 競争率が高いはずなのに、不思議な気がする。  

DSC_0005a.JPG

22時56分、東海道本線10番線に臨時快速〈ムーンライトながら〉大垣行き(4号車指定席モハ188-30)が入線。22時58分にドアが開く。前回乗車時、方向幕は「快速大垣」だったが、今回は「快速ムーンライトながら大垣」になっているのがいい。また、個人的なことだが、久しぶりに“当たり座席”をGET!! いつも“「簡易リクライニングシート」という名のハズレ座席”が多いだけに、“夜行快速のキングシート”といえるリクライニングシートは、いい眠りができそう。  

臨時快速〈ムーンライトながら〉大垣行き編成表
乗車区間号車車両番号禁煙備考
大垣1クハ189-513指定席
 2モハ188-34指定席、簡易リクライニングシート
 3モハ189-34指定席、簡易リクライニングシート
 4モハ188-30指定席
 5モハ189-30指定席
 6モハ188-26指定席
 7モハ189-26指定席
 8モハ188-25指定席
 9モハ189-25指定席
東京10クハ183-1023指定席、デラックス車

中央本線の遅れで、定刻より1分遅れの23時11分に発車。あわてず、騒がず、急がずの旅立ちで、東神奈川に近づく頃、“スカ線(東京-西太井-大船間は東海道本線、大船-久里浜間は横須賀線)”の普通電車久里浜行きに追い抜かれ、横浜へ先に到着されてしまった。  

定刻通り、23時36分に発車。普通電車久里浜行きはまだ停車しており、ウサギとカメのような展開だ。しかし、モタモタしているあいだに再び抜かれてしまう。この“イタチごっこ”は、東戸塚まで続いた。

「御乗車ありがとうございまーす。失礼しまーす」  

大船を通過する頃、車掌が登場。毎度おなじみの光景で、眠りたくなる頃にやって来る。“起こすんじゃねぇー、バカヤロー!!”といったトラブルもなく、車内検札は順調に進んでゆく。

◆車内で流血  

日付は8月1日(土曜日)に変わり、熱海からJR東海に入る。 1時30分過ぎ、睡眠中に鼻血が出てしまい、起きてしまう。さいわい、ポケットティッシュを忍ばせており、血まみれになることはなかった。 進行方向右側に視線を向けると、700系が休んでおり、東静岡を通過し、1時48分、静岡2番線に到着。隣りの3・4番線はホームの灯りを消しており、まるでエコ対策をしているかのようだ。ホームには人がおり、臨時快速〈ムーンライトながら〉東京行きを待っている。  

静岡の停車時間は短く、1時50分に発車すると、入れ替わりに臨時快速〈ムーンライトながら〉東京行きが到着した。  

再び眠りにつき、名古屋停車中に起床。5時25分に発車すると、路面は濡れているが、さいわい、雨は降っていない。  

DSC_0008a.JPG

5時55分、終点大垣1番線に到着。いつもの座席争奪戦になるが、大垣-米原間は坐れなくても、“なんのこれしき”という範疇だ。発車時刻まで車番チェックすればいいさ。  

普通電車(高槻-西明石間は快速)姫路行き(1号車クハ222-2003:弱冷車)に乗り換え、6時00分に発車。大垣の時点から、一部のドア上にある情報案内装置は、次の駅を1つ先へ進んでしまっている。例えば、大垣を発車すると、次は垂井なのに、「次は関ケ原」を表示。関ケ原を発車したあと、車掌は誤作動に気づいたのか、情報案内装置の使用を中止。あとはJR西日本の車掌に任せるのだろう。
 
DSC_0012a.JPG

乗務員室の運転台を見ていると、速度計のフォントが221系より大きいように思う。気のせいかもしれないが……  

普通電車(高槻-西明石間は快速)
姫路行き編成表
乗車区間号車車両番号禁煙備考
米原1ク ハ222-2003弱冷車
 2モ ハ222-3019なし
 3サ ハ223-2009なし
大垣4クモハ223-3003なし
米原で5~8号車を増結

近江長岡を発車すると、118㎞/hまでスピードを出していたが、6時33分、米原2番のりばに到着した。

◆永遠に輝く0系  

米原3番のりばで発車を待つJR西日本の新快速姫路方面播州赤穂行き(2号車モハ223-2017:弱冷車)に乗り換え。接続時間は2分しかなく、あわただしい乗り換えとなり、6時35分に発車。いきなりN700系の〈のぞみ95号〉博多行きに抜かれてしまう。雲行きの怪しい空模様で、雨が降ってしまうのかなぁー?  

新快速姫路方面播州赤穂行き編成表
乗車区間号車車両番号禁煙備考
相生1ク ハ222-2040弱冷車
 2モ ハ223-2017弱冷車
 3サ ハ223-2091なし
 4サ ハ223-2090なし
 5モ ハ223-2017なし
 6サ ハ223-2089なし
 7サ ハ223-2088なし
 8クモハ223-3040なし
 9ク ハ222-2014姫路止まり、弱冷車
 10モ ハ222-3026姫路止まり
 11サ ハ223-2032姫路止まり
米原12クモハ223-3014姫路止まり

京都総合運転所野洲派出所で113系湘南色を発見。車体側面が方向LEDになっているところを見ると、山陰本線用のようだが、回送ではあるものの、113系湘南色は東海道本線から撤退していない(ひょっとすると、京都始発の湖西線や草津線直通電車で、113系湘南色が走っているのかもしれない)。  

草津付近で、エル特急〈くろしお3号〉新宮行きの回送に遭遇。車体側面の一部にステッカーが貼っており、どうやらパンダシートが連結されているようだ。パンダシートは、お子様向けの座席で、自由席や指定席の区別はなく、簡易的なサロンカーのようなもの。7月19日(日曜日)に一部のエル特急〈くろしお〉で連結を開始し、7月25日(土曜日)に完了している。但し、特急〈オーシャンアロー〉〈スーパーくろしお〉には連結されていない。  

石山で221系の普通電車(京都-西明石間は快速)姫路方面網干行きに追いつくも、先に発車されてしまう。221系は9号車の種別幕が一部破損していた。  

DSC_0013a.JPG

膳所(Zeze)で抜き返し、大津で追いつかれ、山科付近で抜かれ、二転三転。京都へ向かうトンネルで追いつき、普通電車(京都-西明石間は快速)姫路方面網干行きは、種別幕を「普通」から「快速」に変身。トンネル内で再び抜いて、7時27分、京都に到着。この光景を見ると、大津、山科のいずれかで221系の普通電車(京都-西明石間は快速)姫路方面網干行きに乗り換えたくなる。複々線の内側といっても、山陽本線新長田-西明石間は「外側イコール山側」、「内側イコール海側」だが、後者はまだ利用したことがないのだ。

 

次は高槻

7時29分に京都を発車。快速(西明石から普通電車)姫路方面網干行きが先にスタートダッシュをかけて、そのあとは壮絶なデッドヒート。快速停車駅の長岡京まで続くと思っていたが、西大路通過後に抜いた。ちょっとこれは意外だった。  

向日町で283系の回送、長岡京で急行〈きたぐに〉の回送とすれ違う。283系は京都で特急〈オーシャンアロー5号〉新宮行きの任務に就き、急行〈きたぐに〉は京都総合運転所へ戻る。  

高槻に到着し、各駅停車新三田行きに接続するものの、先頭車側面の種別幕は、なぜか英文字が入っていなかった。

DSC_0021a.JPG
 
岸辺で207系の各駅停車西明石行きを抜いたあと、遠くには0系の姿を見つけた。これは6月16日(火曜日)に吹田操車場跡地に搬入され、8月22・23日(土・日曜日)に暫定公開された。これは大阪府吹田市役所低層棟2階にある、吹田市都市整備部東部拠点整備室が一般公募を行ない、当選ハガキの通知が来た者しか見ることができないものだった。  

吹田操車場跡地は、0系を“街のシンボル”にするようだが、将来は梅田貨物駅を移転して、吹田貨物駅(仮称)にする計画がある。それと同時に周辺の街づくりを整備して、快適な暮らしと鉄道貨物の利便性向上を両立させ、吹田市は「環境世界都市すいた」の実現を目指している。  

0系を保存して、未来へ語り継がれるのはいいと思うが、上屋をつけて、いつまでも輝きを保ち続けてほしいことを願う。おそらく、上屋は吹田貨物駅と周辺の整備が決定し、着工後になってからになるのではないだろうか。


◆回送特急を追い抜く快感  

DSC_0024a.JPG


新快速姫路方面播州赤穂行きは快走を続け、進行方向右側では、エル特急〈雷鳥5号〉金沢行きの回送をバッサリ抜く。先頭車はエル特急〈くろしお〉で使われていたクハ480形、最後尾は特急〈スーパー雷鳥〉とエル特急〈しらさぎ〉で使われていたパノラマグリーン車だ。  

東淀川を通過すると、セミの鳴き声が聞こえる。このまま鳴り続けて、予定通りのスケジュールをこなしたいなぁー。  

大阪の工事は、撤去したホーム跡地にビルが建っていた。わずか5か月のあいだ、ハイペースで進んでいる。そういえば、高槻駅前も大学のキャンパスが建っており、2010年春にオープンする模様。  8時00分に大阪を発車し、神崎川を渡ると、晴れてきた。雲に覆われているものの、スキマにてぃだ(太陽)が輝いている。尼崎の空を見て、“このままもってほしい”と切に願うが、その先へ進むと望みは叶いそうもない。  

神戸に到着すると、強い雨が降っていた。ここから山陽本線に入るが、雨を駆け抜けざるをえない展開になりそう。  

須磨海浜公園を通過し、須磨の浦オーシャンショーになると、雨は強めのままだったが、舞子を通過すると、「やんだ」というより、雨が降った痕跡はない。  

9時03分、定刻より1分遅れて姫路7番のりばに到着。ここで9~12号車を切り離す。この電車の始発は敦賀で、「姫路方面播州赤穂行き」なのに、姫路止まりである。米原で増結した8両は播州赤穂へ向かうので、敦賀-坂田間で乗車した方は、米原で乗り移っていることだろう。実際に敦賀-播州赤穂間を利用する方は、どのくらいいるのかはわからないが……

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思えば、3月20日(金曜日)に乗ったときは、ラッシュさながらの乗車率だったが、この日は満席で、少し立客がいる程度。3番のりばには、キハ40系2両が止まっており、先頭車は『はばたん』である。

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9時09分に姫路を発車。竜野を過ぎると、雨が強く降ってしまい、あっというまに電車はズブヌレ!! 9時29分、相生2番のりばに到着した。 

★備考

eyevio「2009年の汽車旅3」
 


大阪府吹田市役所ホームページ

鉄道ニュース「22-7007の周囲に柵が設置される」 

鉄道ニュース「吹田市の0系22-7007が限定一般公開」 

岸田法眼のRailway Blog.「221系備考一覧」 

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